完成度の点でも、 すでにブックショートで入選していた「裸の王様」や「蜘蛛の糸」 より 劣っていたとは思えず、 最後の意外なオチもきれいに決まってますし、 ヒューマニズムなメッセージも含まれており、 映像化してみても絵になります。
絶対に入選するはずだと確信していた のですが、 まさかの落選してしまいました。このあたりから、私のコンテスト投稿歴もオカシくなってくる訳です。
ちなみに、 星新一賞にも送ってみましたが、こちらでも第三次予選まで残らず。まぁ、この程度のアイディアだと、 本格的なSF賞である星新一賞入選はやはりムリでしょう。
なお、この作品で ルシーを再登場させた事が、 「ルシーの明日」の関連作品 が増えていくきっかけとなっており、元々 タイムトラベルできるのはルシーだけ 、と言う設定だったのですが、この作品において、 人間までタイムトラベルさせてしまった為、その原理を考える必要に迫られ、よって 「タイム残酷トラベル」 と言う作品が完成した次第です。
「ルシーの明日とその他の物語」
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