殿上人日記

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2017年11月01日
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カテゴリ: 京都の旅



50年記念の「日本国宝展」を東京国立
博物館へ見に行った時は、当日入場券を
購入するのに1時間かかった覚えがあり
それもあって2014年の国宝展は混雑
するだろうし、普段から国宝とか見るし
改めて行かなくてもいいかと断念したが




正倉院の鳥毛立女屏風も出展をしており
今なお見る機会が無かったので、行って
おけば良かったと後悔もしている。前は
奈良の国立博物館で毎秋に開催をされる
正倉院展にも何度も出かけたが、混雑が
ひどくて人の後ろの後ろの後ろあたりで
背伸びしないといけない位で最近は行く
事もないし




だいたい10年程に一度レベルで開催される
「国宝展」だが、国の宝を破壊や海外流出から
守る為に「国宝」という概念が生まれて、同年
京都国立博物館の前身である帝国京都博物館が
開館をしてから今年は120周年のメモリアル
イヤーにあたるそうで、今秋にそれを記念して
「国宝展」が京都で開催をされている




京都国立博物館での大掛かりな国宝展は
実に41年ぶりで、建物以外の国宝指定を
受けている美術工芸品885件のうちの
約四分の一にもあたる、200件程が
10月~11月26日の期間中に4期に
わけられ入れ替えで展示をされるという
今までにはないような大規模な国宝展だ




とは言っても全期にわたって展示をする
国宝は少なく1~4期のうちの各1期間
のみの展示もあるが、その多くは10月の
前期(1,2期)もしくは11月の後期
(3、4期)での入れ替えになっており
10、11月にそれぞれ1度は観覧でき
れば大多数を見る事が可能であるのだが

ところで今回は平成館で展示をされたが
今まで紹介したレトロな方は明治時代の
建物で、重要文化財に指定をされている




普段から神社仏閣好きでもあるし、多くは
既に見ていたりするけど、中には鳥毛立女
屏風のように、今まで見る機会のなかった
ものもあって、あぁ~これ見たいなぁ~と
ネットにある展示品の情報を見つつ、行く
ならば11月の方かなぁ~なんて、思って
いたのに、テレビなどのメディアでも取り
上げられるようになると




昨年の某鑑定番組で話題になった日本に
3点しかない国宝の曜変天目茶碗のうち
なかなか表に出てこない京都の龍光院に
伝わる(津田宗久→黒田長政→寺らしい)
ものが今週末までで展示が終わりますよ
と煽られた先週の水曜日に、よ~し京都に
見にいっちゃおう!と姉と電話で意気投合




姉が、次の日には用事があるというので
金曜日は夜8時まで(通常は6時)開館
するというし、夕刻の方が会場も空いて
いるのではないかと思い、金曜日の京都の
ホテルも予約をして、姉は「天目茶碗を
見てくるわ♪」と家族に言い残し、二人で
やってきましたよ、京都国立博物館!




午前中は入館待ちで長蛇の列が出来て
週末など80分待ちにもなるそうだが
それも午後遅くになってくると徐々に
解消されるといので、お昼前には京都に
着いていたが、お昼を食べたり観光を
したり時間をつぶしてから(後で紹介
します)会場にやってきた




到着したのは午後4時近く。当日券も
窓口ですぐに購入できて、入館もすぐ
出来たけど、やっぱり会場の中の方は
かなり混雑していました。といっても
正倉院展の通勤列車の中のような状態
ではなく、少し待たなくてはいけない
けど、混雑しがちな壁際の展示品でも
最前列で見る事も出来る




メインはやっぱり、曜変天目茶碗だけど
それを最前列で見る為の行列も、内部に
出来てて、見るまでに15分程かかった
茶碗の内側に小さな白い丸い点が幾つもあり
それをとりまくように輝く青やエメラルド
グリーンの色彩が煌く様は、宇宙の星々?




前回も紹介をしたNHK大河で市川海老蔵が
演じるイケメンな信長が、婿の信康に恩賞と
して与えようとしたが断られた黒い茶碗も
見た感じが、曜変天目茶碗みたいだったし
本能寺の変で焼失をしたと言われる茶碗で
あったのか(井伊谷の者が貰っていた黒い
茶碗はふちもあり、どう見ても別の茶碗)




午後4時に入館をして、100件程の国宝を
じっくりと目に焼き付けて外に出てきたのは
午後7時少し前で、外は真っ暗になっていた
最近の美術展や特別展の当日券は1500円が
主流で、それだけの価値があるとは思えない
場合もあるのだが、「これは1500円以上の
価値があった! すごかった!」と姉もご満悦




誘ったがいがあった。印象にあったのは?と
聞くと、やっぱり茶碗!と答える姉だったし
私の場合は初見でわっ♪と声を上げたのは
四騎獅子狩文様錦で、学校の教科書によく
載ってる左右対称の文様で、小野妹子が隋
から持ち帰り、聖徳太子の御幸の際には旗と
なった




風俗図屏風(彦根屏風)とかも嬉しかった
更に、たぶん今までにも見たとは思うが
山越阿弥陀図や餓鬼草紙などなど。個人の
絵かきとしては一番、国宝登録数が多い
雪舟は10月中旬は全6作品が見れたそう
だが、先週にも秋冬山水図、慧可断臂図
天橋立図の三作品がまだ並んでいた




同じように幾つも並んだと言えば、因陀羅筆
楚石梵琦賛の禅機図は5つに切断されて断簡と
なったが、別々に所蔵される寒山拾得図、智常
禅師図、丹霞焼仏図の3つが揃った。「帰牧図
附牽牛」(李迪筆)なども、見たかった作品

今までにも何度か見ているが、風神雷神図も
今回の目玉の一つだと思う。ただこういった
作品も入れ替えの為に、11月は並んでない




11月でも見られるのが縄文時代の土偶で
茅野の縄文のビーナスと、仮面の女神は
前に見たが、縄文の女神(10月のみ)は
初見だと思うし、深鉢形土器(残すところ
4期)も県外では殆ど展示されないもので
それらが並ぶのも面白い趣向だ。モダンな
感じすらする




なんだか絵画ばかりを紹介したけど、巨大な
六丈仏や、太刀や鎧、古墳の出土品などなど
様々な国宝が並んでいる。前の方の人が熱心に
読んでいたのか、最前列の行列が全く動かな
かった「伝教大師請来目録」(最澄筆)は穴が
開くほど眺めていたので、茶碗以上に印象が
残っていたりするので、何年かしてあの時の
国宝展は「あぁ、最澄の書ね」と言いそうだ




さて11月になって展示品も殆どが入れ
替えになったので、私や姉もちゃっかり
紅葉も一緒に楽しもうと後半に再び来訪
予定です。今度の目標は神護寺の肖像画
三像揃い踏みで23年ぶりだそうですよ
それぞれに見たばかりですが長谷川等伯
久蔵父子の絵が揃うのも目玉なんだとか




行ってみたいと思うあなた、詳しくは下記で

京都国立博物館「開館120周年記念特別展覧会 国宝」

さてさて、このゆるキャラは京都国立
博物館の公式キャラクターのトラりん
です。尾形光琳の幼名市之丞から拝借し
虎形琳丿丞(このかたりんのじょう)が
本名で、光琳の竹虎図がモチーフだとか
裏地がお気に入りで見せてくれました




トラりんのりんは、琳派からだそうでして
こう見えてアカデミックなゆるキャラですが
チャームポイントはお尻だそうで、ぐっと
突き出してくれました




お帰りになる前には集まってきた人たちと
ハイタッチでお別れをするなど、けっこう
関西風のくだけたトラりんでした。う~む
こうなると国宝展の思い出は最澄の書とか
茶碗ではなくって、トラりんになりそうな




さて、ここからは京都でのお食事とか
ホテル紹介を・・・




1日目のお昼前に京都につきまして、午後
遅くに京都博物館に入る為に、時間つぶしに
祇園、東山をうろうろ。祇園で見つけた昼の
ランチの看板を見て入ったのは居酒屋さんの
「いとう家の小鍋」で、観光客などおらず
地元の若い子とかサラリーマンのお父さんが
お昼を食べてました




ヘルシーな小鉢のおばんざいが幾つも並んだ
おばんざいランチ880円。柚子の効いた
やわらかなこんにゃくとか、味も良かった



         (これは次の日の写真です)
京都国立博物館からバスで、ホテルには直接
行けそうになかったので夜には京都駅に出ての
夕食タイム。京都駅前の地下街「ポルタ」の
レストラン街に出かけてました




四季の素材感を大切にしているといる和パスタ
「こなな」は地元の若い女子率が高いようでした




パスタに300円を足すと、ほうじ茶と
3種のおばんざいセットが付きます。とは
言っても昼間のに比べたら今風の味です




和パスタとあるだけあって、さっぱりと
した味なので、洋風が苦手な年配者には
良かったですよ。ちなみにランチもこの
パスタも私が姉に奢りました♪




お腹もいっぱいになったので、地下鉄を使い
五条駅に移動し徒歩1分でホテル到着。やっぱ
駅近がホテル選びのポイントです。京都では
最近は急増をする外国人観光客に対応をして
新しいホテルが続々と京都に誕生してまして
「シタディーン京都」もそんな一つかも




ここも外資系のようで外国人観光客向け
なのか、領収書が日本人相手でも英語の
表記だし。一人あたり6千円弱だと電話で
言ったら、姉は「どんなひどいところに
泊まらされるんだろう」と、心配だった
みたいだが、部屋に入りこぎれいな部屋で
喜んでました。まっ、窓を開けるとビルの
壁なので眺望は望めないですが




シタディーンとはフランス語で「都市生活者」
という意味らしく、ホテルの利便性とアパートの
プライベート感覚が融合した宿泊施設である
そうで、ミニキッチンも部屋にあり、レンジ
フライパン、鍋など調理器具も用意されていた




引き出しを開けるとお箸やスプーン。ここで
調理も出来そうだし長期滞在で自炊をしたい
人にはいいのかも




その割にコーヒー、紅茶のパッケージでは
なくって日本茶とおせんべいという和風な
ものは、逆に外国人観光客に喜ばれるのかも
折り鶴などもあるし。お水のボトルは無料




こういった格安系のホテルだって、やっぱ
週末や紅葉、桜のトップシーズンには需要が
高まるのでかなり高い金額になりもするが
それでも満室となる。既に紅葉と国宝展後期
目当ての次のホテルは一人あたり1万円だし




次の朝は、モーニングを食べに近くの高木珈琲
烏丸店に出かけた。前にケンミンショーでも
やっていたけどパンの消費額1位は、京都だ
そうで、かつての都人はパンの朝食が好きで
あるらしい。大学生とかも多いしね




その為に喫茶店が多く、地元系喫茶チェーンも
幾つもあるのだが、最近は全国系なども増えて
激戦化もしそう。ここの近くも名古屋のコメダ
珈琲も出来ていた。うちのあたりはコーヒー代
だけで軽食が付いてくるけど、他の地域などは
モーニングセットの料金になるので、その内容
によって料金もバラバラ




したがってモーニングプレートにコーヒーが
付いているという感じで、この名物リッチ
モーニングセットは680円で、トーストと
にぬき(ゆで玉子)のセットは550円だ




ホテルの近くには平等寺(因幡薬師)があった
頂法寺(六角堂)や行願寺(革堂)と並んで
京都の町衆の信仰を集めた町堂の一つである
             つ づ く




平成29年10月27日に京都で撮影

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最終更新日  2017年11月01日 17時57分38秒
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