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TailscaleのVPNを利用させていただいていますが、とても便利です。最近、サブネットルーターという機能を利用し始めたのですが、これもとても便利な機能です。サブネットルーター機能とは、Tailscaleのアプリをインストールできない機器に対してもTailscaleをインストールしたパソコンからアクセスできる機能です。つまり、例えばTP-LINKのルーターのOpenVPNのVPN接続の機能を利用した場合のように、TP-LINKのルーター配下の機器に外部からOpenVPNクライアントのパソコンからアクセスできるのと同様の機能です。サブネットルーター機能を利用するためには、そのサービスを担う機器(上記のOpenVPNの例でのTP-LINKのルーターに相当する機器)が必要です。市販の一般的なルーターで、Tailscaleの機能のあるものはGL.iNetのものなどに限られているようです。私の用途としては、ロケフリやアニメロッカーのライブなどの動画視聴なので、ルーターにそのサービスを負担させたくないため、ルーターの配下にVPNサーバーを追加しました。具体的にいうと、GL.iNetのBrume 2という端末を購入し、ルーターの配下に置いて、Tailscaleのサブネットルーター機能を利用できるようにしました。パソコンを使用してもよいのですが、ネットワーク専用の機器としてはBrume 2などに限られるようです。ラズパイを利用する方法もあるようですが、価格や手間がネックです。できるだけ、手軽に利用したいので、選択肢は限られました。Brume 2のTailscaleのバージョンは古めですが、Brume 2の標準メニューでTailscaleのサブネットルーター機能を利用することができています。Brume 2は、とてもコンパクトなのはよいのですが、ファンレスで結構熱くなるので、ファンで風を当てています。ロケフリのベースステーションやアニメロッカーのパソコンをBrume 2経由で利用できるのは便利です。もちろん、アニメロッカーはリナックスベースなのでTailscaleをインストールできるはずですが、面倒なのと、アニメロッカーのパソコンの負荷が増えることは望まないので、Brume 2経由で通信できるようにしてよかったと思います。また、Windows PCにリモートデスクトップ接続する場合も、Brume 2経由で接続できる(ローカルIPアドレスで接続できる)ので、リモートデスクトップのサーバー側のWindows PCがスリープ状態でもリモートデスクトップ接続が可能です。電源OFF状態の場合は、手間がかかりますがBrume 2からWOLパケットの送信もできます。Brume 2導入前は、リモートデスクトップのサーバー側のWindows PCが起動状態(Tailscaleが起動状態)でないと、リモートデスクトップ接続できなかったので、大きな違いがあります。とても便利ですね。以前は、ルーターのOpenVPNでVPN接続して、ローカルIPアドレスで接続してサーバーのパソコンを起動してからTailscaleによる接続に切り替えていましたが、Tailscaleで完結するので、ルーターのOpenVPN機能を利用する機会が減りました。とても便利なBrume 2ですが、あのApple TVでもTailscaleアプリをインストールしてサブネットルーター機能を利用できるそうなので、ちょっと、お高いですが、Apple TVを使用するのが最もお手軽な方法なのではないかと思います。もし、Brume 2が壊れた場合には、Apple TVを導入しようかと考えています。
2025.06.22
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政府・与党は、消費税減税には反対で、賃上げを目指すとのこと。でも、賃上げしても人件費総額がそれほど増えなければ、人員削減やパートの時間削減に帰結するだけですね。「賃上げを目指す」というのはごまかしであり、「人件費総額を増やす」という目標でなければいけないはずです。そもそも「賃上げを目指す」という政策の背景には、財務省のほか、経団連や連合などの勢力が存在しています。経団連など企業側は、法人税率や厚生年金保険料を上げられると困るので、消費税の大幅増税に大賛成です。というか、非常にわかりやすいことに、経団連は消費税の大幅増税を提言しています。連合も大企業の代弁をしています。消費税増税は、法人税増税を防ぐため、あるいは法人税減税のために財界や連合などが求めている政策なのです。実際に、消費税廃止を主張する野党がその財源として、法人税増税を訴えたりしているので、消費税と法人税は対立する関係だったりしますね。与党の立場からしても、消費税を減税しても与党への企業献金が増えるわけがありません。政治とカネの問題の本質は、カネをくれる人のために政治をする、ということにあります。連合も消費増税に否定的ではありませんから、連合に支援されている野党は「消費税廃止」とまでは言っていませんね。「消費税廃止」を主張しているのは、連合が支援していない野党です。政治資金を集めることしか考えていない政治屋にとって、一般庶民は税金を搾り取る対象でしかありません。そして、搾り取った税金をいろいろな業界に補助金として与えて、政治献金を還元してもらう、という構図です。官僚の場合は、天下り先の確保を目的としています。消費税減税で天下り先が増えることはありません。消費税減税をしてしまうと、補助金のための財源が減ってしまい、天下り先が減ります。税収から補助金という構図ですが、ガソリンの暫定税率とガソリン価格を下げるための補助金も一つの典型例です。政府・与党にろって、国民=税金を搾り取る対象、国民=選挙時にだまして集票する対象でしかありません。そもそも、賃上げは企業が実施するもので、政府・与党とは直接関係はありません。「賃上げ政策」を声明しているということは、政府としては特別なことは何もしない、と言っているのに等しいです。政府にできるのは、法人税減税や賃上げのための補助金くらいですが、「法人税減税・補助金」がポイントです。与党は、「法人税減税」や「賃上げのための補助金」を企業にバラまけば、与党への企業献金につなげられます。「消費税が社会保障財源だ」というのも、増税のために、財務省・与党が用意した、悪だくみのキャッチフレーズです。野党やマスメディアも追随しているので、絶望しかありません。30年間、デフレを放置した政府・与党。50年間、減反政策を続けてコメ高騰をもたらした政府・与党。それらを許してきた野党やマスメディア。「政治の貧困極まれり」ということに尽きます。マスメディアもコメ高騰の根本原因を追究せず、随意契約備蓄米の話題ばかり。そもそもコメ高騰の原因を作ったのは、政府・与党ですよね。マッチポンプとはこういうことを指すのでしょう。随意契約備蓄米に耳目が集まっているうちに与党が参院選で善戦した後は、消費減税どころか消費増税が待っていそうです。参院選挙後に、「社会保障の維持・充実のために消費税を増税します」ということになるでしょう。そして、「消費税増税しても大丈夫なように賃上げを目指します」とか言いながら、法人税減税や企業への補助金を増やして、賃上げはわずかしかされない、といった未来が見えます。法人税減税や企業への補助金の財源は、消費税増税ということになるでしょう結局、賃上げ政策は消費税増税に帰結することになります。そして、「消費税を守る」というのは、「企業・団体献金、政治資金を守る」「天下り先を確保する」ことと同じ意味です。「消費税を守る」というのは、消費税増税を主張している財界向けのメッセージに他なりません。賃上げ政策→法人税減税・企業への補助金→財源を消費税増税でまかなう→賃上げ政策→法人税減税・企業への補助金→財源を消費税増税でまかなう、といった連鎖がずっと続くことでしょう、とにかく、消費税増税で増えた税収は、社会保障費に回る部分はほとんどなく、これまで通り、法人税減税や企業への補助金に回ることでしょう。そもそも、年金生活者に「賃上げ」はないですし、中小零細企業には賃上げの余裕が乏しいという現実があります。賃上げによる物価高の「好循環」が続くと、年金生活者の生活は苦しくなる一方でしょう。特に、中小零細企業は、米国の関税のしわ寄せもあり、賃上げどころではないですよね。カネをくれる人のために政治をする、ということは税制に限らず政治・政策全般に言えることなので、カネをくれる人のために国のすべての制度・仕組が形づくられ続けている、ということになります。非正規労働者の増加もその典型例です。
2025.06.13
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ソニーのロケフリのDDNS(ダイナミックDNS)サービス停止後の対策の詳細です。ルーターを入れ替えて、再設定した際の備忘録です。ソニーのロケフリは、ロケフリのDDNS停止後もVPN接続で利用できるようになります。ポイントは、インターネット(外部)からベースステーション登録をすることです。そのためには、事前にローカルでいろいろと準備しておく必要があります。なお、クライアントはWindows 11のパソコンです。■ローカルでの準備◇ベースステーション設定LAN内の固定IPアドレスの設定:ベースステーションに固定IPアドレスを設定します。DHCP設定の状態で必要事項がすべて入っているので、その状態から固定IP設定に切り替えるだけですが、その後IPアドレスを好きな番号に変更するとよいでしょう。ポート番号を確認。デフォルトの5024から変更しておいてもよいでしょう登録パスワードを変更。まあ、変更しなくてもいいはずですが、デフォルトのパスワードで登録しようとした際に何故か「無効です」となったので、変更しました。当然ですが、終了したダイナミックDNSの自動更新は無効にしておきます。◇ルーター設定・ベースステーションのIPアドレス予約TP-LINKルーターのDHCP設定の画面で、上記で設定したベースステーションの固定IPアドレスを予約しておきます。・通信ポートの設定ルーターによって用語が異なりますが、手元のTP-LINKルーターでは「ポートトリガー」という名称でした。5024など、上記で設定したポート番号にTCP/UDPの通信を設定します。・VPN接続の設定TP-LINKクラウドにログインして、DDNSを利用できるようにします。VPN接続設定自体は、TP-LINKルーターであれば、簡単に設定できます。OpenVPNを利用していますが、スマホで接続できるのにパソコンで接続できない場合があります。その場合は、OpenVPNのクライアントソフトを古いバージョンにすると接続できる場合があります。OpenVPNの最新のクライアントソフトだと、まず接続できません。スクリプトの内容変更でもムリでしたが、数年前のクライアントソフトに替えるとうまくいきました。■ベースステーション登録LANの外部から、クライアントパソコンで、OpenVPNでベースステーションのあるLANに接続します。遠隔地からのベースステーション登録を実施します。固定IPアドレス、ポート番号、登録パスワードを入力します。※OpenVPNで設定した後は、VPNゲートウェイのGL.iNetのBrume 2に設定したTailscaleのサブネットルーター機能でもロケフリを利用できました。ルーターで、OpenVPN接続すると、処理能力が低いルーターに負荷がかかるので、Brume 2のTailscaleを利用するようにします。クライアントのパソコンにもTailscaleをインストールして、Tailscaleを利用できるようにしておきます。Brume 2のWireGuard接続での利用も試みましたが、VPN接続時のBrume 2のWAN側とLAN側の通信設定が難しかったので、今後の課題です。その点、Tailscaleのサブネットルーター機能は、WAN側とLAN側を簡単にカバーできます。Apple TVでもTailscaleのサブネットルーター機能が利用できるそうなので、手軽にVPN機能を利用したい場合は、Apple TVにTailscaleのアプリを入れて利用するのがベストでしょう。もっとも、私はTailscaleのアプリをインストールできるApple TVを持っていません。。とにかく、Apple TVがVPNサーバーになるというのは意外性MAXです。まあ、Apple TVの価格だと、そこそこのルーターを買えますが、Tailscale機能があるのは、GL.iNetのルーターになります。安価なマンゴールーターにはTailscaleが搭載されていないので、やはりBrume 2などを選ぶことになります。Apple TVの価格だと、Brume 2を2台買えますが、とにかく、手軽さを重視する場合は、Apple TVの一択でしょう。でも、わたしは、予算の関係でBrume 2にしました。当然ですが、外部からだけでなく、自宅の同一LAN内でもロケフリを利用できます。■LF-BOXの場合VPN接続機能がないLF-BOXの場合は、VPN接続を別の機器にまかせる必要があります。例えば、遠隔地拠点のルーターにGL.iNetのマンゴールーターを接続し、マンゴールーターをOpenVPNクライアントにして、VPN接続します。LF-BOXをマンゴールーターにワイヤレス接続(WPK2-AES、DHCP)して、ベースステーションを登録します。ベースステーションのIPアドレス、ポート番号は上記の事前準備で登録したものを入力します。まあ、大画面テレビでは画像が粗いという問題はありますが、利用はできます。環境によっては、IPアドレスで登録が失敗する場合がありましたが、TP-LINKルーターに設定したDDNSのドメイン名を使用すると成功しました。しかし、ユーザーが任意のDDNSサービスを設定できる仕様になっていれば、何も面倒な準備をしなくてもいいのにと思いました。UK版のロケフリの説明書では、任意のDDNSサービスの設定方法の記載がありましたから、ソニーは日本のユーザーを完全にバカにしているようですね。※カントリーリスクがささやかれていることもあり、TP-LINKルーの使用を推奨しているわけではありません。ただ、TP-LINKルーを4台使用してきましたが、どれも問題なく使用できています。次はASUSに買い替えたいのですが、予算の関係もあり、もうしばらくTP-LINKルーターを使い続けることになると思います。
2025.06.10
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