それが、 西岸良平 先生の漫画 「鎌倉ものがたり」 です。その第117話 「時間の罠」 に、 深夜にテレビ放送された外国のホラー映画特集というのが出てくるのですが、その内容が、よく見るとヘンなのです。
そのラインナップとは、 「吸血鬼ノスフェラトゥ」「ゾンビの墓」「エクソシストII」 の三本立て。
「吸血鬼ノスフェラトゥ」 は1922年のドイツの無声映画、 「エクソシストII」 は1977年のワーナー・ブラザースの映画で間違いないとして、問題は 「ゾンビの墓」 です。
ホラー通なら、すぐ分かるでしょうが、 こんな邦題のホラー映画は無いのであります。
かろうじて、2008年に 「グレーブヤード ゾンビの墓場」 なんてドイツのホラー映画が公開されていますが、「鎌倉ものがたり」の 「時間の罠」 の方が 1990年代に書かれた作品なので、これは無関係。
果たして、どっから 「ゾンビの墓」 なんてタイトルが出てきたのでしょうか?
恐らくは、 西岸良平先生のうろ覚え勘違い で、ほんとは「ゾンビの墓」ではなく 「悪魔の墓場」 (1974年)あたりのつもりだったのかも知れませんが、この件については、 西岸良平ファンの間でも話題になっていないようで、全くの謎なのであります。
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