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わたしはずっと、人生にはピークがあって、加齢とともに坂を下っていくものだとばかり思っていた。けれど最近では思うのだ。生きていくことは、ゆっくりゆっくり、自分の花を咲かせていくことなのではないか。ピークも下りもない、私たちはその花のいちばん美しい時に向かって歩いているのではないか。そうしていのちの最後に、わたしたちはだれもが自分の花を、存分に咲かし切るのだ。 by角田光代
2015.10.31

人生なんて、いつだって、「今更」の繰り返しなのだ。いつだって、何かに乗り遅れている。しかし、その「今更」は、「ここからは、もう『今更』です」と明確な線が引かれているわけではなく、自分で勝手に決めているのだ。「今更」は、諦めるための自分への言い訳に過ぎない。だとしたら、やらないよりやった方がいい。 by秋元康
2015.10.30

タブレットから更新してみます。ネット回線が回復したようなので同じ写真をパソコンからUPしてみます。同じ場所に登録されてあるのに、なぜこんなに表示サイズが違うのだろう
2015.10.29

お金と人。この二つに対して どう向き合っているかで、その人物がわかる。 by佐藤優
2015.10.28

まだやれるからって、やる必要はないだろ。まだやれるけど、やらない。それでいいんじゃない。 by綿矢りさ
2015.10.27

本当のことを言う方が 結局は楽だということは、知っておいてほしい。一つ嘘をつくと、その嘘を誤魔化すためにまた嘘が必要になる。誤魔化し続けるために、ヘトヘトになってしまう。 by辰巳渚
2015.10.26

世界の全てを自分ひとりで理解することなんてこと、できるわけがない。わからないままで、様々な選択をしながら人は生きなければならない。 by山崎ナオコーラ
2015.10.25

「あのときこう言われてつらかった、そのあと話し合おうとしたら こういうひどいリアクションをされた、思えば会ったときから...」と、物語は過去にさかのぼり、そのときなんとも思わなかった点を 拾い集めてマイナス方面へと疾走する。そして物語が完結すると、それが自分だけの物語であることにもかまわず、私たちはそれを相手に伝えたくなる。 by角田光代
2015.10.24

自分を生かしてくれる「いのち」の力に気づきました。自分がいのちをコントロールしている と思うのは錯覚で、もっと大きな力が私を生かしてくれる。 by星野富弘
2015.10.23

いい風に吹かれたいですよ。きつい風ばかりに吹かれていると、人に優しくなれないんです。待っていてもいい風は吹いてきません。旅をしないと・・・ by高倉健
2015.10.21

弱っているときにしか見えないものがある。調子のいいときには飛ばしてしまっている、見たくないようなちっぽけなことが、弱っているときには壁のしみみたいにじわっと浮かび上がってくる。 byよしもとばなな
2015.10.21

一人でいる安心感と、一人じゃない安心感と、人はどちらも欲しながら、生きているんだと思います。 by吉田修一
2015.10.20

いくら思い煩うことがあっても、翌日にはまた違う日になり、そうして否応なしに時は流れて、何かが積み重ねられていく。自分たちに出来ることは、流れに身を任せることだけだ。そうするうちに、いつか何かが見えるかも知れない。 by乃南アサ
2015.10.19

時に大人がつくりだす過酷な現実の中で、多くの子供が 自分なりの知恵を持って けなげに生きている。 by AsahiWeekly
2015.10.18

今ある言葉が存在しないことによって成り立つ世界がある。 by角田光代
2015.10.17

自分の価値観を他人に押し付けるなんて下衆のやることですよ。 by山崎ナオコーラ
2015.10.16

人は己の見たいものを見る。見るのは心の内側ばかりだ。良いことも、良くないことも、美しいものも、醜いものも。 by宮部みゆき
2015.10.15

「ひらめき」は天から降ってくるものでなく、ひらめくだけの根拠を必要とする。それは、いつ何時も考え続けること。すると、刺激を受ける。世の中のすべてが「刺激」になる。 by夏目幸明
2015.10.14

人はみんな違う。持っている才能も、与えられた環境も違う。金銭的裕福が必要な人も、そんなものがなくとも幸福を感じる人もいる。その違いを認めなければ、ゆたかさというものは ほど遠いように、私には思えてしまう。母になったとしてもならなかったとしても、何かを持っていたとしても 持っていなかったとしても、そんなことに左右されない強靭さを、人は、私たちは、持っているはずである。 by角田光代
2015.10.13

この世の中には、完成なんてことは存在しないんだ。完成なんてことは他人が勝手にそう思うだけだ。世の中を支配している「基準」という意味のない目安で、他人が勝手に判断しているだけだ。 by岡本太郎
2015.10.12

友人らしく見える人たちとは、たいてい友人ではなくて、そう見えない人が、たいてい友人である。 byデモクリトス
2015.10.11

向上とは変化することである。完璧とは変化し続けることである。 byウィンストン・チャーチル
2015.10.10

ほんもの。ずっとこだわってきたもの。その正体が未だつかめず、いつも...もがくような気持ちだった。でも、ほんものは、とてもさりげなく、いつも近くにあるものなのかもしれない。おいしいごはん。空を映す池の水。星のきらめく夜空。夕暮れの木立。友だちとちっぽけなことで笑い合う時間。色あせることなく、消えることなく、ずっと心にとどまるもの。 by角田光代
2015.10.09

子どもたちも、夫も、ひとつずつ花を持っている。どんな花なのか、今はまだ判らない。あと十年後か、二十年後か、あるいは一年後か、私の頭にも花が咲く時が来る。それを見るのは怖くはない。いったいどんな花なのか、見てみたい気持ちのほうがまさる。そのとき花がみごとに咲き誇るように、いちばん美しくあるように、私は今日も一日を過ごす。平凡で退屈な、なんでもない一日を、精いっぱいに生きる。 by角田光代
2015.10.08

ひとり旅ならば、自分の感覚しかない。何をうつくしいと思い、何をきたないと思い、何をおいしいと思うか、自分自身を信じるしかない。そうすると、自分ですら知らなかった、まったく新しい自分に、出会えることも多いのである。旅の記憶も純度が高まる。それは、ひとり旅の無駄さ、面倒さ、心細さ、すべての欠点にもまさる重要なことなのだ。 by角田光代
2015.10.07

人はいつの間に、素顔の上に仮面を被るようになり、そうして周囲を欺いて生きることに 苦痛さえ覚えなくなるのだろうか。 by乃南アサ
2015.10.06

その病人がたいせつであればあるほど、藁に縋っても、いかさまに頼っても、救いたいと思ってしまう。それが人の情だ。情が弱さになり隙を作る。いつの世にも、その情に、その弱さにつけ込み一儲けを企む輩がいるんだ。いつの世にもな。現れては消え、消えたと思えば形を変えて、また、現れる。そして、そういういかさまに、心が安らぐ病人も稀にだがいる。ほんとうに、稀だがな。そこが人って生き物の摩訶不思議なところさ。 byあさのあつこ
2015.10.05

今の世の中何でも複雑にしたがるヤツでいっぱいじゃない?でないと自分達の悪事も無能もバレちゃうんだもん。 by聖徳太一
2015.10.04

もし魂で人と出会えることができたら、私たちの苦しみはほとんどが不必要だということになるよね。自分は女だ、自分は若くない、自分は醜い、そういう想いこみは全部、いらない荷物だと思わない?手放してしまえば、うんと軽くなるようなものだと思わないかな。 by角田光代
2015.10.03

だんだん年齢を重ねていくと、初めて経験することが少なくなってくる。あれもこれもやったことがあるし、あそこにもここにも行ったことがある。あれも食べたことがあるし、これも飲んだことがある、というようになってしまう。 by沢木耕太郎
2015.10.02

そこにたどりつこうと焦ってはいけない、「そこ」など、どこにもないのだから。本当にあるのは「ここ」だけ。今という時にとどまれ、体験をいつくしめ、一瞬一瞬の不思議に集中せよ。それは美しい風景の中を旅するようなもの。日没ばかり求めていては夜明けを見逃す。 byブラックウルフ・ジョーンズ
2015.10.01
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