2006年02月28日
XML
カテゴリ: BALLET
"A Gift from Malakhov 2006"

February 28, 2006 (Tuesday) 6:30 pm Yu-Port Kan-i Hoken Hall

The 5th run of his “A Gift From Malakhov" in Japan

Participanting Artists:
Vladimir Malakhov(The artistic director of Staatsballett Berlin)
Julie Kent (American Ballet Theatre)
Lucia Lacarra (Bayerisches Staatsballett)
Cyril Pierre (Bayerisches Staatsballett)
Maria Alexandrova (Bolshoi Ballet)

Polina Semionova (Staatsballett Berlin)
Artem Shpilevsky (Staatsballett Berlin)
Naoki Takagishi (Tokyo Ballet)


Program B
“La Sylphide” Pas de Deux
 Kent / Malakhov

“Agon”
 Lacarra / Pierre
“Manon” Bedroom Pas de Deux
 Semionova / Shpilevsky

“Raymonda” Pas de Deux


“Etudes”
Kent / Malakhov / Takagishi
 with The Tokyo Ballet

“Apollo”
Semionova / Shpilevsky


Lacarra / Pierre

Black Swan from “Swan Lake”
Alexandrova / Filin

“Aria” Malakhov

 Finale by all dancers

「マラーホフの贈り物」Bプロ
 2006年2月28日(火) 東京・五反田ゆうぽうと簡易保険ホール

 第一部
1.「ラ・シルフィード」
 ジュリー・ケント
 ウラジーミル・マラーホフ

2.「アゴン」
 ルシア・ラカッラ
 シリル・ピエール

3.「マノン」より寝室のパドドゥ
 振付:マクミラン
 音楽:
 ポリーナ・セミオノワ
 アルテム・シュピレフスキー


4.「ライモンダ」よりパドドゥ
 マリーヤ・アレクサンドローワ
 セルゲイ・フィーリン

第2部

1.「エチュード」
 ジュリー・ケント
 ウラジーミル・マラーホフ
 高岸直樹 
 高村順子 小出領子 大島由賀子
 ほか東京バレエ団

第3部
1.「アポロ」
 ポリーナ・セミオノワ
 アルテム・シュピレフスキー

2.「ロミオとジュリエット」よりバルコニーのパ・ド・ドゥ
 振付:クランコ
 ルシア・ラカッラ
 シリル・ピエール

3.「白鳥の湖」より黒鳥のパ・ド・ドゥ
 マリーヤ・アレクサンドローワ
 セルゲイ・フィーリン

4.「アリア」
 振付:
 音楽:ヘンデル
 ウラジーミル・マラーホフ

5.フィナーレ
 全員


やはり最後のマラーホフの「アリア」が圧巻でした。
バレエを超えた、普遍的なものがそこにありました。
もっともっと見ていたかったです。

きょうは、マラーホフさまはお疲れだったと思います。ジュテは美しかったですが、ピルエットがいまいちでした。
でも最後まで優しく気配り、サービスしていました。
まぁ、あの「エチュード」、、リハーサルしただけでへとへとになるに違いありません。あの演目はダンサーにとって悪夢のような作品はないでしょうか。つ・か・れ・る~~~という意味で。

きょうはマリーヤがキレていました! すばらしかった。初日とは別人のよう。入り込んでいたし、完璧でした。
ルシアは言うまでもなくすばらしい! ポリーナもよかった。

Aプロに比べるとBプロはちょっと通好みだったかもしれません。


***************


1.「ラ・シルフィード」
 振付:オーギュスト・ブルノンヴィル
 音楽:ヘルマン・S・レーヴェンスヨルド
 ジュリー・ケント
 ウラジーミル・マラーホフ

ブルノンヴィル版で、レーベンスキョルドの音楽。もっとも有名なシーン。
マラーホフのジェームズとケントのシルフィードは初めて見る。
マラーホフは若々しい、富裕な農家のぼっちゃんジェームズになりきっていた。可愛い。ケントがまたお茶目で、二人とも芝居しまくりであっという間に引き込まれる。さすがです。

森の中にシルフィードを追ってさまよいこんだジェームズ。
シルフィードが尋ねる。
「あなたは私のことを思ってくれている?」
「もちろん。思っているよ。」
「それだったら誓って。」
ここはコミカルに冗談めかして誓いの仕種をするジュリー。さすが芝居上手。
「誓うよ。」
シルフィードは子供のように無邪気に喜び、咲いている花を摘んでジェイムズに手渡す。ジェイムズはシルフィードを捕まえようとするが、(真剣につかまえようとはしてないが)かわされる。シルフィードは泉の水を汲んで、ジェイムズに飲ませる。そして今度は蝶を捕まえて、ジェイムズに捧げる。
「だめだめ、逃がしてあげて。」
蝶は飛んでいく。
これって象徴的だったのですね。ジェイムズによって逃がされて生きながらえた蝶。しかしシルフィードはジェイムズによって捕らわれて死んでしまうのだから…
話がそれるが、マシュー・ボーンの「ハイランド・フリング」で、錯乱して血走った目をしたジェイムズがぱたぱた羽根を動かす蝶(蛾)を捕まえて出てくるところがある。あのシーンは、このシーンに似ている。ボーンはここの部分もヒントにしたんだなあ。

二人は幸せそうに踊りだす。ケントはポワントしながらゆっくりアチチュードで後ろに向かって回る。ここだけすごく間を取っている。優雅。

ジェイムズのソロ。例の有名な部分。アントルシャ・シスから足を広げたグラン・プリエで下手(下手)に向かって移動する。美しい… ここはフィーリンのおはこ(18番)なのだが、今回はマラーホフさん。彼のほうが人間でなくて妖精みたい。

ジェイムズはグラン・ジュテ~~して下手の袖に消える。上手からシルフィードが探しに来る。どこなの? 下手からジェイムズが現れ、二人で踊る。終了。

2.「アゴン」
 振付:ジョージ・バランシン
 音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
 ルシア・ラカッラ
 シリル・ピエール

 ラカッラは黒いシンプルな、練習着のようなレオタード。音楽がストラヴィンスキー。最初はアダージョでゆっくりゆっくり踊る。きっと彼女でない他のダンサーが踊ったら、まったく違う踊りになっているだろうと思うほど、彼女のものすごいパが続いていく。しかもノーミス。そしてラカッラのソロ、ピエールのソロが短く挟まり、またパドドゥ、今度はスピードアップしている。
 トウで立ち、もう一方の足を180度、つまり真上に向かって上げ、足をまっすぐ伸ばす。ありえないポーズだ。
 真横に足を開脚するところでは、足が210度開いている。ありえない。もうすごすぎてびっくりの連続、しかも美しい。下品ではない。

3.「マノン」より寝室のパドドゥ
 振付:ケネス・マクミラン
 音楽:ジュール・マスネ
 ポリーナ・セミオノワ
 アルテム・シュピレフスキー

 ポリーナのマノンは初めて見る。ベッドで身体をくねらせるマノン。お~マノンだ。妖艶な小悪魔。それでいて幼い。ポリーナさすが。
 アルテム君は、書き物しそうにもないが、書き物机に座っている。幕が開いてから、
「ペンはどこ?」と、ペンを握る。
マノンが羽ペンを取り上げる。うれしそうなデ・グリュー。デグリューの最初の長いアラベスク。アルテム君もキープしている。
 ポリーナはすばらしい。マクミランの振付は複雑でどのパもオリジナルで、難しい。いわゆる普通のパのコンビネーションというのがひとつもない。なので形容しがたい。デ・グリューの振付は鬼のように難しい。
 デ・グリューがマノンの手を上で取り、マノンは足を前,横、後ろと伸ばす。正確には、前、横でパッセ、それを真横にデベロッペ、そして後ろ。
 今度はデグリューが。
 マノンは床に長々と寝そべる。
 マノンとデ・グリューは熱い口付けを交わす。
 音楽がドラマチックになる。マクミラン独特の複雑なリフト。マノンをデ・グリューが抱えて、マノンは手足を可愛くパタパタ。デ・グリューは小マノンを上に持ち上げ空中で半回転させ、マノンは上を向いて身体を反らす体勢になる。これが美しい~ポリーナ。
 最後にマノンが寝そべって、デ・グリューは飛び跳ねて横に寄り添う。ここの跳ねがアルテム君はほとんどやってな~い。アンヘルは死ぬほど跳ねてたけど。終了。

4.「ライモンダ」よりパドドゥ
 振付:マリウス・プティパ/ユーリー・グリゴローヴィッチ
 音楽:アレクサンドル・グラズノフ
 マリーヤ・アレクサンドローワ
 セルゲイ・フィーリン

 アダージョ。
 きょうはマリーヤがのりのり~表情も入り込んでいます。完璧です。
 ライモンダは白に銀色の飾りがついている美しいチュチュ。ジャン・ド・ブリエンヌも白に銀の模様がついている袖が三角になっている上着と白いタイツ。

 ジャン・ド・ブリエンヌのソロ。舞台を下手奥から上手の手前まで斜めに、まっすぐ、空中でルティレでのトゥール・アンレールを繰り返して進む。4回転のピルエットが2回。2回目は完璧。グラン・ジュテのマネージュ。

 ライモンダのヴァリアシオン。有名な手をぱしっと打ち鳴らすもの。パドブレで移動する。最初はゆっくり。後半はスピードアップし、パッセの連続。
 コーダ。ジャンはバットゥリー。
 ライモンダのグラン・ジュテ&シェネ。マリーヤの本領発揮だ。
 ジャンの2回目のグランジュテ。終了。二人とも完璧でしたあ~


Part2 へ続く。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2006年03月01日 23時42分55秒


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

サイド自由欄


YBGgi9BO.jpg


TENOR


小原啓楼


Ten.笛田博昭~2016
Ten.笛田博昭2017
公式サイト


小野弘晴(テノール)
UPCOMING


Ten.城宏憲 INDEX 2014~2017


Ten.又吉秀樹 INDEX
Ten.又吉秀樹2017


Ten.澤崎一了~2017
澤﨑一了2018~2019


Ten.小堀勇介2015
小堀勇介2016~2017
小堀勇介2018
小堀勇介2019


金山京介
2025


吉田連
UPCOMING
Ten.吉田連


Ten.前川健生


伊藤達人
UPCOMING
PAST


Ten.宮里直樹
UPCOMING
PAST
~2017
2018~2019


下村将太 テノール
2025

工藤和真
UPCOMING
PAST

BARITONE


青山貴
UPCOMING
2015


KS Tomohiro Takada, Bariton 概要
2024~2025


Bar.大沼徹
UPCOMING
2015~2016
2017
2024
His repertory 1


今井俊輔
UPCOMING


高橋洋介
UPCOMING
PAST


飯塚 学
UPCOMING


小林啓倫
UPCOMING2026
2024~
2012~2023


清水勇磨
UPCOMING


大西宇宙
UPCOMING


池内 響
UPCOMING
PAST


井出 壮志朗
UPCOMING
PAST


市川 宥一郎
UPCOMING
PAST


大塚博章
UPCOMING
Bs-Br大塚博章 2014-2015


Bs-Br狩野賢一2015


Bs河野鉄平


後藤春馬(バス・バリトン)
UPCOMING


水島正樹
UPCOMING

IL DEVU

HIGHLIGHT 2014
Francesco Meli Il Trovatore
Micheal Fabiano La traviata
Juan Diego Flórez IL BARBIERE DI SIVIGLIA
Tézier vs Kaufmann La forza del destino
OperadeLyonJapan tourHoffmann
Stefano Secco Madama Butterfly
Bryan Hymel Guillaume Tell
Dmitry Korchak I Puritani
Celso Albelo Lucia di Lammermoor
Teatrodell'OperadiRomaJapantour2014
Wolfgang Koch Arabella
Lawrence Brownlee I Puritani
Tomasz Konieczny Das Rheingold
Torsten Kerl Die tote Stadt


Best Opera 2025


Best Opera 2024


Best Opera 2023


Best Opera 2022


Best Opera 2021


Best Opera 2020


Best Opera 2019


Best Opera 2018 Index

Best Artists in Opera 2017

Best Opera 2017
Photo:©Shevaibra, courtesy of the artist

2016 Best Opera
表紙10.jpg
2015 Best Opera
2014 Best Opera
2013 Best Opera
2012 Best Opera
2011 Best Opera and Ballet
2010 Best Opera and Ballet
2009 Best Opera and Ballet
2008 Best Opera and Ballet
[BALLET]
2009

2008 Ballet Top 10 in Japan
2008 BALLET INDEX
What's New 2007
What's New 2006
Past Articles 2005
Past Articles 2004
Past Articles 2003


[OPERA]
Simon Keenlyside What is NEW ?

Robert Gambill
What's new
Biography

2008 Opera Top 10 in Japan
2007 Top 10
What is NEW ? 2006
What is NEW ? 2005


STAGE What is NEW ?

Second Top -Sheva's Sporting World

Football
[José Mourinho - Chelsea 2007 Index]
[José Mourinho - Chelsea 2006 Index]
What Mourinho said - 抱腹絶倒モウリーニョ語録
Last edited 1 Jul 2007

FOOTBALL What is NEW ?
2005

Tennis

2006
Roger Federer First time in JAPAN - AIG Japan Open INDEX


Cinema, Books brand new and privat


Cinema
2005年5月3日


音楽関係更新 Classical Music


BOOKS 2006
BOOKS 2004年  
1月31日 Books by Jeffery Deaver


LINKS
Theatre official
Bayerische Staatsoper
Bayreuther Festspiele
Lyric Opera of Chicago
MET
Royal Opera House
Salzburger Festspiele
Teatro alla Scala
Wienerstaatsoper
ZurichOperaHouse
New National Theatre,Tk
Tokyo Nikikai
Singers official
Takashi Aoyama
Aris Argiris
Johan Botha
Fabio Maria Capitanucci
Massimo Cavalletti
Markus Eiche
Alex Esposito
Burkhard Fritz
simonkeenlyside.info
Wolfgang Koch
Tomasz Konieczny
Zeljko Lucic
Alexey Markov
Tetsuya Mochizuki
Ryoichi Nakai
Evgeny Nikitin
Toru Onuma
Takashi Otsuki
René Pape
Detlef Roth
Andreas Schager
Jörg Schneider
Kasumi Shimizu
Yuri Vorobiev
Koji Yamashita
Kwangchul Youn
Operabase Artist
Orchestra
Berliner Philharmoniker
NHK Symphony Orchestr
Opera Fan Blog
Alex Vinogradov(Valenci
By The Thames(dognora
Cafe Klassiker H(Hiroto
猫の日記(camelstraycat
FOOD FOR SOUL(Sarda
東海岸-音楽、食(Kinox
Impression(娑羅)
In fernem Land(galahad
Intermezzo
ネコにオペラ(kametaro)
Opera Chic
OperaOperaOper(Madok
右舷日記(starboard)
taqkkawanamiさんのブログ
備忘録(euridice)
Ballet Fan Blog
きょんのバレエ日記(きょん)
Web Radio
Oe1 Programm
Bayern 4 Klassik
Deutschlandradio Kultur
NDR Kultur
RBB Kultur
BBC Opera on 3
RAI radio3
WFMT-Chicago
Sydney ABC
Radio New Zealand Conc
operacast

劇場座席数・残響時間
SITE MAP

Sheva's Blog( What people tweeted )

Since Apr 2003

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: