「トライ。あなたにも、手紙が沢山きてるわよ」
会社の郵便受けをチェックしてきたアンが、私にそう話しかけてきた。
私は トライ
そして、 アンは優秀な女流カメラマンで、私の頼れる取材チーム仲間だった。自慢じゃないが、私たち二人は、社内じゃ腕利きのキャリアウーマンコンビとして一目置かれている。
「ありがとう、アン」 と言って、私はデスクに座ったまま、アンから手紙の束を受け取った。
なにしろ、私は人気ルポライターだから、毎日、受け取る手紙の量も多いのだ。ファンレターだったり、取材先からのお礼の言葉だったり、内容もさまざまである。しかし、全てが全て、好意的な手紙とも限らないのが、この業界なのだ。
「あれ、これは」 と、私は、一件の手紙を読んでいる最中に、手が止まった。
(つづきは 「ルシーの明日とその他の物語」 で)
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