新潟県武術連盟ホームページ

新潟県武術連盟ホームページ

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

林沖

林沖

Comments

S君              .@ 柳生心眼流ではないのですが この動画を見た事はありますか? https:/…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君          この映画を見たこ…
林沖 @ Re:また、関係ない話ですが(06/24) S君         動画を見ました。 ブ…
S君          .@ また、関係ない話ですが この動画を見た事はありますか? https:/…
S君          .@ また、関係ない話ですが この映画を見たことがありますか? https…
<
西忍寺正面



唐獅子




私の通う武術の道場は、田園風景のひろがる山あいの静かなお寺です。毎週一回の稽古ですが、気持ちのよい汗を流させていただいております。豊かな自然、広々とした田畑、美しい山川、澄んだ空気・・・そんな中で稽古をしていると身も心も癒され、ストレスも洗い流されていくような思いがします。日々の生活に追われ、辛いこと、いやなことなどが積み重なって疲れ果てても、またあのお寺で、あの澄みきった空気の中で稽古するんだと思うと、また活力がよみがえってきます。お寺の名前は、西忍寺。300年続く浄土真宗のお寺です。私の師匠は、そこのご住職です。全日本中国拳法連盟の佐藤金兵衛会長から10年にわたって武術を学び、その全てを伝授されました。外柔内剛という言葉どおりのお人柄で、いつも穏やかな春風が吹いているような、そんな感じのする師匠です。いつも私たち門下生の悩みをきいていただき、様々な相談にものっていただいて、武術の師匠というよりは、人生の師匠といったほうがいいのかもしれません。もちろん、武術のほうは、我々が10年、20年稽古したぐらいでは、真似できないような技術を持っておられます。そのお人柄のように、技をかけられるとうららかな春風に身体を包まれたような感じがして、次の瞬間には絶体絶命の状態にさせられてしまう。私は30年あまり学び、様々な技を習得し、そこそこは使えるようになったと自負しておりますが、それでも、師匠のあの、うららかな春風を吹かせることができずにいます。このブログは、尊敬する師匠のお寺のことを紹介したり、稽古していくうえでいろいろ学んだこと考えたことなどを書いていくものです。
2025.10.29
XML
カテゴリ: 西忍寺道場
柳生心眼流兵術は、鎧兜を来て戦う武術だ。


鎧を着ていると、当然動きにくい。
それでも敵を倒せるように工夫されている。
しかも、少し習えば、実戦で使えるようになっている。
熟練してからしか使えないようでは、即戦力にならないからだ。

攻撃も防御も、一般的に知られている剣術や柔術とは、かなり違う。

もし、相手がこの武術の使い手で、こちらがその技を見たことがなければ、予測できない動きに対処できないまま殺されてしまうだろう。
見たことも無い動きで、確実に急所を狙われれば、なすすべはない。


腕が上がりにくい。動きが遅くなる。

しかし、柳生心眼流はこう考える。
腰が捻りにくければ捻らなければいい。
腕が上がりにくければ、上がりやすい角度で上げればいい。

腰を捻らないことで、かえって素早く攻撃ができる。
腕を上げる角度が独特なので、反応できない。
鎧の重さを利用して受けるので、受けられただけで重心を崩される。

武術というものは、限られた条件の中で磨かれていくものだ。
特に着衣によって技も変わってくる。
鎧に限らず、きものにおいても動きは制限されるが、制限されるがゆえに動きが工夫され、何気ない動きが特殊な仕組みを持った動きとなる。

日本に着物と鎧の文化があったので、日本の剣術術も柔術も独特な技術体系で発展してきた。


しかし、伝統武術を学ぶ者は、術と着衣の関係を研究し、術の本質を見失うことがないように努めるべきだと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2025.10.29 17:19:15
コメント(1) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: