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最近、「なぜ会社は変われないのか」という本を読みました。残業も多く社員は必死に働くのに、会社は赤字。社内には不信感が渦巻き、口ばかりの評論家が氾濫しリストラで人も給料も減らされ、上からは改革の掛け声ばかり。こんな会社を本当に蘇らせた驚くべき手法を描いた小説です。ビジネス書は自分には少々かたいので、小説仕立てで読みやすかったです。社員が少しずつ会社を良くしていこうという気持ちになっていき、社員の身になって読みました。同じように企業の風土や体質に染まって、愚痴ばかり言っていた自分を思い出しました。思っても行動に移すのは容易なことではありませんので、本で会社が変わっていく様が非常に気持ちよかったです。登場するコンサルタントが非常によい仕事をしており、コンサルタントの仕事の難しさを実感しました。この本では、経営やITコンサルタントといった経営に関するコンサルタントではありませんが、コンサルタントに限らず仕事が良い方向へすすんでいかないときにもヒントになる本だと感じました。なぜ会社は変われないのか 日経ビジネス文庫
2005.07.14
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先日、S社のUML講習に行ってきました。数年前にUMLを使う機会があったのですが、現場では使えないなという勝手な印象を持っていたため、会社の薦めとはいえ気が進みませんでした。講習会ではUMLのユースケース図やシーケンス図といった表記法を学びましたが、その表記法よりも、それぞれ必要な場面があるということでした。以前、会社でUMLで設計をするという方針があり、業務を知ったSEがその業務のユースケース図やシーケンス図を作成しました。結局、自分の業務を知り尽くしたSEは仕様が明確なため、わざわざUMLで表記することに意味もなくなり、結局仕様書から作成することになりました。今回の講習会で学んだのは、UMLはコミュニケーションツールであり、ユーザと仕様をつめるときはユースケース図、ユーザと処理の細かな遷移をつめるときはシーケンス図といった役割があるということでした。以前は、UMLを設計代わりにしようとしたため、そもそも誰向けの図か分からないものになり、さらにオブジェクト指向言語の開発でなかったため、UMLでは実装までのイメージがつかめていませんでした。当時の開発はUMLを使う場面でなかったということです。当時の開発責任者がUMLのいいところだけを見て、現場でどう使うかを考えずにUMLを方針にしようとしたところが間違いでした。XPやアスペクト指向といったソフトウェア開発論がありますが、実装まで見えてこないのはその開発にあてはまらないからだと思っています。様々な方法論がある中で、必要な場面や設計の深さなどを判断して、開発がスムーズに行く方法論を見極めることが大切だと感じました。
2005.07.05
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技術向けの雑誌や書籍を購入することも多いのですが、仕事で不満があればそれを解消してくれる本を読みたくなります。最近読んだ本の中では、「プロジェクトマネジメント」がお勧めです。内容は大赤字が確実視されていたシステム構築プロジェクトに送り込まれた主人公が、プロジェクトを立て直していく姿を描いた小説です。関係のぎこちない営業部と設計部によって、赤字覚悟の発注がなされるあたりは身近でリアルな話になっています。うまく機能していないプロジェクトを立て直していく主人公の視点で非常に読みやすく、ビジネス書としても十分な内容です。大規模なプロジェクトがどういったものか知りたい方、プロジェクトの進め方で何かきっかけがほしい方は必見です。プロジェクトマネジメント(企業小説) 日本経済新聞社
2005.07.01
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