殿上人日記

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2016年10月10日
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カテゴリ: カテゴリ未分類


ここにきて秋らしい気候となってきた。やっぱり夏は
短い秋を経て、すぐさま厳しい冬となるのだ。うちの
田んぼもやっとJA(農協)が、まだゆるかったので
大型コンバインは入らず稲刈り機で刈り取ってくれた
稲刈りが終わっても、次の年の準備もあるので旦那は
今日も田んぼへ出かけた




以前は、近所のおじいさんが所有する大型コンバインで
幾軒もの田んぼの稲刈りをして、乾燥や脱穀もしており
思うような時期に稲刈りもしてくれたのだが、病気で
亡くなり、JA(農協)は沢山の農家と契約をしているので
田んぼの状況が悪いとどんどん後回しにされてもしまい
やきもきしてもスグには刈りに来てくれる訳でもない

その日の昼に午後からJAが刈りに来てくれると聞いて
「兄ちゃんを電話で呼べ!」というが会社の仕事をほって
中途で家になんて帰れないよ。舅の物差しでは会社の
仕事よりも家の農業が一番大事




大手の専業農家でなければ、高額な農業機械も購入など
出来ないし、自分で苗まで作っての田植え、稲刈りなども
到底、無理なので業者の手を借りなくてはならず、昨今の
コメ離れによる米価下落で、儲けなど望む事もできない
三世代同居だったりで、定年を迎えた年寄りがいてこそ
兼業農家も成り立ってもきたが、今は田舎でも同居も減り
長男でも一緒に住んでもいないから




80代の年寄りだけで農業をするのも大変だとはいっても
自分の家の田んぼだけ荒らしてしまうのも、近所の手前
体裁が悪いから、腰が悪くても膝が痛くても田んぼに向かう
それが今の日本の農業の現状の一つの形ではないだろうか
本日付の日本農業新聞の記事によると




日本農業新聞の元記事 「農業人口が半減」

2050年には農業人口が半減し、そのうち3割が
85歳以上という試算を、自民党の農林水産関連の
プロジェクトチームが出したそうだが、うちのあたり
既に80代のみ農家が多々あるだが




高齢となった舅も大病も抱えており、体も思うように
動かなくなってきて、旦那の土日の休みに、あれをしろ
これをしろと、その時の気分で言い出すので、旦那も
閉口をしている。というのも他の人が草刈りを1回する
うちにうちは3回といった感じで、やらなくてもよい事でも
目が付きゃ舅の気分次第で、重要な仕事にしてしまう




今日の昼にも旦那が「アホは相手が出来ん」と怒って
帰ってきた。田んぼを機械でかいていたら、田んぼの
中に草が生えているから刈れと舅が言ってきたそうで
「どこでも草なんか生えとるわ!」と相手にしなかった
みたいだけど、もう稲刈りも終え、しかもこれからかくん
だし。単に見た目だけで舅は言い出したみたいだ




「たいしたものだよのぉ~うち程、綺麗にしとるもんは
いない♪」とか舅は昔から自慢をしていたが、死んだ舅の
父親は定規で測って、たきぎを切っていた程に几帳面で
あったそうだ。自分の仕事はパーフェクト。人のように
だらしない事はしないといったナルシスト的な部分が
舅には常にあるので、旦那を手足のように使ってみても
その仕事ぶりに満足はせず




やらなくても遊んでばかるおると叱られ、やってみても
こんな汚い仕事はだちかんとまた叱られる。昨日だって
旦那が耕運機で田んぼをかいていた横の土手に座って
じぃ~っと仕事ぶりを見る舅。
農業歴も40年で、 もう
60歳も手前のいい大人が、親の監視でしかられ続けて
その愚痴聞かされてもね




娘が松本にいた時にはそれを、口実にうまい具合に逃げ
出して息抜きも出来たけど、今ではそれも出来ないし
舅は60歳になれば旦那が家で専業で農業をしてくれると
思っているけど、今は65歳にならないと思うような
年金ももらえないので、給与が安くても働き続けなきゃ
いけないので、雨の日だけが旦那の休みになりそうだ
土日に雨が降ってるとゆっくりできると旦那、喜ぶ




最近は私と娘で二人で出かける事も多く、近くならまだしも
遠くまで運転するのも嫌だなぁ~と、3連休で後半は天気が
良いし、土曜日は久しぶりに旦那の運転で遠出ドライブに
出かけようと。朝早くから朝ご飯を作って、片付けをして
洗濯もして干してと、バタバタしているうちに風呂掃除を
し忘れて出かけて、夕刻、旦那が姑に風呂の準備をして
くれと電話したら「何やっとる!!」と怒鳴られたそうだ




自活して貰ってくれるだけ良いとは思っても、玄関やトイレ
和室、仏壇、洗面所や風呂掃除。共有部分なんだけど、一切
姑は手を出さない。それはそれでありがたいとは思うけど
1年に何度もないんだから、気持ちよくいいよとか言えない
ものかなぁ~。次の朝は朝で舅、ぶち切れまくり。昨日は
きっと息子が家の事もせず、遊びに行っておらんかったので
舅が荒れて、姑の機嫌が悪かったのかも




洗濯物を干そうと通りがかったら、午前8時過ぎに
舅が「よその○○はカッパ着て田んぼをしとるのに!
昨日の方が今日より天気が良かった!」とどうも旦那が
昨日家で農業をせず遊びに行ったのが我慢できず口汚く
ののしっていたので黙っておれず、「1時間も前に
お父さんは雨の中を雨カッパを着て仕事(地域の作業で
ため池の見回り)に裏に出て行っとるわ!」と言い
返しておいたが。舅にとれば地域の仕事も遊びだし




身勝手だよ、自分は旦那の年には地域の仕事とかは
みんな30歳そこそこの息子に丸投げで、パチンコとか
出かけておいて、先週も土曜日は姑のおばの法事に旦那
日曜日は舅の兄嫁の法事なのに、姑と旦那を行かせて
「兄ちゃんは?」とほかの兄弟に聞かれて。そうゆうの
みんな遊びなんだもん。遊んでばかりいやがって!って
いっつも言うけど今までの自分はどうなんだと言いたい
朝から晩までパチンコ三昧。家や地域は息子にお任せ




家の農業>舅の事(ウチョウランの展示会とか連れて
行かされる)>>>>地域の仕事>親戚の事>
旦那の
会社の仕事>
>姑の事>>>家でごろごろとしている
>>うちらで遊びに行くって感じで。私のケータイを
スマホにするというのでも旦那の契約だから、旦那を
連れて行かなきゃと、ほんの午前中の2時間連れ出した
だけで旦那が遊んで家の事をしないとブチぎれてたし

あぁ、今となれば仮住まいでのつかの間の別居の頃が
懐かしい




「おじいも体が動かないし、おまえも手伝ってもらう
しかないぞ」って、20代後半の独身息子に旦那が言うが
「僕はお父さんができなくなったら田んぼやらないよ」って
そりゃそうだな。うちの実家も姉の家も田んぼを貸して
食べるコメだけを地代で貰っているが、旦那自身ですら
舅がいなきゃ業者任せにしたいとも考えたみたいだ




自分の休みを削ってまで美田を守る為に働いても、儲け
などもないし。野菜はサルやイノシシに食べられるし
自民党の試算よりも早く、うちのあたりは10年後には
田畑も半数が荒れ果ててしまっているだろう。それどころか
NHKで人口減少に苦しむ自治体の特集(「縮小ニッポンの
衝撃」9月28日放映)をしていたが





あの東京都ですら、豊島区などはかつては若年層の流入と
いった特徴が、最近は30代や40代の流入も多くなって
しかも低収入になってきているそうだ。彼らは地方で仕事が
なくなってしまい、たとえ低収入であっても仕事がしたいと
都会にやってきた単身者だそうで、このような低収入だと
結婚すらも望めないそうである




1920年の調査開始以来、昨年の調査で日本の総人口が
初めて減少に転じたそうで、全国の8割の自治体に減少が
見られたそうだ。ある意味で今は潮目なんだろうと思う

地方は更に深刻である。島根県雲南市は深刻な財源不足に
見舞われて、2005年に財政非常事態宣言を行いコスト
カットに着手。市内30地区
で住民組織を作って行政に
頼らず住民たちがやれる事を行うというものだ。地域バスも
業者ではなく住民が交代で運転をする。仕事があろうが
お構いなしだ




山間部の過疎地域では高齢者しかおらず、その住民による
サービスを行う担い手がおらず悲鳴を上げているが、行政
側は、その地域が消滅するのも仕方がないといった感じで
これが今のニッポンなんだろうね。
まっ、どこの地域でも
多かれ少なかれそんな感じで、うちの地域も山ほど役員
あるけど、高齢者のみだと出来ないからと免除されるので
一人で3つも4つも役員をいつもしている





ここ最近、自分の境遇(生活&雇用状態)に対する不満を
弱者にぶつける事件が相次いでいるようにも思う。老人
施設の若い職員が、寝たきりの老人らを突き落としたり
寝たきりの知的障碍者を次々と襲ったり、今度は終末期の
高齢の患者の点滴に異物を混入。これも内部犯行らしいと
言われている。3Kと呼ばれるキツイ、汚い、危険(しかも
給料は安い)を日本の若者が敬遠をするので、海外からの
雇用で補てんしようとしている




農業もだが研修生だとかなんとかで、外国人を受け入れ
たりで人手不足解消をしている業種も多い。保育士の
雇用も厳しいと話題になっていたけど、どこもかしこも
昔もこれほど雇用環境って悪かったんだろうか?

朝日新聞記事。外国人看護師・介護士、難しい定着「もう疲れ果てた」





グローバル化で海外の安い商品が入ってきたり、安い
雇用を求めて海外に生産拠点を移したり、更にはTPP

(環太平洋戦略的経済連携協定)なども控えているし
企業も生産者も生き残るのも大変。あのシャープだって
海外資本に身売りしちゃう時代だし。安くなければ
売れないし、コストカットには手っ取り早く雇用で
という感じで、中産階級は減って格差社会も加速中




そんなニッポンで勝ち組になるべく、子供の頃から
頑張って勉強をして、東大に入り皆が名前を知って
いるような大企業に入社しながら、過酷な勤務と
パワハラ発言なども受け、でうつ病を発症し、直前
には月100時間を超える残業を行い半年余りで
クリスマスに、自殺をしてしまったお嬢さんは労災が
認められたそうだ。国が発表をした
過労死 等防止対策
白書に
よれば、過労自殺の労災が、ここ数年200件
前後で推移している
との事





更に 「過労死ライン」と呼ばれる月80時間を超えて
残業した労働者がいる企業の割合が、昨年度は2割を
超えたんだとか。
実の話、娘が以前働いていた会社も
かなりなブラックぶりで、一人暮らしもお金もかかるし
家に戻ってきたら?と、娘の部屋を確保する為の家の
建て替えでもあった。すぐに見つかった転職先に対して
給与が少し減ったが、仕事関係の愚痴を聞かされなく
なってほっとした




その
過労死 等防止対策 白書に対し、ある教授が残業時間が
100時間を超えたくらいで自殺するのは情けない。自分で
起業した人たちは会社に寝袋を持ち込んでと発言し、炎上を
したんだとか。カリスマ創業者なども自分の若い時と重ねて
若い時はもっと働けみたいな発言をする人もいるけど、会社
立ちあげる状況の人と、企業の末端で働く新入社員と一緒に
語るのもどうかと思う。ボロボロになるまで使い捨て的に
扱われる若い社員も多いご時世だし




糖尿病で透析をする患者は自己負担か、殺してしまえなどと
発言したフリーアナウンサーもいたけども
いわゆる勝ち組に
いる人たちは弱者の置かれた立場を理解できず、努力しない
自分たちが悪いからと突き放す傾向があるように思われるが
既に生まれた地域、親の階級(あえてそう言わせていただき
ます)などでスタートラインが違うのだし

行政や政治においても恵まれた地位にいる人たちに、この
疲弊した日本を救う事が果たして出来るものだろうか。疑問
にも思う。末端にいる自治体職員も、年金詐取するような
時代だもん。地方議員さんは領収書改ざんでの錬金術で
住民よりも自分の事で精いっぱい




廃墟ツアーが人気で軍艦島なども旅行コースによく
入っているが、うちの周囲でも個人宅が幾軒も廃墟な
ままで屋根も落ちかけ住む人はおらず。中山道界隈に
タイルは似合わないからサイディングにしろと命令
する位なら、廃墟をなんとかしたら?と思ったもの
だが、壊すにしても費用が何百万もかかるので持ち主も
何とかしたいと思っても躊躇し放置したまま




写真ですが先日、東京へ出かけた時に2日目は大雨だった
ので、上野の東京国立博物館にでも行くかと。ここは常設
展示品の殆どが撮影可能(フラッシュ禁止)で、SNSなどに
ネットアップも出来るようだったので、東洋館の石像を中心に
紹介します           

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最終更新日  2016年10月10日 15時54分29秒
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