アインス宗谷の雑記ノート

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sugi-g@ Re:リーズナブルダウト~静かなる検事記録~(01/15) このドラマ観てました。 懐かしいですね~…
jiyma21 @ Re:南海南紀直通急行「きのくに」(05/22) こんにちは。南海「きのくに」、懐かしい…
赤いスイートピー@ Re:リーズナブルダウト~静かなる検事記録~(01/15) 私、見てました。マーリーマトリンの美し…
モリゾー@ Re:「こんなステキなニッポンが」よみがえる鉄路の誇り(01/25) はじめまして、モリゾーと言います。 以…
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2007.01.16
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テーマ: ニュース(96953)
カテゴリ: カテゴリ未分類
 その日は、何故かいつもより早く目が覚めました、それも、夢からいきなり現実に引き戻されたような感じで、傍から見ると、今まで熟睡していた人間の目が、突然開いたように見えたと思います。
 不思議な感覚にとらわれ、横になったまま、呆然と天井を見つめていると、ゆっくりとした横揺れを感じ、思わず起き上がって、布団の上に立っていました。まもなく、地響きと共に激しい立揺れを感じ、思わず、壁に寄り添って揺れに耐えました。
 この間、ガラスの割れる音が奥の部屋から響き、天井からは埃が落ち、蛍光灯が激しく揺れました。

 1995年1月17日、午前5時44分。

 幸い、揺れが収まった後、窓から外を覗いてみても、変わった様子は感じられず、ひとまずホッとしてテレビをつけると、「只今、近畿地方で地震による大きな揺れを感じました」という一方が流れていました。
 しかし、最初は、どこで電柱などが倒れ、ケガ人が出た程度の断片的な情報だったのが、時間がたち、明るくなるにつれ、次第に被害の全容がテレビを通じてわかるようになってきました。

 当時は車で通勤していたので、とりあえず、車で会社に向かったのですが、高速道路や大きな橋は軒並み通行止めとなっていて、いつもは2~30分で着くところが、5時間以上もかかりました。

 車のラジオを聴きながら、その地震の被害の大きさに驚く一方、阪神間に住む知人の安否が気になってきました。
 途中、状況を知るために入った喫茶店のテレビで映し出されていたのが、倒壊した阪神高速道路や新幹線の高架橋。これは、えらいことになった、神戸や阪神間の街はどうなるのか、関西はどうなるのか、会社や自分はどうなるのかと、動かない車の中で、頭の中だけは、激しく揺れ、知人や親戚に死者やけが人はいるのだろうか、物の値段や流通はどうなるのか、鉄道や道路の復旧には何年かかるのだろうとか、次々に答えのない疑問が浮かんできました。



 しかし、あの日を境にして、何かが変わったのは事実で、被災した友人や会社の同僚から聞いたり、実際に震災後の神戸を訪ねて観たり聴いたりしたことは、悲劇と喜劇が同居し、生の人間のいろいろな部分をあぶり出していて、価値観など、私の内面に大きな影響を与えたことは確かでした。

 住吉駅までJRが復旧し、知人を訪ねてその駅近くを歩いていた時、炊き出しをしている人が「お疲れ様です。暖かい雑炊はいかがですか?」と声を掛けてくれました。
「私は、見舞いに来たので、被災者ではないので、いいです」と言うと、「そんなの関係ありません。今、ここにいる人は、同じように寒い思いをしているんですから」と言われました。

 被災者であるかないか、そういうことは問題ではなく、今、ここで、同じように寒さに凍えているなら、少しでも雑炊や焚き火で暖まってもらいたい。
 うまく言葉では表現できませんが、その時、不意に思わぬところから、知っている人から声を掛けられたような、驚きと嬉しさが混ざった感覚がわいてきました。

 あれから12年。
 あの時を境にして変わったもの、あの時を経てもかわらないもの、あの時に失ったもの、あの時に生まれたもの、それらが自分の中で整理がつかないまま、時間だけが過ぎてきたような気がします。





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Last updated  2007.01.16 22:16:06
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