そのドイルが、 「マラコット海淵」 (1929年)という小説では、 深海の秘境も描いていた事は、私も、以前、このブログの中で紹介しました。
さて、 陸、海 ときますと、次は 空 ときそうなものですが、ドイルは、もちろん、 空の秘境の物語も書いていたのでした。
それが、1913年の短編 「大空の恐怖」 です。
この作品では、なんと、 奇妙な生物 がぞろぞろ住んでいる 、という内容なのであります。まさしく、 空の秘境の物語です。
こんな 「高空に生物が住んでいる」 なんてアイディアは、科学的には早い段階で否定されてしまっており、 同系列の作品は、その後、誰も手をつけなかったようにも思われがちですが、
実際には、このドイルの「大空の恐怖」のイマジネーションは、東宝の怪獣映画 「宇宙大怪獣ドゴラ」 (1964年)や 「ウルトラマンティガ」 (1996年)の クリッター などの、 主に怪獣ものに引き継がれていたようなのでした。
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