殿上人日記

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2014年06月19日
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カテゴリ: 美濃の旅



前々回のもにょもにょ大行進の原因がわかりました。今
夕方の地方ワイドニュースで、飛騨地方でマイマイ蛾が
昨年から大量発生をし、毛虫が朴葉をアナボコだらけに
食べ尽くし、高山の朴葉寿司ピンチだと言ってました




昭和40年頃にも、岐阜県で大量発生したらしいですが
うちのあたりは大丈夫ですけど、今回は昨年から飛騨の
他に、多治見市とか美濃方面でも各地で大量発生をして
いる模様。流行は2~3年は続くようです




マイマイ蛾は春位に卵が孵化し、幼虫(毛虫)となって
夏に成虫になり数日のうちに木の幹や建物の壁などに
500個位まとまった卵塊で産卵。成虫の寿命は一週間
から10日程だそう。

毛虫は糸を出して、風に乗って拡散することがあるそう




その話を姑に話すと、どおりで!と。なんでも近くの人が
山の朴葉を枝から折って、持っていかれたと悲しがって
いるそうだ。前の日記にも書いたがどんな山でも所有者が
いて、朴葉などは自宅で作る朴葉寿司用に利用するもので
あるのに




葉っぱだけなら来年は生えるが、枝から折られてしまったら
来年は葉が期待が出来ないそうで、被害は今年だけでは収まり
そうもない。マイマイ蛾の大量発生の余波がこんな所でも

美濃焼きの産地だけに、綺麗な焼き物の灯篭




ウィキペディアより
>美濃焼(みのやき)とは、岐阜県土岐市、多治見市、瑞浪市
>可児市を主たる産地とする陶磁器の総称である。1978年(昭和
>53年)7月22日に、通商産業省(現経済産業省)伝統的工芸品に
>認定されている




>美濃焼が主に生産される岐阜県東濃地域は、日本最大の陶磁器
>生産拠点であり、日本の陶磁器生産量の約半分を占める。
>桃山時代にそれまでになかった自由な発想で登場し、「美濃
>桃山陶」とも呼ばれる陶器。




>中でも武将でもあり茶人でもあった古田織部(1543年 - 1615年)が
>創意工夫を凝らした「織部好み」は有名である。 志野茶碗の
>「卯花墻」(うのはながき)は、日本製の焼物では数少ない
>国宝指定物件の1つである




さっきの灯篭も織部っぽいし。これまでの写真は虎渓山永保寺だが
10年ほど前に火事があり、本堂と庫裏が消失し新しくなったが
国宝の観音堂や開山が無事でよかった。びんつるさんの横にある
大きな大銀杏は、樹齢約700年で市の天然記念物だ




現在、山形をまわっている火野さんの自転車旅でも、今年の春旅で
ここ「永保寺の池のある庭と土岐川の流れ」が目的地になったので
私も川も見に行ってきた。やはり近くの知った土地が出てくると
嬉しくなりもする




秋には大阪に行くそうで手紙を募集しているそうですので、大阪に
思い出の地ある方は応募されてみたらいかがだろうか。片田舎の
寺でありながら塔頭などもあり




永保寺の背後にあるのが「虎渓山東雲峰続芳院」で、その他にも
塔頭があるようだが、旦那が「終わったぞ~」と電話を寄こした
ので、そそくさと駐車場へと




ウィキペディアより
>禅(ぜん)は、大乗仏教の一派。南インド出身の達磨が中国に
>入り教えを伝えて成立したとされている。中国禅は唐から宋に
>かけて発展したが、明の時代に入ると衰退していった。日本に
>純粋な禅宗が伝えられたのは鎌倉時代であり、室町時代に幕府の
>庇護の下で発展。明治維新以降は日本の禅が世界に伝えられた




>坐禅を基本的な修行形態とするが、坐禅そのものは古くから
>仏教の基本的実践の重要な徳目であり、坐禅を中心に行う仏教
>集団が「禅宗」と呼称され始めたのは中国の唐代末期からである




>日本には公式には13世紀(鎌倉時代)に伝えられたとされている。
>だが、9世紀(平安時代前期)に皇太后橘嘉智子に招かれて唐の
>禅僧・義空が来日して檀林寺で禅の講義が行われたものの、当時の
>日本における禅への関心の低さに失望して数年で唐へ帰国したと
>する記録が残っている




>また、日本天台宗の宗祖最澄の師で近江国分寺の行表は中国北宗の
>流れを汲んでいる。臨済禅の流れは中国の南宋に渡った栄西が日本に
>請来したことから始まる。曹洞禅も道元が中国に渡り中国で印可を
>得て日本に帰国することから始まるが、それ以前に大日房能忍が
>多武峰で日本達磨宗を開いていた事が知られ、曹洞宗の懐鑑、義介らは
>元日本達磨宗の僧侶であったことが知られている




>鎌倉時代以後、武士や庶民などを中心に広まり、各地に禅寺(禅宗
>寺院・禅林)が建てられるようになった。また、五山文学や水墨画の
>ように禅僧による文化芸術活動が盛んに行われた。中国から日本に
>伝わる禅の宗派に25の流れがあり、臨済宗から独立した黄檗宗を
>含めると47流になるとされる。  以上、ウィキペディアより




禅の伝来により中国の様々な文化や生活様式も日本に伝えられ、特に
臨済禅は心の修道に昇華させ、茶道・華道・書道・武道・絵画、庭園
などにおいて、日本独自の生活文化形態を創造し、日本の禅文化は
中国の禅文化とは自ずと異なっていった




言葉の語源がことわざや仏教用語であったりするが、日本人の持つ
考え方や生活習慣までもが、仏教とか儒学、武士文化・・様々な要素で
成り立っている。東京五輪誘致で世界に訴えられたおもてなしの心、
ワールドカップサッカーで日本人サポーターが試合後にゴミ拾いを
して綺麗にして会場を後にしたと、世界で賞賛もされた




韓流ドラマで箸でつまんだものを、他の人が箸でつまんで受け取る
シーンがあったが、日本では火葬後の遺骨を拾う時に箸から箸へ
遺骨を渡して後に骨壺に納める習慣があるので、うわぁ~~とか
思ったけど、冠婚葬祭すら簡素化されている今、それすら知らない
経験の無い日本人も多くなってしまったのかも




ちなみに箸渡しは、「箸」を「橋」にかけて、故人をこの世から
あの世へ渡らせてあげるという意味合いから行われているそうだ

ワールドカップサッカーで刺青だらけのサッカー選手に違和感を
もつ日本人もいるかもしれないが、海外においての刺青に対する
認識は、日本人と全く違うスタンスである事を知る必要がある




ニュージーランドの先住民族マオリの女性が、部族の習わしで
刺青を入れていて楽しみにしていた温泉に入浴が出来なかった
事がニュースとなったが、日本人の築きあげた良い文化を次代に
残しつつも、他国の習慣も理解する寛容さももしかしたら必要
なのかもしれない




              写真は2014年6月13日の金曜日に多治見で撮影





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最終更新日  2014年06月19日 21時45分31秒
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