殿上人日記

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2006年06月17日
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カテゴリ: 京都の旅

仙洞御所3

  午後からは京都御所に隣接する、仙洞御所の
  見学である。だだっ広い敷地を取り囲んだ
  塀沿いに進み、仙洞御所の北側に位置する
  大宮御所の御門から入場をした

  大宮御所は、後水尾天皇の皇后となった徳川家
  二代将軍、徳川秀忠の娘である東福門院和子の
  御所として建てられたもので、皇太后などの
  女院御所として使われてきた

大宮御所1

  現在の建物は、江戸末期の孝明天皇の皇后である
  英照皇太后の御所として建てられたもので、皇太后が
  東京に移られた後は、御常御殿のみを残し、長らく
  天皇・皇后両陛下やご皇族方、国賓が京都においでに
  なった時に、宿泊などに利用をされ、故ダイアナ妃も
  ここで泊まられている(昨年、国賓がこられた時に
  お迎えする、京都迎賓館が新しく建てられた)

  大宮御所の御常御殿の南庭「松竹梅の庭」

大宮御所2


  仙洞御所は、江戸時代のはじめに、皇位を退かれた
  後水尾上皇の御所として建てられたのだが、その後
  何度となく火災により、建物の再建が行われたのだが
  現在は建物はなく、広大な庭園が残されている

  庭園は、二条城二の丸庭園なども手がけた、幕府の
  作事奉行であった小堀遠州が、寛永13(1636年)に
  作庭したが、その28年後の寛文4(1664年)には
  後水尾上皇が手を加えたという「回遊式庭園」である

仙洞御所4


  宮廷庭園の特徴は、舟遊びの為の船着場が作られて
  いることだそうだ

仙洞御所1

  「阿古瀬淵」紀貫之の邸宅があったそうで、紀貫之の
  幼名の阿古久曽(あこくそ)に由来しているそうである

仙洞御所2


  「八ツ橋」は藤の頃は見事であるらしい

仙洞御所5


  「醒花亭」は、文化5(1808)年に再建をされた
  柿葺の茶室で、「夜来月下に臥し醒むれば花影雲飛して」と
  いう李白の漢詩文から引用をしたそうだ。付書院を備えた
  書院と入側の向こうに、つくばいや、加藤清正が朝鮮より
  持ち帰り献上したという燈籠などが配されている

仙洞御所6


  州浜に敷き詰められた均等な石は、その数は約11万個
  小田原藩主大久保侯が献上したものと伝えられるもので
  小田原の領地にある海岸で、石1つにつき米1升を与えて
  集めさせたところから、小田原の1升石とも言われている

仙洞御所7


  「栄螺山」は、どうやら古い古墳であるらしい

仙洞御所8

  「氷室」と伝わるが、最近の学説では貯水池かもしれないとか

仙洞御所9


  近衛家から献上されたという茶室「又新亭」

仙洞御所10

仙洞御所11

       平成18年6月12日午後撮影





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最終更新日  2006年11月01日 14時03分38秒
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