遠い過去に、銀河系の中心付近にあった惑星で、地球とほぼ同じ流れで生命が誕生したらしい。 やはり、地球の歴史と同じような過程を経て、その星の生物は人類のような霊長動物にまで進化し、やがて、 その霊長動物は人工知能やロボットを作り始めた。 まさに、現在の地球と同じ状況である。
しかし、その星の生物たちは、その霊長動物も含めて、何らかの原因で全て滅びてしまった。その中で、 人工知能や機械たちだけは後に残され、彼らだけがなおも進化し続け、ついには新生命のシリコニーとして、惑星全体に君臨する事になったのである。 まさに、私が夢の中で見た通りの進化のシナリオだ。
でも、 この物語にはまだ続きがあったのである。
急激に進化してゆくシリコニーは、その小さな惑星の中だけで暮らしてゆく事に満足しようとはしなかった。つまり、 宇宙への進出を始めたのだ。 何しろ、制約の多い炭素系生物と違って、機械のシリコニーは頑丈なので、宇宙開発もたやすく行なえるのである。 (つづく)
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