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エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」(河出書房新社) 仲村融 氏編訳で、奇想コレクションの一冊。 読め。 買え。 惚れよ。 で終わっちゃいそうな感想は駄目ですか? いやもう、ビバ、ハミルトンっみたいな。よくぞ翻訳を出して下さいました、と大感謝。みんなでどんどん買って、買い支えして、今後のハミルトン作品出版へつないでいきませう。 いろいろなタイプのハミルトン作品が載っていて、入門書としてもお得。半分ほどは既読のものでしたが、それでもいいです。嬉しいし。読み直すと、改めて感動が。SFあり、幻想小説あり……どれもハミルトンらしくて、いいです。スペオペも好きだけれど、私はハミルトンのプラックな話や幻想系のほうがもっとずっと好きなので、嬉しいです。 「ウィアード・テールズ」に掲載されていた、多くの短編が好きなので、もっともっと翻訳して出版してくださーい。 というわけで、敢えて細かい感想はパス。ぜひ読んでみてください。(理性なしの書き込みですみません) ところで。 最高32.5%とという体脂肪率に恐れを成して、一ヶ月足らずの意識改革を実行したところ、ここんとこ22-23%をキープするようになりました。カロリーを意識して、ちょっと控えめにする、ちょこちょこ運動する(階段しか使わない、電車やバスは必ず立つ、暇を見つけてつま先立ち運動、時々ツイストしたり。)ほんと、そんな程度だったのに。効果てきめんでした。やっぱり原因は運動不足だったのかなあ。体重も最高記録まで増えたのですが、今は2Kgダウン、ここ二、三年の平常値に戻りました。やれやれです。気を抜かずに続けたいと思います。太ってきたお腹まわりとか太股とかも引き締まるといいなあ。
2004年05月12日
梶尾真治「クロノス・ジョウンターの伝説」(ソノラマ文庫) 再読ならぬ、何回目? もはや数え切れぬほど繰り返し読んでいる一冊。「美亜に捧げる真珠」(ハヤカワ文庫)を雑誌か何かで読んで、ガツンと喰らって以来の、カジシンファンのわたくし。 というわけで、この「クロノス……」は数あるカジシン・時間SFものの連作の一つ。一種のタイムマシン(いろいろ制限あり)を中心に、様々な時代の様々な人々の、時間を超えた恋愛が描かれていて……涙なくして読めぬ感動作品ばかり。 「美亜……」も「エマノン」シリーズ(デュアル文庫)も大好きなんですが、なぜか一番繰り返し読むのが、この「クロノス……」。なんでかなあ。 特に好きな話が……と書こうとして、気づきました。全部好きだわ、あらら。だから繰り返し読むのですね。時間という大きな障害を越えて、貫かれる純愛は本当に切なくて、胸がきゅん(死語?)となります。ハッピーエンドもあれば、第1話のように、壮大な自己犠牲もあって。そして両思いもあれば片想いもあるわけで。でもどれもこれもが素敵な、きらきらした一瞬を描いていて、人間の愛情の素晴らしさを感じることができます。 というわけで、ゴールデン・ウィーク中、またまた読み返しては「ほええ」と、わけの分からぬ声を上げながら、ほけーっと浸っていたのでした。 こんな話、一度でいいから書いてみたいなあ。(絶対無理だからこそ、こんなに憧れるんだろうけれど……)
2004年05月11日
畠中恵「しゃばけ」(新潮文庫) 日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。 江戸が舞台。身体の弱い跡取り息子は、なぜか妖怪が見え、話が出来る。それだけではなく彼のお目付役(?)の二人は、実は妖怪だったのである。それは実は彼の祖母に理由があって……。 というお話。この「のほほん」とした跡取り息子くんが、とてもいい味を出していて、人情が伝わってくる。さらに、妖怪たちがとっても可愛いし、日本的。なんだか懐かしい香のする小説で、ほのぼの系。結構、私のツボ。 これもハードカバーでは手が出せなかったのを、文庫落ちまで待ってやっとこさ入手、読破したもの。世間の評判通り、とても良い作品で、こういう独特の良さはじわわんと、とこちらの中に染み込んでくる。いいなあ。好きだわあ。 そんなわけで、未だ文庫になっていない「ぬしさまへ」(続編)が待ち遠しくてたまらない。でもハードカバーは置き場所と財政上の問題で買えないのであった。我慢して待つしかないかあ。ちぇ。 意外かもしれませんが、私は実は「ほんわか」「ほのぼの」系列が大好きなのであります。もちろん、スプラッタもホラーも大好きなんですけれどね。 というわけで、当分は読書日記となる予定です。なぜなら、ゴールデンウィークで初読、再読した書物が多かったから(単純明快?) それに日常生活でそうそう書くことなんてないしねえ。同じことの繰り返しか、落ち込みか愚痴ぐらいだし。とほほ。なさけなーい。
2004年05月10日
加納朋子「ささら さや」(幻冬社 文庫) 以前からずっと気になっていて、読みたかった一冊。あちこちで良い評判を見聞きしていて、絶対に私のツボだと踏んでいたのです。でもハードカバーは値段もさることながら、置き場所が……と躊躇している間に、出ました文庫。(このパターンが、実に多い私です) 短編が何本か入っていて、最終的には一つにまとまるオムニバス形式のミステリ。おかげで、忙しくてもしんどくても、ちょっとずつ読み進めることができました。 一気に読むのはもったいないくらい、温かくて切なくて優しいミステリ。冒頭で、事故死した夫が幽霊となって、愛する妻と生まれて間もない息子を助ける幽霊探偵もの。ただし、夫はしょっちゅう妻に声を聞かせることができるわけでもなく、だからこそ、ハラハラしながら妻を見守る夫の気持ちが切なくてつらい。心に染みいる。 泣き虫で孤独で不安に押しつぶされそうな妻。しかし彼女は少しずつ、少しずつ強くなっていく。そして知っていく。現実にはいつか笑える日がくるのだと。夫と別れる日がくるのだと。 いやもう泣きました。 事件も謎解きも、みんな人情味あふれていて、ほんわりとした眼差しに包まれていて。泣けます、おもいきり。 ラストでは、もうもう悲しくて悲しくて。なのに、優しさが満ちてくるという……いやあ、本当に良い作品です。出会ってよかったです、マジで。 というわけで、実は悪夢ばかり繰り返して見て冷や汗だらだら、心臓ばくばくのイヤな一夜を消去。おもわず「川縁で何か拾ってきたんじゃあ……」と不安になりました。はてさて。心配。
2004年05月09日

其の一 其の二 其の三 という状態。 私もびっちゃびちゃ。挙げ句にうちの犬は、乾いてもいないのに、嬉しそうに土掘りをして、どろどろになっていました。 たった数分後に。 私がシャンプー道具を片づけている隙に。 泣いたよ、あたしゃ。ていうか、怒りました。 どーしてわざわざそういうことするかなあ。 でも可愛いから許してしまう。 こんな顔されちゃあね。 アレルギーで鼻の頭が真っ赤に剥けているのが、また可愛い……って飼い主バカです。あう。
2004年05月03日
古いホラー映画で、呪われた家もの。子供の時、「ヘルハウス」を見てえらく怖かった記憶があったのだけれど、今見るとどうなのかなあ。この「悪魔の棲む家」は実話を元にしたらしいのですが、実際に誰も死んでないので、迫力は今ひとつ。(過去に一家惨殺事件はあったけれど) しかし父親が憑かれていく様は、何となくですが「シャイニング」を思い出しますな。演技の怖さでは「シャイニング」に軍配が上がります、あれは怖かった……。 幼い娘が霊界とコンタクトするのは「ポルターガイスト」を思い出しますが、かといって、ここの少女が実際にはどの霊とコンタクトしていたのか、そもそも霊自体いたのかとか、判然としていません。 神父様が活躍せずに悪魔に負けるのは、何とも哀れでしたが、最も哀れだったのは信仰の源たる教会が「悪魔なんぞありゃせん。あんたの妄想じゃわい」と切り捨ててしまったことでしょう。孤独と恐怖の中、孤軍奮闘しようとして、見事に廃人? になってしまう老神父のことは最後まで誰にも理解されずじまい。うーむむ、さりげに教会批判か? 黒犬が登場しましたが、こちらは悪魔の使いではなくて(笑)一家の愛犬。ラブラドールレトリバーなんで、ちょっと感情移入。うちの愛犬もラブなんで。 しかし、とどのつまりは人間は家には勝てなかったわけですね。そして、その家は過去に悪魔崇拝の場所だったといういわくがあったわけです。 でもって、ポイントは蠅。冬なのに、要所要所でブンブン集まってきます。しかーし、「フェノミナ」を見た人間にとっては、あれくらい何ともなかったりして。 ……そんなかんなで、悪くはないのですが、かといって突出した部分もない、そんなホラー映画でした。私的にも怖くなくてちょっぴり残念。私をびびらすホラー映画に出会いたいです。
2004年05月02日
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