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朝一でダイデスハイムのダインハルトを訪れた後、必ず訪れつもりだったヴァッヘンハイム(ワイン街道の、ワイン祭りをやっているデュルクハイムの一つ手前の村)までは徒歩で向かおうと決めました。葡萄畑の歩くからそれほど苦にはならないだろうと思ったからです。ダイデスハイムとヴァッヘハイムの中間にはフォルストForstという村があり、その中に前日の試飲会にも参加していたゲオルグ・モスバッハーGeorg Mosbacherの醸造所があるので休憩がてらここに寄ることができる、というのも徒歩移動を決めた理由でした。また、電車の駅はForstの街にはなくヴァッヘンハイムも街からは離れているということも徒歩の理由でした(バスもないに等しい本数です)。車があればミッテルファルツはラインガウよりも移動が楽なところなのですが。こういう平地の葡萄畑が広がっていてその中に道があります。車の通る道路と歩道が同じところも多いですが(上の二つの写真はデュルクハイムとヴァッヘンハイムの途中から撮影)、直線距離が近い道が車道で、その他に村ごとに通過していける葡萄畑の中を通っていけるまさにワイン街道というような徒歩専用の道のところもありました(ちなみにワイン街道という名の道があるわけではなく街道のイメージで旅ができるという意味で街道とつけられています)。ダイデスハイムからフォルストへは徒歩と自転車専用の道で静かな中を葡萄の樹に囲まれながら歩いていきました。奥に集落が見えますが、広大な葡萄畑の中にポツポツと村が存在しています。サイクリングにはうってつけの場所だと思います。葡萄畑の中を走り休憩でワインを楽しむという(体にはよくないかもしれませんが)。モーゼル、ラインガウやミッテルラインの質の高い葡萄ができる畑のほとんどは川沿いの急斜面です。しかしファルツでは評価の高い畑もほとんどは平地です(丘になっている畑も遠くには少しだけありましたがそこが銘壌畑かどうかはわかりません)。ブルゴーニュなどは質の良いワインも平地から作られるので当たり前なことですが、ドイツワインから入っている人間としては良いワインは斜面から造られるという先入観があるのです(水はけや日の当たり方が違うので平地よりも糖度が高く質も高い葡萄ができやすいのです)。土壌がとても良いのですばらしい辛口ワインができるということです。そしてこのだだっ広い土地でも畑はけっこう細かく区分されていて名前がつけられています。それは土壌の性質の違いによるものです。なので小さな面積の区画だけ別の名前が付けられているところもあるのです。そしてその中で質の高い畑がVDPによってグローセスケヴェックスを名乗るワインをリリースすることができるという認定をされています。モスバッハーのパンフレットにはForsterとつく畑の分布図が載っていましたが、9つの畑がありその中の5つがGGに認定されています。フォルストだけでもこれだけあるのですが、この周辺には著名醸造所が所有している畑は、ヴァッヘンハイム、ダイデスハイム、ルッパーツベルクにも多数あり膨大な数の畑名が存在しています。GGに認定されている畑だけでも10ちょっとあるので、主要なところだけでも性質や個性を把握するのはとても大変です。多数の畑と複数の醸造所によって今回数多くのワインを試飲することができたので感覚として畑の違いを把握できている部分もありますが、言葉で説明できるには程遠く、ラインガウやモーゼルの著名畑のように説明できるようになるのは当分先のことでしょう。しかもその意思がないと無理です。30分くらい歩くとフォルストの集落が見えてきました。手前にはブールが所有しているということを表すものがあって畑名も書いています。観光客にはわかりやすいし効果的な宣伝なのでこういうことをしているのでしょう。次回はモスバッハーのことから書いていきます。
2011.07.31
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音楽界では衝撃的なニュースが続いています。僕がここで挙げて書くことはチャットモンチー高橋久美子脱退です。http://www.chatmonchy.com/index.html#/ 三人いないとチャットモンチーは成り立たないし、ずっとチャットモンチーというバンドは存在するのが当然だと思っていたから、誰かが離れるなんていうことはまさに「寝耳に水」でした。理由と決断はチャットモンチーらしくあります。新曲が作れない、という気持ちならばこの方法しかなかったのでしょう。ショックだけど事実を受け入れるしかありません。勝手な推測ですが、チャットの最高傑作である三枚目のアルバム告白でやり切ってしまったのだと思います。この時のパワーを持続することができなくなってしまった、そして足かせになってしまったのではないかと外からみて考えました。この前チャットのことをこのブログに書いた時には、どんなことをやってもチャット自体が好きだからチャットについていく、と書きました。しかし三人がいないと僕が好きなチャットモンチーというバンドは成り立たないわけで、その存在自体が消えてしまうわけだからこれからもついていく、とは言えないです。二人になったチャットの音楽やライブを体感してから自分の感情がどうなるかは決まるでしょう。でもやはりくみこんの個性的なドラムと詩があってこそのチャットモンチーなわけで好きである重要な部分であったから、それがなくなったチャットモンチーを好きでいられるかは全くわかりません。自分が好きなグループで脱退、というのは電気グルーヴとアンダーワールドで起こりました。しかしこれらは打ち込み中心のグループであり演奏には影響がなく、思想や音楽性が変わっていくという影響が強い部分でした。この二つはメンバーが減っても好きという気持ちは変わりませんでした。しかし今回初めて、演奏するグループで人が変わるという出来事が起こったので、それが今後自分の好きにどれだけ影響があるかということの想像が全くできないのです。もちろん今までのチャットモンチーが大好きだったという事実は変わることはないし、人生の中で一番好きなロックバンドだった、と将来言うことになる可能性も大いにあります。今までチャットモンチーというバンドが存在してくれていたことに感謝の気持ちでいっぱいです。まだあと二回三人でのライブはありますが、実際三人でいる最後の姿を観ることになったのは4月からの今回のツアーが最後という人がほとんどだったと思います。僕は神奈川でのライブは行けるかぎりぎりな状況だったのですが、本当に行けてよかったです。今回のツアーを一度も観に行けなったらその後悔はかなり深かったことでしょう。神様ありがとう。とこれを読んでも何も面白くないだろうし自分のためにもならない内容ですが、書きたいから書いた、それだけです。
2011.07.30
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前日のダイデスハイムのGGの試飲会で気に入ったダインハートDr.Deinhardを翌日の朝一で訪れました。その日の午後にはアルザスに向うために電車に乗らなくてはいけなかったので朝9時にはダイデスハイムにいたと思います。中心からフォンブールを越えた先の突き当たりにありました。建物のいろんなところを工事している最中でした。後で書きますが、これも色々と変えようとしている中の一環でしょう。昨日いた人を呼んでもらってテイスティングルームで試飲をさせてもらいました。彼はまだこの醸造所に入り立てたそうですが、よく勉強していてそんなには不自由しなかったです。まずはここの大きな特徴から。この醸造所のワインは全く異なるふたつのエチケットによってリリースされています。この区別は、発酵、熟成をステンレスタンクでするか木樽でするかでわけられています。左のクラシカルなエチケットがステンレスで、2008年からこの区別とモダンなエチケットを採用している右のエチケットが木樽です。右のほうは醸造所名もVon Winningと変えています。ネットなどでもこちらの表記のほうを多く見かけますし、醸造所の意図としてもダインハートからこちらに移そうとしてしるようです(といってもダインハートの名は残すかもしれませんし明確な回答はきいていません)。驚いたことに、家に帰ってから購入したワインのエチケットをみたらダインハートという表記はどこにもありませんでした。さて、試飲は、リーズナブルでスタンダートなものからグローセスゲヴェックスまで全部で12種類幅広く飲ませてもらいました。パンフレットをみると飲んでないワインのほうが多いのですが、さまざまなクラス、ダインハートとフォンヴィンニング飲み比べなど、12種類でもこの醸造所のイメージを把握するには十分でした。好みが最初からわかっていたらまた違ったラインナップになってコアな発見もできたとは思いますが。この醸造所のスタンダートはカビネットでいくつかの種類がリリースされていて、09年産のParadiegartenのトロッケンとHerrgottsackerのハルプトロッケン(共にダイデスハイムの畑)を飲みましたがどちらも7ユーロ以下とは思えぬ質の高いものでした。これらをデイリーワインにできたら最高です。といっても気軽に飲むというよりは少しだけ背を伸ばして頭を使いながら飲まないともったいない、というよう奥深さもあるワインです。上記のはステレンのダインハートですが、同様にフォンヴィニングのスタンダートなワイン、WinWInなるワインも試飲しました。こちらは10ユーロなのですが、正直値段も好みとしても完全にダインハートのカビネットに分配があがりました。上のクラスのも飲んでの感想ですが、若いワインではフォンヴィニングのポテンシャルはまだ発揮していないように感じました。また、フォンヴィニングのほうが高級感のあるラクジュアリーな仕上がりになっているという印象を受けました。僕は値段も含め素朴でクラシカルなダインハートのほうが好みでした。今の改革が行われる前のワインも飲んだことがありますが、その流れはダインハートのほうで引き継がれているようです。値段も安いので地元の人にも愛されている庶民的な醸造所という想像ができます。とはいえ同じ人たちが造っているのでダインハートも同様に質も哲学も今までとは違い進化しているのは間違いないです。ヴァイスブルグンダーも両方試飲しましたが、ダインハートの7ユーロのほうを購入しました。素直な飲み口で、口の中で嫌味がなくフルーティーさが広がって心地よい味わいです。鶏のつみれのああさりとした鍋と一緒に飲みましたが最高でした。あっさり飲めるというよりは、主張はしないけど存在感がある、というのがすごく良いワインでした。これもケースで確保したいワインでした。リースリングにはないボリュームと風味が苦手で僕はあまりヴァイスブルグンダー(ピノブラン)は飲まないのですが、これは全く気にならないし大好きなワインとなりました。グローセスケヴェックスは前日に09年産を飲んだのでここでは08年産を試飲しました。質としては09年産のほうが高い気がしました。08年のSpiess(ルッパーツベルクの畑)は09年のような複雑さと広がりはありませんでしたがおいしいと思ったので購入しました。どちらもあと一本ずつストックしてあるので数年経った時にどう変化するかが楽しみです。予想では08年のほうがよくなる気もしています。木樽のフォンヴィニングの09年のLangenmorgenもストックしていてこれも数年経つと化けると期待しているので楽しみにしています。この二つの畑のワインはスレンレスと木樽で異なる作り方をしていますが、09年産だけを飲んだ印象だと、Spiessのほうが複雑でスレンレスと木樽は逆の印象を受けました。これがすごい面白いところで、木樽にすれば複雑になる、ということではなく、土壌の性質や気象条件などの影響なども関わってくる、というのが実際によくわかったのでした。リースリング甘口のシュペートレーゼとアウスレーゼも試飲させてもらいましたが、アウスレーゼのほうが良かったです。ここで飲んで確信したのですが、ファルツ(主にミッテルファルツ)の甘口はシュペートレーゼだと繊細さと甘みの相性があまりよくなくてバランスを悪く感じるのですが、アウスレーゼだと土壌からくるボリュームと甘みのボリュームがとても良いバランスをつくっていると感じました。甘口を買うならアウスレーゼ以上だと。そこでモーゼルやラインガウとの違いがわかりますね。土壌もそうですが斜面ではないというのも関連しているのは間違いないと思いますが。とはいえ辛口ワインではファルツのほうが高品質のものが多いのも今回まわって実感できたのでした。とファルツのまとめになってしまいそうでしたが、ダインハールトは今のところミッテルファルツの中で一番好きな醸造所となりました。リースナブルなものは親しみやすいし、グローセスゲヴェックスもこの近辺の著名醸造所に比べれば格段に安い20ユーロちょっとなのに他に負けない質のワインを造っていて、好きになる要素の多い醸造所なのでした。09年産は評価本やマニアにも評価が高いのを実感することができました。上り詰めたところではなく、上り詰めている一番旬な時にその醸造所に出会えるのは、純粋に楽しいし、マニア心的にもうれしかったりします。今回の旅でははそういうとこにいくつも出会うことができたのは本当にラッキーでした。偶然ではなく必然、運命なのかもしれませんが。雲行きがあやしくなってきたのでここで強制終了しておきます(笑)。 ダインハートのワインは過去のヴィンテージのトロッケン、ハルプトロッケンが数種類輸入されていますのでそれらを飲んだ感想もまた書きたいと考えています。
2011.07.27
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ドイツワイン関係でつながりのある人たちでワインを持ち寄って(ドイツだけではありません)の飲み会を二回しました。全部の種類を書くと長くなるので気になったことがあるものだけ書いていきます。まずは大森に移転したイーネイーネでやったワイン会から。参加者は6人でしたがこの本数に・。事前に何を持ってくるかある程度調整したので赤、白、甘口、辛口がバランスよく揃いました。ザンクト・ラウレンティウスのゼクトとケルペンのシュペートレーゼトロッケンは想像、期待通りで良かったです。ラウレンティウスはあまり泡が強くないですね。ドサージュにアイスワイン(になるべき葡萄)を使っているそうですが、時間が経つとそれがよくわかりました。というかゼクトではなくただ甘いだけのワインになっていきます。モーゼル中域のトロッケンはドイツを飲み慣れている自分でも酸っぱいと感じるので敬遠しているのですがケルペンのこのワインは飲めます。醸造所の力もありますが09というヴィンテージが良かったからというのもあると思います。 僕が持ってきたダインハルトのspiceGGは次の記事でこの醸造所のレポートを書くのでとばします。赤は三本ともブラインドで飲んだのですが、全く当たりませんでした。一本目はアルザスのピノノワ-ルの10年ものでしたが、アルザスという選択肢が頭の中にでてこなかったのです。ドイツに近い、と言われてすぐにわかったので悔しかったです。二本目はアウマンスハウゼンの03のアウスレーゼのシュペートブルグンダーでした。すごく濃くて南フランスかと思いました。最初の印象でアールと冗談気味に言ったのですがあながちはずれてませんでした。固定観念にしばられないで直観を大事にするのも必要ですね。なぜドイツなのにわからなかったかという2003年の熟した葡萄からのものだったから特殊だったのです。それが狙いで僕への挑戦状として持ってきたのですがまんまとやられました。わかってから飲んでみると口に入れてからのぬける風味に明らかにアスマンスハウゼンらしさがありました。悔しいです。フュルストの97年のリースリングのシュペートレーゼはトロッケンではありませんでした。アルコール度数は10パーセントはありますがそれでもトロッケン表記ではないシュペートレーゼは今はほとんどは見かけないと思います。ぎりぎりおいしいと感じたので、フランケンの土壌では長熟が難しいのはわかりましたが、このワインを飲めたのは良い経験でした。パスタにもあいました。マルクス・モリトールの2007年の甘口シュペートレーゼ2本は僕が持ってきました。最初はユルツィガー・ヴュルツガルテンだけのつもりだったのですがせっかくなので同じ年だし畑違いで飲み比べると面白いと思ってツェルティンガー・ヒンメルライヒも持ってきました。土壌の違いというのが明らかでユルツィッヒのほうが重みがありました。たぶん残糖は同じくらいだと思うのですが。 ボリューム、甘さのバランスでユルツィッヒに軍配があがりました。この日全体としてもこれが良かったという人が多かったです。ユルツィッヒのほうは今でも十分おいしかったですがあと3,4年するともう一化けしそうということも感じました。ふたつ飲み比べることによって、この醸造所が畑、葡萄の個性を大事にして醸造しているのが参加者にはよくわかったかと思います。木樽とステンレスもモリトールは使いわけています(この二本はおそらくどちらもステンレスです)。モリトールのレポートはこちらです。イーネイーネの店主とは楽天のブログでコメントしたりはしていますが実際にお店に行ったのは二回目でした。一見無愛想な方ですが愛情を持ってお店をやっている方です。パスタが特においしかったです。また利用させてもらいます。もうひとつ先週の土曜の家飲み会です。この時は持ってくるワインを調整しなかったのですが、見事にむちゃくちゃなラインナップとなりました。これが功を奏していてこれはこれで僕は良かったのですが。ふつうの辛口が06のオーストリアのグリュナー・フェルトリーナーだけで、09のシュペートレーゼハルプトロッケン、一気にとんで87のコルトンシャルマーニュ、90年のホスピツェンのアウスレーゼ、同じく90年のクロスターエバーバッハのシュペートレーゼと開けていきました。いわゆるふつうの辛口ワインが最初だけ、しかもフェルトリーナーという(笑)。こんなかんじだったので早めに全てのワインを開栓して飲みたいワインを飲んでいくスタイルとなりました。となれば若いワインは見劣りがするのは当たり前なのですが、僕が持ってきたシュプライツァーはこれだけをみつめて感じるとやっぱり良いワインだと思いました。自分が醸造所で気にいって買ったワインなので当たり前ではあるのですが。驚いたのは、香りが一番これが良かったことです。強く感じたということもあるとは思うのですが、若々しくフレッシュだからというだけでは説明とならない複雑さがその決め手でした。若いからこうだともいえるし、シュペートレーゼだからそれだけでもないのはあきらかだし、うーんどう結論をだして良いのかわかりません、すみません。コルトンシャルマーニュは著名なところのではないのと僕はブルゴーニュの熟成ものの経験がほとんどないので感想を言うのは難しいのですが、ミッテルファルツのリースリングのGG級のまだ数年のワインと同じ風味のニュアンスがあったことに驚きました。土壌が似ているからかなーと思いました。といってもすぐ調べないのが自分の悪いところですが、いづれは解明するとここで誓っておきます。20年待たなくてもそういう良い複雑さを備え持つドイツのリースリングのポテンシャルを勝手に誇らしく思っていたのでした。90年の甘口ドイツ古酒は同じ人が持ってきました。ホスピツェンは10分以上経つとようやく甘みがでてきてアウスレーゼらしい存在感を感じ案した。ふと考えてみるとホスピツェンの過去に数本飲んだ90年前後の違う畑の古酒と共通する味わい、というか一番支配している部分が一緒で同じ味わいに感じたのでした。醸造所の個性として良い部分ではあるけれど、僕には物足りなく感じてしまうのでした。この特徴がホスピツェンのワインとして良いことなのでしょう、と今考えててそういう結論に達しましたが(笑)。もうひとつのマルコブルンは醸造所という枠を超えたワインだと感じて、今まで僕が飲んだ古酒の中でもkなり上位に入るクオリティの高いワインだと思いました。洗練されていて雑味がなく葡萄も醸造技術も良かったのだと感じました。たぶん糖度はそれほど高くない葡萄(格下げではなく並のシュペートレーゼくらいということです)だと思うので甘さはあまり感じないので甘みがだいぶ抜けた現在の味わいでは多くの人が気に入るワインではないかもしれませんがクオリティは高いと思ったのです。そして僕はこのワインが好きでした。単体だとちょっと物足りないかともtまに思いましたが食事も時々はさむとすごく満足します。ここでも何度も書いていますが10年以上経って甘みがだいぶぬけたドイツ甘口リースリングは食事にとてもあうのです。このワインは最初はブラインドで飲んだのですが、ラインガウだと直感で思ったのですが、ラインガウ特有のいわゆるペトロール香が皆無だったので消去法でナーエと答えてしまいました。過去にも数本だけそういうラインガウの古酒に出会いましたが、これは何の違いなのでしょう?どれも名のある醸造所のものでしたが、醸造過程というよりは葡萄そのものに理由がある、と僕は考えているのですが。 とブログに書いてもためになることがほとんどないものになってしまいました。疑問がでてそれが解決していないことばかりなので。すみません。まあこういうように自分では買わないようなものだと思わぬ発見を多くするので面白い、ということはおわかりいただけかと思います(笑)。今回の記事はいつにもまして無意味な気がします。本当にすみません。
2011.07.24
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先週チャットモンチーの神奈川公演に行ってきました。毎回熱く書いているので今回はあまり深く書きません。三月にニューアルバムYou Moreが発売されたので当然収録曲が中心の構成です。 【送料無料】チャットモンチー「YOU MORE」価格:2,835円(税込、送料別)このアルバムは僕はそんなにははまらなかったのですが、ライブでは楽しかったです。ライブハウスではなく客席のあるホールでのライブに向いてるなーという印象でした。騒ぐ、体感する、というよりショーを観る感覚で楽しめたからです。ライブで聴いて好きになった曲もあったので良かったです。 時たま以前の曲を混ぜていたのですが、シングルだけないのがさすがチャットというかんじでした。その曲たちが好きな曲ばかりだったのはうれしかったです。なので割合の少ない以前の曲のほうが印象に残ったライブとなりました。過去のライブなどを思い出すから前の曲は思い入れが強いというのもあるのですが。特に東京はちみつオーケストラが良かったです。武道館でのアンコールでの風船がとぶハッピーな空間も思い出してしまうしあらためて良い曲だと思いました。ファーストアルバムなのに全く色褪せません。ということで武道館でのライブのDVDを久しぶりに観たのですが、今とは違うけど良い、というのを強く感じました。当たり前のことですが。武道館は脂ののっている全盛期の時のベストのライブで、それまでに生まれた名曲たちを聴くにはこのライブ、そして今のライブはチャットモンチーというバンドを感じることをできます。わかりにくいですね。これ以上説明しません(笑)。 【送料無料】チャットモンチー レストラン メインディッシュ価格:4,536円(税込、送料別)今回のライブで感じたのはクミコンのドラムの進化です。本当にすごかったです。前からチャットはリズムが独特でそれがロックをあまり聞かない自分がすんなり聴ける理由でもあるのですが、今回聴いていたらリズムがすごく細かくなっていてロックのリズム、というよりブレイクビーツみたいでした。進化した演奏で今回やらなかった他の曲も聞いてみたくなりました。 さて、タイトルにした好きの種類、です。僕がチャットモンチーを好きなのは前から揺るがないのですが、今回観て、もう何がきてもチャットを好きだ、と思ったのです。どのような方向でも違うことを提示されても、僕はたぶん好きだという気持ちは変わらないしついていくのだろうと思ったのです。もちろん、このアルバムはあまり・、とかそういうことは思うかもしれませんが、だからといって離れていくことはない、ということです。それは、こういう理由があるからこれが好き、というのとは違う好きだ、と思ったのです。そういうことも含めてのことではあるのですが、存在自体を受け入れている、という次元なんですよね。このことは、たとえば、顔が好きだから曲は何でもいいとかいうことではなく何でも受け入れられる、という意味であることはわかっていただけたでしょうか。そんなことを考えていたら、そういう好きって数はとても少ないけれど自分の趣味どの方面でもあると思ったのです。ラーメンでは、味を変えてもどんな限定をやっていても支持をしてついていっている店、ワインでは、少し傾向は変わっていってもヴィンテージであまりよくない年があっても好きというのは変わらない、という醸造所が存在しています。それらは、味とかだけでなく人柄や思想も含めて好きだから少しの変化では好きは揺るがないのです。今思ったのですが、これは好き、ではなく信者という言葉に当てはまると思いました。ちなみに、ラーメンでは不如帰、ワインではフリッツ・ハーク、ヴァインガルト、音楽ではチャット以外ではアンダーワールドが当てはまります。何でも突き詰めていくと、点からみつめてしまいがちですが、そういうものが気にならない存在というのもあると楽しいのではないか、そしてそういう包容力は忘れちゃいけないなと思ったのでした。けして意図的に作れる存在ではないのですがこういう視点を意識してみることも大切だなーと思ったので書いてみました。
2011.07.18
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ワイン産地ファルツ地方の真ん中ノイシュタットからデュルクハイムには銘壌ワイン畑が続き、ワイン街道といわれる道路のまわりにワイン畑がずっと広がっています。電車もこのルートを走っているのでアクセスも楽です(駅から村まで離れている所もありますが)。その真ん中くらいに位置するダイデスハイムDeidesheimはまわりに銘壌の畑を多く持ち、この街にはブール、バッサーマン・ヨルダンというような著名な醸造所がたくさんあります。このダイデスハイム周辺の醸造所が集まった試飲会があるというのをネットで見つけたのでこの街にきました。街自体は小さいのですが、ワイン産地の中心といった雰囲気は感じました。醸造所を訪れるのもプランに含めているドイツワイン好きの人でファルツを訪れる人は一度は必ず訪れるべき場所だと思いました。試飲会の会場はヨルダンの併設のホテルのレストランでした。システムをよくわかっていなかったのですが、レストランのテーブルに案内され試飲会の時間まではバイキングの食事をとる、ということみたいでした。ランチではなくブランチといった趣旨なのですが、けっこう豪勢でした。 このソーセージの山が一番わかりやすいと思わず撮っちゃいました。そして一時間くらいしてから、地下の試飲会会場に行くことができました。この試飲会はAcham-Margin,Bassermann-Jordan,Josef Biffar,Von Buhl,Mosbacher,Georg Siben Erben,Von Winningの6醸造所が参加していました。ワインは辛口ワインの最高峰グローセスゲヴェックスのみで23種類のGGを飲むことがでできました。地下のセラーのようなところで行われました。途中でみなさん上のレストランの席に戻って食事をとったり談笑してるので試飲会会場にはこのように人がほとんどいなくなっていて醸造所の方は退屈そうでした。肝心のワインですが、今回の旅まで僕はファルツのワインはあまり飲んでいなかったので、畑や醸造所の特性なんていうところまでは知る由もなかったので、実際に飲んで感じたこと、違う醸造所の同じ畑(その逆も)の飲み比べて思ったこと、というのが主体となりました。また、ここで気に入った醸造所を次の日に訪問する、というのも目的でした。2009年産が主体なのでポテンシャルを発揮するにはまだ時間のかかるものも多く、その時においしいと思ったものは多くはなく、またこの産地の経験が少ないのでどう変化するかの想像ができないものが多いというのは残念でしたが、そんな中でも収穫はありました。ブールのReiterpfad(ルッパーツベルク)は07と09の二種類があり、どちもおいしくてさらにその違いが興味深ったです。07はヴィンテージの特性からかでフルーティだったのですがそれが時が経ちやわらかさが増しているような感じがしました。同様にAcham-MarginもPechstein(Forst)の畑のが08と09があって08が深みがあって好きでした。そして今回の一番の収穫はVon Winningでした。三種類あった2009年産のどれもが好印象でした。同じ畑の他の醸造所よりずっと安いし、味も好きということで次の日に訪れるのはここに決定となりました。そのレポートは後日書きます。ここは前までDr.Deinhardと名乗っていたのですがどうして変えたかということも後日書きます。この試飲会の他のGGとは全く異なる系統の味わいでなおかつ好きだったのがルッパーツベルクのSpiessでした。僕が今までに飲んだことがあるようなファルツらしいと僕が感じている複雑さ、後から抜ける感じがあって親しみやすさも感じる味わいながら上品さもある辛口ワインに仕上がっているとことにすごさを感じました。Langenmorgen(ダイデスハイム)はここで色々とファルツのグローセスゲヴェックスを飲んで持ったイメージを代表するような味わいでなおかつ質が高いと感じたのでした。この他にはヨルダンのKalofen(ダイデスハイム)が好印象でした。透明感があってエレガントでした。数年したらもっとよくなるという予感もしました。ヨルダンのポテンシャルの片鱗を感じさせてくれる一本でした。とこうやって書いても伝わりにくいことしか書けないです。すみません。ですが、予備知識がなくても数を飲んでみるとわかることっていうのは確実にあって貴重な経験となりました。この会はワインを飲みながら食事を食べる、というのではなく別々、というのが面白かったです。地元の人たちの交流の場、生活の一部としての娯楽のひととき、といったかんじの会でした。50ユーロくらいだったのですが、食事もしっかりとれてGGをたくさん飲めたので高いとは思いませんでした。ファルツ編はまだまだ続きます。
2011.07.18
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前回に引き続いてのヴルストマルクト、今回はワインを中心に書きます。ワインは主に二つの集落の中で買う(飲む)ことができます。二つの集落にはそれぞれ何個ものテントがありそのブースそれぞれが各醸造所なのです。テントの奥にバーカウンターがあってそこでワインを注文し(場所によってはテーブルに注文をききにきて持ってきてくれるところもありましたが)、基本的にはそのテント内のテーブルでワインを飲む、という形です。この写真でみえるところはひとつの醸造所のブースで、あきらかにフランクフルトのワイン祭りより規模は大きいです。このキャパシシティのブースが10個くらいまとまっています。この集落はフランクフルトなどのワイン祭りと同じシステムで、辛口中心の10種類くらいのラインナップから好きなものを選びます。バイグラスの注文だけでなくボトルで注文して飲んでいるグループも多くみられました。出店している醸造所はほとんが地元デュルクハイムの醸造所です。プファルツでのトップ評価のところはありませんでしたが、ゴーミヨ三つ房のところや日本にも輸入されていて知っている醸造所もありました。ふたつの集落がある、と最初に書きましたが、上のようなブースのある集落とはもうひとつは大きく異なっていました。それは写真のようなタンブラーで飲むということです。ビール感覚で飲むようなかんじなのでしょうか。値段が高くないので下のクラスのもの、大量に消費しても問題のない(売れ残りで一層したいという意味も)ワインが中心なのでしょう。このブースではそのまま飲むのよりはショーレとして飲んでいる人が多いようにも感じました。スプリッツァーがドイツでいうショーレで、ワインを炭酸で割ったものです。清涼感がでてワインだけよりごくごくと飲めます。他の地域でもワインリストの中にショーレというメニューがありましたが、このブースではショーレにするワインも自分で選ぶことができるのが特徴です(甘くて比較的高価なワイン以外のすべてからです)。そしてタンブラーで飲むという衝撃の後にさらにびっくりしたのは一杯が500mlということです。まさにビール感覚ですね。オクトーバーフェストのビールの一杯は1リットルですから感覚的には通常ワインを飲む比率と同じくらいなのでしょうか。僕はそんな量だと一杯だけでもだいぶ酔ってしまうので、おそるおそる半分の量にできないか、と訊いたらちゃんとハーフサイズのタンブラーがあってホッとしたのでした。といっててもそれでも250mlある、と気がついて自分につっこみを入れましたが。グラスで飲む集落でも一杯のグラスは250mlです。たくさんの種類を飲みたい人にはとてもつらい状況でした。試飲会ではなく場を楽しむお祭りだからしょうがないのですが。 量のこともあるし、混雑していたこと、そして飲みたいと思う醸造所、ワインが少なかったのでヴルストマルクトでは4杯しか飲みませんでした。Henselのリースリング・QbA・トロッケン、Egon schmittのリースラーナー・アウスレーゼはワイングラスのコーナーで、タンブラーではPfeffingenのゲヴゥルツトラミナー・シュペートレーゼとFitz-Ritterのリースリング・QbA・ハルプトロッケンを飲みました。辛口ワインは醸造所を巡って試飲しているワインには確実に負けると思ったので、興味があった醸造所は辛口を、その他で飲もうと思って探していたのは甘口のワインでした。甘口は高価なリースリングのものは皆無でしたが他の品種のものを飲むことはあまりないので良い機会だと思って飲みました。リースラーナーはけっこういいなーと思ったしゲヴュルツのほうもわざわざ日本に輸入して飲むほどではないけどおいしいと思いました。もしドイツで生活するならこういう選択肢もありだなと思いました。辛口リースリングもふだん飲みの気取らないテーブルワインとしては良質だなーと思いました。Pfeffingenは出店していた醸造所の中で唯一のゴーミヨで4つ房評価だったのですが、タンブラーのブースに出していたので質の高いワインが飲めなったのは残念でした。そういえばここの人が、毎年日本から来る集団がいる、と言っていました。この記事を見かけましたら連絡してくれると嬉しいです。 といったかんじで種類はそんなに飲まなかったけれどワインも満足だったし、この場の雰囲気を味わえたことがとても良かったと思える日々でした。たぶん何かの用事で近くに来た時のついででない以外には再びこのワイン祭りに来ることはないかもしれませんが、ドイツワインが好きな人は一度は訪れてみるべきだと思いました。ワインの中身だけではなく、ここでは文化としてのドイツワインを感じることができるからです。公式ホームページ僕がとてもうれしかったのは若い人たちもワインを飲んで楽しんでいるということでした。日本では考えられない光景ですし、僕自身もここまで若い人たちが飲んでいるとは思っていませんでした。他の醸造所の主人との会話でドイツの若者はワイン、ドイツワインに戻ってきている、という話をしていたのですがそれを証明する光景だと思いました。日本でも若い人にワインは飲みにくい酒というイメージを払拭することができればと思っています。そのためにドイツの白、ハルプトロッケンやファインヘルプ、mildのQbAが効果的だと僕は思っているのですが。というようなことも考えることができたお祭りでした。次回のレポートからはプファルツの上質な醸造所を中心に数回書いていきます。
2011.07.11
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ヴルストマルクトWurstmarktはプファルツPfaltzでもっとも質が良いとされているワイン産地のミッテルファルツのワイン街道沿いにあるデュルクハイムBad Dürkheimという街のワイン祭りです。伝統があり、そして何十万人も来場するとても大きなイベントです。ドイツの祭りといえばミュンヘンのビール祭りオクトーバーフェストが有名ですが、それのワイン版といったらわかりやすいかと思います。去年から日本では5月の連休に六本木でザート商会が同じヴルストマルクトの名でワインのイベントを開催しています。そこでこのデュルクハイムのイベントは世界最大のワイン祭りとして紹介しています(もちろん日本のイベントとは規模が違いすぎます。)今年もドイツの本家は9月に二週の週末を入れた9日間開催されます。こういったワイン祭りはその時期にしか体感できないものなので、9月にドイツに行くのでせっかくなのでこの有名なワイン祭りは一度は行ってみたいと思い訪れることにしました。プファルツにまだ行ったことがなかったというのも訪れる大きな理由でした。プファルツには二泊三日間の滞在でした。デュルクハイム以外のワイン産地と町をめぐること、醸造所を訪れること、そっしてもうひとつ興味のあるイベントをネットでみつけたのでそれに参加するという目的があり、その他の時間をこのワイン祭りですごすということにしていました。ということで夜二回、と最終日の昼間に訪れました。会場は公園で、道沿いに屋台がずっと並んでいます。アクセサリーなどを売るクリスマスマーケットのような売店が立ち並んでいます。駅から進んで屋台の並んだ道を通っていくと日常とは異次元の空間へと突入します。こういうヨーロッパの大きなイベントでは必ずといっていいほど移動遊園地があります。それに違和感はないのですが奥の観覧車に書いてある文字は、ベルギービールのラガービールのメジャーな銘柄です。これには思わずえーっと叫んでしまいました。絶叫系のアトラクションもいっぱいありました。射的みたいなものなど自分で操って景品をゲットするというゲームもたくさんあって完全に豊島園でした(東京の人しかわかりませんね・)。食事もソーセージだけでなくいろいろな屋台があり、飲み物もワインだけでなくビールもハードリカーも何でもあります。先入観もなしにここに連れてこられたらワイン祭りだと思わない人も多いと思います。まさに老若男女でも楽しめるお祭りです。若い人もたくさんいて夜はかなり混雑していてこの地域の人が毎年こんじょイベントを楽しみにしているのだな、というのがよくわかります。次回ワイン関係のレポートは書きますが、ワインのブース以外にも大きなテントが二つあり、たくさんの椅子とテーブルがあってステージではライブもやっていました。僕が行ったときには70、80年代くらいのロック、ニューウェーブ系の曲を現在のシンセも使って新しいアレンジでやっているおじさんたちが演奏していました。机の上で踊っているこいうのをみているとお祭りってかんじがしてそれを見ているこっちも楽しい気分になりますね。オクトーバーフェストではそこらかしこでこういう風景がみられて会全体がこういうテンションだと思うのですが、それに比べればヴルストマルクトは全体の雰囲気としては大人しくて居心地がよかったです。本当に会場は広くて把握するまでとても時間がかかりました。人が多くて歩くのも大変でしたし。写真にはあまり人が多くないのはそういうところじゃないと写真が撮れないからです。そして把握したワイン関係の状況は次回レポートします。こういうワイン祭りをレポートしてる日本語の記事を僕は読んだことがないので、とても良い経験となりました。行かなきゃわからなったことがたくさんありましたから。この記事を読んで訪れる人の何かしらの参考となればうれしいです。このイベントは、おいしいワインを飲みたいという人より、ヨーロッパのお祭りを楽しみたいという方に向いています。そしてビールよりワインに興味があるという人はオクトーバーフェストよりこちらをおすすめします。フランス(アルザス)にもかなり近いですし。
2011.07.10
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