全9件 (9件中 1-9件目)
1
生徒のバレエの発表会にお招きいただいていました。ちょうど、おあつらえ向きの新しいニットワンピースもあったので、「これで行こう!」と決まり、大変に心強く感じていました。大ホールは久しぶり。大ホール、と聞いただけで、私の空気が止まるようなところがあります。それは敬意かもしれないし、畏怖の念かもしれないけれど、とにかくそれは「特別」です。ニットワンピースを大ホールに合わせて組み合わせていきました。インナーの色やネックレス、襟元にあしらうファーなど、特別に高いものではないけれど、とても好きなものばかりでした。知らないうちに紅葉が進んだ会館周り。この枯葉の色と同じ芥子色のパンプスを履いているなんて、偶然にしては出来すぎだなと思いました。黒ベースの洋服だったので、パンプスの色と紅葉がリンクしていて、とても嬉しかったです。プレゼントの花束は、「かわいい女の子にあげるから、かわいければいい。おまかせします」で出来上がったいちごクリームみたいなブーケでした。車からホールまでの短い時間に、その花束を楽しみました。お隣の席は、生徒の小学校の担任の先生。新卒の若い男性とお隣なので、せっかくなのでおしゃべりしました。もう1人、生徒がお世話になっている、と聞いて「うちの暴れん坊がお世話になってます。どうぞよろしくお願いいたします」という気分になりました。(苦笑)小さなバレリーナと言うのは、そこにいるだけで愛らしく、動作がズレているところまでが作品のうち、という感じでした。こういうのは小さいうちの特権だなあと思いました。バレエというものは、ほとんど縁がないのでわからない、というのが楽しめるポイントだったようです。創作バレエの間は、いろんな雑念がよぎりましたが、メインの眠れる森の美女が始まると、あらまぁ、クラシックバレエというのは素敵ねえ!という気分にどっぷりと浸かりました。ゲストが入ると、ガラッと空気が変わり、いきなり全てがおもしろくなってしまいます。ああ、これ、素敵な生のオーケストラで楽しんでみたい、という感覚まで湧いてきました。バレエの練習の大変さはすごいんだと思いました。選ばれし人々が中央に進んでいくその厳しさは、知らなければ恐ろしいとしか思いませんが、こうして踊る姿を見ていると、夢を見るには、ダンサーには美しくあってほしい・・・という観客の思いもわかりました。やっぱり太いとハラハラしちゃうとか、イライラしちゃうとか、バレエだとあるんですよね・・・。そういうことを忘れて、夢に没頭できるということを考えると、容姿が限られてくるのもわかる気がしました。・・・ストイックな世界から零れ落ちる、白昼夢。ここまで鍛錬する人々が当たり前に集うとしたら、レッスンに来て、生徒が開口一番「練習してこなかった」なんて言おうもんなら、「帰れ」以外の言葉をかけたくなくなる、というのもわかりました。・・・途中の休憩時間、トイレでかわいい女の子に会いました。蛇口の下でお手手を出して止まってます。自動の蛇口になれてるのか、そこから先のハンドルに手が届かないのか、危ういサイズのかわいい女の子でした。水をそっと出しました。お母さんが恥ずかしそうにすみません・・・と言っていて、そんなのいいのに、と思いました。「自動の蛇口に慣れてたの?」と小さなレディに小さく尋ねるなんて、私にしては上出来。一面ガラス張りの洗面台の前で、私に余裕があったのは、絶対に新しいワンピースのおかげだったと思います。
2012年10月28日
コメント(6)
個人的に、べっこりと凹んでいたのですが、美容院の予約があったので、あきらめて行ってきました。でも、意外に楽しい時間になりました。とにかく私は頭皮が10年後にも少しでも元気であって欲しいという観点でばかりお願いをしています。今は白髪染めとカットのみでお世話になっていますが、パーマも必要なければしないほうがいいと思うようになってきています。白髪染めは、市販のものよりもグッとお高くなっちゃうわけだけど、それでも、プロにやってもらうほうを選んでしまいます。仕上がりと言う意味ではなく、頭皮の健康的な観点です。なるべくいい白髪染めで丁寧に染めて欲しいなぁと思っちゃうわけです。カットと白髪染めだけで、私に似合うようにこまめに整えてもらって、あとは大切な本番などでセットをお願いすれば、パーマ気分も味わえるし、優雅な気分も味わえます。優雅な気分がゼロでも、また何かが足りなくなってしまう。優雅が日常を上回ってもまた何かがおかしくなってしまう。そんな風に思うようになりました。1週間ほど前、カラシ色のパンプスを買っていました。人生でもっともヒールの高い厚底気味のパンプスですが、これが意外におもしろい。足首にパッチンがついている乙女靴でしたが、足首のパッチンのほうは、生徒からダメ出しを食らいました。足がクマのプーさんみたいになっちゃうそうです。(爆笑)足首の飾りで一旦、足の長さが切られてしまう以上、足が短く見え、その分足が太く見えるのはわかっていたのですが、パッチンが出来る足首になったのは、あたし人生でもなかなかないことなので、そっちが嬉しかったんです。(笑)でも、パッチン優先だと、私の足が美しくないらしい。納得のいく理由だったので、パッチンを切り落としてしまいました。これでプレーンなパンプスになりました。このパンプスのメーカーの名前が、美容院に行く前に目に飛び込んできました。街角のブティックのようでした。このパンプス、アレンジしちゃったけど気に入ってるから、あのお店に行ってみよう。それは、久しぶりの気まぐれな感覚でした。人嫌いになってずいぶん久しぶりに何も考えずに、その店に寄りました。オーナーはあたしの年齢半分くらいに思える若いおっちゃんのようなおにいちゃんでした。話していることもだいたい、いまどきの若者相手のでっかい営業トークばかりでした。でも、要所要所、おもしろい。だから私は、そのオーナーに、それこそとっても唐突に「私、自分が気に入るお店を探してるの」といいました。「とてもステキなお店だと思う。置いてあるお洋服もとても素敵だと思う。でもあたしが気に入るか、あたしに似合うかは、これから考えないとわかんない。このお店は、とても若い子向きみたいだけど、こっちのカタログみたいな服を着るとあたしはとても老けてしまう」と。そしたら、オーナー。「ああ・・・」ああって何。老けて見えるってところで肯定するんじゃないよ。(笑)イラッとしたので、そのまま言いました。「そこで、ああは無いでしょう。(笑)」お客さんに失礼でしょう?ごまかしてよ。でかい営業トークを磨いてるくらいなら。会話はちょっとギクシャクしてましたが、でも徐々に、彼の言いたいことが見えてきました。とにかく私は「老けるのもいやだ。かといって若作りして痛く見えるのもいやだ。あと太って見えるのもいやだ」なんだとはっきり言いました。ダウンコートとかも試させられたけど、「これ、あたしが着れなかったら、もう来れなくちゃうじゃない?大丈夫?」って聞きました。「だって、ぼくでも着れたから大丈夫だと思う」基準が僕ってどういうこと?!ややクマのプーさん的なオーナーが比較の対象であることにはイラつきました。(笑)ただ、その店の商品を見ているときに、心臓が「おもしろい!!」と早鐘のように打っていたのも事実です。ここで、何かが見つかる。色々と見ていると、いきなりそのクマのプーさんが、黒いニットワンピースを持ってきました。「これは、全然違う」言葉が少なかったけど、「これは、あなたが今見ている黒いドルマンスリーブのニットとは全然違って、あなたに似合う」そういってるんじゃないかと思われました。私もドンピシャで気に入りました。これなら買って、着てみて、細かな部分を全部試してみたい、と思いました。「良かったら買ってください」突然にその彼の言葉もドンピシャで私の耳に入ってきました。思わず笑ってしまいました。「だって、これが僕の仕事だから」これ、この感じ。この言葉、いい。と思いました。だから私も「着なくちゃわからないから、これください」といいました。8610円という値段は、値引きもされておらず、ニットワンピースなど探してもいなかった私には、ちょっとだけ清水の舞台でした。なにしろいきなりだから。でも、もちろん教室に戻って着てみたら、コンプレックスは全部隠してくれたのに、いいところは引き立ててくれるんです。「また来てください」と、クマのプーさんは言いました。「着てみても、わたしのせいで似合わなかったら、もう来ませんけれどね」と私も言いました。なんで、そんな恐ろしいことを言っているのかわかりませんでしたが、ニコニコしながら言ってました。多分、あたしはとっても性格が悪いんだと思います。(笑)そして多分、気が向いたらまたこのお店は行っちゃうだろうな、とちょっと思いました。
2012年10月25日
コメント(4)
中学校時代の仲良し4人組の1人が、わざわざ実家の街から、片道80キロもかけて遊びに来てくれました。シングルマザーで二人の子をなんと、上の子23で、下の子38で出産と言うツワモノです。・・・子育て期間、通常より長くね?!というイメージですが、まったく劣化することなく、驚異的な若さを保っていました。ずっとモテ子でしたが、未だにモテ子です。そして、本当のモテ子は、モテようがモテまいが、さっぱり気にしないという法則を私に見せてくれました。そして結婚のタイミングも風のまま。二度目の結婚も残念ながら、ご破算になった模様ですが、全くワレ関せず。自分の子ども達と、どうしたら心地よくあれるか、それだけを考えて、後はのんびりと生きているように見えました。そして、中学時代からおっとりしていて、「謎の良いとこのお嬢様感」が漂っていたのも、そのまま。・・・一緒に、行きつけのご飯やさんに行っただけで、店員さん達の態度が違う!!店員さんたちの語尾が「ですます」から「でございます」にランクアップ!!おもしろいものです。これが真の豊かさと言うものかもしれない・・・と私は勝手に学び、勝手に満足しました。彼女が帰った後の教室では、いつもの光景が繰り広げられました。たまたま思いつきで、「優秀なお子様ピアニストの演奏するサマを、ぼっちゃんたちに見せよう」と、you tubeで色々と再生していました。私が弾いて聞かせるよりも、よほどのインパクトのようでした。そして、そのこたちが適当にあれやこれやを再生すると・・・。ただいま、ちょうどワタクシが練習したり放り出したりして暖めている曲ばかりを、ピンポイントでドンピシャで再生するわけです。もちろん彼らは意図しておらず、なぜ、その曲に集中するかも謎ですが。再生履歴が影響していない場所から適当に拾ってくるだけなのに、ドンピシャ。それも、少年達の演奏で!!大人顔負けの演奏で、オトナの曲を美少年が情感たっぷりに弾いています。ワシ、こういう風に弾きてえ!!普段から、こんな風に弾きたいな、と思っている様子ドンピシャに、彼らが弾いていました。演奏はどうしてもそれぞれに癖が出るものですが、この「少年達の演奏」こそが、私の好みにドンピシャなのです。それは無色透明で、男性的でも女性的でもなく、ひたむきですがすがしくて真っ白のイメージ。さっそくめちゃくちゃにやる気が湧いてきたので、後半の生徒達とは、レッスンの合間に「先生のやってる曲も聴いてよタイム」が繰り広げられました。私の演奏は日ごろから意図していないのに「色気がある」「色っぽい」といわれて複雑なのですが、その演奏が、果たして「少年の演奏」と共通する項目を持っているか、生徒達に確かめさせました。すると、同じ方向だといわれました。ホッとしました。とにかく邪悪さがないそうなんですね。(笑)良かったよー。いろんな意味で。(爆笑)最後の時間は、最愛のクソババアちゃんです。彼女の毒舌と耳の確かさには、絶対の信頼のある私。彼女にも批評をお願いしました。「あたしが言ったら、きついこと言っちゃうかも」と気にするクソババアちゃんに、厳しい声で一喝。「それを頼りにしてるんだ!厳しいことを言って!!」私の声は、なんだかいつもと違うところから響いたかのように、不思議な強さを持っていました。少年の真っ白な鳩のような演奏と比較させたりすることで、批評をさせやすくしました。クソババアちゃんの判定は…「先生って、先生の音持ってるんだね!何を弾いても先生の音って言うのがあるんだね!」「それは確かに、色っぽいといえば色っぽい」「この男の子の演奏は、男の人の音でも、女の人の音でもないね」「でも、子どもの音をしてる」「先生のは、この子の音楽と似てるけど、やっぱり大人の音がする」「熟という言葉が合う」「この子の音がまだ青いとしたら、先生のは腐りかけ」それって、一番おいしい音だよ?!「ま、そうともいえるね」「次もあたしに新しい曲をちょうだいね」・・・それが今日のクソババアちゃんのレッスンでした。軍隊ポロネーズに没頭し、新しくシベリウスの勉強を始め、先生の音の批評をし、来週は新しい曲をよこせ、と言う、彼女らしい時間でした。つまり、これこそが、もっとも私らしい時間でもありました。
2012年10月18日
コメント(6)
年中双子カエルくんたちが、なんとかかんとかでカエルの歌らしくなってきました。まだズラして弾けるところまではいきませんけどね!!今日は、兄カエルくんのおへそを曲げてしまい、あわてました。みんなで、カエルの歌をドレミで歌ったんです。一番長く上手に歌えたのは、兄カエルだったのですが、「できた!」と思った私は褒める前に、次の作業に移ろうとしてしまいまして。兄カエルくんの頑張りは、すってんころりん。へそが曲がって涙も出そうなくらいになっていました。君、きゃわうぃいいいいいいねっ!!さて、彼らが発表会で、連弾「カエルのうた」(一緒に弾くだけで精一杯ですけどバージョン)を披露することになるかどうかは未だわかりません。ただ、彼らのピアノバッグが、おばあちゃんのお手製のとってもかわいいピアノバッグになっていたり、上手に歌えたのに褒めてもらえなくて怒っていたり…というところで、ようやくレッスンらしくなってきたのは間違いなさそうです。
2012年10月13日
コメント(8)
今週は水曜日、木曜日、と、楽しい知り合いと愉快に過ごせた上に、今日も懐かしい後輩が訪ねてくれます。水曜は、最近結婚、出産と大騒ぎだった大人の生徒さんのお宅を襲撃しました。そこには優等生のハンサム2ヶ月半くらいのヤツがまどろんでるのです!生徒が嫁いだ旧家は、格式を重んじるところらしく、カルチャーショックの嵐で、話を聞いているだけでドラマみたい!環境が激変中の彼女が必死で対応している話が・・・正直、おもしろくて仕方がありません!お、お宮参りに行くのに、美容師さんをおうちに呼ぶの?!気付けって、行くんじゃないの?!来てもらうの?!とか、もう、夢の国のお話です。もちろん写真館にも予約済み。何時に善光寺だから、何時にお願いね、みたいにお義母さまが、美容院に電話をかけている話なんてもう!!もう!!毎日聞かせて!!くらいにカルチャーショックです!!色々大変らしいけど、まどろむのは静かな、たまの様な男の子!!こいつさえこの調子でスクスクと育ってくれれば、全てはうまくいく。ま、そこが一番大変だろうけどさ!!とにかく、今のところ、絵に描いたような美しさですからね。えっへん。←?生徒自身がなんだか楽しそうなのがよかったです。途中、その妹も、どすこいな重量オーバー気味の女の子を連れて登場!これがまたかわいい。どすこいなのにおとなしい。安心安定のどっしり型で、みんなの気持ちが落ち着くレベル。木曜は、学校がお休みの小学生が、伴奏譜を持って訪れました。少し遠くから通ってくれているので、ゆっくり教室でくつろいで帰るコースになり、途中、お茶タイムもはさんだりしながら優雅なレッスン。曲目は「上を向いて歩こう」…平和だなぁ。3姉妹の一番ちびすけが、お姉ちゃん達よりもすごーく早くに伴奏デビューなんです。発表会でも頑張りたいし、伴奏も嬉しいし、おしゃべりしたいこともたくさん。お友達の話、お友達の犬の話、ピアノの話、彼女の独特の語り口で聞かされる日常と、時々挟まる「上を向いて歩こう」が、とにかく平和でした。でも、その後、クタクタになって10分ぐらい仮眠をとっちゃうのもいつものこと。(笑)そして、テンションを仕切り直して、夕刻のレッスンで、「スカートが短すぎる」だのなんだののクレームがいつものように入り、夜、バタンQ!!さて、今日は、懐かしい後輩が少し重い話を抱えて、やってきます。軽いだけ、楽しいだけの毎日がある年代ではなくなってしまった私たちならではの「それでもなんでも最後は笑いに変える」会話ができますように。
2012年10月12日
コメント(7)
今年の声楽コンサートのチラシは、ブルー基調のクリスマス仕様でした。私は毎年15年前の指名手配写真のような恐ろしい写真を使ってもらっていますが、今年はなんと15年前の新バージョン。2枚提出しておいたら、ちゃんと両方保存してくださってあって、違う方が使われていました。どっちにしても、かなり不細工ですが、当人は一切気にしておりません。(笑)だって、声楽の先生がメインのお仕事なんだし、あたしなんか、へのへのもへじだっていいくらいのもんですわ!あまりに、不細工だから撮りなおせばいい!と毎年、生徒達に大ブーイングを喰らうのですが。その撮りなおした写真が改めて不細工だったとき、心が折れたらどうするんだい?!というのだけが理由で、絶対に撮りなおしをしないワケですわ。おほほほ。スタジオに行って、顔を作る気力もないしな。←これが一番メインの理由。・・・声楽の先生の写真は、少し高みを仰いだ表情で、神々しいイメージですよ。こっちだけ整っていればいいの!!チラシを頂いて、ワタクシが一番びっくりしたのは、お値段でした。毎年、フルコース、ドリンク込みのコンサート料金で10000円でした。それでも、毎年、お客様は100人くらいだから、あー、100万円、あー、100万円のお仕事だ、と一生懸命すぎてやや常軌を逸するくらいまで、思いをこめたりいたしますけれども。本年のお値段は2000円値あがっとる!!ということで、12000円の文字を見つけた時点で、脳内メーターが振り切れてしまい、ある意味、とても元気です。←それは、ヤバイ意味での元気では?(苦笑)さてさて本番に向けて次にするべきことは、前回の本番の見直し!!先生から頂きました本番のDVDを生徒と観ました。私はまったく気付かないところを、生徒達が指摘してくれます。自分の盲点、それも痛いところをつついてもらうなら、生徒に限るね!(爆笑)生徒ほど、演奏技能の向上の為に、必要なことを言わせたら、血も涙もない奴らもおりませぬ。おまいら、できないくせに言うことばっかり正しいな!ですよ。そこには、同業者同士のちょっとした優しい気遣いなんて、びた一文ございません。言い逃れも言い訳も絶対にできません。彼らの責めこみの厳しいこと厳しいこと!!うちの野郎どもは、お世辞なんて絶対に言いません。(爆笑)「あたし、まいにちCD聴いてるから、先生のほうがCDより下手に聞こえちゃう」とかね、日常会話です。DVDともなったら、「二の腕と胴体が太すぎる」「顔がまずい」くらいは、こんにちはより簡単におっしゃいますよ。だからこそ、彼らが「いい」と言えば、絶対にいい。あるいは「いい」と言わなくてはいけないことなのです。相手を叩きのめしきらないように、彼らは、絶妙なところで「いい」と言い、私を安心させようとすることもあります。そのやり方はとても下手だけど、一生懸命で、その一生懸命さに私は彼らの優しさを見つけます。大変に彼らの励まし方が下手なので、大変に傷つくことも多いですが。(笑)11月に発表会を挟み、12月15日にコンサートの本番。一日一日、生徒達とともに歩んでいけば、12月15日は、無事に迎えられるだろう、と少し思えるようになりました。
2012年10月10日
コメント(10)
50代、60代の大人の生徒さんたちにハッパかけるのが、私の今のブームです。今までは、この世代の生徒さんたちに、ピアノをどんなイメージで学んでもらいたいか、というところで、私も迷っていました。でも、今は、逆にこの世代の人たちとこそ、明るく夢と希望の話をしたらいいんだな!って痛感してます。みなさんそれぞれに人生を重ねてきていて、どうすれば何がどうなるか、ご自身の中にイメージとキャリアがあるんですから。私は、いい意味でその方たちの夢を代弁できる立場にいます。響きの美しい音色を出せそうな生徒さんがいたら、「10年続いたら、中古グランドをご自身にごほうびでプレゼントしたらいい!」みたいなことも言えちゃうわけで。無責任かもしれないけど、いい音出せるようになりそうなんだもん!でいい。(笑)買わなくたって、誰かに譲ってもらえばいいじゃない。ちょっとお部屋が狭くなるけど、みたいなことを一緒に考えるとおもしろいものです。夢の先を、ピアノの上達に向ければいいだけのこと。リタイア後のご夫婦共通の趣味を考えている方には、「自宅は、ピアノバーです!!ってことにして、ご主人にお酒のいいやつでも飲んでもらいながら、ご主人のリクエストにもお応えしちゃったりする??」みたいなことも言えちゃう。じゃ、レパートリー増やしましょう、ご主人の好きな曲は何かしらね、ですよ。盛り上がっちゃって、生徒さんと話が尽きません。夜のお街のジャズバーなんかに出かけられるより、自宅でピアノバーのほうが絶対いいと思うのあたし。←なぜか、こういう方面の説得力には定評があります。えっへん。(涙)夜のお街には、幸せなんて絶対転がってないからね。楽しいじゃないですか。自宅で奥様のピアノ聴きながらご主人がお酒飲んだら、素敵じゃないですか!ちょっと店内改装したいんだけど、パパよろしく、でもいいじゃないですか。(爆笑)チョー平和じゃん!と思うんですよね。そういうことって。子ども達の生徒相手には、夢を語るときに、少しまだ抵抗があります。ピアノの道って、私にとっては険しくなかったわけではないから。自信を持って「ピアノの道に進みなさいな!」なんて言えるための、何を持っているわけでもないし。だからこそ、キーワードを「楽しく」に定めるように私は四苦八苦しています。楽しくなくしてまで、無理強いをしないようにしよう、と、自分に言い聞かせるのは、時に本当に苦しいです。発表会の仕上がりや、レッスンの積み重ねのことを思うと、ある程度のルール作りは不可欠だから。その境目を定めるのは、まだまだ下手だから。それでも大人の生徒さん相手には、安心して夢と希望と野望を語れる。ほんの少しだけでも、そういう安心な時間ができたことで、すごくホッとしてます。
2012年10月04日
コメント(13)
調律師の資格って、国家資格になったそうで、調律師さんは「ギリギリ筆記は受かったけどー」と言いながら、「テスト前だから、テスト仕様で調律させてください」と、集中して調律して行ってくれました。調律後の音色は、一言。リッチ!!!とにかく、音色がリッチ。ピアノって、そうだ。リッチさが売りになるときがある楽器だ、と、改めてと言うか・・・初めて思い知らされました。「今日の音色は200万!(時価?)」と、騒ぎながら、自分でも空き時間に練習したり、生徒達と楽しんだりしました。調律のベスト状態って2時間が限度。後は徐々に戻っていってしまうのが残念なところですが。このごろ、とても難しいことなのですが、「バカはバカらしく、おとなしくしていなさい!」と叩かれることに対して、屈しきれない自分を持て余すことが増えています。確かにバカだ。でも、バカですみません。で、人は生きていけるか?と言われたら、それは無理。それはとことん挑戦してみたことがあるけど、絶対にダメ。何一ついいことはありません。恐ろしい結末しかない。・・・だから、バカですが、何か?!が精一杯のバカの尊厳である、ということを、今日は思っていました。なんだそのバカ道の極め方、と思うのですが、バカでありながら生きる以上、他の道を歩くこともできませんから。走馬灯のように、いろんなことを思い出す朝です。過ぎたからこそ、「あれこそが曲がり角だった」と知ることがあります。リッチなピアノを「先生、弾いて」と大人の生徒達が言ったので、ミニコンサートになりました。このごろ練習していない2曲は、それ相応だったみたいです。よい調律というのは、残酷な面がある。明暗くっきり、つまり、よいところと悪いところがはっきり、だったらしく。ただ、もうすぐの本番に向けて、今、仕上げている最中の一曲に関しては、明暗くっきりとは言われず(苦笑)「色っぽい」と言われました。もうその言葉だけだそうです。えー、色っぽいってどんなのよ!?と言うと、「内側から出てくる色気」だそうです。いやらしい色気じゃないのだそうですが、なんじゃそりゃ、ですなぁ。もしかすると、一定のバカになると、この色気がでるのかもしれません。とにかく私には聞こえませんし。自分の色気は自分に見えない。…でも、それは、決して「出そうと」なんて1ミリも思っていないのですけどね。私はこの音を出すためにバカになった、という自覚はありません。無意識はそこを狙って走っていたかもしれないけど、私はそこまでの自覚は無い。自分の音色が完成する頃、私はバカになるとは思っていませんでしたが、なってしまいました。そんな私に対する調律師さんの一言は、「かわいそうな思いをしたね」でした。まぁね。気持ちよくない言葉だけど、その一言に尽きるよね。
2012年10月03日
コメント(8)
調律師さんに来ていただいてます。音が澄んでいくのを聞いているだけで、ホッとします。このところ、いくつか相談したいこともあったので、話を聞いてもらった後、「先生、ほら、雲すごいよ、見て!」と言われたので見上げたら、すごく細かい鱗雲でした。今、私の周りにとぐろをまくのは、蛇の話題が多いので、どうしてもその鱗雲が、蛇の鱗に見えてしまうのですけれど。明日のことはわからない。だったら、今日の自分を、今の気持ちを信じるしかないんだろうなぁと思ったりしました。
2012年10月02日
コメント(4)
全9件 (9件中 1-9件目)
1
![]()
![]()
![]()