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「北極星号の船長」(コナン・ドイル/創元推理文庫) ドイル傑作選2 コナン・ドイルというとホームズかはたまた冒険ものか、といったイメージが強いのですが、本書は怪奇系作品を集めたもの。手記形態のものが意外に多く、こういった書き方を見ると反射的に「手が、手が・・・」みたいなノリを想像してしまうクトゥルフ・オタクとしては、どきどき。そうか、ドイルもこのような書き方を好んでいたのね、と新鮮な気持ちになった。もちろん、いろいろな叙述法がとられていたけれど、概して「古き良き」味わいの怪奇小説といった印象。血みどろスプラッタも嫌いではないけれど、語りの妙、というか叙述のうまさを感じる、怪奇小説(テラー?)のほうがずっと好きなので、十二分に楽しめた。 そんなわけで、五巻予定らしいこの傑作集、お勧めですぞ。私はもちろん全巻制覇します(^^)
2004年12月29日
「地球間ハイウェイ」(ハヤカワ文庫・ロバート・リード) 私は子供の時からSFが好きで、中でも「時間よとまれ」という子供向けSFがとにかく好きでたまらなかった。確か岩崎書店だったんじゃないかな。 で、今に至っても一番好きなSFは時間SF。映画でもドラマでも小説でも、時間SFだったらとりあえず手をつけてみる。時には失望することもあるけれど、たいていは興味深く愉しむことができる。 というわけで、本書。 これは時間SFではなく、それに少し似た雰囲気のパラレル・ワードもの。ただし、時間改変が可能か、といったノリではなくて、数限りないパラレルワードをある目的を持って旅しつづける人々の物語。人々といっても、普通に考える人間ではない。その考え方や名称も凝っていて面白い。翻訳家の冴えた技がいかされていて、素晴らしい名称である。 単純な、よくあるパラレルものなら、そっくりの世界から侵略・もしくは迷い込んでしまって・・・というパターンが王道である。しかしこの作品は全く異なった視点で描いており、そこが新鮮だった。 宗教的な部分も科学的な部分もパランスよく配合しながら、現代気質の若者も、古風な人物も、様々なキャラを登場させており、私としては充分に楽しめた。 最近のSFには少し苦手意識ができてきていて、すんなりと面白く読める作品が減っていて、「感覚が鈍ったのか」はたまた「トシなのか」と悩んでいたのだが。 久しぶりに単純に楽しめた。ということは、もしかすると少し古風な作りなのかもしれない(^^;) じっくり人間心理を描いてくれているのも、嬉しい要素の一つ。
2004年12月28日
「ミレニアム」BOX-1 アメリカFOX 元FBI捜査官の主人公は、かつて妻がストーカーされたことにより、精神的なショックを受け、FBIを退職。今はスカウトされた謎の組織「ミレニアム」で犯罪捜査をつづけている。主人公の持つ能力は、犯人の深層心理に触れて感じること。彼自身はそれを決して特別な才能だとは考えていない。経験から生み出されたものだとする。 主人公には愛する妻と娘がいるが、幼い娘は父親の鋭敏な能力を受け継いでいた。さらに、妻に忍び寄るストーカーの影。 異常心理による殺人事件を解決しようと奔走する主人公だが、次第に彼は大きな闇に囚われていく。時には親友が、時には家族が。追いつめられていく主人公の鬼気迫る心理描写に注目。 というわけで、一話完結の殺人事件、さらに背後に流れる大きなストーリーと謎が、視聴者をひきつけてやまないドラマ。「X-File」と同じクリス・カーター製作ではあるものの、「X-File」が超常現象なら「ミレニアム」はとことん人間心理に徹している点が大きな差でもある。 「ミレニアム」の根幹をなすのは「家族」であり「家庭」でもある。主人公は何よりも家族を愛し家庭に安らぎを見いだす。だからこそ、家族や家庭が危険にさらされると、彼のアイデンティティも危うくなる。 しかし、それは主人公だけではない。毎回登場する異常心理殺人犯たちはどこかしら、必ず家族か家庭に歪みを持っている。ストレートにそれが殺人の原因になっている場合も少なくない。 制作者はこの「ミレニアム」で家庭や家族の大切さを説きたかったのではないだろうか。 シーズン1では、まだ大きな謎は見え隠れする程度。しかし、ラストで妻が誘拐されて終わっているだけに…は、早くシーズン2を発売してくれーーーーーっっっっ、という心境。これで年越しはつらい。 重いテーマばかりではあるが、様々な意味で考えさせられる内容を含んでおり、見応えがある。 ただし、一気に複数話見たら、精神的に疲れ切ってしまった。どうやら消化できるのは一日一話が限度らしい、わたしの場合。まあ流し見すればもうちょっと楽なんでしょうが。 ちなみに主役は「エイリアン」のビショップ役の俳優さん。これがまたかっこいいというか、凄みがあるというか。いやはや、憧れます。
2004年12月27日
ただ券があったので、気晴らしに見てきました。 えーと…。 わざわざお金を出して見るほど面白いか? と問われると返答に窮しますが。でもビショップのオリジナルが出ていただけで、私にとっては価値がありました。あとは「プレデター2」を随所に意識していたな、と強く感じたくらいかな。それと「エイリアン」を受け継いで強い女性が一人生き残るとか、仲間がどんどん簡単に亡くなっていくとか。うーむ。 もう少し派手なアクションにするか、ガッツリホラーにするとか。どちらかに徹してくれたほうが面白かったかもしれません。ちと不完全燃焼気味。 でもまあ、ブレデターの年寄りが迫力あってかっこよかったし。宇宙船もピラミッドも綺麗だったし。 …なんつーか「フレディVSジェイソン」と同じようなレベルで、同じような雰囲気かな。
2004年12月26日
いろいろ疲れた一日。本音を書くとまずいので、内緒。 欲しい物リスト 本・・オール創元推理文庫(な、なぜ、わたしのツボばかり出すのだあっ)「1001秒の恐怖映画」 井上雅彦 「ドクター・ブラッドマネー ――博士の血の贖い 」フィリップ・K・ディック/佐藤龍雄 訳 「ラヴクラフト全集〈7〉 」H・P・ラヴクラフト/大瀧啓裕 訳 「輝く星のかなたへ!/月世界の無法者 」エドモンド・ハミルトン/野田昌宏 訳「 北極星号の船長 」コナン・ドイル / 北原尚彦・西崎憲 編 「死神と二剣士 【ファファード&グレイ・マウザー2】」 フリッツ・ライバー / 浅倉久志 訳 「時間のかかる彫刻 」 シオドア・スタージョン / 大村美根子 訳 「透明惑星危機一髪!/時のロスト・ワールド」【キャプテン・フューチャー全集4】 エドモンド・ハミルトン / 野田昌宏 訳 ええ、ええ。創元貧乏と呼んで下さい(涙) さ、さらにっ。こんなものまで見つけてしまったDVD。 エイベックススターウルフ DVD+CD COMPLETE BOX 初回限定生産 定価:¥28,350 うわあああっ。子供の頃、エドモンド・ハミルトン原作と知って必死に見ていたドラマだっ。いやもう、びっくり。欲しいけどたーかーいー。スタトレ&創元貧乏の私には無理。でも見たいなあ。 ストレスがたまると、物欲ばかりが増えていくのでした。 ちなみに創元から出ている「デイルマーク王国史」(三巻まで刊行。全四巻)めちゃめちゃ面白いです。読み応えばっちり、骨太FTではまりまくり。すげー。
2004年12月11日
ちょっと落ち込むことがあって、おもーい気分で帰宅したところ、アマゾンで頼んでいたカレンダーが届いていました(^^) スタートレック・カレンダー!! 数種類発売されていたものの、さすがに全種類そろえる気力もなく(使用する分しか買わなかった・・・珍しく理性が働きました)、二種類注文していたのです。わくわくしながら、箱から取り出すと、一つは日めくりカレンダーで、いろんなシリーズのワンシーンを写真と簡単な英語で説明したもの。これは卓上用(もったいないから破らずに使用する予定)。そしてっ、もう一つは大判の宇宙船ポスターカレンダー!! ううっ、美しいっ。芸術だっ。ステーション基地に出入りする宇宙船とか、ボーグキューブを攻撃するシーンとかいろいろ十二種類のイラスト。おおおおおっ。絶叫モード突入。メカ好きの血が騒ぎます。 はしゃいでいたら、落ち込みが軽くなっていました。何ていいタイミングで届いてくれたのかしら、スタトレカレンダー。ありがとう。机の上に飾って愛でますわ、来年。うきうきして来年を待つ私でした。 いやもう、精神安定剤はスタトレですな、私の場合。
2004年12月07日
海外ドラマを好んで見ていると、特殊メイクがあってもなくても、その俳優が別の番組に出ていたらすぐにピンときます。たとえば「ディープ・スペース・ナイン」のクワークが、「バフイー」の校長(二番目。悪役)に出ていたり。或いは「DS9」のバライルが「ミレニアム」では主人公の弟で出ていたり、はたまた「ヴォイジャー」のスーダーが「ミレニアム」で(また怪しい感じで)出ていたり。特に「ミレニアム」と「Xファィル」は制作者が同じということもあって、同じ俳優があちこちに出ています。 私は人名を覚えないたちなのですが、顔と役柄で記憶するほうだったりします。そんなわけで、「レッドドワーフ号」のリマーが映画に出ていたりなんかすると(それも執事役)思わず、じたばたして笑いそうになります。 最近は特にアメリカのドラマを見ることが増えたせいで、見知った顔が増殖中。それがまた面白かったり。ちなみに「ディープスペースナイン」や「新スタトレ」のオプライエンは、かつて「風と共に去りぬ」続篇でアイルランド系神父(めちゃくちゃいい役)をやっていたのを、たまたまテレビで見ました。いやもう、「マイルズ、何やってんのっ」みたいな心境で、これはこれで困ったかもしれません。 「新スタトレ」の艦長が某映画では車いすの超能力者やってるしねー。いやはや、なかなかに楽しいものですね。 そういや「Xファイル」の番外編ともいうべきオタク軍団ドラマ、早くDVD化されないかな。わりと見逃してしまったので、ちゃんと見たいのですが。うーむ。売れそうになくてDVD化されないかも。 ナチュラルハイ状態でガンガンぶっちぎり。睡眠がほとんどとれないので、とりあえず電車の中で立ちながら爆睡。かなりいろいろ仕事をクリアしつつあるのだけれど、もっと早くに提出せにゃならん書き物が、未だ仕上がらず。ひとさまにお見せできるレベルにまで、なかなか達しない・・・粗すぎる(号泣)とりあえず、年内残った仕事はあと二つ!! やるぜ!! 倒れるのはそれからだっっ!!(あ、教える方は23日まであるっす)
2004年12月06日
DVD-BOX「ミレニアム」Vol.1 友人からの頂き物。友よ、ありがとう!! 「スタ・トレ」貧乏な私にとっては、サイコーのサンタクロースですわ。 というわけで、大好きでたまらなかった海外ドラマのDVDです。クリス・カーター製作で、「X-ファイル」が超常現象系列なら、こちらはサイコ系列。過去にあった現実の事件からヒントを得たとおぼしき犯罪の数々が、ミレニアム(製作当時は世紀末だったので)と関連して物語られていきます。初めは単純な犯人逮捕ドラマに見えるのですが、次第に大きな影が。 主人公は「エイリアン」のアンドロイド役の俳優さん。あれも好きだったなあ。うっとり。まさしく適役です。ていうか、この俳優さんをイメージして作られたキャラだったりします。 暗くて救いようのない話が多いのですが、深くて見応えがあります。何より、「あ、これはあの事件をモチーフにしてるな」といちいちピンとくるところが…。かつて「マーダー・ケースブック」(週刊)をコンプリートして、未だに保存しているだけあります、わたくし。 そういうわけで、必死になって見てますが。仕事が…ああああ。削るのは睡眠時間しかないという状況。もう少ししたら「ヴォイジャー」DVD-BOX4と「宇宙大作戦」DVD-BOX(完全版)も届くし。徹夜の日々突入か?!(ていうか、冷静になれよと自分につっこんだりして)
2004年12月02日
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