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かつて大阪市交通局(現 大阪メトロ)でも11枚綴りの回数券がありました。もう結構前になくなってしまったのですが、東京メトロでは令和の今でも現役だったんですね。それは知りませんでした。そういえば、私が就職して初めて東京へ行った1986年当時も地下鉄の改札口は、自動改札機がないところがありましたから、なんだか大阪から見れば「東京なのに時代が遅れているのか?」って思いました。
さて、私も就職してその紙で綴られた回数券をよく使っていました。たしか区間別に販売されていて、「1区間用」「2区間用」というような感じだったかな? だから、例えば通勤で使用する「天王寺~天満橋」用の2区間用の回数券を「淀屋橋~天王寺」で使うこともできました。国鉄( JR) の場合は「天王寺~鳳」のように区間が予め定められているものでしたから、交通局のパターンの方が使いやすいと思っていました。
そんな便利な回数券も、交通局ではわりと早い時期に磁気化券、要するに現在のような自動改札機に投入できて一枚の磁気化券で3000円分利用可能というものとなりました。これは今でも発売されていまして、これはこれで便利なものとなっています。バラバラにならないし、思わず洗濯してしまっても紙のように悲惨なことにはなりませんからね。
でも、紙の場合は「一度に複数人利用可能」だったんですよね。3,4人で使う場合は、それぞれ切り離して使うことができたんですけど、磁気化券では予め自動券売機で必要枚数を切符にする必要があるので、なかなか面倒なんですよ。
あと、これは大阪だけなのかもしれませんが、混雑する自動券売機に並ぶ列の近くでこの回数券をバラして販売するおばさんたちがいたんです。これは市電時代からこのようなおばさんがいたそうですけど、このような商売をしていた人がいるって、商魂たくましいなあって思いました。紙で綴られた回数券だからこそできたことなんですけどね。
紙の綴られた回数券がなくなると、大阪のような磁気化券になるのか、そもそも回数券自体がなくなるのかわかりませんけど、今のよう IC カードが普及するとこちらの方が便利じゃないかなって思うんですけど、どうなんでしょうか。
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