全2件 (2件中 1-2件目)
1

【先輩T.K.さんへの手紙】 お元気に仕事に励み着々と出世コースを歩んでおられると思います。東北の夏はどうですか。 TMからの便りによると雨が多く暑いようですが、名古屋は連日30度を超す暑さに少々まい っています。 あいかわらず平凡な生活を送っています。今頃生きるということは平凡な単調な時間の積み 重ねでしかなく、そういった日々の所々で美しい女に夢中になったり、自分の勉強に夢中にな ったり、あるいは2~3日山に行くことに夢中になれる。このように平凡な日常生活の繰り返 しの中でのつかの間の夢中、これが幸せなのかとも思います。これは柴田翔の小説に書いてあ り、大いに感ずるところがありました。TKさんもこんなようなことを言っていたのではない かなあ・・・・・・・・。 OSは卒業生のプロフィールでTKさんを古典的ワンダラーと書いていました。しかも最後 の人と、OSは文章が上手いからかもしれませんが、プロフィールの中で最もその人をよく表 した文の一つだと思います。部誌は8月にできます。楽しみにしてて下さい。 8月5日から北ア裏銀へ行きます。2年生の時の白馬のよき想い出を胸に抱いて楽しんでこ ようと思っています。 TKから聞いたかもしれませんが、留年します。別に大した理由はありません。もう一年大 学生活を楽しんでみたいというだけです。 H.I. 【高校時代の友への手紙】 新しい年1968年もすでに15日余り過ぎ去ってしまいました。年頭には丁寧な年賀状、 本当にありがとうございました。小生、筆不精のため、挨拶が遅れたことを心から申し訳なく 思っています。新しい年を迎えるにあたりこの年が真に平和な年であることを祈っています。 小生、現在、名古屋大学理学部2年、サークルはワンダーフォーゲル部に所属しています。 ワンダーフォーゲル、略してワンゲルとは重いキスリングを背負い、テント、食糧、その他 衣食住に必要な全ての物を持ち、夏は主に山に秋は紅葉の野にそして春は農村や漁村を遍歴 し、そこから色々な体験、パーティのメンバー間の人間関係の強化また色々なテーマでミー ティングを行い、最終的に自己向上を目指しています。 大学入学以来、2年間余りにサークルに時間をとられすぎ、じっくりいろいろな問題、 社会のこと政治のこと自分の将来のことなど考えることができませんでした。今年は昨年 以上に読書をし、本当に地についた生活をしたいと思っています。 H.I.【高校時代の友への手紙】 長い手紙をどうもありがとう。久しぶりの君からの便りを非常に嬉しく思いました。7月末に 会った時は話がはずまず8月に入ってから是非一度会いたいと思っていたのですがそれもできな いまま夏が過ぎてしまったことを大きく後悔しています。 小生の近況は君と同様試験に終始しました。先月の末、27日から始まり昨日10月7日に終 わりましたが、できのほうは余り芳しくありません。ほとんどが一夜漬けで押し通そうとしたの ですが、語学に破綻を生じ2,3課目が不可になったようです。 語学は今は英語、独語とも読本を行っているのですが、予習の時単語を調べる程度でそれ以上 は何もやっていないのが現状です。ある程度のまとまった本なので上手くすると訳本があるため 鶴舞図書館あるいは大きな本屋を探しまわり試験前にそれを読んでお茶を濁しています。大学に 入ってからは一年の頃はそれぞれの単語帳を作っていましたが今では本の行間に単語の意味を書 き込んでいるだけです。それに意識しては高校時代のように単語を覚えようとはしていません。 それは独語にしても英語にしてもです。 名大では教養部の期間をⅣ期に分けています。1年がⅠ期とⅡ期、2年はⅢ期とⅣ期と区分さ れⅣ期までに教養部で取らなければならない単位を満たしていないと学部へ進学できないことに なっています。いわゆるドッペリです。 教養部と学部の間の一種の浪人が生ずるわけで、その一年で足りない単位を補充し、初めて 教養部を卒業できるわけです。ですから各学期はそれぞれ独立したものになっています。 毎年、約200名がドッペリます。小生もその可能性はあります。小生の場合これからⅣ期に 入るわけですが、カリキュラムを先日もらいましたが、その内容は英語、独語それぞれ4時間、 物理が6時間、その実習3時間、化学実習3時間、数学が6時間となっています。 今月の1日は瑞陵高校60周年記念行事が行われたのですが、生憎テストの最中であり、参加 したかったのですが、行くことができませんでした。 大学祭の秋っていう感じですが、名大では6月に名大祭が行われています。名古屋のほとんど の大学では秋に大学祭が行われるので大学祭巡りでもやろうかと思っています。 H.I.
2017.09.28
コメント(0)

久しぶりに机を整理していたら、古い手紙や下書きが出てきた。今読むと昔を思い出し、アナログの手紙のよさをつくづくと感じた。 【友からの手紙】 *S.Y.君からの手紙* ウォッス!!! 元気でやりよるかヨド??? 16日が本社の創立記念日で休みなので15日夜に名古屋に帰ってきたジョー。 今、ETの研究室でこの手紙を書いている。ETの机の上でETの安くひどい万年筆で書いて いるのでさしもの小生の達筆もこんなひどい字となっている。 まあこちらは、別に変わりもせずたまには犬も喰わない夫婦ゲンカなどをしてお茶をにごして いるので,ETのダーダーの現在の生活ごくかいつまんで客観的に報告するジョ。 この研究室に入るやもうすでにダーダーの雰囲気が満ち満ちており、ETに至っては、あの グリーンベルトに向かった窓を1/3程あげて芝生の上に根ている2人をひがみっぽく批難し たり、化工のあの研究室の事務の女の子はかわいいとか・・・・・小生も同調していたんだけ れど・・・・・・・。 学校の中はそういう次第で、若干若い年代の人間がふえた位で、あまり変化はないよ。そっち はどうかな。もう一人前に仕事をやっているのかな? 飲みに行った?? 土曜の朝にでも東京 に出てきて1日泊まっていけよ。こちらから又Tel.でもするから、会社の内での所属部署、 内線をいつか知らせてくれ。 7/31,8/1には、会社の人と富士山に登ってこようと思っている。夏休みはヨドはいつ かな?名古屋へ帰るのか? 又会う日まで 元気で!!! 1971年7月17日(土) S.Y. *E.T.君からの手紙* 毎日名古屋は暑い日が続いていますがそちら日立の山奥はどうですか? 多分、毎日厳しく シゴかれて暑さを感じる余裕はないかもしれない? 今日、丁度SYが俺の研究室に来たので、二人で手紙を書くので暇つぶしに読んでくれ。 就職する前にSY,TMから驚かされた程ではなかったらしいが仕事が全然新しいことで今 少しあせっていると思うが、まあワンゲルの登山と同じにじっくり、あせらず前進してくだ さい。SYに聞くとお前の方は夏休みが少しもらえるらしいが名古屋へ帰ってくるつもりか な? 先だっての名大祭の時には都合が悪く会うことができなかったが、もし今度帰名の折 りには、時間をさくので是非連絡を頼む。 俺の方は最後の学生としての夏休みなので、今何をしようか思案中である。今まで大分さ ぼったので卒論の実験もやらねばならず又山へも行かねばならず非常に迷ってしまう。 去年の夏に北アルプスの剣・立山へ登ったのがお前と登った最後になる様な気がする。 会社ではそう休みを取って山へ登る余裕もないであろうから。 日立という場所、余り住むのには環境は良くないと聞くがどうですか? 酒も好きでない お前のことだから暇な時間何をしているか非常に気になるが暇をもて余し本でも読んでいる のだろうか。高橋和己の小説の内容が身をもって理解できる心境は未だですかな。 多分寮の食事もまずいことだから早い所結婚をするのをすすめる。 又、時には東京まで足を延ばしSYの新居をまだ訪問していないそうだから是非一度押し かけることをすすめる。じゃ、今日はこの辺でさようならをする。 E.T. *S.Y.君への返信* ガス、手紙ありがとう。 読んでビックリ、16日、17日、18日はぼくも休みだったので名古屋にいました。 おふくろの顔を見てたかったもんだから、つい学校へ行くのをサボってしまった。反省して いる。まだ仕事はしていません。コンピュータ教育を現在やっています。もっともほとんど寝て いるけれども・・・・・・。 飲みには行きません。この頃、飲めないつらさを感じています。夏休みは8月5日から9日 まで、名古屋で暑い夏の日を過ごします。早く山に行く余裕を見出したいと思っています。 この頃、4年間のワンゲル生活、その思い出を振り返り、思い出の中で揺れ動き生活してい るみたいです。 配属部署は原子力設計部原機設グループ、内線:2869。いつかガスの新居を訪問します。 余り遅いと新鮮さが薄れてしまうかな? H.I. *E.T.君からの手紙* 今朝、学校へ行く前に君の手紙が来たので、早速又ペンを取っている。お前も毎日大変らし いね。まあ、来年は我が身であるので余り俺のことを羨ましく思わないでくれ。忙しいのなら いつもいつも手紙など書いてもらわなくてもいいよ。俺が暇があるから書くのにすぎないか ら。 さて、ニクソンショックとやら何か俺らとは直接は関係のない所で、いろいろ問題も生じて いる様ではあるが、余り関係なくいつものペースで毎日を送っている。 産業界では一般に不況であると新聞等で目にするがそれなのに日曜日返上休日出勤とまあ仕 事がなくなり首になるよりは結構だとは思うが。 俺の最後の夏休みもついに終わりあとは残された期限で修士論文を書きさえすれば自動的に 押し出されてしまう。夏休みはお前が来た時に話した様に集中地奈良田へ3日それから葉書を 出して分かった様に例の蓼科のHutte-KNULP(ヒュッテークヌルプ)へ16日~18日の3日 間行って来た。絵葉書にも書いたと思うが君が激賞するだけあり、すばらしく自然の中に居る という感を強くした。 今度のお前の手紙に書いてあった奥さんの件であるが書き忘れた感があるので今日わざわざ 書く。俺が行った時は旧盆の暮で夏休み中であったのでバイトの学生が沢山いた。そう、大体 10名近くもいた。その時の客は5~10名位であったから非常に歓待を受けたわけである。 だから、奥さんはいつも炊事場の奥で一生懸命仕事をされていた。お前が三月に行った時の 様に二人で仲良く楽しそうに暮らしているという感じはしなかった。 しかし、二日目の日の夕方KNULPの裏山に登った時、主人と奥さんがバイトの人達と散歩 に来たのを見てとても良い理解のあるというか抱擁力の豊かな女性であるなあと思った。 そして俺に限らずお前も又ワンゲルを経験した者の殆どが、あのような人と一緒に生活したい と必ず思うのではないかと思った。 KUNULPの三日間俺は殆どワンデリングをやらなかった。その代わり本を4,5冊そして 日記代わりのノートを一冊持って行き、本を読みまた何かを書き綴り、又暇にまかせ本を読 むといった、まさに非常に今まであこがれてた生活をしてきた。 小屋の中である程度文明生活をしていたのであるが、そういう感じは薄く、自然と一体に なった3日間であったと思う。本当に良い小屋を教えてもらい感謝している。お前には悪い が、距離的に近い利点と未だ暇な学生である点を大いに利用し、なるべく機会を見つけ訪れ るつもりであるから悪く思わないでくれ。 あのKUNULPの絵葉書ガス夫妻にも暑中見舞いとして出し、一度訪れることを進めておい たから心配なく。岩城には既に報告しましたから。 一寸遠い日立からは簡単に行くことは難しいと思うが、三度、KUNULPを訪れる機会が早 く来る様に祈る。秋の蓼科をみに又行きたい。 話は変わってOBPWの連絡の手紙届いたと思う。クラス会があるということを前に聞い たが、多分参加できないと思うので、会えないのが残念である。今度会う時は新年であるか もしれないがその時まで体に気をつけて仕事に又〇〇捜しに励んでください。何か成果があ がったら連絡して下さい。しかし余りアセらない様にしようね。お互いに 1971年(昭和46年) 9月2日 E.T.
2017.09.27
コメント(0)
全2件 (2件中 1-2件目)
1