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とてもいい作品だ! と、ボクが考えているからです。
「あっ!?」 ドキッとして、声をあげたくなるシーンなのですが、彼が飛び降りたのは外壁の柵になっている、その塀の向こう側にあるスペースだったことが明かされて、ちょっと、ホッとして映画は始まりました。
「この子は、どうなるのだろう?」 無責任な観客である老人は、 両親 、特に 父親 から見れば、出来が悪くて手の施しようのない この少年 こそがこの映画の主人公で、 この少年 が、それ相応の、それこそ、今の流行り言葉でいえば PTSD とかに苦しめらながら生き延びていく姿を予想し、 両親 や、 出来のいい弟 の振る舞いに半ば呆れながら、そんなふうに見ていたのです。
「もう、これ以上、殴るにもあたいしない。」 という 父親の発言 に、ついに耐えきれなくなって幼い命を絶った兄のPTSDを引き受けたのは弟だったのです。
「あの、優しい先生のような、先生になる。」 と 兄 が書き残した 夢 を生きようとする 弟 の心の底にわだかまるこわばりを
「ことばにならない叫び」 という形で描いた 監督のセンス に唸りました。
で、この映画を評価する もう一つの理由
ですが、これが、 現在の香港の監督によって撮られている
ということです。
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