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TYのエンジンは何とか掛かるようになったので配線間違いを直して行く。先ずはメインキーとキルスイッチでエンジンが切れない所からだ。XLの配線図にはキルスイッチの記載がないので、キルスイッチは付いていなのだろう。TYのキルスイッチは配線が1本出ているだけなので、スイッチボックスがハンドルに接する事で、アースになる仕組みだろう。ならばこの配線をポイントからイグニッションコイルに繋がる配線に繋げればエンジンは止まる筈である。やってみるとスイッチが機能した。これでエンジンを止める手段の一つはクリアだ。次はイグニッションキーの配線だ。テスターで導通テストをしてみると、XLのメインハーネスから来ている黒/白の2本の配線はアースだと思っていたが、イグニッションコイルへ繋がる線だと分かったので、メインキーの配線を良く考えながら繋いだ。エンジンを掛けてみたが掛からない。プラグを外して火花が出るかテストしてみるも火花は飛ばない。配線間違いだと思ったが、試しにキーをOFFでキックしたら火花が飛んだ。ありゃりゃ。キーのONとOFFが逆になっている。あれこれ考えながら配線をいじくり倒していたら、コンデンサ(バッテリー)から来る配線とイグニッションコイルへ行く線を繋いでしまっていたのに気づかずエンジンを掛けてしまったので、ウインカーもストップもホーンも全て作動しなくなってしまった。やっちまった。バッテリーに繋いでみても作動しない。よくわからないが、レギュレーターがパンクしたのではないかと思う。もうどうにもならない。復水盆に返らず。後の後悔先に立たず。もうこうなったらガックリと気を落としてヤケ酒を飲むしかないが、幸い中華製の安物レギュレーターなので、被害が少ないのがせめてもの救いだ。本当にレギュレーターが壊れているのか分からないが、amazonでDIO、TODAY、カブ、CD50、ベンリイ50、モンキー等対応のホンダ純正31600-GAH-004型互換12V用中華レギュレーター384円を1ヶ震える手で注文しておいた。3日前に、国からの10万円の給付金が届いたので今日は太っ腹だ。しかし、レギュレーターの到着が6月30日となっているので、それまでは配線作業はお預けとなる。電装点検中のTY電装が全て終わってしまったTY
2020.05.24
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TYの配線間違いを探るべくエンジンを掛けようとしたが、全く掛からなくなった。掛かる気配も無い。突然どういう事だろうか?旧車なのでその日の気分で不調になってしまうのか。プラグを外してキックすると元気の良い火花が飛んでいるので、電気は大丈夫そうだが、ひょっとして点火時期が狂ったのか?しかし、何事も無く掛かっていたエンジンの点火時期が突然狂う事は無いだろうと思いながらも、点火タイミングを確認すべくエンジンカバーを外してフライホイールの合わせマークを探すが見つからない。SMで確認すると「ステータの合いマークとフライホイールの合いマークが合った時、ポイントが開き始めれば良好である。」と記されている。TYの場合、合いマークはフライホイールとクランクケース側ではなくステータ側にあるようだ。フライホイールに開いたのぞき穴の1つに合いマークを発見、覗き穴を回して奥のステータを念入りに調べるが幾ら探してもステータ側の合いマークが見つからない。「房総(暴走)おやじ日記」さんのブログを拝見すると、このフライホイールは175用が付いているようなので、ステータも社外品に交換しているのであろうか。合いマークが分からないのであれば、圧縮上死点を探せば同じ理屈となるので、プラグを外してプラグホールに割り箸を突っ込んでフライホイールを回してピストンの頭に当たった割り箸が一番飛び出た所で、フライホイールとクランクケースにマーキングを行う。現車はフライホイールの合いマークが6時の方向になった時が圧縮上死点になるようだ。次にウインカーセットを利用してバッテリーと電球で点火タイミングを測る。フライホイールを正転方向に回して6時の方向の少し前辺りで電球が暗くなったら狂いは無いと言う事になるのだが、電球が明るすぎて良く分からない。暗くなると言うより微妙に光りが揺れると言った具合だが、点火時期は大丈夫そうだ。こうなるとキャブのオーバーフローが一番怪しい。もう一度分解すべく取り外した。フロートバルブを取り出し天眼鏡でティーパー状の先をじっくりと調べて見るも色の変わっている所や段差も確認できないが、念のためにバルブシートと共にキャブクリーナーに一晩漬け、コンパウンドで念入りに磨いた。ついでにメインジェットやパイロットジェットなども点検を行うがどれも問題無い。もう一度清掃して組み立てに掛かる。オーバーフローの原因はフロートバルブとバルブシートの合わせ面にゴミ噛みや摩耗による隙間があるか、フロートが上がり切ってもバルブがバルブシートを閉じ切れない事が考えられる。バルブシートとの合わせ面は大丈夫そうなので、バルブが確実にシートを塞ぐようにフロートの爪を少し曲げて取り付けた。油面が少し下がる事になるが、オーバーフローは直るかも知れない。キャブを取り付けてみるとオーバーフローは直っているようだが、キックするも掛かる気配も無い。撃沈である。こうなると徹底的にキャブを攻めるしかない。覚悟してキャブの脱着が容易に出来るようにマフラーを外し、エアクリも外して身軽にする。キャブをバラしてみると、フロートチャンバーに燃料が半分ほどしか入っていない。フロートの爪を曲げすぎたようだ、大体の油面はフロートチャンバーの縁から1cm位下がった辺りだが、これではメインジェットが燃料を吸えないかも知れない。SMを見ると「キャブをひっくり返してフロートの爪がフロートバルブの凸に僅かに触れる所で止めて、キャブの縁からフロート高さが24ミリになるように調整せよ」と書いてある。測ってみると20ミリもない。24ミリに再調整して組み上げ、エンジンを掛けてみるが全く反応しない。掛かる気配も無い。再びキャブを外し傾けないように真っ直ぐにしてフロートチャンバーのビス4本を外す。燃料がこぼれないようにゆっくりとチャンバーを外してみると、燃料は縁から1センチ弱の所まで入っている。フロートの高さも再度測るが、24ミリで変わっていない。ジェットの詰まりは何回も確認した。特にスローのパイロットジェットとチョークに繋がる細いパイプは念入りに掃除し何回も貫通を確かめている。キャブは完璧な筈である。再び組み立てて、キックするが全く掛からない。10回程キックすると初爆があった。「おっこれは掛かるな」と思いながらキックするも10回に1回ほど一瞬掛かるが後が続かないのだ。おかしい。プラグを確認するも元気の良い火花がバチバチ飛んでいる。汗が出るほどキックを繰り返すが同じ事である。迷宮に入ってしまった。燃料は来ている。火花も飛んでいる。エアークリーナーを外しているので詰まりはない。キャブは完璧だと思う。それなら何故一瞬で止まる。後はアイドリングスクリューの締め具合か?それともエアースクリューの締め具合か?アイドリングはさて置き、エアースクリューはSMに「1回転と1/4戻し」と書いてあるので、その通りにしている。そんなにシビアな物では無いだろうと思っていたが、エアクリを外しているので、ひょっとしてエアーが入り過ぎて薄くなっているのだろうかと思い、試しにエアースクリューを全て締め込み戻し無しにしてキックしてみると、掛かった。エンジンは勢い良く回っている。チョークを戻しアイドリングスクリューを回しアイドリングを調整する。エアースクリューをナメてはいけなかったのだ。こんな落とし穴があったとは…..。やっと掛かったのは良いが、何故急に掛からなくなったのか、それが分からないので不安はつきまとうが、取り敢えず目出度し、目出度しだ。一番下のホールの上にある切り欠きがフライホイールの合わせマーククランクケースには合わせマークがない電球による点火時期の確認フロートバルブとバルブシート分解して洗浄したパーツ一番下に見える細いパイプが詰まりやすい油面が下がりすぎているフロートチャンバー内の燃料爪を戻し過ぎてフロートが下がり過ぎている状態
2020.05.22
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折角作ったメンテ用のサブタンクだが、燃料コックがないのでタンクを乗せる事にした。写真屋から貰った2つのタンクのどちらにも燃料コックが付いていなかったので、手持ちの中古コックを探してみたら、タンクのネジ山に合うコックが1つ見つかった。しかし、ストレーナーが欠品となっていたので、銅パイプを適当な長さに切って、先をベンチグラインダーでティーパー状に削り、ストレーナーが入る穴に打ち込んだ。濾過装置は無いが、これで予備タンクの機能だけは確保出来ただろう。銅パイプの長さは燃料の減り具合を見てから調節する事にする。コックを分解して内部のパーツを洗浄して組み立てる。ゴム部品が再使用できる事を祈るばかりである。ストレーナーが無いので、タンク内のゴミがそのままキャブに入るのを防止するために、燃料フィルターをamazonで探したら2ヶで598円の格安品が見つかった。これでやっとタンクの装着が可能である。タンクキャップはオークション等では3千円を超える値が付けられていたので、2年前にYAMAHAで確かめたら純正キャップが2,290円で販売されていた。オークションは気を付けないと、中古でも新品よりも高値で出品されているものがある。ガスケットはコルク製だった。キャップのネジ山を越える時に破れるのではないかと思うほど、ギリギリだったが慎重に作業を行ったので何とか付いた。タンクに混合油を少し入れてコックをRESにするも燃料漏れはない。パッキンが何とか仕事をしているようだ。これでバイクを移動させてエンジンを掛ける事ができる。洗浄を終えた燃料コック銅パイプを打ち込んだコックamazonで買った磁石入り燃料フィルター新品のタンクキャップとコルクのガスケット
2020.05.19
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知り合いの板前CB750K0オーナーは木曜日が休み。数日前に天気予報をみて木曜日が晴れそうだったのでちょっと走ってみようかと計画した。果たして木曜日は快晴の暑いくらいの天気。9時に落ち合って出発、最初の訪問先は岡山市のちょいと北にある同業者の会社。そこには久しぶりにエンジンをかけたというカブで上さんが来ていた。(写真15)なかなか元気な音のするカブである。そこにもう一名、同業者の知り合いが来た。バイクには乗っていないがかなりのスキモノ。あれやこれや質問攻めにあうK0、ちょこっとだけ90/6。がやがや言いながら11時前に出発。次の目的地は御津にある「でんしょう坊」という蕎麦屋。早めに行かないと満員になってしまうので早めに到着。(写真16、17)上カブ、KO氏、私の3人は天ざる蕎麦の大盛りを注文。(写真18)スキモノも車で駆けつけ天ざる蕎麦を注文。コロナの影響でワイワイガヤガヤ食べるわけにはいかないので、コソコソ静かに食べる。ここでスキモノと別れ出発、奥吉備街道へ突入する。奥吉備街道は建部から北房まで40km、途中に信号2つという快走路。900cc、750ccにカブがついてくるかと思ったら、何とこのカブ、走る走る。それものはず、排気量ちょいとアップにファンネル付きキャブ、フロントブレーキ容量増大、強化サブフレーム、強化サスときた。適度なアップダウン+カーブに少ない交通量、4-5000回転を多用したエンジンはまことに気持ちよく、あっという間に北房に到着。いつもの店でいつものお菓子を買い込み、R313を高梁に向け出発。高梁のループ橋を眼を回しながら抜けて吉備高原街道から総社市へ。暫しのコーヒータイムのあと上カブ知り合いの総社市のK0マニアの店を訪問。(写真19)総社市の原付プレートのテーマは「雪舟」。なかなかイケます、このプレート。(写真20)さすがK0オーナー、出てくるK02台。青K0砂型はボルト1本までフルノーマル。(写真21)もう1台、赤K0金型はカスタム。(写真22)フレーム番号から同じ青K0でも板前K0の方が古い(製造が早い)らしい。2人は細かいとこまでマニアの話をしている、ついていけない。赤K0はかなりのカスタムがなされ、フロントディスクブレーキはダブル、H型アルミリムなどなど。それにしても2台とも錆一つない。スポークはちょっと手入れを怠ると輝きを失うのだが、ハブ側の手の入りにくいところまでピカピカ。そこにまた朝のスキモノが現れた。夕方我々がここに立ち寄る、というので見計らって出てきたという。またまた質問攻め。あーだこーだと店先で談義すること1時間。陽も傾いてきたのでそろそろ帰ろか、上カブと別れ、私と板前KO、2人で帰路につく。天候に恵まれ旨い蕎麦と快走路、K0談義を堪能した1日でありました。(藤)写真15写真16写真17写真18写真19写真20写真21写真22
2020.05.17
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今回はマキタの刈払機(4サイクルエンジン)の修理である。持ち主が草刈り中に突然エンジンが止まったという。運転中に止まったというのはエンジン焼き付きの可能性が高い。スタータの紐は引っ張っても全く動かない。ちょっとばらしてみるかと預かったが、まあこのエンジン、メンテナンスしたことがあるのか、というくらい油まみれ。(写真01,02)スタータ部分を外してクランクを回してみると360度は回らないが、あっちに回してコン、こっちに回してコン、ピストンは焼き付いてないことが分かる。とすればこれはバルブ関係かな、とさらにばらす。案の定バルブにピストンが当たって止まったことが分かった。(写真03)エキゾーストバルブの先が何らかの原因で折れ、バルブが落ちる。そこにピストンが上がってきて当たったのだろう、バルブが曲がっていた。それにしても小さい。(写真04)このエンジン、シリンダとヘッドが一体である。シリンダからヘッド方向を覗くとなんか人の顔に見える。(写真05)知り合いにマキタのパーツを注文、連休を挟んだので10日ほどかかったが部品が届く。パッキン類や換えた方が良さそうなゴム部品も届いた。(写真06)さていよいよ組み立てにかかるが、まずは灯油で洗浄、灯油が真っ黒になった。(写真07、08、09)組み立て始めて気がついた。カムのタイミングを控えていない・・・。このエンジンは1つのカムで吸気、排気を行っている。ピストン圧縮上死点で両方のカムが閉じていなければならないのでおそらくこの位置、と何回も確かめる。(写真10)ここでピストンを挿入、クランクを回してさらに確かめる、間違いない。クランクケースにシールを塗って組み立てた。シールはいつも行くバイク屋で少しだけ分けてもらった。(写真11)バルブのスキマはBMWほど厳格ではないだろうと手分量で、この位かな、で締める。(写真12)エンジンオイルは80ccを計って入れる。キャブもばらして硬化しはじめていたゴム部品を全て交換、組み立てる。(写真13)全て組み付けいよいよ始動。プライマリーポンプをパカパカやってみるのだが、ガソリンが来ない。なんで、とよく見るとガソリンタンクから来るホースと、帰るホースを付け間違えていた。元に戻してパカパカ、チョークをかけ、紐を引っ張ると3回ほどでブルンときた。やったー、始動したぞ、スローを調整してしばらくほっておく。オイルも回っているようなので一安心。写真でファンが止まっていないので回っているのが分かるはず。(写真14)太さんの「直すところが見たい」につられてやっちまった!(藤)写真01写真02写真03写真04写真05写真06写真7写真8写真9写真10写真11写真12写真13写真14
2020.05.16
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TYのキャブがオーバーフローを起こすもののエンジンは掛かった。1日おいて二度目のエンジン始動を行う。サブタンクからの燃料ホースを繋いでも燃料は溢れて来ない。オーバーフローが直った?エンジンをキーをONにしてチョークを引いてキックするも掛からない。掛かる予兆もない。どうも火花が飛んでいないような気がしたので、プラグを外してスパークを確認するとやはり飛んでいない。コイルが壊れた?それでも更にキックで確かめるとたまに太い火花がバチバチと飛ぶ。プラグが変だ。こんなプラグに構ってはいられないので、新品のプラグに替える。エンジンに付いていたプラグは5EだったがSMを見ると7Eとなっている。新品は熱価が8Eだがエンジンを掛けるだけなら何でも良いだろう。プラグを新品にしただけで、一発で掛かった。チョークを戻しアイドリングしながら電気系の確認を行う。ヘッドライトケースの上部に仕込まれたライトのハイ/ロー切替の表示ランプをニュートラルランプに改造したがこれは何とか点灯している。(後日写真屋がTYを見に来た時に聞いたらヘッドライトケースの赤い表示灯はニュートラル灯ではないかという。ニュートラル灯で赤はあるのかなぁ?SMを見ても配線図を見ても記載が無い。)次はウインカーだ。スイッチを入れると左右前後及びメーター内の表示灯とも明るく点滅する。レギュレーターもコンデンサも仕事をしているようだ。次はホーンのスイッチを押してみると、曇った音だが何とか鳴る。次はテールライトを点けてみたら、明るく輝いて直ぐに消灯してしまい、その後は一切点灯せず。過電流が流れて球切れか?そうこうしている内にまた燃料がオーバーフローパイプがから漏れて来た。やっぱりオーバーフローは直っていなかったのだ。これも何とかせねば。一旦エンジンを切って電気配線の点検を行おうと、キーをOFFにするがエンジンが止まらない。キルスイッチ入れてみたが、こちらもエンジンが切れない。最初掛けた時にはエンストして止まったので、キーとキルスイッチは確認していない。電気系統が明らかにおかしい。がっかりである。過電流が流れてコンデンサやレギュレーターが壊れたかも知れないと思うとゾッとする。ヤケ酒を飲もうとしたが、思い直してバッテリーを繋いでみると、ウインカーとホーンは問題無く点滅、響くが、ストップランプは点かない。バルブを新品に替えてみると点灯した。やはり過電流だろう。何れにしてももう一度最初から配線を見直さないとダメだろう。配線はそんなに甘くはないか。トホホホホ。現車に付いていた5E(右)と新品の8E(左)
2020.05.15
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せっかくなのでバキュームゲージで両キャブの負圧を確認すると・・・違ってる(写真10)。ここは触るつもりはなかったのだが、ずれているのを見てしまった以上合わせねばなるまい。まずは2本のワイヤーの調整から。アクセル1つで2本のワイヤーを引っ張っているので、アクセルを開き始めたとき両キャブが同じように動き始めなければならない。これは外から見て分かるので比較的簡単。エアースクリューも外からマイナスドライバーでとりあえず1/4戻しとしておく。CRキャブの蓋を開けての調整は初めてであるが、ここから迷路にはまることになる。なかなか決まらないのでエンジンの前に扇風機を2台置き(写真11)、エンジンを冷やしながらの調整となる。両キャブのピストン(スロットルバルブ)の高さを合わせるのであるが、本来キャブを外して吸入側から見てピストンの高さを両方同じように合わすのであろう。外すのが面倒だったのでキャブを外さずにピストン上部で合わすことにした。いざ開けてみると高さが微妙に違う。ピストンの高さを合わせるためには、ピストンを吊っているリンク(写真12及び写真15の②)に付いているダブルナットを緩めて回すのであるが(②が楕円穴、これを上下させる)(写真13)これが何とも微妙で、バキュームメータの針がすぐに上下し、倍くらい違うようになることもあった。外のナットを回すとピストンが上下し、中のマイナスネジを回すとスロットルシャフト(写真15の⑥)が少し回転し、アクセルの開け始めがずれる。なかなか妥協点が見つからない。CRキャブってこんなめんどくさいことをするのだろうか。長期間の運転で多少ずれてしまったのだろうが本来組み立てたときに机の上でぴったりと会うように調整しておけばいいことなのだろう。だいぶ時間がかかってしまったが、(2つのバキュームゲージの校正はひとまずおいて)何とか合わせることができた(写真14)。あおってみると引っかかりもなくうまくいったと思われる。扇風機がなければエンジンが焼けてしまうところだ。あとは試乗してみて確かめよう。(藤)写真10写真11写真12写真15写真13写真14
2020.05.13
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今日は朝からBMWと戯れる。カムシャフトの先端に付いているガバナーとポイントを外す。荒れたポイント接点(前回写真3)と新品のポイント(写真4)の差は歴然、新品接点はさすがに光っている。よく見るとカムが当たるベークライトの部分はすり減って平らになっていた(写真5、手前新品、奥外したポイント)。ポイントを外すとドーナツ型のベースが顔を出す(写真7)。このベース、黒いネジとその対角線上の穴(ポイントから出るコードのクランプを兼ねる)でクランクケースに止まっており、このベースを少し回すことで点火時期を調整する。ポイントはシャフト右側にあるネジ穴1つでベースに止まっており(写真5の長穴)、これをずらすことによってポイント間隙を調整する。ついでにガバナーのスプリング2本も新品に換えておいた(写真6)。ポイントを組みガバナーをとりあえず取り付ける。とりあえず、というのはこのガバナーの反対側にカムが付いており、カムを組まないと間隙の調整ができないのである。間隙はお決まりの0.3ミリ、名刺の厚みである。次は点火時期。プラグを外しキャップを付けた状態でシリンダ上に置いておく。クランクシャフトを回し、パチンと火花が飛んだところが点火であり、その時期はフライホイール円周上の"S"マークで確認する。時期はポイントの乗ったベースを少し回すことにより動かすので、エンジンを回しながら、ができない。エンジンを止めてガバナーを外し、ベースネジを緩め、ベースを回し、ネジを締め、ガバナーを取付け、エンジンを回しタイミングライトで確認、を繰り返すのである。調整ができたらポイント室の周りの溝に新品のゴム紐(シール)をはめ込みオカメを閉じて完成(写真9)。(藤)写真3写真4写真5写真7写真6写真9
2020.05.12
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久しぶりの投稿である。4~5日前の早朝、気持ちよくBMWを走らせていると、どうもアクセルのツキが悪い。ぐっとアクセルを開けると小さいのだがゴンゴンする感じ。これはどうも点火タイミングが少しずれたかもしれない。タペットの音もちょっとおかしい。あまり無理をせずに帰って来た。タペットを触るのでエンジンが冷えてから&手が空いた2-3日後にヘッドを開けてみた。お決まりのタペット調整はそんなに難しくはないがプッシュロッド側をエンジン方向に押さえつけ、バルブリフターやロッカーアームの凹部分に残るオイルを充分押し出してからシックネスゲージを入れることが重要だ。今回は左のエキゾースト側の隙間が多少広かった程度で調整を終える。(写真1,2)次はタイミングライトで点火時期を確かめる。やはり少し狂っていた(遅くなっていた)。オカメ(電装カバー)を外し、ポイントを点検してみる。前回ポイントを交換してから15000キロくらい走ったろうか。ポイントの接点面はかなり荒れていた。(写真3)ちなみに新品は(写真4)なのでどうかと思いつつヤスリで磨いた。写真では古いポイントを外しているが、この日は外すことなく接点を磨いて間隙調整、点火時期調整を終えてエンジンをかけた。でもちょっとおかしい。アイドリングはわりと安定しているのだが、アクセルをひねったときのツキが悪い。もたつきながら回転が上がる。やはりポイントの荒れは修正されていないようだ。これは新品に換えた方が良いかもしれない、と、今日はここで時間切れ。交換は明日にしよう。(藤)写真1写真2写真3写真4
2020.05.11
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配線も大体終わったので、エンジンを始動して間違い部分を確認する事として、始動準備に取り掛かる。点検用バッテリーを外してコンデンサーに繋ぎ変える。キーをONにしてプラグを外して、プラグコードに差し込み、エンジンのフィンの上に置き、火花がよく見えるように蛍光灯を消してキックすると、力強い火花がバチバチと飛んだ。配線はOKのようだ。次は20:1の混合油を作って、自作の燃料サブタンクに100ccほど入れてビニールホースをキャブに繋ぐ。燃料が入って行くのを確認して、暫く待つ。キャブからは燃料が漏れていない。念入りにクリーニングした甲斐ががあったのだろう。火花は飛んだ。燃料も入った。エアーフィルターは自作ならが新品のスポンジに交換してある。エンジン始動条件は全て揃ったのでこれで掛からない訳が無い。チョークを引いていざキック。軽い。TYの修理を行おうと決めた時にTY50のタンクを付けてキックした時はとんでもなく重かったのだが、今度は拍子抜けに軽い。前回は恐らく何年も不動だったので、プラグホールからオイルを垂らしているとは言え、ピストンが張り付き気味だったのだろう。その後、ピストンを抜いてクリーニングをした事でスムーズに動くようになったと思われる。175ccにボアアップされているとは言え、キックは軽くないとトライアルは出来ないわな。TYはキックのストロークがTLの半分ほどしか無いが軽いので苦にならない。再びキックを再開。10回ほどキックするがエンジンは沈黙したままだ。何で?どこが悪いのか?更にキックすると爆発の兆候が現れた。次のキックで爆音と共に目覚めた。暫くしてチョークを戻し、急いでアイドリングスクリューを調整して適正なアイドリングにすると、作業場の中が青煙りでモウモウとしている。こりゃたまらんと窓を開けて換気を行う。パラパラパラとアイドルしているTYを眺めながら安堵のため息をついていると、突然、車体の下に燃料のシミが広がった。オーバーフローだ。サブタンクから繋がっているビニールホースを引き抜いて、燃料供給を止めた。折角作ったサブタンクだが、燃料を止めるストッパーが付いていなかったのは不覚だった。使い物にならない。ヤンマーの耕耘機に続きまたしてもオーバーフローだ。古いキャブなので、念入りにクリーニングたつもりでも、フロートバルブ辺りはどうにもならないのだろう。もう一度バラしてはみようと思うが、期待薄だなぁ。しかし、エンジンが掛かっただけでも良しとするか。やっと目覚めたエンジン
2020.05.09
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テールライトはフェンダーに開けた3つの穴に取り付けボルト2本と配線を通すだけなのだが、ナンバープレートは純正のような取り付け方は出来ないので、ゼファー400の車検用に取り付けていたステーを流用する事にした。ステーの反射板を外し、上下反対にしてフェンダーのRに応じて曲げ加工を施す。材質はアルミなので、ハンドベンダーで簡単に曲げることができた。ボール盤で穴開け加工を行い、テールランプのボルト2本で押さえて固定する。フェンダーとの接触面はチューブを切って両面テープで貼りつけた。設置場所が限定されたために、ナンバープレートが少し上を向く事になったが、後ろからもよく見えるので、大丈夫だろう。トライアルバイクでは、テールランプとウインカーとナンバーブラケットが一体となった野暮ったいテールアッセンを外して、小振りなテールランプを取り付け、ナンバーはフェンダーの形に曲げて、フェンダーに直付けする事がよく行われていたが、その事を思えば、こちらの取り付け方の方がスマートだろう。ハンドベンダー曲げ加工を施す汎用ナンバープレートステー曲げを終えたステーフェンダーの形に合わせて最終修正を終えたステーステーの上から取り付けたテールライトインナーフェンダーの裏側純正と同じ取り回しとした配線と汎用テールライトとウインカー
2020.05.07
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TY175のパーツリストにはリアのインナーフェンダーが記載されているが、この車体に付いていたバラバラに壊れたリアフェンダーにも写真屋から貰った2つのフェンダーにもインナーフェンダーは付いていなかった。そんな物は無くても何とかなると思っていたのだが、テールライトをフェンダーに付けようとして、問題に直面した。テールライトは以前TLR200に取り付けていた汎用の社外品で、テールとストップのダブル球が1ヶ収まるシンプルな物だ。TL系はテールライトの配線がフェンダー上(外側)のセンターを通って、シート下に入り、丸見えの配線はゴムの配線カバーで覆われるようになっているが、TYはフェンダーの内側を通り、シートの後部付近に開けられた穴からシート下に入る仕組みになっているのである。そこで、配線の取り回しを考えてみた。1.TL系と同じようにフェンダーの外側に取り付け、TL系のフェンダーカバーを入手してフェンダーにカバーを取り付ける穴を開ける。簡単に出来ると思うが、折角綺麗に塗ったフェンダーに沢山の穴が開く。フェンダーの中央に黒いカバーが付くのは、見た目がよろしくない。2.フェンダーの内側に布製のガムテープで配線を貼りつける。一番簡単な方法だが、ガムテープの耐久性が疑問であるし、タイヤとの接触があった場合、配線の損傷も考えられる。3.配線をフェンダーから回避させて、フレームに取り付ける。テールライトはフェンダーの中央にあるので、フェンダーのサイドまでをどうやって取り付けるか?そして、配線が丸見えになる。4.純正と同じようにインナーフェンダーを作り、フェンダーとの間に配線を通す。アルミや鉄板で作るにしても、繊細な曲げ加工が必須で、素人には難しい。5.インナーフェンダーの出品があるまで、ヤフオクに網を張って気長に待つ。ヤフオクは時々見ているが、インナーフェンダーは見た事が無いので、このまま待っていたら何時の事になるのか皆目見当も付かない。思案の末、4.のインナーフェンダーを作る事にした。但し、難易度の高いアルミや鉄板ではなく、FRPだ。これなら、以前フェンダーを作っているので要領は分かっているし、その時余ったポリエステル樹脂と硬化剤も手持ちにある。買うのはガラスソフトマットだけだ。そうと決まれば早速ホームセンターに材料を買い出しに走る。ガラスソフトマット1m332円、内径12ミリのビニールチューブ1m110円を買って帰る。予備のリアフェンダーを洗って汚れを落とし、よく見てみるとフェンダーの内側にインナーフェンダーを取り付けた跡が残っていた。これでインナーフェンダーの大体の形が分かった。ビニールチューブを配線が通るラインに沿って置いてみて、必要な長さにカット。曲がり癖のついたチューブに適当なパイプを挿し込み真っ直ぐにして薄い両面テープを貼る。パイプを抜きフェンダーに貼りつける。後でFRPの剥離を容易にするためにフェンダーに予め開けられている穴はセロテープで内側から塞いで、インナーフェンダー跡にシリコンスプレーをタップリと吹いて置く。ガラスソフトマットをハサミで適当な形に切って硬化剤を混ぜたポリエステル樹脂を絵筆で染み込ませて行く。マットを2~3枚重ねて行くと形になって行くのが分かる。少し薄いかも知れないがポリエステルが無くなったところで終了とした。2日置いて剥離に取り掛かる前に、カットラインをマジックでなぞって置く。今回は、フェンダー全体ではないし、シリコンスプレーをタップリと吹いた事もあり、フェンダーに開けられている穴から鉄棒を突っ込み押し込んだらアッサリと剥離出来た。ベンチグラインダーと不織布ディスクを付けたグラインダーで整形し、塞がってしまったホースの両端はドリルで穴を開ける。ホースの中にテール配線線を仕込もうとしたが、ギボシが邪魔になって入れづらいので、ホースは外して凹みに配線を這わす事にした。リアフェンダーを外すのが面倒になったので、インナーフェンダーに両面テープを貼って、フェンダーとの位置決めを行おうとしたら、FRPのインナーフェンダーに楕円のボルト穴の型が形成されていた。位置決めをする必要がないのは楽だ。フェンダーとインナーフェンダーを重ねて左右のフェンダー取り付けボルトで固定してテールライトの穴開け加工を施した。これでやっとテールライトの取り付けが出来る。ガラスソフトマットとコーヒー缶に保存しておいたポリエステル樹脂、硬化剤インナーフェンダーの取り付け跡が残る予備フェンダー配線を通すラインに沿ってビニールチューブを設置しシリコンスプレーを吹くFRPの施工が終わったインナーフェンダーフェンダーから型抜きしたインナーフェンダー表フェンダーから型抜きしたインナーフェンダー裏整形を終えたインナーフェンダー表整形を終えたインナーフェンダー裏ビニールホースを外したインナーフェンダー
2020.05.05
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その日は天気の良い早朝で、工作車で仕事に出掛けた帰り道での出来事だった。クルマを駐めているカーポートの下を通る狭い坂道の更に狭まった所に石段の角が飛び出ている箇所がある。20年もの間、毎日楽勝で通り抜けているのだが、慢心もあり、その日のスピードは少し速かったように思えた。右にガードフェンスがあるので、無意識の内に左に3センチ程寄り過ぎていたのだろう。通り抜けた瞬間、左のリア付近からガガン。ガリガリ。と大きな音がした。ブレーキを踏む間も無い一瞬の出来事であった。「やっちまったぁ〜」その音からして、損傷はかなり大きいと判断せざるを得ない。ボディーだけなら良いがアルミホイールまでやっていたらショックが大きい。タイヤの空気は抜けていないようなので、大丈夫かもと思いながら、カーポートにクルマを駐めて、エンジンを切るのももどかしく、損傷箇所を確認をしてみると、左リアフェンダーに擦り傷が一箇所、バンパーに1箇所、タイヤのサイドに擦り跡があるが、問題無いレベルだ。アルミホイールのリムに損傷は無い。良かった。と安堵のため息をついた瞬間、目に入ったのはホイールのスポーク4本に大きな傷跡。石との接触でアルミが抉れている。何と!言葉を失った。がっかりである。こればかりは直せない。どうしたものか…..。クルマは汚れていても、サビがあっても、凹んでいても足下のホイールさえ綺麗であれば、それなりに美しく見えるというのが私の持論なので、クルマを買ったら必ず一番に掃除がし易い好みのアルミホイールを取り付ける事にしているのだ。その肝心の足下が台無しである。今日は一升瓶の酒をラッパ飲みして寝てやる。リアフェンダーの傷バンパー左の傷アルミホイールの傷
2020.05.03
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バイクのメンテを行う時に燃料タンクが邪魔な事が多い。特にキャブの調整を行う場合は燃料パイプを頻繁に抜き差しする事になるので、タンクのお蔭で狭い作業領域となってしまうのだ。メンテナンス用のサブタンクが欲しいと思い考えたら、以前トイレを修理した時に不要になった給水タンクを何かに使えると思い保管しておいたのを思い出した。早速探したら出て来た。白いポリ製でビニールホースも付いており、容量は2~3Lは入りそうだ。問題は耐ガソリン素材かどうかであるので、ガソリンを少し入れて半日ほど様子をみたが、溶けている箇所はない。全く大丈夫だった。メンテ用のなので、ガソリンは200ccも入れば十分な事と、タンクの底が汚れていたので掃除もしたいので、1/3程残して切断し、残った部材で蓋も作った。問題はタンクの下部から繋がるホースだ。このホースも耐ガソリンなのは良いのだが、内径が15ミリもあるのでバイクの燃料パイプには太すぎる。燃料パイプに接続できる適当な部品は無いかと探したら、壊れた燃料フィルターが出て来た。上部の一番太い部分のはめ込みを外しタンクのホースを無理矢理押し込むと5ミリ程入ったので、念のために接合部分をホットメルトでコーティングしておいた。後は、ホイストを吊っている単管パイプから吊り下げるだけだが、バイクのキャブレター位置に応じてサブタンクが上下に移動できれば更に使いやすいと考え、代用品を探したら戸車が出て来た。余った木材でサブタンクを吊り下げる紐の「逃げ」を作り戸車滑車を単管パイプに取り付けた。これでタンクの反対側の紐を上下させればタンクの位置も細かく設定できるのだ。紐を固定する場所がないので、鉄製角柱を留めているナットの頭からボルトが少し飛び出ていたので、ホームセンターからM16のアイナットを買って来て取り付けた。これで思う存分キャブが弄れるというものだ。切断中のトイレの給水タンクホースの先に取り付けた燃料フィルターの部材単管パイプに取り付けた戸車滑車上下移動が可能なサブタンク上下移動調節用のアイナット
2020.05.01
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部品取り車のTLM50から外したレンサルのアルミハンドルにはハンドルブレースが付いていなかった。ブレースが必要なような難所は行かないので、要らないのだが、やっぱりトライアル車はブレースが無いと恰好悪いと思い、取り付ける事にした。見た目を飾るだけで、機能はどうでも良いので、これ以上無いだろうという極限に近い安値のブレースをamazonで探し出した。アルミ合金製で4色から選べ、何と送料込みで466円だ。恐らく中華国から送って来るのであろう、到着に1ヶ月ほど掛かったが約束通り無事届いたが、アルミの表面が汚いし、何だか短い。一昔前の中華品質である。早速取り付けに掛かったのだが、ハンドルを外さないとクリップが付かない。ブレースが短いのでハンドル取り付けボルトに接触する程下側にしか取り付ける事ができないのだ。オマケに取り付けボルトを締め込んでもクリップとブレースバーの間に隙間が出来てしまう始末である。隙間を埋めるために厚ワッシャと平ワッシャを挟んで何とか取り付ける事が出来たが、見た目は今一つ良くない。機能するかどうかも分からないが、無いよりはましだという程度だ。やっぱり値段相応であろう。中華品質のハンドルブレース付属のキャップボルトと厚、平ワッシャクリップにワッシャを挟んで取り付けタブレースバー何とか取り付けたが一寸短いハンドルブレース
2020.04.29
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テールライトの汎用品に配線接続を行い、バッテリーに繋いで点灯確認を行った。フロントもリアもブレーキランプは問題無く点灯した。どうやら配線は間違っていないようだ。テールの汎用品には6Vから12Vの電球に交換しているのであるが、ついでにもっと明るいLEDに交換してやろうとamazonで12V/LED/Wバルブ(S25型)4ヶ入りを1,090円で購入した。テールランプは1灯式のW球となっており、テールランプとストップランプを兼ねている。ここで注意するのは口金のサイドにある2本のストッパー(突起)が並行のものと段差になっているものとがあるので、電球の現物を見て段差のあるタイプにした。届いたWバルブに付け替えて点灯確認を行うと、何と明るい。電球の10倍位の明るさだ。これで視認性も大幅に向上する事だろう。S25型LED/Wバルブ明るく光るLEDストップランプ
2020.04.27
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TY125のスピードメーターはヤフオクでもなかなかお目に掛かれない超レアー品だが、以前写真屋からタンクやフェンダーと共にプレゼントしてくれていた。しかし、メーターケースの下側が潰れて、メーターパネルも折れ曲がっている。ガラス蓋を外してケースを叩いた跡があるので修理しようとしたのだろうが、難しかったので、諦めたのだろう。新品の社外品を付けるという手もあるが、このバイクには当時物のレトロなメーターが一番良く似合うので、修理する事にした。メーターパネルを外して、中の心臓部を取り出す。ケースを万力に挟んで内側に鉄棒を挿し込み凹み箇所をハンマーで根気よく少し余計に叩き出す。万力から外して今度はプラハンで外側から軽く叩いて微修正を行うと見た目は円形に戻った。プレートの曲がりも叩いて直し、ガラス蓋を嵌め込むと何とか違和感無く修理できた。メーターの作動確認を行うべく、メーターケーブルを取り付けて、反対側の先をドリルドライバーで咥えてワイヤを回すと、メーターの針が動いたので、機能の健在を確認できた。メッキケースは点サビやガムテープを貼った跡などで汚れていたので、ボンスターで磨いて輝きを取り戻した。ライトステーへの取り付け金具の裏側にもサビがあったので、スポットブラストで除去し、サビ跡部分だけシルバースプレーを吹いて乾燥。メーターケースにはウインカーの表示ランプとメーター照明のバルブを装備する穴が2箇所開いているが、ゴムの緩衝材が付いたソケットは欠損となっているので、分解したXL125Sのインジケーターランプのゴムソケットを流用した。ウインカーソケットは6Vのウエッジ球を外して、手持ちの12Vアンバー色のLEDウエッジ球をメーターにはamazonで購入したLEDウエッジ球(T10型)白色4ヶで281円に交換。メーターケースとステーとの間を配線が通るので、隙間を作るためケースの2本の足にエプソンプリンタのゴム部品を嵌めてみるとピッタリだ。スピードメーターは精密機械なので衝撃を緩衝するように足に通したステーにゴム製のスペーサーを挟んでRピンで留める仕組みになっているので、道水管修理用のゴムパッキンとワッシャを挟んで取り付けた。ケースの下部が潰れたメーター中の計測部分を取り出すと歪みが良く分かるメーターケース修正を終えたメータードリルドライバーを使って作動確認中のメーターメーターケース取り付けステーのサビスポットブラスト後のステースポット塗装を終えたステー水道修理用ゴムパッキン(上)とエプソンプリンタゴム部品(下)取り付けに使ったゴムと鉄ワッシャ12V/LEDウエッジバルブ取り付けステーをRピンで留めて完成したメーターライトステーに取り付けたメーター
2020.04.25
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ヤンマーのティラーMT310 DXのキャブからの燃料漏れを修理すべく、フロートチャンバーのゴムパッキンとガスケットを購入したので、早速交換。今度はフロートチャンバーから燃料のシミも出ない。完璧だ。やはり新品は違うぜよ。キャブを取り付けてエンジン始動。1発で掛かり、チョークやスロットルも問題無い。暫くアイドリングしてエンジンを止めて、TYを弄っていたら、コンクリートの床に何か見えた。近寄ってみると、何とガソリンがポタポタと滴って大きなシミを作っているではないか。直ぐに燃料コックをOFFにして、「フロートチャンバーは大丈夫だった筈なのに」と思いながらキャブを確認するも異常はない。何処から漏れているのか探すと、エアークリーナーからだった。バイクだと、普通はキャブにオーバーフローパイプが付いているので、そこから溢れた燃料が排出されるのだが、このキャブにはそんな物は付いていないので、吸気ポートを通ってエアークリナーから漏れ出したという訳だ。以前キャブで苦労したシャリィもオーバーフローパイプが無かったのか、紙製の新品エアークリナーがガソリン漬けになった悪夢を思い出す。エンジン側に流れたら大変だが、そちらには流れないようになっているのだろうか?オーバーフローの原因はフロートかフロートバルブの異常という事だろうが、組み立てる時に念入りにクリーニングを行い、バルブが動く事も確認した筈なのに何で?と言う思いが募る。折角組んだキャブをバラしてフロートを確認するも、このフロートはプラ製なのでハンダの隙間からガソリンが入り込むような事にはならない。フロートバルブを取り出し、天眼鏡でティーパー状になった先を凝視するも段差になっている箇所は確認出来ない。バルブシートもゴミや不純物が付着している形跡もない。念のために再度洗浄を行い、小さく切ったウエスでバルブシートを拭いておく。フロートバルブの動きを確かめて、再度組み立て、始動。問題無くエンジンは掛かる。エンジンを切ってエアークリーナケースを外したままの吸気ポートを祈る気持ちで睨む。ガソリンは出て来ない。やっと直ったと安堵した瞬間にガソリンが流れ出て来た。ダメじゃ~ん。直っていない!また、最初からやり直しである。それにしても訳が分からない。幾らやってもオーバーフローは止まらない。撃沈である。これではシャリィの二の舞ではないか、シャリィの場合はブチ切れて新品のPC20キャブを奢ってしまったが、30年ほど前の小型耕耘機にそんな金はビタ一文出せない。フロートが上がった時にバルブを押し上げ切れていないのだろうか?鉄製フロートなら爪の角度調整する事も出来るのだが、プラなのでそれも出来ない。浅学の知識ではもうこれが限界なので、素直にヤンマーに電話してフロートバルブの発注を行った。ついでに、エアークリーナーと割れてしまっていたハンドルを昇降さすグリップが割れていたので一緒に頼んだ。3日後に部品が届いた。フロートバルブとフロートは部品番号ではセットになっていたとの事で両方届いた。早速キャブをバラして組み込む。これで直らなかったら、バルブシートだろうが、シートは変えられないので、キャブのアッセン交換しかない。そうなると耕耘機の中古を買った方が安いかも知れない。エンジンを掛ける。問題無く1発で掛かる。チョークも、アイドルも、スロットルも問題無い。ここまでは前回と同じだ、問題はここからだ。エンジンを止めて吸気ポートに穴が開くほど、微動だせず、眉間に皺を寄せて、じっと見つめる。睨む。歯を食いしばる。息を止める。出ない。幾ら待っても燃料は出て来ない。直った。やっぱりフロートバルブの不良だったのかなぁ。まぁ良い。これでティラーは復活だ。早いとこ実家に届けて、TYに専念せねば。ヤンマーから届いたバルブコンプリート、グリップ、エアークリーナー憎っくきフロートバルブ新品になったグリップケースに取り付けた新品のエアークリーナー
2020.04.23
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TYの配線をオネオネとやっている。結線が出来た箇所からテストを行うために12Vバッテリーを繋いで、ウインカーを点けてみようとしたら点滅しない。やはりウインカーリレーがLED用では無いようなので、amazonで12V用ICウインカーリレー320円を買ってみた。どうせ中華製だろうが、このリレーには端子が分かるようにBとLの刻印があったので助かった。Bは電源に接続、Lはハンドルスイッチに接続される。しかしこのリレーに付いている取り付け用ゴムのスリットが小さすぎてフレームに溶接された取り付け金具に入らない。仕方が無いので、ゴムを外しフレームにタイラップで直付けした。先の「難関の電装」記事では灰がウインカーリレーで黒がアースだと書いたが、もう既に間違っていた。2極のウインカーリレーにはアースは要らないのだ。ウインカーバルブもamazonで12V/LEDを10ヶ入り899円で買っていたので、ソケットにはめ込みウインカースイッチを入れてみると、見事点灯。前後左右とも目映いばかりに点滅する。OKだ。ホーンを鳴らしてみる。これもOKだ。次にウインカー表示灯を繋いでみようとしたが、TYの表示灯は1灯しかない。右ウインカーでも左ウインカーでも表示灯は1灯だけだ。昔のバイクは1灯だけが多く、特にオフ車は表示灯が左右専用に分かれているものは殆ど無かったように思う。左右のウインカーから分岐した配線を束ねて表示ランプ線に接続、もう片方はアースに接続してスイッチON。ありゃりゃ!左右のウインカーと表示ランプがが同時点滅を繰り返す。なる程。これで今更ながらウインカーの仕組みが全てが理解出来た。先の「カブのウインカーをLED化」の記事で間抜けな記述をしていた事が思い浮かぶ。誠に恥ずかしい限りである。カブの表示灯は改造してLED2灯式にしていたのだ。従って右のウインカー配線は右の表示灯に左のウインカー配線は左の表示灯に接続してそれぞれアースを取っていたので、問題無く点滅するのは当然なのだが、TYの表示灯は1灯しかない。左右のウインカー配線から分岐した配線を束ねて表示灯に接続すると電気が一度に左右のウインカーに流れてしまい、左右と表示灯が同時に点滅してしまうのだ。電球なら片方のウインカーが点り、電気を消費し、更に表示灯で消費するのでもう片方のウインカーを点すだけの電力が足りず片方は点かないのだが、LEDは消費電力が少ないので、電気が有り余り点かなくても良い反対側のウインカーも点いてしまうと言う訳だ。右ウインカーから表示灯に流れた電流は左のウインカーに流れてはいけないのだ。左も同じで右に流れてはいけない。この電流を一方通行にする時に整流ダイオードが初めて必要になって来るのである。従って、整流ダイオードが必要なのは表示灯が1灯だけのバイクに限るのだ。それを浅はかにもカブの改造時に整流ダイオードまで買ってしまったのである。しかし、そのダイオードが今回役に立つ事になったのは幸いであった。整流ダイオードは電気を一方通行にする機能を持っている。これさえ理解出来れば配線は簡単だ。左右のウインカーから分岐した配線にダイオードの白線(電気を流す線)をそれぞれ接続し反対側の灰線(電気を止める線)を1つに束ねて表示灯の配線に接続、表示灯のもう一本の線はアースに接続。これで電流は表示灯を越えたダイオードでストップして反対側には流れない。ウインカーのスイッチを入れてみると、ウインカーと表示灯が切替に応じて点滅する。これでウインカーとホーンの授業は卒業だ。12V/ICウインカーリレーフレームにタイラップで直付けしたウインカーリレー12V/LEDウインカーバルブ見事点灯したウインカーエーモンの整流ダイオード1A/2本入り配線加工を施した整流ダイオードスイッチの切替により正常に点滅を繰り返すフロントウインカーと表示灯
2020.04.21
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TYのエンジン始動の準備としてマフラーをセットしてみた。サイレンサーをフレームに固定するステーが無いのは分かっていたので、応急的に針金で縛っておこうと思ったが、どのみちステーが必要になるので作成する事にした。純正のステーはサイレンサーに遊びを持たすために、ゴムの緩衝材が付いているが、無くても大丈夫だろうと思い、直付けにする事にした。材料はやはりアルミが欲しいが、薄物ではダメだ。5ミリ程の厚さのアルミは無いものかと探していたら、お好み小屋として使っているトラックのアルミ荷室の扉を留めるヒンジが一つ壊れたまま付いているのを見つけた。厚みも7ミリと申し分ない。早速、真っ赤に錆びたボルトを外して壊れたヒンジを取り外す。このヒンジの厚さは7ミリだが段になっていている所は10ミリ程もあるので、切断が難しい。そこで、切断を容易にするため、この前買った卓上ボール盤の出番となった。切断ラインに沿って多数の穴開けを行うのだ。始めて使うボール盤はテーブルの上下も思った程精度は悪くないし、錐のブレも許容範囲だ。穴開けは普通の錐が使えるので、手持ちの安物を取り付けてみたが、ハンドドリルを使用するのとは全く違った感覚で、アルミだといとも簡単に穴開けが出来てしまう。切り屑もドリルでは粉状だが、ボール盤だと螺旋状になって排出される。錐がしっかり仕事をしている事が分かる。安物の錐がプロ用錐に成り代わったように切れるのだ。素晴らしい。穴開けが終わったので、鉄ノコで切断して行ったが、時間が掛かるので途中からグラインダーに切り替えて切断。厚みも7ミリに揃えた。大まかな形が出来たので現物合わせで、ベンチグラインダーで微調整を行う。取り付け穴と軽量化と見た目の良さを考慮し、肉抜きの穴を開け、ナイロンディスクで仕上げ、最後はバフ掛けを行って完成だ。フレーム側の取り付け穴の位置を間違え、余計な小さな穴が開いてしまった事と、肉抜き穴のセンターの罫書き線を間違え、穴開けの途中で修正したので穴が少し歪になったのに伴い、穴が大きくなり、3箇所開ける計画が2箇所になってバランスも悪くなったが、ボール盤初デビューなので、こんなもんであろう。トラックのアルミ荷台扉の壊れたヒンジボール盤での穴開け作業グラインダーで切り出して取り付け穴を開けたステー肉抜きの穴を開けナイロンディスクで磨いたステー車体とサイレンサーを繋いだステー
2020.04.19
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子供の頃、近所のオジサンは皆テーラーに乗っていた。テーラーとは耕耘機に移動用のタイヤを履かせ、ハンドルの下に運転席を付けその後ろに積載用の荷台を付けた乗り物で、果樹、野菜、米、肥料、農機具と何でも乗せて道路を走っていた。元は耕耘機なのでノロノロなのだが、登坂力は結構あったように思う。ところが我が家だけはテーラーでは無く、父が仕事先で見てきた三輪の特注仕様であった。エンジンは格好良い黒いロビンの大型空冷で、ミッションはミゼット用、シャーシーは特注の鉄パイプ溶接、バイクのハンドルに大型タイヤの三輪仕様なので、小回りが効くし、ローギアが素晴らしくどんな荒れ地の坂道でも荷物を満載で登って行った。その走破性はテーラーの比では無かった。しかし、時代と共に軽トラなる物が出現し、テーラーは姿を消し、実家の三輪も運搬車に変わってしまった。残念な事である。先月、実家の発動機を直したが、今度は耕耘機が動かないと言うので引き取って来た。何でも農協に見て貰った時にはエンジンが掛かるが、農協が居なくなると直ぐに掛からなくなるらしい。ドンキーベースに運び込んだ小型耕耘機はヤンマーのMT310 DXだ。ガソリンタンクカバーにNEW マイティラーのプラのエンブレムを見つけて戦慄が走った。これだ。子供の頃どこの家庭にも一台はあったあのテーラーは地元の訛りで正式にはティラーという名称だったのだ。これは是非とも直したい。農協のプロでも手こずるティラーのタンクを先ず外し、キャブに付いているスロットルのガバナーやチョークレバーなどを取り外し、キャブを引き抜くとガスケットの端が少し破れた。どうやら農協は、キャブの分解まではしていないらしい。取り外したキャブを分解すると、意外に汚れは少ない。パーツを取り外し全て洗浄、穴の貫通確認をして組み立てたが、フロートチャンバーから燃料漏れを起こす。やはり、ゴムのパッキンが劣化しているのだろう。破れたガスケットの事もあるし、近くのヤンマーに発注する事にした。MT310 DXだけでは情報不足かも知れないと思い、工作車にティラーを乗せて運び込むと、修理係りのオジサンがティラーの方をチラッと見てパッキンとガスケットね。事務所で連絡先を書いて下さいと言って終わった。事務所で「310 の型番を見ただけで大丈夫なの?」と尋ねたら「大丈夫です。」の回答。どうやら農業機械はバイクの様に車体番号による品番分けなど無いらしい。MT310 DXさえ分かれば部品は直ぐに揃うという塩梅だ。3日程で届いたとの連絡を受け、引き取りに行くと、最近はキャッシュレスでクレジットかコンビニ支払いとなっているそうなのでコンビニにすると、支払いは1ヶ月後になるらしい。ヤンマーアグリジャパンから届いたガスケットが170円、パッキンが330円で合計550円ナリ。支払い用紙を郵送して、コンビニにシステム手数料を払って儲けになるのかねぇ。ヤンマーMT310 DXの勇姿ヤンマーブランドの入ったタンク燦然と輝くNEW マイティラーのエンブレムガスケットとパッキンの品番ヤンマー純正のガスケットとパッキン
2020.04.15
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工作車のエアコンが効かなくなったので、モータースに乗り入れ、ガスを注入したがダメ。アクチュエーターが動いていないようなので、マツダに注文した。この部品は他の純正部品と違うのか、取り寄せに一週間も掛かった。電気を使ってモーターなどを動かせて、何かを作動さすものをアクチュエーターと言うらしい。今回はたぶんエアコンの冷房と暖房を切り替えるアクチュエーターの不良だ。モータースが言うには、アクチュエーターは高価な部品で1ヶ2万円程する物もあるので、新品に交換しますと言えなかったとの事。娘が持って帰る前に納品書を写メで送ってくれた。部品番号はS09W61A20 502332-0550サービスキット税込み3,520円となっていたが、合計額はマル秘の値段であった。安くてホッとした。届いたアクチュエーターをよく見てみると、形は同じだが部品番号?製造番号?が少し違うし、ZEXELの文字が無い。パチ物だろうか。まぁ何でも良い。動けば良いのだ。早速、モータースへ持ち込み、取り付けたら一発で直った。やはりアクチュエーターが壊れていたようだ。これで操作パネルをヤフオクで探さずに済んだ。ついでにオイル交換をして、エアコンを18度に設定して帰ったらギンギンに冷えて寒かった。完調である。この工作車も後5千キロ走ると20万キロ到達だ。もう少し頑張って貰わねば。壊れたアクチュエーター(上)と新品のアクチュエーター(下)
2020.04.12
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TY125のライトケースの上部にはヘッドライトのハイビームを知らせる赤いランプが付いている。表示ランプはメーター内にあるウインカーのインジケーターランプと2つしかない。ニュトラルの配線はあるのだが、表示ランプがないのはどうしてだろうか。ライトのハイビームよりもニュートラルの方が断然使用頻度が多く、実用的なので、このランプをニュートラル用に変更する事にした。配線はライト線とニュートラル線を変えるだけなのだが、中のバルブを12Vに取り替えなければならない。内側からソケットフォルダを外してみると、見た事もない小さなムギ球が収まっていた。この大きさなら普通はウエッジ球なのだが、普通の電球の形をしているのには驚いた。指で押さえながら外して、口金を虫眼鏡を使って調べてみるとTOSHIBA/A6と刻されていた。型番を頼りにネットで調べてみたが、こんなムギ球は何処にも無い。サイズを測ってみると長さ19ミリ、口金の直径7ミリだったので、このサイズで更に調べてみると、BA7Sという型番らしい。BA7Sの12V/LEDはamazonで1ヶ499円で売られていた。1ヶにしては高いが、小さくしかも需要がないので仕方がないところだろう。届いたムギ球をソケットに取り付けようとしたのだが、余りも小さくラッパ状になったソケットフォルダが邪魔で指が入らないのでピンセットを使ってみたが、今度は力が掛からず口金の2箇所の突起がソケットの切り込みに滑り込まないのだ。ラジオペンチでやってみたが、ソケットフォルダとムギ球の隙間が狭く、折角買ったムギ球を壊してしまいそうになったので、諦めて、プラスチックのソケットフォルダから金属製のソケットを抜く事を考えた。一見したところ、ソケットはフォルダに嵌め込まれているだけのようなので、ムギ球のお尻が当たる部分を渾身の力を込めてマイナスドライバーで押すと、何とか外れた。LEDのムギ球を嵌める前に壊れていないかバッテリーに繋いで点灯を確かめ、やっと装着。たった小さなムギ球1ヶに悪戦苦闘だ。ムギ球(BA7S)とウインカー球新旧のムギ球とソケットフォルダソケットフォルダから外した金属製のソケット
2020.04.10
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いよいよ電装に取り掛かる。XLのメインハーネスをフレームに仮付けしてライトケースを取り付ける。メインハーネス、TLのハンドルスイッチ、キーシリンダー、フロントストップスイッチ、ウインカーから伸びる配線もライトケースに通す。カプラーは使えないので、全て切り取りギボシを付ける。大量のギボシが必要になるので、amazonでギボシ端子360個セット1,099円と二股ギボシ端子5組646円を買って置いた。配線図を見ながらノートに配線の色と接続箇所を書き込んで行くと次のようになった。TYエンジンからの配線1.黄 ハンドルスイッチ/ライト2.緑 ハンドルスイッチ3.黒 イグニッションコイル4.黄緑/赤 ニュートラルランプXLメインハーネスの配線ヘッドライト内1.黄 ハンドルスイッチ/ライト2.黄緑/赤 ニュートラルランプ3.橙 左ウインカー4.水 右ウインカー5.茶 ハンドルスイッチ/ライト6.黒 ホーンアース、フロントブレーキアース、ニュートラルパイロットランプアース7.灰 ハンドルスイッチ/ウインカー(ウインカーリレー)8.緑2口 ヘッドライトアース、ハンドルスイッチアース9.緑4口 ポジションランプアース、車体アース、スピードメーター照明アース、メインスイッチアース10.緑 ?タンク前付近の分岐黒/白 キルスイッチ?キーシリンダーへの分岐(ヘッドライト内)1.赤 電源2.黒 OFF3.黒/白 アース4.黒/白 アースエンジン付近の分岐1.白 イグニッションコイル2.黄緑/赤 ニュートラルランプ3.黒/白 メインスイッチ4.黄 二股に分岐を作りヘッドライト/レギュレーター5.緑/白 リアストップランプ6.黒 リアストップランプアースバッテリー付近の分岐1.赤 コンデンサ/+(バッテリー/+)2.緑 コンデンサ/-(バッテリー/-)3.黒/白 メインスイッチ4.黒/白 メインスイッチウインカーリレー分岐1.灰 ウインカーリレー 訂正/ウインカーリレーL(ハンドルスイッチ)側に接続2.黒 ウインカーリレーアース 訂正/ウインカーリレーB(電源)側に接続シリコンレクチファイヤー分岐1.赤 レギュレーター左上2.白 レギュレーター左下テール付近1.茶 テールランプ2.緑/白 ストップランプ3.緑 アース4.橙 左ウインカー5.水 右ウインカーTLハンドルスイッチの配線1.黄 ライト2.黒 ホーンアース3.黄緑 ホーン4.緑 ライトアース5.茶 ライト6.白 ライトロービーム7.青 ライトハイビーム8.橙 ウインカー左9.水 ウインカー右10.灰 ウインカーリレー11.緑/白 ライトアースレギュレーターへの配線(4極/ストッパーを上にして端子側から)左上 XLのシリコンレクチファイヤーの赤線左下 XLのシリコンレクチファイヤーの白線右上 黄/ライト右下 緑/アースキーシリンダーの配線(説明書が付属していなかったので、テスターで検知)赤+黒 ON緑+白 OFF配線図だけでは分かりにくい箇所は、テスターを使って導通を確かめながらの作業となったが、断線している配線は無いようだ。それでも何箇所か分からない配線もある。バッテリーに繋いだり、エンジンを掛けたりしながら、解明して行くしか無いので、上記の配線に間違いが多分に有る事が予想できる。従って接続は直ぐに抜き差し出来るように仮接続にしておく事にする。XL50SとTLM50とTY125の配線図とXLのメインハーネス、TLのハンドルスイッチ、TYのエンジン配線、汎用キーシリンダー、汎用レギュレーターの組み合わせになるので頭の中がグチャグチャで時間が掛かってしまったが、ボケ防止には良いかも知れない。ギボシ360個セット二股ギボシ5組セット結線中のライト内赤、緑、黒、白4本の配線が延びる汎用キーシリンダータンク下辺りでメインハーネスから分岐した2本線 緑はアース、黒/白はキルスイッチだろうかエンジンからの配線バッテリー付近の配線レギュレータの配線(結線が間違いない事を確かめてカプラーに通す)テール付近の配線
2020.04.08
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今年はとうとう還暦を迎える年になってしまった。ここまで生きてこれた事を先ず神様に感謝しよう。そして、これからの人生は神様からのご褒美の儲けものの人生なので、好きなことをして108歳で生命保険の満期を迎え二千万円の現金を手にするまで、バイクを修理し倒して、乗り倒すのだ。3月に3人の子供達が相談して、仕事を休んで帰って来て還暦祝いをしてくれた。超高級清酒をたんまりと還暦トレーナーや還暦酒器セットなどなどを頂戴して満足だったが、その上に15万円の祝い金まで貰った。これだけあればネジを買うのも大判振る舞いが出来る「シメシメ」とタンスの引き出しに入れておいた。先週妻とクルマに乗っていたら、突然、祝い金の話しを持ち出して来た。妻 この前子供らから貰った祝い金はどうするん。私 あんだけあったらステンレスのネジが一杯買えるから安心じゃ。妻 ネジ買うん!(怒)私 今、緊急に欲しいものはネジじゃ。妻 折角子供らが少ない給料の中からお祝い金を出し合ったのに、アンタはそのお金でネジ買うん!フーン。そうなんだぁ。私 欲しい部品は沢山あるが、今、緊急に欲しい物はやっぱりネジかなぁ。妻 世の中の人はそうゆうお金では腕時計とか、身に付ける物で、残る物を買うのが普通だけどなぁ。私 ネジも残るで。妻 そういう物は残る物とは言わん。バイク売ったら残らんし。私 売らんし。妻 なんか違う欲しい物はない?腕時計とか。ブランドの腕時計とか。丈夫な腕時計とか。私 アクセサリーとか服とかカバンとかは全く興味が無いし、腕時計に至っては、ブランド物よりも今はめているシチズンの電波時計が正確で壊れないので最高と思っとるけど………。それでも敢えて言えば、前々から欲しかったボール盤だな。妻 ドリルがあるが。私 ドリルでは厚物だと真っ直ぐに穴が開かんのじゃ。妻 何で?私 それはじゃなぁ……。(電気ドリルとボール盤の違いと、金額と重量によるボール盤の違いを知識の全てを披瀝して延々と喋ったが、ボール盤の便利さは女子供には半分も分かるまい。)と、言う事で、ネジよりマシだという結論に達し、祝い金でボール盤を買うことになった。腕時計は小さいので何処かに忘れたり、無くしたりするかも知れないし、第一時間を教えてくれるだけで、仕事をしない。その点ボール盤は盗難以外絶対無くならないし、何十年と使い続ける事が出来、その大きさと重量に満足感があり見ていても機能美に溢れている、その上仕事までしてくれるのだ。子供達もきっと喜んでくれるに違いないと思うのは私だけであろうか。まぁ良い。帰宅して早速amazonのレビューを読みながら購入商品を絞って行く。最初は精密な金属加工をする訳ではないので中華製の小型卓上ボール盤で良いと思っていたのだが、調べて行く内にボール盤の種類は大体3クラスに分けられている事が分かった。クラス1/卓上ボール盤と呼ばれるもので、鉄工で8ミリ程度の穴開けが出来る。小さくて軽いが、精度と作りはいまいち。値段は1万円台。クラス2/これも卓上ボール盤だが、重量が20~30kgもあり、かなりシッカリしている。精度と作りはまあまあ。値段は5万円前後。クラス3/据え置きタイプのボール盤で、重量も100kgを超えるプロ用。精度も作りも文句なし。値段は数十万円。今までの私なら迷わずクラス1の中から選んでいたが、今回は違うのだ。祝い金があるのだ。しかも妻からの「安物は買ったらいけんよ!」との援護射撃もあったのでクラス2の中から選ぶ事にしたのだが、このクラスは品数が一番少ない。訳の分からない中華メーカーは除外して、信頼の有名日本メーカーに絞ったのだが、どうやらこのクラスではマキタもリョービも中身は中華製らしい。この2メーカーを比べてみると、優位機種はマキタと思いきやリョービの評価が高かった。リョービの優位性はフトコロ寸法が125ミリと大きい。キリの送り寸法が60ミリもある。それに何よりも凄く静かな事。全ての事項がマキタを上回っているので、リョービ卓上ボール盤TB-2131鉄工13ミリ木工24ミリ/38,109円に決定した。この金額ならネジを買う金はまだまだ温存できるというものだ。届いたボール盤は付属のバイスを含めて34kgと重いので、ネコ車に乗せてドンキーベースに運び込む。説明書では組み立て方から書いてあったが、切り込みハンドルと昇降ハンドル以外は組み立て済みだった。防錆用コーティング剤がベットリと付いていたので、ウエスで拭き取ってハンドルとバイスを取り付け、スイッチを入れてみる。なるほどレビュー通り音は確かに静かだ。夜でも問題無く使用出来る作動音だ。切り込みハンドルを下げてみると、スムーズに動くが、プロ用のようなねっとりとした滑らかさではない。コラムに付いているストッパーを緩めて昇降ハンドルでテーブルを動かせてみると、カクカクカクと動く。滑らかさが全然無いが、下位機種のTB-1131は昇降ハンドルも無いので、あるだけでも良しとするしかない。テーブルや各部の処理も雑な所はあるが、私の使い方では問題無い範囲である。重量があるので、ボルトで固定する必要もなく、大きさも丁度良いので、値段相応だろう。後は使ってみてどうかだ。楽しみである。ネコ車に乗せた卓上ボール盤部品の取り付けを終えて作業台の上に乗せたリョービ卓上ボール盤TB-2131付属のバイス速度調整ベルトキリの深さ調整とスケール
2020.04.06
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2月に姫路まで出掛ける用事があり、3キロ程走った所で車内が暑くなったので、暖房を切った。切った筈なのに何故か暑い。窓を少し開けるがまだ暑い。仕方ないのでエアコンのスイッチを入れたら吹き出し口から暖房よりも熱い熱風が出て来た。何じゃこれは?エアコンが壊れている。ガス抜けか?エンジンを掛けてエアコンONでコンプレッサーが回っている音がしているので、他の箇所だろう。ボンネット内のエアコン配管に付いている点検窓を調べると、気泡がブクブクと出ているので、ガスが抜け切ってはいない。配管の破損ではないようである。ボンゴフレンディーはデュアルエアコンなので、後席天井部にも配管が延びており、複雑な事になっていて面倒くさいのだ。寒い季節なので、エアコンは使わないし、暖房は常にOFFにしていれば、暑さも何とか凌げるので、オイル交換の195,000kmが来るまで待つ事にしていたら、桜の時期になってしまった。4月2日、やっとオイル交換の距離に来たので、近所のモータースに持ち込んで、対策を練る。第1の対策はガスが少ないのかも知れないのでガスを補充して様子を見るのだが、その時、ガスと一緒に蛍光剤のような物を配管に混入する。そうすると配管が露出している箇所ではガス漏れが目視で点検できると言う訳だ。点検を依頼して代車のネイキッドで帰って来客の相手をしていたら電話が掛かって来た。電話では要領を得ないので再び出向くと、エアコンガスを2本入れて点検窓から気泡も見えなくなる程満杯にしたが、ガス抜けは無いと思われるとの事。第2の対策はダッシュボード下の冷房と暖房を切り替えるアクチュエータの点検だ。外してみたら、どうも動きが渋く仕事をしていないようだとの事。外したアクチュエータはZEXELの文字が型抜きされていた。以前交換した噴射ポンプも信頼のZEXELだった。内部のモーターの故障の場合、モーターだけ取り替える強者もいるようだが、プラのギアも硬化しいるし、歯車も磨り減って、白い粉を吹いているのでアッセン交換する事にして、娘に写メを送って発注しておいた。これで直らなかったら、第3の対策操作パネルだが、これは面倒くさそうだ。アッセンで交換となると高いだろうなぁ。中古を探すか…。ボンネット内にあるエアコンガスの点検窓(中央の丸い窓)ZEXELのアクチュエータアクチュエータの内部
2020.04.04
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TYにホーンを取り付けようと部品箱を探したらTL用のホーンが2つ出て来たが、1つはサビ無し、もう1つはカバーが真っ赤にサビていた。TLは50も200も6V用なのだが、ホーンは12Vでも対応できるようなので使用する事にして、12Vバッテリーに繋いで動作テストを行うと、サビ無しは鳴らず、サビ有りは鳴った。世の中そんなに上手くは行かない。こんなものであろう。このHONDAの純正ホーンはカバーを本体にカシメてあるので、カバーだけ付け替えてやろうと精密ドライバーで根気よくカシメをこじって外して行く。悪戦苦闘の末やっと外れてので、カバーを外したままバッテリーに繋いでみるが鳴らない。カバーを取り付けると濁った聞くに堪えない音で鳴る。どうやらこのカバーが共鳴効果の鍵を握っているらしい。サビの無いカバーに取り替えても、カシメを完璧に復元しないと本来の音が出ない事が想像できる。カバーのカシメ部分のミミは非常に細いので、元の通りに復元するには神業が必要と判断して断念した。ホーンは分解するなという事だろう。撃沈である。仕方なく小振りの汎用品をamazonで探したら、安物が沢山出品されていた。いつも中華メーカーの安物ばかり買っているので、ここは心機一転、信頼の日本メーカーのデイトナにしたが790円だったので、たぶんこれも中華製だろう。何時までたっても中華のスパイラルから抜け出せられない。届いたホーンはメッキが気持ち悪いくらいピカピカだ。初期不良確認のため、バッテリーに繋ぐと少し低い音で鳴った。取り付け場所が分からないので、一番邪魔にならないライトの下の三つ叉に切ってあるネジを利用して取り付ける事にしたがホーンのステーを曲げる必要がある。このホーンは購入前の写真ではステーをナットで取り付けていたのを確認しているので、ホーンからステーを外す事が出来るのだ。外したステーをハンドベンダーでL型に曲げて再び組み立てて取り付けた。サビサビでも鳴るホーン(左)とサビは無いが壊れたホーン(右)カシメを外して分解したホーンデイトナのホーン車体に取り付けたホーン
2020.03.28
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ふと見たらブログのアクセス数が200万を越えていた。本当にこんなに見ている人がいるのか俄には信じがたい。毎日1000アクセスを越えているのだが、これも本当なのだろうか。まぁそんな事はどうでも良いのだ。TYの復活なのだ。TY組み立ての最後の難関に差し掛かった。電装である。このTYは保安部品も無かったので、当然メインハーネスも取り外されていた。純正品はたとえあったとしても、たぶん高価だし買う気にもならないので、ターゲットはヤフオクだ。しかし、出品が殆ど無い上に、たまにあってもこちらもかなり高価だ。ハンドルスイッチは欠損なので、TLM50用を付けようと中古を用意しているので、どのみち純正ハーネスにポン付けは出来ない事は分かっている。されば、メインハーネスはTY用でなくても、マグネトーで発電する車種ならば、良く似た物だろうと思い探してみたら、HONDA/XL50S用が破格の110円で出品されていたので、即落札した。XL50、TY125、TLM50用の配線図も奇特な方が公開してくれていたのでダウンロードして印刷した。これで一応役者は揃ったが、どうせならバッテリーレスにしてついでに12V化しようと考えた。TYを始めとする同年代のバイクはマグネトー発電なので、発電機からイグニッションコイルに直接電気が送られており、バッテリーが無くてもエンジンは掛かるし、ヘッドライトとテールランプも交流がそのまま流れている。バッテリーはウインカー、ストップランプ、ホーン、メーター照明、インジケーターランプを動かすだけのために取り付けられているのだ。先ずバッテリーレス化だが、6Vバッテリーは探せばあるが、小さいので12Vに比べて持ちが悪い。組み立てが上手く行ったとしても、毎日乗る訳では無いし、精々月に一回エンジンを掛けるかどうかだ。バッテリーが放電してしまうのは目に見えているし、あの弁当箱のようなケースもいただけない。バッテリーの代わりにコンデンサを取り付けるにはシリコンレクチファイアをレギュレーターに付け替えなけらばならない。シリコンレクチファイアは小さな部品で、発電機からの交流を直流に変換してバッテリーに流す装置だが、悲しいかな電圧制御が出来ないので、その制御をバッテリーに委ねているのである。従って、シリコンレクチのままバッテリーをコンデンサに変えるとエンジンの回転数が上がった時に過電流が流れコンデンサがパンクする。バッテリーだと端子間電圧を一定に保つので壊れないと言う訳だ。レギュレーターは交流から直流への変換に加え、電圧制御もできるので、コンデンサでも大丈夫なのだ。早速、松本無線で一番大きなコンデンサ(25V/10000μF)と1mの5色配線セットを、amazonで古いホンダ車互換の12Vレギュレーターを購入した。コンデンサは店の人に聞いたら足の長い方がプラスで短い方がマイナス、更に本体に白い帯線があるほうがマイナスだそうだ。配線をハンダ付けしようと思ったが、下手くそなので熱で壊れても困るので、ギボシを切ってかしめ、更に絶縁のためにホットメルトを盛っておいた。次に12V化であるが、6Vのレギュレーターを取り付けて、電装バルブを6Vにすると、コンデンサでは容量不足でウインカーが点滅しなくなる可能性大なので、LEDにする事も考えられるが、6VのLEDバルブは売られている数が少ない。ネット上では発電機はそのままで、6V車を12V車に改造する記事が多く紹介されている事から、レギュレーターを12V用にする事で12V化が可能なようである。但し、12VのLEDバルブを使用するには、ウインカーリレーをLED対応のICリレーに変更する必要がある。通常の12V用リレーではカブで経験した通り、ハイフラになってしまうのである。ウインカーリレーは新品の中華製(6V~12V対応)があるので使用してみるが、LED対応かどうかは忘れたので、取り付けてからの対応となる。XL50S用のメインハーネス25V/10000μFのコンデンサ(足の長い方がプラスらしい)足を切って配線を繋いだコンデンサ一寸盛りすぎた絶縁のホットメルト中華製12Vレギュレーター旧ホンダ車互換の記載がある包装紙レギュレーターの4極コネクタレギュレーターに接続するメス用の250型コネクタ怪しすぎる12Vまで対応の中華製IC?ウインカーリレーTY用のゴムバンドに付け替えて取り付けたウインカーリレー
2020.03.26
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そろそろチェーンを取り付けようと思い、サイズ確認のためにネットでTY125の諸元表を探し出したらチェーンに関するデータもキッチリ記載されていた。諸元表によると、サイズは420、リンク数108、ドライブスプロケット13丁、ドリブンスプロケット45丁との事。現車はドライブスプロケット12丁 、ドリブンスプロケット51丁なので必要なリンク数を知るべく、大同工業HPのチェーンリンク計算表に数値を打ち込み計算さすとリンク数は110と出た。と言う事は420サイズの110リンク以上を買えば取り付け可能という事だが、420はカブなどの50ccがよく使うサイズなのが少し気になったが諸元表に記載されている事なので疑う余地はない。早速amazonでAPスタンダードチェーン420/120リンク931円を注文。翌日、速攻で届いたので、喜び勇んで取り付けに掛かる。ご丁寧にクリップが留めてある状態だったので、プライヤーで外す。チェーンラインに沿って取り付けて行くと何だか変である。スプロケットの山にチェーンがうまく噛み合わないのだ。フロントもリアも同じ状態だ。これはチェーンが小さい!明らかに合っていない。やっちまった。イカサマネット情報に騙されてしまったのだ。あのガセネタはチェーンを2セット買わそうとするamazonの仕業か。はたまたチェーン業界のフィッシング詐欺か。謎は深まるばかりであるが、一番悪いのは早く車体に取り付けようと冷静さを欠き、セカンドオピニオンにも協力を得ずネット情報を鵜呑みにした私であろう。しかし、負け犬のように何時までも尻尾を巻いている訳には行かないのだ。不屈のレストア魂を呼び起こし、再びネットを検索を開始する。TY125用のチェーンを販売しているショップを検索して、サイズを確認すると、やはり1サイズ大きい428だったが、1店では信用できないので、他も検索。指さし確認でしつこく復唱して、性懲りも無くamazonで同じ製品の428サイズ140リンク1,347円を発注した。スプロケットに合わせてみると今度はピッタリだ。140Lは長すぎるので、一度取り付けて切断箇所にタイラップを通して印を付けて置く。14コマ余ったので、このスプロケットのセットでは126リンクとなるようだ。計算では110リンク、間違えて買ったのが120リンクどちらも長さが足らない。計算の方はイカサマ諸元表がかなり怪しい。長めの140リンクを買って正解だった。再び取り外しチェーンを横に寝かせ、コマの外し箇所のピンの頭をグラインダーでリンクプレートまで削り取る。ピン抜き用具は無いので、エプソンプリンタの残骸部品にピン径より一回り細い鉄棒があったので、ピンにあてがいハンマーでどつくと簡単に抜けた。チェーンを取り付け、テンションバーとブレーキを外し、アクスルナット緩めて張りの調整を行い組み直している最中に失敗をやらかした。ブレーキパネルとテンションバーの隙間が2センチ位開いていたのだが、そのままボルトを突っ込み六角レンチで締め込んでいたら、手にグニュッとした感覚が伝わったが、そのまま少し締めるとボルトが固くなり回らない。咄嗟にストップ。マズイ、ボルト穴をナメた。ブレーキパネルはマグネシウムなので柔らかい。この箇所は慎重にやらねばならない所と分かっている筈なのに、何回も取り外しや組み付けをしていたので、慢心が出てしまったのだ。テンションバーとパネルとの間に隙間があったために、ボルトがテンションバーに干渉して斜めに入った事が分からなかったのだ。しかも普通の鉄なら入らなかっただろうが、相手がマグネシウムなのでボルトの先端が入ってしまったのだ。ボルトを見てみるとやはり少し斜めに入って止まっている。「どうか傷が直りますように!」と祈りながらボルトを抜いてリア回りをバラして、ブレーキパネルを取り出す。藁をも掴む思いでボルト穴を確認すると、ボルトが当たった外側のネジ山が歪み潰れているが、中の方は大丈夫だったのが救いである。この程度だったらタップで修正出来るかも知れない。ボルトを計測すると、径10ミリ、ピッチ1.25だ。幸いな事に、このサイズならタップセットに入っているので、慎重にボルト穴を切り直す。マグネシウムなので切り直しも思った程難しくなかった。貫通するまでネジ切りを行い、ボルトを通してみると軽く奥までねじ込む事ができる。やれやれである。冷や汗ものであった。今度はブレーキパネルにテンションバーを押し当てて隙間が無いようにしてからボルトを指で締め込み、スムーズに入っている事が確認出来た段階で六角レンチで締め込んで、組み立てはやっと完了。今回のトラブルはそもそもチェーンのサイズを間違えた所から始まっており、最初に躓くと最後まで尾を引く負のスパイラルが始まってしまう事を肝に命じよう。カード割引で931円になった420チェーン420サイズ120リンクグリスがタップリ塗られた420クリップチェーンフロントスプロケットと420チェーンリアスプロケットと420チェーン買い直した428チェーン140L428チェーンのコマ抜きリアスプロケットにピッタリ適合した428チェーンタップで修正中のリアブレーキパネル修正後ブレーキパネルに取り付けたテンションバーチェーン取り付け完了
2020.03.24
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TY125の純正ウインカーは無いので、フロントはTL用の吊り下げ式ウインカーを取り付ける事にして、以前ヤフオクで中古を買っておいた。YAMAHA純正もハンドルから吊り下げ式になっているが、当時物は大きすぎて恰好悪いし、中古でも値段がTL用と比べるとかなり高いのだ。2年ほど前に買ったままで詳しくは見ていなかったので、レンズを外して内部をみてみる。両方ともバルブは外されており、片方は汚れがあるものの問題なさそうだが、もう片方はバルブを嵌める座金のサビが酷い、スプリングに至ってはサビが進行し過ぎ、バラバラに折れて原形をとどめていない。やられた。これはでは使用出来ないので、手持ちのジャンク品から座金とスプリングを取り出した。部品は使えそうだが、サビがあったのでサンドペーパーで磨き、CRCを吹いて組み直す。リアは手持ちの社外品をフレーム留めにしようとしたら、フレーム側の取り付け穴にはネジが切っていないので、アースが取れない。仕方がないので、ウインカーを分解してプレート取り付けビスに丸型端子を共付けしてアース線を取り付けた。内部がサビサビで使い物にならないTL用フロントウインカーストックのジャンク品から取り出したスプリングジャンク品のスプリングと座金を磨いてセットしたウインカーサビが無かったウインカー(右)と修理を終えたウインカー(左)フロントウインカーレンズ(下)とリアウインカーレンズ(上)アース線を取り付けたリアウインカー車体に取り付けたリアウインカー
2020.03.22
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TY125のキーシリンダーは旧車に多く用いられた左サイドのタンク下のフレームに取り付けるようになっている。保安部品全てが取り払われていた現車には当然備わっている筈も無く、手持ちも無いので新しく購入するしかない。純正品はYAMAHAが在庫を確保していたとしても高価な事は想像できるので、中華製の超超激安品をamazonで購入しておいた。キー2本付きで何時サビ出るか不明な怪しげなメッキ仕上げの一見綺麗そうな千円ほどのキーシリンダーセットだ。こいつを取り付けようと穴の開いたステーにセットしてみたら穴が大きすぎて抜けてしまう。キーシリンダーを固定する座金が必要だ。大きめのワッシャーでは穴が小さすぎてどうにもならない。加工が簡単にできる何か適当な大きなワッシャー状の物は無いかと道具箱を漁っていたらプラスチック製の穴あき円盤のような物が出て来た。小さなシールに平仮名で息子の友人の名前が書いてある。どうやら息子が小学校の頃に使った教材の一部らしい。当時友人から喝上げしたのかも知れない一品である。そのプラ円盤に敬意をはらい、加工する事にした。円盤の外径を卓上グラインダーでステーの外径の大きさまで削り、内円は100均で購入した砥石をインパクトドライバーに取り付けてキーシリンダーの太さまで削った。色が黄色なのが気に入らないが、このプラ板のお蔭でシリンダーをガッチリ取り付ける事が出来た。中華製のキー2本付きキーシリンダーセットフォルダが抜け落ちるほどの大きなステーの穴小学校の教材と思われるプラの円盤ベンチグラインダーで外周加工中のプラ円盤加工後キーステーに取り付けたプラ円盤ロックワッシャで締め付け取り付けが完了したキーセット
2020.03.20
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この車体は保安部品が一切取り除かれていたので、リアブレーキスイッチも欠損となっている。取り付け場所はステーがあり分かるので、手持ちのTLM50用のスイッチを代用しようとしたらスイッチの径が小さい。座金を何とかしたら取り付けは可能なのだが、ブレーキアームとスイッチを繋ぐスプリングの取り付け位置が分からない。TL系などはブレーキアームに取り付け穴があり、そこにスプリングを引っ掛けるだけなのだが、その穴が何処にも無いのである。塗装したので塗料で隠れているのかもと思い、天眼鏡を使い目を皿のようにして調べたが、無いのである。しかも、スイッチとアームをダイレクトに繋ぐには角度的に無理である。では、どうやってスイッチを引っ張るのだろうかと考えた。幾ら考えてもアームにスイッチを引っ張る部品を取り付けて引っ張る事しか思いつかないのでパーツリストで確認したが、そんな部品はない。しかし、スイッチに繋がるスプリングの先に何か長い棒のような物が付いている。その棒をどうやって使用するのかは書かれていないので、今度はネットの写真を片っ端から漁って確認しようとしたが、どの写真も奥まったスイッチのスプリング取り付け部分を大写しにした物は皆無であった。それでもあの長い棒が気になるので、予備パーツの箱を漁り、リアブレーキアームを取り出してみると、アームを取り付けるシャフトの先端辺りに4ミリ程の穴が貫通している。現車を確認すると矢張り同じ箇所に穴が貫通している。シャフト抜けを防ぐ為の割ピン用の穴にしては位置が違うので、この穴にあの謎の棒を差し込むシュミレーションをしてみたら丁度スイッチの真下に来る事が分かった。恐らく棒の取り付け方はこの方法で間違いないだろうが、確信が持てないので、カブで写真屋のTY125の現車を確認に出向いた。写真屋のコンテナのシャッターを開けるとピカピカのTYが鎮座していた。早速シフトペダルのシャフトの奥を確認すると思った通り棒が刺さってその先端がブレーキスイッチのスプリングに連結してある。棒は刺さっているだけで割りピンなどで留められはいないようだ。よしよしこれで間違いない。意気揚々と帰って来たのは良いが、さてこの棒をどうやって作るかが問題だ。4ミリ径の鉄棒を探すが丁度良い物はない。4ミリ径のアルミパイプはあったが、パイプなので強度が気になる。この穴に入るパイプは無いかと更に探すと3ミリ径のアルミパイプがキッチリ嵌まった。二重パイプになると強度も十分だ。しかも、スイッチを引っ張るだけなので、それ程の強度は必要ないだろう。アルミなのでスプリングの線が通る小さな穴開けも簡単だ。念のためにシャフト側も抜け防止の為の割ピンを通す穴を開けておいた。自作したアルミロッドをシャフト穴に通し、ブレーキスイッチのロッドの穴に少しバネ力が強いブレーキシューを留めるスプリングを取り付けアルミロッドまでの長さが足りない部分は細い針金で延長してロッドの穴に取り付ける。ブレーキレバーを押し下げながらスイッチが動くのを確認してやっと終了と思いきや、ブレーキスイッチの径が取り付けステーの径と合っていないのでグラグラだ。座金を探せねばならない。文房具を入れている雑箱を漁るとアルミのハトメが出て来た。以前ブルーシートのハトメを追加する時に買った余りだ。しかもスイッチのネジ径にピッタリだ。素晴らしい。スペーサー代わりにハトメを4枚使用し、下側から予備のスイッチから外したプラのワッシャで締め付ける。これでガッチリと取り付け出来た。やれやれ今度こそ完成だと歓喜のブレーキテストを行ったらスイッチが殆ど動かない。何故だ?もしやと思ってアルミロッドに目をやると、曲がっている。二重パイプで完璧だと思えた自作ロッドがいとも簡単に曲がっているではないか。スプリングが強すぎたか。針金を付ける時に引っ張り過ぎたか。いずれにせよ甘っかった。撃沈である。矢張りアルミなど「ヤワ」な物は使用出来ない。鉄だ。鉄棒だ。色々探していたら、台所の流しの戸棚に置く棚が出て来た。シャフトの穴径は4.2ミリ。棚の足は4.4ミリなので足をベンチグラインダーでシャフト穴の長さだけ削れば通る。早速グラインダーで解体して、適当な長さに切断して、穴開けに掛かる。ボール盤が無いので、万力に挟んで細い錐を使うのであるが、今度は鉄なので慎重に行う。細い錐に力を掛け過ぎると直ぐに折れてしまうので、CRCを吹きながら、慎重に穴を開けて行く。時間は掛かったが錐を折ること無く両端に何とか穴開けができたので、早速取り付ける。今度は抜群の強度で曲がる事も無くブレーキの踏みしろに応じてブレーキスイッチを動かす仕事をしている。リアブレーキスイッチ如きに時間と手間を取ってしまったが、何とか取り付ける事が出来た。穴開け加工が完了したアルミのテンションロッドブレーキアームシャフトのスプリングの奥に顔を出した自作のテンションロッド真下から見たアルミのテンションロッドとリアブレーキスイッチの連結ハトメのスペーサーを嵌めたTLM50用のリアブレーキスイッチ定位置に取り付けたTLM50用リアブレーキスイッチ探し出したキッチン用の棚穴開けが完了した鉄棒アルミの曲がったロッドと鉄のロッド抜け落ち留めのRピンを通したテンションロッド針金でブレーキスイッチのスプリングに転結したテンションロッド車体の真下から見たテンションロッド
2020.03.18
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クラッチワイヤは写真屋から貰った新品がある。何でもTY125のレストアをするために純正を発注したら、チューブが当時の灰色から黒色に変更になっていたのが気に入らず、当時物の中古を再購入したために不要になった一品である。私はそういった拘りは一切無いので、有り難く貰って使用する。新品だが念のためにCRCを注入して組み付けに掛かる。テンションを掛けるためのサポート金具は、エンジンのフィンに開けられた穴に取り付けるのだが、この金具はワイヤ取り付け部にスリットがあり、ワイヤを外す事ができるので、狭いフィンの下側からボルトを嵌める事も容易にできる。クラッチワイヤはエンジン側には調整箇所が無いが、ワイヤの途中のアジャスターとハンドルのアジャスターで調整出来るようになっている。フロントブレーキワイヤは当時物の中古しかないが、一番綺麗な物を選んで、これもCRCを注入して組み付ける。サポート金具はテンショナーに共付けするので、テンショナー上部の取り付けボルト外す必要がある。ブレーキパネル側のアームの角度を調節して取り付けるもワイヤが長すぎてレバーがふにゃふにゃでNGである。アームの角度を更に変えようと思ってもスピードメーターワイヤが嵌まる膨らんだ差し込み口に当たって角度が変えられない。面倒くさいが一度ホイールを外して、ブレーキパネルを取り出し、ブレーキシューを抑えながらスピードメーター差し込み口ギリギリの角度でアームを押し込み角度を変えるとサポート側の少しの調整でテンションがしっかりと掛かった。ブレキーレバーを僅かに握るだけで、でんぐり返りそうな程ブレーキが掛かる理想のタッチとなった。こいれで前後ブレーキ、クラッチと機能面の取り付けを終えた。新品のクラッチワイヤとサポート金具ワイヤアウターには品番であろうか数字が印字されているサポート金具を取り付けるためのエンジンフィンのボルト穴エンジンフィンに取り付けたサポート金具エンジン側のクラッチケーブル(取り回しは斜めに立ち上がった2本のフレームの間を通すようだ)ハンドル側何度もバラしてやっと取り付けたフロント回りハンドル側のフロントブレーキ
2020.03.16
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TY125の車体に付いていたフロントブレキーとクラッチレバーはトライアル用だろうか太いショートタイプの物が付いていた。クリーニングしてみると、なかなか目にすることのない形状をしているので、錆びて原形を留めないアジャスターと固定ナットは他車用を流用して使用する事にした。しかしである。ブレーキ側のホルダーからブレーキスイッチが取り去られているので、何とかしなければならない。フロントブレーキスイッチは他車を含めても手持ちが無いので、amazonで探してみたら、汎用品が2本で644円で出ていた。1本あったら良いのだが、1本あたり322円なので即注文したが、差し込み口の径が合うかどうかは分からない。届いたスイッチは問題無く作動したが、やはり径が違った。差し込み口の径が大きすぎてスイッチ側のストッパーが掛からない。仕方がないので、絶縁テープを巻いて太さを調整してホルダーに押し込むとストッパーが丁度良い場所に引っ掛かって止まった。レバーを取り付けてスイッチの動作を繰り返し確認するも大丈夫のようだ、指で引っ張っても抜けないので、何とか使えるだろう。ハンドルはレンサルのアルミ製が付いていたのだが、悲しいかな曲がっていたので、使えない。純正は鉄製でトライアル車にしてはかなり曲がりの大きく恰好が悪いので、レンサルを何とか修理出来ないかと思い、片方を側溝のグレーチングに引っ掛け曲がっている所をバーナーで炙りなが引っ張ってみたが、幾ら炙っても、幾ら引っ張っても元には戻らなかった。これはプレス機か何かで荷重を掛けて直すしか無いだろう。ハンドルはTLM50の予備機から拝借する事にして青棒とバフで磨いてみたらこれもレンサルだった。83cmと少し長いが、スイッチ類を取り付けてみて、少し余裕が出れば両端を切断する事にする。レバーを取り付けスロットルを嵌め込むとレバーの長さが足りない事が判明。TL系はスロットルが薄く作られているのだが、TYのスロットルはキルスイッチも仕込まれているので、かなりの厚みとなってしまうのだ。折角のショートレバーだったが、敢えなく断念。その昔、福山の先輩から頂いて大事に保管しておいた、TY125純正レバーを使用する事にした。2本で644円だった激安フロントブレーキスイッチフォルダーに取り付けたスイッチレバーを閉じると白いビストン部分が動きスイッチ自体が動く事はないTLM50から外したハンドルレンサルの刻印があったハンドルハンドルに取り付けたショートブレーキレバーYAMAHA純正のTY125用レバーショートレバーと純正レバーとの比較
2020.03.14
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ドンキーベース完成に伴い実家から発動機と耕耘機の修理のオーダーが入った。発動機は三菱メイキG500Lで、定格3.5馬力、最大5.0馬力だ。工作車に積んで持って帰ったが、耕耘機はスパークはするので、キャブだけ外して持ち帰った。話しによると、発動機は5年程前に掛からなくなり、そのまま軒下にビニールを掛けて放置していたとの事。野晒しでなかった事で、酷いサビなどが無かったのが救いである。一応欠品や、破損箇所などないか見渡して修理に取り掛かる。タンクを外してみるとガソリンが僅かだが残っていたので全て捨てた。プラグを外してみると焼け具合は良好だ。プラグコードに繋いでリコイルスタータを引くと発火が確認出来た。電気系統は大丈夫のようだ。ならばキャブレターだろうと思いバラシに掛かるが、キャブを留めている片方のボルトがマフラーが邪魔になって外せないので、マフラーから外す。エアークリーナーを外し、スロットルやチョークを繋いでいる針金のように細いロッドとスプリングも外すとキャブが外れる。このキャブはフロートチャンバーが異様にデカくて円筒形となっており、底のボルトで留める仕様なので、フロートチャンバーはどの位置でも取り付け出来るようになっている。キャブの外側はアイドル調整とパイロットジェットがあるのみ。中はガソリンが残っておらず、不純物も無く綺麗なものだ。フロートを外しニードルバルブを取り出すとこれも綺麗だが、バイクのようにスプリングが仕込まれた突起が無い。発動機なのでこんなものであろうか。次はメインジェットだが、キャブの上下を貫通している筒の中の奥まった所に付いており、マイナス溝も無くボルトの頭状にもなっていないので、外す事ができない構造となっている。仕方がないので細い針金とパーツクリーナーと圧縮エアーで貫通を確かめつつ掃除を行う。全ての穴の掃除を行い、貫通を確かめたので、組み立てに掛かる。スロットルを繋ぐ細いロッドは天秤金具を取り付けた後では取り付けが出来ない事がわかり、何回も天秤金具を取ったり着けたりでやっと組み立て完了。燃料コックの状態を見て、ついでにオイル交換をしようとドレンボルトを探したら2箇所もあった。注油口も2箇所だ。恐らくポンプなどをベルトで繋いだ時に前後どちらからでもオイル交換できるようにするための親切設計だと思われる。オイルは真っ黒では無かったし、20Wのオイルが無かったので止めにした。直ぐには壊れないだろう。新しいガソリンを少し入れてリコイルスタータを5回程引いたら掛かった。暫くしてチョークを戻すとアイドリングも安定している。スロットルを開けると大きな音で回転も付いて来る。台座が無いので、エンジンが一人で暴れ出す。放っておいたら他所の家に飛び込んでも困るので、アイドルに戻し様子をみたが大丈夫のようだ。一旦止めてを繰り返したが問題無いようだ。後は耕耘機のキャブの掃除したら終わりだ。お蔭で貴重な時間が割かれてTYの作業が中断してしまったので、納品時には牡蠣鍋と清酒嘉美心を存分に飲ませて貰う事としよう。三菱メイキG500Lエアークリーナー、マフラー、キャブ側取り外し中のデカいフロートチャンバーが付いたキャブキャブの真上。アイドルスクリューと中央にあるのがパイロットジェットどうにも外せないメインジェット
2020.03.12
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エンジン始動時にオイルポンプの固着が判明したので、外しておいたのだが、いよいよメンテに掛かる。スロットルワイヤで引っ張っても動かなかったプーリーを手で回してみると固いが少しは動くのでパーツクリーナーで洗浄すると動き出した。だがエンジンからのシャフトに噛み合うギアが動かないので分解する事にした。ハウジングを留めているビス1本にサビがあり、ドライバーでは緩みそうにないので、インパクトドライバーで慎重にどついて外すが、最後のサビの無い一番綺麗なビスがナメた。こんなもんであろう。これは要交換である。ハウジングにもガスケットがあったが、エンジンへの接合部のも外す時に破っているので気にせず作業を進める。後で発注する時のために取り除いたガスケットの厚みを中華製のマイクロメーターで測ってみると0.9ミリだった。中は思ったほど酷くはなかったが、ネバネバのオイル汚れがあったので、灯油に漬けて置く。1日おいてパーツクリーナーで洗浄、PLではオイルポンプはアッセン交換でパーツは出ていないので、ガスケットは作るしかない。amazonで注文しておいたキタコのガスケット1ミリ厚とポンチ(0.5ミリ~7ミリの14本セットで1,150円)が届いたので組み立て作業にかかる。ガスケット上に赤いブレーキの鳴き止め剤を塗ったパーツを置いて型取りして、カッターで切り出すのだが、これが厚すぎて切れない。仕方がないのでハサミで切った。エンジン側は何とかなったがポンプ内部のガスケットは穴の位置がギリギリなのでポンチで叩くと千切れてしまう。やはり1ミリは厚すぎたようだ。失敗である。もう少し薄いガスケットを買い直そうかと思ったが、以前東急ハンズでNBRゴムを買って保管してあるのを思い出した、確かフロートチャンバーのパッキンを作るために買ってそのままになっている筈である。これも1ミリ厚だが、こちらの方が薄いように思える。早速、切り出すのだが、鋭いカッターの刃を押し当ててもなかなか切れない。もの凄い粘りのあるゴムだ。これならガッチリとシールドしてくれそうである。舐めたビスは新しい物に交換して組み立て、エンジンに取り付けた。オイルタンクからのホースとキャブへのホースを取り付け、スロットルワイヤをプーリーに嵌め込むと一応完成だが、オイルが正常に出るかどうかオイルを入れてエアー抜きをしてからの結果となる。分解中のオイルポンププーリーを外すと中のギアが固着していた失敗だった1ミリ厚のガスケット14本セットの激安ポンチガスケットの型取りエンジン側のガスケットポンプ内部のガスケットエンジンに取り付けたオイルポンプ
2020.03.10
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フロントのホイールも付けたし、フェンダーも付けたので、テンションバーとブレーキアームの取り付けに掛かる。テンションバーはリアと同じアルミ製で穴開け加工が施されておりYAMAHAの意気込みが感じられる一品である。アクスルナットを緩めてブレーキパネルを手で回し位置決めをして両端をボルトで留める。次はブレーキアームだが、角度が全く分からない。通常のバイクならブレーキパネルにブレーキワイヤを留める箇所があるのでアームの角度は自ずと決まって来るのであるが、TYはそんな物は無い、どの角度でテンションを掛けるのかが分からないのである。バラす前の写真も無いし、記憶も無い。仕方がないのでネットのお世話になる。写真を見てビックリ、フロントフォークにクロスするように取り付けられているではないか。そうだったのか。これは知っていないと思いつきでは出来ない角度だ。そのまま取り付けようとしたらロントフォークが邪魔で無理。仕方がないのでテンションバーの片方を外してやっと取り付け完了。当初から覚悟はしていたが、作業間隔がかなり開いたので二度手間ばかりでなかなか進まない。ちょっと変わったフロントブレーキアームの取り付け角度リアのアルミ製テンションバー
2020.03.08
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シャリィやTL等で失敗して痛い目にあった筈なのに….。2度ならず3度も。3度ならず4度も同じ失敗を繰り返すのは注意力が無いのか?頭が悪いのか?毎回の事であるが、車体を組む順番としてエンジンを乗せて、スイングアームとフォロントフォークを取り付けたら前後のフェンダーを取り付けないと非常に面倒な事になる。それなのに、毎回前後のホイールを先に取り付けていい気になって「恰好ええじゃないの」と一通り眺めて、フェンダーが無い事に気づく。フェンダーは後からでも取り付けは出来ない事はないけれども、タイヤが邪魔になって取り付けに苦労するのである。今回もご多分に漏れず工具が使いにくいし、指がつりそうになるし、面倒な事になってしまった。が、ホイールを外す事無く何とか装着出来のだが、フロントは取り付けた後からフェンダーブラケットを取り付けるのを忘れていたことが判明した。鉄製のインナーブラケットはフェンダーの内側に取り付けるので見た目は無くても分からないのだが、剛性を高めるために必要な部品である。このブラケットとフェンダーはリベット留めされていたので、ドリルでリベットを破壊して外し、フェンダーを塗装したのだった。取り付けは同じくリベット留めにするべく、手持ちの一番太いリベットピンを取り出したが、それでもまだ足りない感じだったが、試してみると何とかギリギリブラケットに引っ掛かり事無きを得た。前後フェンダーを取り付けて、PLを見たらフロントにはブラケットが無くてリアに付いているではないか。どぉ~ゆぅ~事じゃぁ~。リアのブラケットなんぞ記憶に無い。PLが175用なので125とは仕様が違うのだろうか?フロントフェンダーとインナーブラケットフェンダーの穴に合わせてセットしたブラケットリベット留めを終えたフェンダーフロントフェンダー装着完了リアフェンダー装着完了
2020.03.06
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今日は天気も良いし、仕事も無いので、心ゆくまでTYを弄ろうと思っていた矢先に福さんからツーリングの誘いの電話。何でも姫路の海辺に「ぼうせ鯖」なる名物を食べさす市場があり、そこから17キロ程走ると石宝殿と呼ばれる御本殿を持つ生石神社があるので、見に行こうという壮大且つ魅惑的な提案がなされたので、泣きの涙でTY弄りはお預けする事にして、正月以来乗っていなかったV7ドンキーを引っ張り出した。10時過ぎに代車のドカティーM797に乗った福さんが到着。姫路は近いのでこの時間でも十分である。しかも高速は使わずに地道でのアプローチとする。M797は代車なのでナビがない、従ってスマホ装着装置の付いたV7が先に走る事として出発。中国地方で一番渋滞の激しいR2を岡山方面にに向けて走るが、昼前のせいか渋滞は予想より少ない。君津でブルーラインに乗って道の駅一本松展望公園で休憩。目的地の「姫路とれとれ市場」をナビにセットするも音声が聞こえない。ヘルメットの受信機の電池切れだ。そうえば買ってから一度も交換した事がない。逆によく持ったものだ。この道の駅は何時も沢山のバイク集まる事で有名なので、平日でも数台の大型バイクが駐まってる。ハーレー、BMW、VMAX、ゼファーと大型揃いだ。しかも話しから60過ぎのジジイばかりだ。電池は途中のコンビニで調達する事にして、音無しナビで出発する。備前ICでR250に分岐後直ぐのセブンで2ヶ入り単三電池を購入してインカムから電池を取り出すと何と記憶違いの単四だった。レジに引き返し単四に交換して貰うが、値段は同じ。どういうこっちゃ。パナソニックさんそれなら単一も単二も同じにしてくれ。電池を新品にしたので、音声案内が復活、カキオコが美味い日生を抜けると兵庫県だ。赤穂の町まで来るとナビが高速に乗れと指示を出し始めた。セットする時に一般道優先にするのを忘れて「おすすめ」にしていたのでナビの意味がない。たつの市室津の海岸線に差し掛かると、入り組んだ小さな半島に漁村の風景が実に美しい。思わず駐まって写真をパチリ。クルマの多い姫路を抜けると高速を諦めてくれたナビが仕事を開始、JF坊勢姫路とれとれ市場に13時30分無事到着。市場の中は新鮮な魚が生きたまま水槽に入れられ売られていた。値札も付けられ、その場で捌いてくれ、持って帰るもよし、市場内の食堂で食べるもよしというシステムだ。勢い良く泳ぐ「ぼうせ鯖」を一匹すくって食べようとしたら、店員に2人では多いのでと刺身におろしたパックを勧められた。今日の昼飯は「ぼうせ鯖」の刺身、焼き牡蠣3ヶ、味噌汁、ご飯小、漬け物の豪華版だ。鯖は予想通り美味かったが、牡蠣は色も悪く、柔々でダメだったが私は紳士なので文句も言わず美味しく頂いた。次は生石神社(おうしこじんじゃ)の石宝殿に進むべく、ナビをセット。今度は一般道優先にした。生石神社は小高い山の中腹にあり、正面は真っ直ぐな急傾斜の石段が境内まで伸びるが、バイクなので凸凹の石畳の参道を登ると県道を跨いで駐車場があった。クルマでの参拝はこの県道を上って来るようだ。御影石とは明らかに異なる粘土質の寄附石が両側に並ぶ短い参道を登ると正面の石段の上に跨ぐように建てられた絵馬殿、その上に真ん中を通り抜ける事が出来る拝殿その奥がいよいよ石の石宝殿だ。石で造った本殿だろうと思いきや、これが何ととてつもなく大きな直方体(四方6.3m高さ7.8m)の石が池の中に浮いているように見える。回りは人が歩けるようになっているので具に観察してみると、この石宝殿は三方を断崖に囲まれている事から石山を彫って巨大な石を彫り抜いたに違いない。その石に筋彫りや下部を丸めたり、後部は大きな突起の細工を施してあるのだ。福さんの情報によると、この宝殿は横たわった状態で、本来は後部の突起が下になり完成との見解もあるとの事。なるほど、そう見ると筋彫り等の辻褄が合う。由緒看板にも未完成と書いてある。何れにしても、これほど巨大な石を彫り出すにはとても人間業では出来ない。由緒にあるように正に神々が彫ったのだろう。そしてこの石宝殿は日本三奇(塩釜神社の塩釜、霧島山の天の逆鉾、生石神社の石宝殿)の一つらしい。これは必見である。神社がある山は全て岩山であり、社殿の脇から頂上へ登る石段が彫り抜いてあるので登って行くと大正天皇行幸之跡の石碑があり、麓を一望できる展望台になっていた。今日は凄い物を見せて貰って感動しつつ下山。時間があるので一般道でナビをセットして帰る事にした。帰路は姫路バイパスから太子竜野バイパスそしてR2、ブルーラインだ。山陽自動車道が出来てからもう何年も通っていなかったが高速道路のような両バイパスは片側2車線で快適だ。有料だと思っていたのだが、R2のバイパスになっており無料だった。このお蔭で高速で帰るのと変わらない時間で帰る事ができた。最後の休憩をとるべくブルーラインの一本松に入ると、白鬚のおっさんがGUZZIも変わったなぁと話しかけて来た。軽のワンボックスで東京から鹿児島まで一般道のみで旅をしているとの事。自慢のソーラーシステムを見せてもらった。ソーラーシステムはボンゴフレンディーにも搭載したいと常々考えていたので、大変参考になった。それにしても何ヶ月もかけて気ままな一人は憧れる。羨ましい。男のロマンだ。バイクが乗れなくなったらフレンディーも改造して旅クルマにするのも良いだろう。やることは尽きないと色々と考えを巡らせながら帰宅した。室津の漁港姫路とれとれ市場の水槽今日の昼飯生石神社表参道生石神社社殿圧巻の石宝殿石宝殿裏の突起上から見た石宝殿頂上の展望台道の駅一本松展望公園地デジアンテナと自転車を装着した後部ソーラー発電システム
2020.03.04
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ステップとスプリングは手が付けられないほど錆びて、しかも変形していたのだが、修正してサビ落としを施し塗装しておいた。それでも表面はガタガタである。スプリングの取り付け方法はTLなどのステップとステップステーに挟んで取り付ける方法とは違い、貫通したステップボルトの下に組み込む方式となるのだがスプリングを支えるワッシャが見当たらないので、適当な大きさのワッシャで代用した。スプリングもサビが酷かったので、折れるのではないかと心配したが、取り付けて動かせてみてもちゃんとテンションが掛かり大丈夫のようだ。サイドスタンドは経験上、スプリングを先に車体とスタンド両方のフックに掛けたままステーに取り付けると力要らずで簡単に取り付けられるのが分かっているので今回もそうしたが、これがどうしてもステーとスタンドのボルト穴が合わないのだ。スタンドを腕力で下へ引っ張ったくらいではどうにも動かない。諦めて、スタンドを先に取り付けてスプリングを掛けようとしたのだが、ペンチで引っ張ると絶対塗装が剥げるので、太い鉄棒を嚙ませて引っ張るがなかなか掛ける事が出来ない。こんな時は初心に帰れだ。もう一度先にスプリングを掛けてスタンドをステーにセットする。スタンドを下に引っ張ればボルト穴が合いそうなので、どうにかならないかと考えながら下をみたらスタンドの先の広がった地面に接地する部分が目に止まった。そこに足を掛けて踏み降ろすと何の事はないスプリンが伸びて穴がピッタリ合った。拍子抜けである。もうこれでスタンドのスプリング掛けの極意は修得して修了証を貰う事ができたのだ。スタンドのスプリング掛けでお困りの方はお申し出下されば出張掛け致しますので、是非お声掛け下さい。ステップの裏側ステップスプリングの位置苦労して取り付けたスタンド
2020.03.03
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リアホイールにスプロケットを取り付けたので、車体に組み込むのだが、PLで確認するとスプロケット側のカラーが無い事に気づいた。PLではカラーの形状がよく分からないので、ヤフオクのTY部品を調べたら、カラーと言っても突起の少ないキャップのような物だった。このホイールはタイヤ付きを中古で購入してタイヤを新品に入れ替えたが、カラーは嵌まっていたかどうか、記憶に無い。部品箱を漁ってみたが、何処にも無い。アスクルシャフトとブレーキパネル側のカラーは付いている。そこで、シワの無くなった脳みそで過去の記憶を辿って行くと、買ったのはホイールだけで、アクスルシャフトは付いていなかった事を思い出した。そうなるとこのシャフトは車体に付いていた物だ。ではカラーは車体に付いていたホイールに嵌まったまま?直ぐに古いホイールを確かめると、あった。あった。ありました。左側のハブに嵌まっていた。しかも、予備のホイールにも嵌まっていたので2つ確保出来たが、ホイールを取り付けるだけで、えらい時間が掛かってしまった。テンションバー、ブレーキアーム、アジャスターをセットして組み込むのだが、ここでホイストの出番となる。電動でちょいちょい、とボタンを押すだけで車体が吊り上げられ、手間も力もいらずいとも簡単にシャフトを通す事ができた。これは使える。チェーンはスプロケットのサイズを再度確認してから発注の予定。アクスルシャフトと左カラー、右カラー、ワッシャ、ナットアクスルシャフトにアジャスターを挿し込んで組み立て開始右リア回り左リア回り
2020.03.01
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メンテナンス台も出来た事だし、平成30年10月を最後に止まっていたTY125の組み立てを再開する事にした。TYの部品はなるべく纏めていたのだが、引っ越しで散逸した物もあるかも知れないし、欠品部品や手順も忘れてしまっているので、組んではバラシの繰り返しになる事は覚悟の上である。取り敢えず邪魔なリアホイールを取り付ける所から始める事にした。ハブにドリブンスプロケットを取り付けるのだが、このボルトはネジロック剤を塗布して緩み止め措置の箇所なので、モノタローで探したら適当な物があった。TYのスプロケット取り付けボルトには緩み止め座金を取り付けるようになっているので、それ程強力なネジロックは必要ないと思い中強度としたのだが、検索中にドリルチャックが目に止まった。RYOBIのキーレスドリルチャックCDD-1020だ。20年程前に買ったRYOBIの電動ドライバードリルPDD-10Vのチャックが壊れたのでそのままにしていたのだが、格安で部品交換が出来るのでは?と思えて来た。CDD-1020は充電式の新しい機種用だが、どう見ても殆ど同じように見える。同じRYOBIなので互換性があると踏んで、注文してみたら何とピッタリ取り付け出来た。ネジロック剤よりも電動ドライバードリルが直った方が収穫となった。ネジロック剤を数滴ボルトに塗って緩み止め座金通してスプロケットを取り付け、座金をタガネで折り曲げる。このスプロケットはアルミ製なので軽くて、磨くと美しい。51丁と純正にしては大きすぎるので恐らく社外品だろうと思い調べてみたら、純正のドリブンスプロケットは45丁だった。かなりトライアル用に振った大きさである。組み立て再開にかなりの時間が開いたので、バラした時の事は殆ど忘れてしまっている。ハブに突っ込んだカラーは間違いで、リアブレーキパネル側だと後で分かった始末である。ネジロック剤(中強度)RYOBIのキーレスドリルチャックCDD-1020ネジロック剤を塗布して取り付けたアルミのドリブンスプロケット51丁
2020.02.29
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年末からの引っ越しや新年からの仕事や片付けで腰を酷使したので腰痛がぶり返した。ゆったりした椅子に長く座っていると立ち上がりにも苦労するほどである。こんな事ではTY175の組み立てに支障を来すと思い、バイク用リフトを調べてみた。日本製だと数十万するが、中華製なら5万円程で売っているので、どうしようかと「ぽつんと一軒家」を見ながら考えた。リフトがあれば油圧で好みの高さにバイクを設置できるので、作業をするのに腰に負担が掛からず非常によろしい。バイクの修理はどうしてもしゃがむか、這い蹲っての体勢が多いので、どうも泥臭くスマートではない。レッドバロンなんかではリフトで持ち上げたバイクをキャスター付きの工具箱の脇に立ったままで恰好良く作業をしている。あれあれ。あれでんがな。中華製のあの赤いリフトはドンキーベースにもきっと似合うだろうと思い、ポチッと仕掛けた時、説明書に重量物なので、荷下ろしにフォークリフトかユニックが必要、配送センターまで受け取りに来ればトラックには乗せるが後は知らん。と書いてあるのを見つけた。ドンキーベースにはユニックもフォークリフトも入らない。妻と二人で天秤棒で担ぐか。私は腰痛、妻は右足の半月板の損傷でリハビリ中。二人掛かっても小学生にも負けそうな満身創痍の体ではどうにかなる筈も無い。それなら作る。ブタの貯金箱の5万円は温存しておいて、バイクリフトに変わるメンテナンス台を作るのだ。台なのでリフトのように高さ調節は出来ないが、立って作業が出来る高さであれば問題ないだろう。幸い大工が余った材料を置いて行ってくれたので、材料費はタダだ。図面引きは出来ないので、何時ものように頭の中で考え接合部分と高さだけ便箋に手書きの部分図面を作り数値を入れて行く。所有バイクは一番重い物で200kg位あるので、何よりも頑丈第一として卓上丸ノコで部材を切り出して行く。10年程前に買った日立の卓上丸ノコは非常に重宝している。それまでは手鋸か電動丸ノコを使っていたのだが、真っ直ぐに切断する事が難しかったのだが、卓上丸ノコは部材をミリ単位で直角に真っ直ぐ切断できるし、鉄工用の刃に替えれば単管パイプなど、いとも簡単に切断出来てしまうのだ。スライド式を買えば切断長がもっと延びるので少し後悔している。メンテナンス台のサイズは車体のサイズから長さ2mは必要だろうと判断し、幅はコンパネを切断せずに済む91cmとした。足は間柱3本で柱材の太さにし、6本とした。可動式にしたいので、足の下にキャスターを取り付ける必要がある。重量の余裕を見て、単体で耐荷重160kgの重荷重対応タイプとし、四隅のキャスターはストッパー付きとした。重くなるが部材は全て間柱を使用して、コンパネを支える桟も間隔を狭めて配置した。大工に貰ったコンパネは厚さ12ミリだったので、当初2枚重ねにする予定であったが、取り付けてみるとバイクを乗せても十分な強度がありそうだったので、1枚にした。完成したメンテナンス台の上に組み立て中のTYを乗せてみる事にした。車体にタイダウンを掛けて中華ホイストで吊り上げておき、メンテナンス台をバイクの真下に設置してゆっくりと降ろして行く。リアホイールを付けていないが、2mにして正解だったようである。高さは車体の作業位置によって変わるが、概ね70cmで立っての作業が出来そうである。これで腰痛ともおさらば。快適なバイク生活が送れるというものだ。製作中のメンテナンス台足の木組み耐荷重160kgのストッパー付きキャスター完成したメンテナンス台通常組み立て状態のTY175ホイストで吊り上げた車体メンテナンス台に設置した車体
2020.02.20
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ドンキーベースにはRANケーブルの引き回しを行わなかったので、ネット環境はWi-Fiに頼るしかない。幸いな事に上階に長男と次男がそれぞれ使用していて要らなくなった2台を含め3台のWi-Fiルーターを仕込んだので、Wi-Fi環境はバッチリである。作業中にネットで調べたい事が出て来た場合に備え、ノートPCを持ち込もうと考えていたが、持って入ったり持って出たりが面倒くさく思えてきたので、買い換えでいらなくなった32型テレビをモニターとして利用する事にした。ドンキーベースにはRAN配線に加え、TV配線も無いので、テレビは当然映らないが、iPhoneとテレビをHDMIケーブルで繋げばネット環境が整うのだ。早速amazonで中華製のケーブルを購入した。このケーブルはamazonプライムなどの有料放送は見れないが、ネットやYouTubeなどは問題無く見ることができる。ケーブルには端子が3つ付いており、HDMIはテレビへ、ライトニングはiPhoneへ、そしてUSBは電源供給への接続となる。繋げてみるとiPhoneの画面が32型のテレビ画面一杯に広がり文字も大きくて見やすい。古いテレビなので解像度が低くザラつきがあるが、映画の鑑賞をする訳ではないのでこれで十分である。ドンキーベースに初めてのハイテク器機の投入である。HDMI/ライトニングケーブルのパッケージ英語の使用説明書(裏は中国語)3本のケーブルの配線ミラーリングできたテレビの画面
2020.02.18
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パーツが増えてくると同じような種類の中から探すのが大変だし、一箇所に纏めていないとあっちで探し、こっちで探し、探す事で時間が奪われるので、保管場所を取らず一目で分かる立体収納を行おうと色々考えてみた。ワイヤ類は板に卓上丸ノコでスリットを入れ、ワイヤが抜け落ちないように角度を付けて取り付け、スリットにワイヤを引っ掛けて吊しておく、太いワイヤはグラインダーでスリットを拡げて対処した。フェンダー類は壁に幅広の板を打ち付け、挟み込むようにして収納。使用頻度が殆ど無いので、邪魔にならない高い位置に、しかもすぐに手に取れるように固定はしていない。場所が少し余ったので、カブとTY125のマフラー、TW200のシートも収納した。ホイールはアクスルシャフトの穴に手持ちの長ボルトを通してナットを取り付け、梁から垂らした2本のビニール紐の輪にボルトを引っ掛けているだけでこれも固定していない。後は小物が中心なので、車種ごとに箱に入れての収納になるだろう。TY175の組み立てが止まったままなので、早く取り掛かりたいのだが、整備環境とパーツの分類をやらないとどうも落ち着かない今日この頃である。ワイヤの収納フェンダーの収納ホイールの収納
2020.02.16
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20年程前にホームセンターでエアーコンプレッサーを買って30mのホースリールを接続して使っていたが、取り回しにホースが絡まる事多々で、予てから吊り下げ式が欲しいと思っていたのだが天井があったのでホイスト同様吊り下げ不可だった。悔しい思いをしていたが今度のドンキーベースは何でも吊り下げ出来るので、念願の吊り下げ式を購入する事にした。そこで少し調べてみた。20年前当時はコンプレッサーの知識も無く、適当なタンクサイズの物を買ったのであるが、ホースの内径が7ミリと細い。取り回しは細い方が楽なのだが、如何せん内径が細いとパワーが無いのである。折角買ったコンプレッサーだったがエアーツールが使えないのである。エアーツールを使用するには内径8ミリ以上が必要と言う事をここに来て初めて知ったお粗末さである。ならばと、内径の太い物を探したら、ストレートから9.5ミリという特太サイズのホースリールがあった。しかも低温でもホースが硬くならないハイブリッドタイプだ。コンプレッサーからホースリールまでの配管用ホースもストレートの9.5ミリを買う予定だったのだが、チェックしたまま数日そのままにしていたら何れも欠品となってしまった。残念無念。仕方が無いので、中華製の9.5ミリの吊り下げリールとストレートの配管用10ミリ10mホースで妥協した。中華製リールはかなり大きいが、ハイブリッドタイプでホース長が15mなので仕方ないだろう。1つ良い所は吊り下げハンドルがピンを抜く事で分離できる点である。梁への取り付けが非常に楽であった。これで、ホイスト、電気コードリール、エアーホースリールと梁から吊り下げる物は全て揃った。中華製エアーホースリール/内径9.5ミリストレートエアーホース/内径10ミリ梁に吊ったホースリールコンプレッサーに接続した10ミリと既存の7ミリホース
2020.02.11
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ボードへの工具を収納するための小道具が揃ったので、そろそろ工具の設置に掛かる。amazonで購入したフックはサイズ間違いをしたが、福さんの「ハンマーでどつく」をヒントにして足が2本のフックはディスクブレーキセパレーターで拡げて何とか取り付け出来る事が分かった。連フックは不本意ながら片方の足のボード位置に穴を開け取り付けた。後は6ミリ径の木ダボや100均フックなどを利用して工具を引っ掛けて行く。ソケットレンチのソケットは100均の台所用10連フック2つをフックの間隔が同じになるよう少しずらせてタイラップで固定した上で、ボードにビス付けした。ドライバー用フックが足りなくなったので、100均の薬味チューブケース(3ヶ入り)の底に穴を開けて作成した。それを引っ掛けるバーはエプソンプリンタの丸棒部品だ。3/8ディープソケットや1/2ソケット、エクステンションバーなどはソケットフォルダーにはめ込み設置するために、大工さんに貰った間柱で多孔ボードの下に棚を作ってビス付けにして取り付けた。もう少し取り付ける工具やインパクトドライバービット、ドリルの刃などの取り付け方法を思案中だが、大体工具箱の中身を収納できた。余は満足じゃ。ディスクブレーキセパレーターで足の間隔を拡張中のフック台所用フックを2本重ねて作ったソケット収納amazonで購入したフックセットに入っていたドライバー掛け100均で見つけた薬味チューブケース薬味チューブケースの底に穴を開けたドライバー収納ボードの下に棚を設けて設置したソケット類多孔ボード収納左側多孔ボード収納右側
2020.02.08
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有孔ボードに取り付けるフックのサイズ違いを注文してしまったので、その反省から今度は慎重に他の策を練った。このボードに見せる収納として工具を配置するには「吊す」よりも「置く」方が多いと思い、穴に棒を突っ込んでそれに工具を置く(挟む)方法を考えた。5ミリ径の穴に突っ込む棒は細い竹でも良いが、丁度良い太さの物を探すのが面倒くさいので却下。ネットで調べていると木製ダボを使用している者がいた。更に調べると、市販のダボは径が6ミリ、8ミリ、10ミリ、12ミリで、5ミリは無いが、100均のCanDoには有孔ボード用の5ミリ径の木製ダボを置いているとの事。これは朗報だ。早速CanDoを探してみたら意外と近い所にあったので直ちに買い出しに走る。目的のブツは商品棚の一番端にひっそりと置かれていた。20本入りの木ダボと有孔ボードフックもあったので全部買い占めようと思ったが、いや待て待て。ここで喜び勇んで大量買いをしてしまって、またボードの穴に合わなかったら元も子もない。ここは慎重にならざるを得ないと言う事で、取り敢えずダボとフックを2袋ずつ計440円の出費に抑えた。スキップをしながら家に帰り袋を破るのももどかしく、ダボを取り出しボードの穴に突っ込んでみる。どうだ!結果は…。ゆるゆるどころか、ダボが斜めになってポトリと落ちる始末であった。やっちまった。またやってもうた。一度失敗すると次も失敗する失敗の連鎖だ。ネット情報を鵜呑みした私が悪うございました。5ミリの穴に5ミリのダボでは僅か緩いとは思っていたがこれほど差が出るとはショックである。せめてもの救いは一緒に買ったフックもゆるゆるだがこいつは使えた。そうなれば、ネットのクソ情報は当てにせず、何時ものホームセンターで径6ミリ長さ30ミリの木ダボ100ヶ入り428円を買って帰った。ボードに挿してみるとピッタリだ。長さが100均より10ミリ短いが問題はないだろう。2ヶ取り出してペンチを挟んでみた。強度的にも取り出し、設置も大丈夫そうだ。これで工具が50ヶ並べられるのだ。よしよし。CanDoで買って来た木ダボと有孔ボードフックゆるゆるどころか使い物にならない木ダボホームセンターで買った木ダボ(6ミリ×30ミリ)ボードにキッチリ嵌まったダボ
2020.02.04
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ツールキャビネット背面の壁が空いているので、ここはパンチングボードを取り付けて工具類を吊すと使いたい工具が一目で分かるし、カッコ良い。(一度やって見たかった。)と思い、ホームセンターに買い出しに行った。180cm×90cmサイズで色はホワイト、無垢、ブラックの3色で値段は全て同じ、それなら、シックにブラックと決定。2枚しかなかったので、全て買った。早速壁にビスで取り付けてみる。おぉなかなか良いではないか。内張りの無い壁がグッと締まって見える。ボードの穴に取り付けるフックを探したらamazonで恐らく中華製だが、52ヶ入りを激安の1.499円で売っていたので即注文。早速取り付けようと穴に挿し込んだら、間隔が合わない。何故?明らかにボードの穴の間隔とフックの足の間隔が5ミリ程違うのである。ネットで調べてみると、何とパンチングボードは一般的には多孔ボードと呼ばれており、穴の間隔は25ミリと30ミリの2種類あることが分かった。買ったフックは25ミリだ。何も考えずに多孔ボードに種類がある事を考えずに買った私がバカだった。amazonを儲けさせただけだった。ならばと、30ミリ用フックを探したが、激安品は無い。国産の高価なものしかないので、専用フックは使わず他の物で代用する事を考えよう。ツールキャビネット背面の壁に取り付けた有孔ボードamazonで買った25ミリ幅のフック各種5ミリ足らず取り付け不可のフック
2020.02.01
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バイクの修理も最近では電動工具を使う機会が増えている。グラインダー、電気ドリル、電動インパクト等々。今までは延長コードにタコ足で使用していたのだが、狭い場所でやっているとコードが絡まったり、踏んづけてしまったりで、作業性が悪かった。そこで今回は天井吊り下げ式のオートリールを投入した。日動工業のオートリールamazonで11,037円だ。このリールもそうだが、ホイストも差し込みオスプラグがアース付きになっているので普通のコンセントには使えない。どうしても使いたかったらアース棒を折るしかないのだが、事前に電気屋にホイストとオートリールを取り付けると言っていたので、アース付きのコンセントに変えてくれていて、助かった。雌プラグは3口となっているので十分だろう。天井の梁に一人で取り付けるには重いので、コードを全て引っ張り出したが、本体を90°曲げてもインパクトドライバーが当たって上手くビスが打てないので、本体から取り付け金具を外して何とか取り付けた。コードは太く少し重いが信頼出来そうである。引っ張り出して見るもスムーズである。ロックも問題無し。ロックを解除すると大きなバネ力でコードが巻き取られて行く。掃除機の比ではない。凄い力に圧倒された。これは使い勝手が良い、二重丸である。これで電動工具のコードが絡まったりしないだろう。日動工業のオートリール 10m天井の梁にビスで取り付けたオートリール3口のメスプラグホイストと90°角度を変えて取り付けたオートリール
2020.01.30
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