2006年09月19日
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カテゴリ: OPERA
フィレンツェ歌劇場来日公演
プッチーニ『トゥーランドット』全3幕 Part 2

第2幕

舞台全面を毛筆で字が書かれたふすまのようなものが覆っている。
ピンが現れ、パンとポンを呼ぶ。
私は結婚式の準備を。
では私は葬式の方で。
彼らは嘆く。トゥーランドット姫の時代になってからというもの、自分たちの仕事は「首切り大臣」になってしまった。
今年は恐ろしい寅年で、もう犠牲者があいつを入れると13人…。


ピンがホウナンに持っている青い湖のそばの竹林に囲まれた家を懐かしむ。
背景の書の向こうに、大きな蓮の葉っぱを掲げた女性たちが現れる。幻想的な美しいシーン。
パンとポンもそれぞれの故郷を思い出す。
しかしそこにはもうけして帰れない運命なのだ。それを知っていて歌う。

でも、もしかしたら…
あいつが謎を解いてくれて、姫が大人の女の愛を知るかもしれない。そしたら…
幸せそうに歌う3人。

皇帝のお出まし。この皇帝はやせさらばえた今にも死にそうな老人で、「蚊のなくようなけち臭い声で歌う」テノールでなくてはならないらしいが、きょうの人は美しく歌ってました。

皇帝を讃える民衆。

皇帝はもう血を見たくないので立ち去れ!とカラフに告げる。カラフは言うことをきかない。
「じゃあ勝手にすれば。」

「私には遠い昔、ダッタン人に殺された、祖先の姫の魂が宿っているのです。」
これを理由に首斬りを重ねる。
この姫はどうみても血に飢えた、今で言えば「サイコパス」でしょう。
ものすごい迫力のアレッサンドラ・マーク。「姫(プリンチペッサ)」というよりも、妖怪トゥーランドットおばば!でした。
演技は細かい。



第一の質問。
それは、、、、「希望(エスペランザ!)」

第二の質問
それは、、、、「血潮(サングエ)!」

第三の質問
それは、、、、「トゥーランドット!」

民衆と喜び合うカラフ。
しかしトゥーランドットは悪あがきする。
「嫌がる女を自分のものにしたいのですか?」

カラフ「いや、私は愛に燃えるあなたがほしいのです。」
「私の名前を夜明けまでに当ててください。当てられたら私は死にましょう。」

トゥーランドットが登場してからこの2幕の幕ぎれまでがとにかくものすごいのです。どんどんクレッシェンドしていく、音楽の洪水。ドラマチックで甘美で、陶酔の極みでした。

第2幕了。

第3幕
夜。提灯が揺れている。姫は人々に異国の王子の名前を分かるまでは、誰も寝てはならぬ(ネッスン・ドルマ)と命じた。

一人、カラフは姫を思い、勝利を確信して歌う。

最後のヴィンチェロ、最初の2回は短く、最後の1回をなが~~~く伸ばした。
ヴィンチェーーローーー!!!!

メータは続けずに拍手の間をとってくれた。大拍手。

ピン、ポン、パンが出てきて、美女と財宝でカラフの名を聞き出そうとする。カラフは答えない。

リューとティムールが兵士たちに捕まえられて連行されてくる。

トゥーランドット姫はリューを責めて名前を聞き出そうとする。
ここが恐ろしい演出。人々は殺されたくないので、怒り狂ってプーティンパオを呼ぶ。ピンポンパンは「刑 譜」と書いた大きな書物を首斬り役人といっしょにめくってみせる。この書には恐ろしい拷問と死刑の絵が書いてある。その本を閉じて去っていくプーティンパオ。

リューは、どうしてそんなに強いのかと聞かれ、あなたに王子様が愛を贈れるようにするためです、そして私はすべてを失います、と答える。

ここまで書いて、実際にプッチーニも死んでしまったのだ。それを思うと実に悲しい。

リューは、姫のかんざしを引き抜き、自殺して秘密を守る。
驚愕する人々。
思わず目を背けるトゥーランドット。

小さなリュー、と悲しそうに歌う老チムール。ここはよかったです。

大きな扇子が空に舞い上がっていく。リューの魂?

人々は去り、残されたカラフとトゥーランドット。
カラフは姫に口づけする。
カラフは姫に自分の名前を教える。
「私はカラフ、チムールの息子だ!」
「あなたの勝ちです。姫」

トゥーランドットは恐ろしい声で叫ぶ。
「あなたの名前がわかりましたよ!」
民衆を呼び集める。
カラフは堂々としている。

トゥーランドット「この人の名は…愛です!!」

喜ぶ人々。女たちがカラフに赤い着物を着せる。
大団円。
全幕了。


カーテンコール。

プー・ティン・パオは片手をついた地上回転を華麗に2回決めて、ジャンプしてポーズ。すごい~

もうピンポンパンがお茶目でした。ピンだけあいさつしようとして他の2人に引き戻されていた(笑)。この人たちは幕間のカーテンコールでも必ず一芝居やってました。舞台上でもずっと小芝居してました。

アシスタントディレクターのチェン・ウェイヤと思われる東洋人もカーテンコールで呼び出されていた。

ズービン・メータさん、ありがとう! すばらしかった。





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最終更新日  2006年09月20日 23時50分11秒


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