徒然日記
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見るまではてっきりアメコミだと思っていた。それっぽいタイトルと設定なものでして。今「スパイダーマン」映画版で旬なサム・ライミ監督作品。そう思ってみると、異形のヒーローの悲哀とか怒りとかやりきれなさとか、共通していますね。 恋人の弁護士が入手した書類のために、拷問の末に殺されかけた科学者。九死に一生をえたものの、両手と顔面は醜く失われてしまっていた。たまたま彼が研究していたのは、人工皮膚。ただし、99分間しか保たず、それ以上になると崩壊してしまう。(パーフェクトではないのがミソ)これを用いて、科学者は自分を陥れた敵に次々と復讐していく。 という話ですが、まあ、助かったものの病院でモルモット扱いされ、痛覚を遮断されてしまったり、そのせいで怒りの制御ができなくなっていて、尋常ならざるパワーを発揮してしまうとか、いろいろ凝った設定になっています。 ただ主人公カップルが魅力ないのがなあ。別に美男美女を求めているわけではないのだけれど。単に私の好みではないだけなのでしょうが。感情移入できず。むしろ個性的な敵集団が面白かったり。やっぱりアメコミチックな印象です。 でもラストの台詞は良かったな。英語で聞いても良さが伝わってきます。なるほど、だからダークマンなのか、と。 でもまあ期待していたほど盛り上がれず、ちと残念。もう少しアクションが派手になるとか、或いはグロいとか、敵をとことん悪役にするとか、主人公の科学者を悪にするとか…とにかく、もうひとひねり何か欲しかったような気もします。
2004年10月29日