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2007.07.10
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日曜日の深夜, NHK教育で課外授業~ようこそ先輩~ を見ました。
今回は,山口市立大殿小学校に,映画監督の原一男さんが授業しました。
テーマは 「母を撮る」 です。
普段は口に出して聞けないことを,ビデオカメラを回しつつ質問します。
それを自ら編集した後に,母親同席のもと上映会を開いていました。
そうすることで,自分がどうやって生まれてきたのか,母親が自分のことをどう思っているのか,母親が生きてきた人生はどんなものだったかが見えてくると訴えていました。

原さんは「自分はおせっかい」といいながら,各家庭を訪問してビデオでしっかり母親を撮っているかチェックしていました。

しかし,つたない質問にも母親はそれから目をそらすことなく出生秘話などを中心に話されていました。

上映会の最後に流れた女の子のビデオでは,レンズを母親に向けながら最後に,「私を生んでくれてありがとう」とお礼を言っていました。
それに対して,画面の中の母親は,「生まれてきてくれてありがとう」と答えます。
子どもは,「これから成長していくので見守っててください」と応じていました。

原さんは中学一年生の息子を自殺で亡くしたそうです。
それ以来,息子のことをかまってやれなかった自分を責めつづけています。
今回,原さんは課外授業を通じて,子どもたちに母と子の絆を深めてほしい,母親の愛情を感じ取ってほしいと願っていました。
上映会を終えて原さんは自分の息子を亡くした経験を語りつつ,あったかい気持ちになったと感想を言いながら子供たちにこう訴えます。
子どもたちはこれから成長するにつれてたくさん辛いことがある。
しかし,決して悪い方向に行ってはいけない。
違うよい方向に向かってほしい。


会場では原さんの辛い過去を知った母親が涙する場面が写っていました。
こうしたシーンを見て,自分も涙しました。
本当は毎日のように両親の愛情を確認しながら生きていくのが当たり前なことでしょう。
でも,最近は子どもを虐待したり,逆に子どもが親を殺したり,無理心中で一家全員が亡くなったりする悲しい事件が続いています。
今回の課外授業は子どもが親を知る意味もあると同時に,親が子どもへの愛を再確認するといった大きな意味がありそうです。

自分だけが苦しい思いをしていると錯覚してしまうことがあります。
しかし,みな辛い過去を抱えながら,親の愛情に守られつつ支えあって生きているのだという思いを新たにしました。

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最終更新日  2007.07.10 10:48:48
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