やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2019/01/02
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カテゴリ: 登山
4:00 起床。夜中に雪かきを二回実施
(やまやろうは熟睡していた)。一晩で雪が
40~50cm積もったようだ。積雪でテントが
内側に押さえつけられている。

象足が湿っていて足指が冷たい。昨夜は軽量化の
ためによく飲んだ。そのため頭が少々クラクラ
する。靴下を乾いたものに替えたら足指に血行が
戻ってきた。


朝食はコーンリゾッタと豆腐の味噌汁。食後の
コーヒーが旨い。朝6時前に携帯電話でA隊と話し
合う。  


出発風景。早めに出発したいが、周囲が暗いと
動きにくい。夜明けとなる7時近くまでテント内で
待機することになる。  

7:09 雪が降り続く中、出発。膝上の新雪
ラッセル。無線は一時間ごとの定時交信とする。

8:01 1230mピーク。ここで無線交信。B隊は
現在標高1650mの鉱山道分岐付近におり、この先
宇奈月尾根分岐に達したら待機するとのこと。

8:50 1233標高点南方の平坦な尾根の北端に
到達。林道まで残り300mの距離。

B隊は宇奈月尾根に到達したようだ。そこから
烏帽子尾根登山口(我々A隊のいる方面)へ下り、
道を付けてくれるとのこと。  


9:42 烏帽子尾根登山口に来た。四人での
ラッセルは身体を休める暇がなく結構疲れた。
風があるのでツェルトを被って休憩する。
テルモスに入れた温かいほうじ茶が旨い。

9:50 無線交信によると、B隊は標高1450m
付近、下りでも空荷ラッセル中。そのまま烏帽子
尾根から下山する計画だ。


我々は登山道沿いに進むが、腰ラッセルが続くので
かなりハードな登りだ。  


11:15 標高1365mにてB隊と合流する。1363
標高点の直ぐ北側だ。笑顔が広がる。

ハードラッセル直後のやまやろうは相当やつれて
見えたのか、元気ニコニコのMし君から食べ物を
施してもらう。若いっていいね。


全員で記念撮影してからお互いのトレースを使って
移動する。トレースをもらってから宇奈月尾根分岐
まで、やまやろうがずっと先頭であった。

ガンガン飛ばしてしまい会長からスペースを落とす
ようにと言われた。雪山では汗をかかないペースで
登らなければならないのだ。途中の急登ではどんな
にゆっくり登っても汗をかいてしまい、ここが一番
辛かった。


12:53 宇奈月尾根分岐に到達。B隊のトレースが
なかったら何倍の時間がかかっていただろうか。
おそらく本日中にここには到達できなかったはず。

分岐には目印として竹竿が刺さり、トレースが
僧ヶ岳方面へと続いている。奥に見えるのは会長
曰くジャンクションピークで、間違えて下ると険谷
の尾沼谷に入ってしまう。

明日、僧ヶ岳のアタックを試みるならこの辺りに
幕営する必要がある。しかし視界は悪く、風が吹き
抜ける。悪天に捕まったら、予備日を使っても下山
するのは厳しいのではないか。


とにかく標高を下げることにした。GPSで現在位置
を確認したところ、手前の小さな尾根が下るべき
宇奈月尾根だ。尾根までの僅かな距離でも深雪に
難儀して空荷ラッセルした。


宇奈月尾根は複雑な形状で、下降時は何度もGPS
で進路を確認した。登山道を外れ尾根筋を忠実に
辿った。

13:25 無線交信、B隊は烏帽子山に到達したとの
報。我々は標高1540m(平坦地の上)。


短時間雲が取れ、宇奈月尾根1431mピークが
見えた。  


14:10 GPSは1450mの表示。木立で風を避ける
ことができる場所。時刻も程よくここでの幕営が
すんなり決定する。会長はツェルトで前室を作る。
そこに入ると暖かく、スパッツと登山靴の雪を
丁寧に落とすことができた。

15:00 B隊は小杉谷右岸尾根の標高1150mの
分岐付近でテント設営中とのこと。テントに入っ
たら靴下を履き替えて生き返る思い。


電波が通じるのは安心につながる。明日には下山
できそうなので、どんどん食べ物を消費して荷物を
軽くする。


パクチー味のプレッツェル(無印良品)は個人的
にはヒットだわ。酒は少なかったが十分酔えた
(完飲)。


夕食は尾西のアルファ米とクリームシチュー、
長ネギ味噌汁、ボイルウインナー。アルファ米は
お湯を入れすぎて味気ないものとなった。水分が
たっぷり取れたため18時30分前には落ち着く。
酒がなくなったからもうすることがない。


頭の中の思いをメモ帳に一気に書き付ける。僧ヶ岳
にはトレースが付いていたから翌朝アタックしても
よかったかもしれない。

しかし宇奈月尾根分岐での雪の深さを見たら、
これは下りなければならないとしたリーダーの判断
は正しかったと思っている。

この雪の深さでは、軽装にして僧ヶ岳を目指しても
結構な時間がかかったと思う。山頂を踏めなかった
のは残念だが、B隊と交差縦走できたことに満足
している。

僧ヶ岳は二月のフリーアタックで目指そうかな。
夜は寒いので持参した防寒着は全て着た。三日間
行動して衣類が少しずつ濡れてきたのだろう。






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Last updated  2019/01/12 02:20:14 PM


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