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麻生総理は、事業規模56兆8000億円、財政出動15兆4000億円と、過去最大規模の追加経済対策を発表した……
15兆円が20兆円だろうと、30兆円だろうと、効果はないでしょう。
炎天下のグランドに水を撒くようなもので、哀れ、私たちの税金が、すべて無駄とはいいませんが、大した効果を上げることなく、消えていくことになりそうです。
それに、30兆円の赤字国債の発行!?
国債の金利が上昇しているなか、国の財政を破綻させる気のようです。
いくら、巨額のお金を使っても、所詮は、バラ撒き。
昔の戦争で、小勢のモノが大勢の敵に対するときは、錐のように、一点に集中し、攻撃しないと勝てないように、的を絞り、集中的にお金を入れないと、効果は上げられません。
では、その一点とは。
国全体を覆う、今の沈滞したムードを一掃するには、国民の不安を取り除くこと。
それは、雇用の確保、各家庭に、一定の収入の確保をすること。
失業しても、次がある、あるいは、次が見つかるまで、衣食住には、不住しない場所を作ること。
そして、貿易収支が赤字になり、今までのように、資源や食糧を海外から大量に輸入することが難しくなるであろうことなどを考えれば、農林水産業の復活が必須条件で、それには、荒れた国土の環境を良くしなければならない。
となると、何十年先、百年先を睨んで、お金を集中的に投入して、全国規模の国土復興事業者のようなものを設立して、要らない人工建造物を取り除き、植樹によって、増えすぎた杉林を雑木林に変え、里山を復興し、休耕田などを復活させる。
それならば、人手は、いくらでも必要になるので、雇用の確保にも繋がるだろうし、過疎化が進んだ地方の活性化にも効果的でしょう。
要は、今の麻生内閣の経済対策は、未来へのビジョンがない。
仏を作って魂入れずとは、このこと…いや、魂など考えないで、仏を作っているようなもので、ただ、闇雲に金を入れれば効果が上がると考えているのか、わかっていて、他にやる気がないのか…どっちにしても、日本にとって、最悪の内閣、政治家が揃っていると言うしかありません。
いらずらに、過去最大規模だと言っても、国民の心に訴えるものがなければ、それこそ、無駄金になってしまう。
欧州や中国、ロシアなどは、ドルが国際基軸通貨だった時代は終わったと考えていて、新しい国際基軸通貨の創設に前向きだし、自国通貨を活かす政策も考えています。
そんな中で、日本だけが、ドルを支えるといっている始末。
相変わらず、アメリカに追従していれば、よいと考えているよう。
選挙は、負けるのが怖いからできない、なら、政治をしているフリをして、クビにならないように、仕事をしているフリをしなければならない。
今、落選すると、自分も失業者になってしまうので、それが怖い。
与野党を問わず、今の政治家のホンネは、そんなとこでしょう。
そんなアメリカ頼みの、能力のない政治家が打つ経済対策に効果があるわけは、ないです。
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