殿上人日記

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2005年11月05日
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カテゴリ: 京都の旅



上賀茂神社1

    古代において、京都で勢力のあった賀茂氏の
    祖神である「賀茂建角身命」と、その娘の
    「玉依姫命」を祀るのが下賀茂神社であり
    正式には「賀茂御祖神社」という

    そして玉依姫命が賀茂川で遊んでいると
    丹塗りの矢が流れてきたので、枕元におき
    懐妊をして誕生したのが、上賀茂神社の祭神の
    「別雷命」で、正式には「賀茂別雷神社」という

上賀茂神社3

    この二つの神社は、平安遷都にあたって王城の
    守護神とあがめられ、平安時代には盛大に葵祭が
    行われ、その様子は「源氏物語」でも描かれている

    下賀茂神社の祭神である「賀茂建角身命」は
    ヤタガラスに変身をされ、神武天皇の東征を
    助けた神様でもあるそうだ


ならの小川

    上賀茂神社の境内を流れる、楢(なら)の小川は
    古来より、歌枕として歌人に親しまれ、百人一首の
    藤原家隆卿のうたでも有名でもある

     風そよぐならの小川の夕暮れは
             禊ぎぞ夏のしるしなりける


社家の町並み(上賀茂)

    上賀茂神社の近くには、中世より神社の神官達の
    住む社家の町があり、今もその面影を残し、国の
    重要伝統的建造物群保存地区に、選定をされている

西村家別邸の庭園

    社家のたたずまいを残す、西村家別邸は公開され
    川が庭にも引き込まれ、禊を行った池もある


神馬堂の焼餅1

    上賀茂神社の、神馬小屋からつけられた名の
    「神馬堂」は明治5年の創業であり、名物の
    葵餅(焼餅)を販売をしている。小豆は備前
    もち米は滋賀県産にこだわり、砂糖も粗目の
    最上品を使用しているそうで、素朴な味だ

神馬堂の焼餅2


    < 下賀茂神社 >

下賀茂神社1

    特別拝観である為、上賀茂神社も、下賀茂神社も
    お祓いを受けて、普段は入る事はできない、参拝所の
    中(ご神域)より、ご本殿を参拝をすることが出来た

    特に下賀茂神社においては、 形代(かたしろ)を使用を
    しての本格的なものであった。くしに和紙が結ばれた
    ものを両肩に寄せ、最後に口元で、ふっと息をふきこみ
    おのれの穢れや、罪が、形代に移り、清められるのだ


下賀茂神社2

    御手洗。おてあらいではない・・・・「みたらし」とは
    神仏を拝する前に、参拝者が体をきよめる為
    手を洗い、口をそそいだ場所であり、伊勢神宮の
    五十鈴川のように、自然の川であることもあり
    御手洗川と呼ぶこともある

糺(ただす)の森

    糺の森の「ただす」は、賀茂川と高野川の
    合流するところの川州にあり、平安時代は
    「七瀬の霊所」の一つとして、「みそぎ祓」が
    行われた清浄な地だったが、その後は勧進猿楽の
    興業が行われるなど、市民の憩いの場になった


鴨長明の方丈(復元)

    糺の森のには、鴨川合坐小社宅神社(河合神社)が
    あり、鴨長明は、ここの禰宜の家に生まれたそうだ
    方丈記の名前の由来となった、方丈の復元があった


縁結びの御神木. (連理の賢木)

    糺の森には、縁結びの神様の「相生社」があり
    二本の木が、途中で一本に結ばれる「連理の賢木」が
    生えており、京の七不思議の一つに数えられている


加茂みたらしだんご1

    後醍醐天皇が、下賀茂の御手洗川で水をすくうと
    泡がひとつ浮き、やや間をおいてから、四つの
    泡が浮き上り、その泡にちなんで、指頭大の団子を
    竹串の先にひとつ、やや間をおいて、四つつづけて
    団子をさしたのが、御手洗(みたらし)団子の
    起源だというそうだ

加茂みたらしだんご2

    また、一番先の団子は大きくして頭をあらわし
    あとの四つは、四肢を表わした「厄除けの人形」で
    これを神前にそなえ、祈祷をうけたのち食べたと
    いう説もある


    ところで、下賀茂神社ではなく、下鴨神社では?と
    いう質問を複数の方からいただきました。ネット検索を
    しても、下賀茂を使われている方も、数多くおられます

    下賀茂も、下鴨も単なる通称でしかありません。正式な
    名称で使用されており、今回は上賀茂神社との対比を
    考え、あえて下賀茂を使う事にしました。どちらが
    正しく、どちらが間違ってる訳でもないです





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最終更新日  2005年12月23日 00時32分31秒
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