「20世紀前半は、わくわくするような音楽が生まれた時代でした。シュトラウスやプフィッツナーがいた時代にシェーンベルグやベルクもいたのです。そしてシュレッカー、ショスタコーヴィチ。あまり演奏される機会がない作品ですが、聴く価値がある作品です。僕はこういう作品を歌うのが好きです。事実、ブゾーニの「ファウスト博士」は僕のバイエルン歌劇場デビュー作品で、大きな経験を与えてくれました。ピエール・ブーレーズとショスタコーヴィチのオペラをやりましたし、キリル・ペトレンコとはショスタコーヴィチの「鼻」をやりました。プフィッツナーの「パレストリーナ」の3つのバリトン役をすべて歌いました。」コッホが、世間に知られてないのが不当だと強く思っている作品がある。「すごく好きなのに今では演奏されないイタリアオペラがあります。イタロ・モンテメッツィの歌劇、「三人の王の愛」(L'amore dei tre re)は1940~1950年代にアメリカで上演され、今では唯一知られている彼の作品となっています。こういう状態を「知られている」と言えればですけどね!」