「ザ・ディープ」 (1977年)と言う洋画がありまして、私は、この映画に対して、 ちょっとエッチな印象 を持っていました。
いえ、実際に、一部のマニアの間では、 この映画のヒロイン役の女優(ジャクリーン・ビセット)の遊泳シーンが色っぽい、と評判だったりするのですが、でも、私がゾクゾクしたのは、そこではありませんでした。
実は、この映画、 日本の少年マンガ誌の中で、コミカライズされていた のであります。で、私は、たまたま、それを読んだのですが、そのマンガの中では、やはり ヒロインが賊の一味にと襲われて、丸裸にされてしまうシーン があったのです。
当時、まだ小学生だった私は、本編そっちのけで、 そのエロいシーンばかりが頭に焼き付いてしまったのでした。
で、当然ながら、 原作の映画でも、そのようなシーンがあるのだろう と、ついつい期待してしまう訳です。
のちに、私は、 テレビ放送された「ザ・ディープ」を見る機会に恵まれました。 ところが、肝心のシーンでは、 ヒロインは服を全て剥ぎ取られるのでもなく、もっとソフトな表現で済まされていた のでした。
つまり、マンガの方は、だったのであります。
さて、そうなると、このマンガの存在の方が気になってきます。もちろん、今となっては、私は、このマンガの詳しいデータも覚えていませんし、 外国映画のコミカライズなんて、コミックス化している可能性も低い でしょう。
しかし、 インターネットで探してみると、その情報が見事に見つかった のでした。
執筆者は 桜多吾作 氏で、掲載された雑誌は 「月刊少年チャンピオン 1977年8月号」 。
これで、まさしく間違いありません。
さらに、もっとよく調べたら、なんと、このマンガを、わざわざ、 雑誌からスキャンして (当然、単行本化はされていない)、 その一部をネットにアップしている人もいたのでした。そのアップされた画像には、 例のヌードの場面 も、バッチリ含まれておりました。
全く、このネット時代というのは、本当に、 いろいろな過去との再見ができるもの なのです。
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