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2010.07.07
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カテゴリ: 学校
講義で生活インフラである食料品店にアクセスできない高齢者の事例を取り上げました。
ビデオを見てもらった後で、感想と解決策を自分なりに考えて書いてもらいました。

ある学生が他とはかなり異なった意見を書きました。

自分なら、自殺して家族には迷惑をかけたくないというものでした。
生きる価値がないなら、そのまま生きることをやめてしまうというものでした。

姥捨て山や優生思想にもつながる危険な考え方と思えました。

知識はなんとなくあるけれど、視野が非常に狭いと感じました。
彼らが社会人になったとしても常に不満を胸に抱いたまま生きていくのでしょう。
生きる価値は、収入やそれを実現しうる能力のみによって、はかることができるのでしょうか。


多様な考え方が許容される時代。
危険な行動のもととなる考え方まで許容されてはいないか。

彼だけに責任があるとは思えません。
彼を育てた親や周りの環境がそうさせたのか。
成績や収入だけで個人の能力が評価される社会、希望をもつことができなくなった社会のなかで生きていれば仕方ないことかもしれません。

将来世代、特に日本の行く末が非常に不安になりました。

しかし、根本には彼自身が自分の能力を過小評価していることに原因があるような気がしました。
自分は生きている価値がないとの文脈が読み取れました。
競争が激しくなり、ちょっとした失敗が過大に評価される。
隣り合わせの同僚が競争相手となり、他人への思いやりがなくなってしまう。

こんな状態で大学に何を学びにこれるだろう。






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最終更新日  2010.07.07 22:14:55
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