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2025.06.10
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カテゴリ: 家電・ガジェット
ソニーのロケフリのDDNS(ダイナミックDNS)サービス停止後の対策の詳細です。
ルーターを入れ替えて、再設定した際の備忘録です。
ソニーのロケフリは、ロケフリのDDNS停止後もVPN接続で利用できるようになります。
ポイントは、インターネット(外部)からベースステーション登録をすることです。
そのためには、事前にローカルでいろいろと準備しておく必要があります。
なお、クライアントはWindows 11のパソコンです。
■ローカルでの準備
◇ベースステーション設定
LAN内の固定IPアドレスの設定:ベースステーションに固定IPアドレスを設定します。 DHCP設定の状態で必要事項がすべて入っているので、その状態から固定IP設定に切り替えるだけですが、その後IPアドレスを好きな番号に変更するとよいでしょう。

ポート番号を確認。デフォルトの5024から変更しておいてもよいでしょう

登録パスワードを変更。まあ、変更しなくてもいいはずですが、デフォルトのパスワードで登録しようとした際に何故か「無効です」となったので、変更しました。

当然ですが、終了したダイナミックDNSの自動更新は無効にしておきます。
◇ルーター設定
・ベースステーションのIPアドレス予約
TP-LINKルーターのDHCP設定の画面で、上記で設定したベースステーションの固定IPアドレスを予約しておきます。

・通信ポートの設定
ルーターによって用語が異なりますが、手元のTP-LINKルーターでは「ポートトリガー」という名称でした。
5024など、上記で設定したポート番号にTCP/UDPの通信を設定します。

・VPN接続の設定
TP-LINKクラウドにログインして、DDNSを利用できるようにします。
VPN接続設定自体は、TP-LINKルーターであれば、簡単に設定できます。
OpenVPNを利用していますが、スマホで接続できるのにパソコンで接続できない場合があります。
その場合は、OpenVPNのクライアントソフトを古いバージョンにすると接続できる場合があります。
OpenVPNの最新のクライアントソフトだと、まず接続できません。
スクリプトの内容変更でもムリでしたが、数年前のクライアントソフトに替えるとうまくいきました。
■ベースステーション登録
LANの外部から、クライアントパソコンで、OpenVPNでベースステーションのあるLANに接続します。
遠隔地からのベースステーション登録を実施します。
固定IPアドレス、ポート番号、登録パスワードを入力します。
※OpenVPNで設定した後は、VPNゲートウェイの GL.iNetの Brume 2に設定したTailscaleのサブネットルーター機能でもロケフリを利用できました。
ルーターで、 OpenVPN接続すると、処理能力が低いルーターに負荷がかかるので、 Brume 2の Tailscaleを利用するようにします。クライアントのパソコンにも Tailscaleをインストールして、 Tailscaleを 利用できるようにしておきます。
Brume 2のWireGuard接続での利用も試みましたが、VPN接続時の Brume 2のWAN側とLAN側の通信設定が難しかったので、今後の課題です。
その点、 Tailscaleのサブネットルーター機能は、 WAN側とLAN側を簡単にカバーできます。Apple TVでも Tailscaleのサブネットルーター機能が利用できるそうなので、手軽にVPN機能を利用したい場合は、 Apple TVに Tailscaleのアプリを入れて利用するのがベストでしょう。もっとも、私はTailscaleのアプリをインストールできるApple TVを持っていません。。とにかく、Apple TVがVPNサーバーになるというのは意外性MAXです。
まあ、 Apple TVの価格だと、そこそこのルーターを買えますが、 Tailscale機能があるのは、 GL.iNetのルーターになります。安価なマンゴールーターには Tailscaleが搭載されていないので、やはり Brume 2などを選ぶことになります。 Apple TVの価格だと、 Brume 2を2台買えますが、とにかく、手軽さを重視する場合は、 Apple TVの一択でしょう 。でも、 わたしは、予算の関係で Brume 2にしました。

当然ですが、外部からだけでなく、自宅の同一LAN内でもロケフリを利用できます。
■LF-BOXの場合
VPN接続機能がない LF-BOXの場合は、VPN接続を別の機器にまかせる必要があります。
例えば、 遠隔地拠点のルーターにGL.iNetのマンゴールーターを接続し、 マンゴールーターを OpenVPNクライアントにして、VPN接続します。

LF-BOXを ​マンゴールーターにワイヤレス接続(WPK2-AES、DHCP)して、ベースステーションを登録します。ベースステーションのIPアドレス、ポート番号は上記の事前準備で登録したものを入力します。まあ、大画面テレビでは画像が粗いという問題はありますが、利用はできます。環境によっては、IPアドレスで登録が失敗する場合がありましたが、TP-LINKルーターに設定したDDNSのドメイン名を使用すると成功しました。

しかし、ユーザーが任意のDDNSサービスを設定できる仕様になっていれば、何も面倒な準備をしなくてもいいのにと思いました。UK版のロケフリの説明書では、任意のDDNSサービスの設定方法の記載がありましたから、ソニーは日本のユーザーを完全にバカにしているようですね。

※カントリーリスクがささやかれていることもあり、TP-LINKルーの使用を推奨しているわけではありません。
ただ、TP-LINKルーを4台使用してきましたが、どれも問題なく使用できています。 次はASUSに買い替えたいのですが、予算の関係もあり、もうしばらくTP-LINKルーターを使い続けることになると思います。








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Last updated  2025.06.24 20:36:32
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