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2021年07月17日
二つの沙流川支流でヤマメを狙う
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7月3回目となる7月15日の釣行先は、昨年初めて訪れた沙流川支流の額平(ぬかびら)川。
この川は、幌尻岳を源としている清冽で強い流れが特徴で、ザラ瀬は多いが川幅は本流の沙流川と遜色がない。
昨年はこの中流域にあたる幌見橋から入渓、約2キロを釣り下がりながら10数匹のヤマメと同サイズの岩魚を数匹釣り上げた。
ただ、ヤマメのサイズは平均で10センチほど。そのうちの1匹がかろうじて20センチ前後と、釣果はそれなりにあるが型ものはほとんどいなかった。
今回は幌見橋よりかなり下流に入渓。というのも、ザラ瀬がほとんどの川なので、ポイントから次ぎのポイントまでがあまりにも距離が長い。
それならば、直接落ち込みや流れだし、淵や平瀬の集中するポイントに入った方がいいと、今回の場所を選んだ。
現地到着は午前4時40分。すでに陽は昇っているが、川面に朝もやの立つ幻想的な景観が迎えてくれた。
そこに黄金色の朝陽が差し込み、朝もやは文字通り霧散して遠くまで見通せるようになった。
最初にウェットフライを打ち込んだのはザラ瀬から流れ込み、そして淵に代わるポイント。それぞれ、いかにも魚の居着きそうな雰囲気を醸し出している。
しかし、いくらフライを流しても反応がない。こんな一級ポイントなのに、と首をかしげながら長い平瀬の続くポイントに移動。
ここでようやく小魚特有の小さなアタリがあったが、針がかりはしない。
この段階で、「入った場所ではなく時期が悪かったのでは」との不安が。
ようやくフライにヒットしたのは、入渓地点から500メートルほど下流の大曲が作る淵と流れ出しのポイント。それも12、3センチの小さなヤマメで、それ以降もこれを上回るサイズは出てこなかった。
結局、今回の額平川では2時間の釣行で10センチから12センチほどのヤマメが3匹と散々な釣果。そして、こんな場所なのに河原には真新しい足跡が残されていて、どうも型ものは抜かれたような気配が。
まだ6時半だというのに、太陽は次第に輝きを増して汗だく状態。このまま釣り下がれば体力の消耗が激しいと、河畔林が陽を遮る川に移動することにした。
額平川では、宿主別川との出合に新しいダムの建設工事が進められており、主だった支流はその影響を受けている。とくに宿主別川は川の流れが平たんになり、魚影もかなり薄くなったという。
なので、ダム工事の下流に当たる場所に流れ出る総主別川に入ることにした。
総主別川は河畔林が陽の光を防いでくれるが、流れは額平川との出合までの下流域が山岳渓流の様相。それに対して上流部は、糸のように細く浅い流れが続く。
ようやく表れた溜まりも、ドライフライにはまったく反応しない。30分ほど遡上して、遠くを見通せる場所が表われた。そこから上流を望むと、ザラ瀬以外のポイントが見えない。
これでは釣りにならないと、車を止めた入渓地点に戻るがことにした。だからと言って下流部に釣る下る気持ちも湧かない。
すると、一台の車が乗り入れてきた。どうも地元の釣人らしいが、「ここはまったく釣れない日もある」とのこと。ポイントはやはり下流のようだが、これを機に移動することにした。
沙流川には、今回の額平川のような多くの支流が流れ込んでいる。狙いをヤマメの型ものに絞っている関係で、次に入渓したのもヤマメで知られる二世宇川。
額平川のようなザラ瀬は少なく、上流には多くの支流が流れ込んで山岳渓流の様相を見せるが、下流から中流域は大岩を抱き込んだ穏やかな流れが続く。
今回はその上流部の始まりとなる三号橋から入渓する事にしたが、その途中で河川工事が行われていた。砂利を積んだダンプカーがひっきりなしに走り、とても渓流釣りを行う雰囲気ではない。さらに、入渓予定の三号橋まで改修工事が行われていて毅然。
止む終えず、さらに上流に向かい林道から程遠い場所から入渓することにした。
さすが上流部だけに流れは細いが、落差のある分だけ適度なポイントが作られていた。ザラ瀬から平瀬に代わったポイントにドライフライを打ち込むと、すぐに小魚特有の反応が。
何度か打ち込んだ後に針にかかったのは10センチほどのヤマメ。がっかりしながら遡行を続けると、大岩が作る淵と流れ込みが姿を現した。
そして、そのポイントからようやく15センチ越えのヤマメがヒットするようになった。
同じようなポイントからも17,8センチほどのヤマメが連続してヒットする。
今年に入ってから、これほどヤマメが釣れる場所は初めてだろう。ふと、「同じ沙流川の支流だというのにこの差はどこから来るのだろうか」と、疑問に。
結局この支流では、1時間半の釣行で17センチを頭に15センチ前後のヤマメが8匹と同サイズの岩魚が2匹、それに10センチ前後のバラしたヤマメが10数匹という釣果だった。
時間があればさらに上流に向かったのだが、この天気では熱中症の心配もあり、入渓地点から500メートル付近で脱渓した。
さすが日高を代表する大河・沙流川の支流だ、というのがこの日の感想だ。
写真説明?@川面に漂う朝もやが幻想的な景観を作った額平川の中流域?Aここでヒットしたのは10センチ前後のヤマメ?B額平川の支流・総主別川。上流部は渇水で細くて浅い流れが続いていた。当然、釣果はゼロ?C同じ沙流川の支流・二世宇川の上流付近で竿を出した?Dここでは15センチ前後のヤマメと岩魚が相手をしてくれた
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2021年07月10日
ヤマメ求めて白老4河川に釣行
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毛敷生川で型ものがヒットしたが・・・
7月2回目の釣行先は白老の飛生川。この川は冷たく透み切った流れが特徴で、大雨の後でも回復が早い。そして渓流の美しさも最高で、年に2、3回はヤマメを求めて釣行してきた。
ただ入渓するタイミングを間違えると、新子しか釣れないこともしばしば。
人気河川なので、7月も第2週が終わる時期の入渓では当然なのかもしれないが、それにしても年々魚影が薄くなってきている。
今回の釣行は7月8日。新しく築かれた中流域の堰堤下から釣り上がった。堰堤は格差の無いスリット式で、魚の遡上を阻害することはないが、折角の景観が損なわれたことは残念だ。
堰堤近くの河原には釣人らしい多くの足跡が残されており、竿を出す前から厳しい釣果が予想できた。
小雨が止むこともなく降りつづけているせいか、いつもよりも水量は多い。しかし濁りはなく、流れだしや落ち込み、平瀬、淵。カタなどのポイントが目白押し。
ドライフライには、入渓地点の堰堤下流れだしからアタリはあったが、魚が小さくてヒットしない。崖下の淵や長い平瀬、倒木の下といった、型ものが溜まりそうな場所からも、小魚特有の小さなあたりしかこない。
ようやく手にすることができたのは、入渓地点から100メートルほどのザラ瀬と平瀬が交互に続いたポイントから。
型ものが抜き去られた後のせいかサイズが小さく、最大でも12、3センチほど。ほとんどが10センチ未満のサイズ。
上流に向かえば型が大きくなるのでは、と期待したが以前の釣行で上げたようなサイズは出てこない。
そして雨粒が段々大きくなり、上半身はずぶ濡れ状態。何よりも鉄砲水を心配していたが、これしきの雨ではビクともしないのはわかっていた。
ただ、目に見えて河原が小さくなってきた。
今日の釣行は飛生川と、白老川本流の中流域を計画していた。白老川本流は3、4年前に一度入ったことはあるが、その時はヤマメの新子ばかりで型ものの姿はなかった。
今回はさらに下った白老霊園付近の中流域。この場所を選んだのは流れが多様で太く、ウェットフライに適しているのでは、との想いから。
実際に川に降りると、上流とは打って変わった太い流れ。だが、ウェットフライを流れに乗せると、期待したアタリは皆無。
それでも2時間ほど釣り下ったが、新子らしいアタリが2、3回あっただけで針がかりもしない。
ならばと、再び飛生川方向の毛敷生川に向かうことにした。それにしても、白老川に降りるあぜ道の全てがチェーンで塞がれ、鍵がかけられていた。一体、何があったのだろう。
毛敷生川もヤマメ解禁から日数が経過して、型ものは期待できないだろう。それでも何匹か手の平サイズがヒットするのでは、といつもの鉄橋下から入渓。雨のせいで水量は多く流れも速いが、平瀬の瀬脇にドライフライを流すと、飛生川と同じような小さなアタリ。
それが何度か続いて、上流のカタから尺近い黒い影がフライを襲う。
フライが引き込まれたタイミングでピックアップしたが、早すぎたのかすぐにバレてしまった。あの大きさならば。ヤマメではなくアメマスか岩魚では。
悔しさを堪えて釣り上がると、穏やかな流れの平瀬からようやく新子よりも大きなサイズのヤマメが連続してヒット。さらに上流にある魚道付の堰堤に向かう。そこでも20センチ越えの魚がヒットしたが、水面から引き出す前にバレてしまった。
その後アタリが無くなったので、隣を流れる敷生川本流で竿をだした。魚道の無い巨大な堰堤下のプールにウェットフライを流したが、ここでも10センチ足らずのヤマメがヒットしただけ。
この時期の白老河川は厳しいと分かっていたが、ここまで厳しいとは。
救いはいつも釣行してきたウヨロ川が残されていることで、次回の白老河川釣行はこのウヨロ川とメップ川を検討していくことになりそう。
写真説明?@飛生川中流域に築かれたスリット型の堰堤。景観が台無しだ?Aこのサイズが今回の最長だった?B白老墓地付近の白老川中流域でウェットフライを行ったが、魚影は見えなかった?C毛敷生川では大きなアタリがあったが痛恨のバラし
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2021年07月02日
今年3回目の余市川釣行
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水量は安定したが釣果はいまひとつ
7月最初の釣行先は大江頭首工ちかくの余市川中流域。この区域での釣行は今年3回目で、どの河川よりも多く通っている。
最初に訪れた6月3日は、ウェットフライを駆使して型ものヤマメを狙った。しかし、いつもの年よりも水量が多いことと、水温が低いことで魚の活性が遅れているらしく、アタリひとつこない惨敗となった。
2回目はその1週間後の6月10日。1週間が経過しても、水量は予想以上に多くて水温も低いまま。サクラマスの跳ねが何度も確認できたが、肝心のヤマメの姿は見えない。当然アタリらしいアタリもこない。
それから3週間が経って、「いい加減水量は落ち着いただろう」「水温も高まっただろう」との期待から今回の釣行に及んだ。
なぜこの余市川中流域に固守するのかと言えば、ウェットフライを操作するのに丁度良い川幅で、流れも適している。さらに、尺上ヤマメが期待できるからだ。
今回入ったポイントは、最初と同じく大江橋下流。水量の多い時期には川に立ち込むことや、対岸に渡ることができなかったが、ようやく思い通りの釣り方ができる状態となった。問題は狙っている型ものヤマメを手にすることが出来るのか、ということ。
入川は午前4時半。さすがにこの時間は釣人の姿がない。実はこの時間でも遅いのでは、と心配していた。それは新冠川でのトラウマから。
朝4時に新冠川に着いたのに、どのポイントにも餌釣り師の軽4トラックが駐車していて、入川することができなかった。後で聞いたことだが、新冠川は朝の早い老人の入る釣場として知られているという。
幸いに余市川ではそうした状況にはなく、広い河原を独り占めすることができた。早速、ザラ瀬から流れ出しに変わった流芯にウェットフライのプロフェッサーを流す。何の反応もなく50メートルほど釣り下ったところで、10センチ足らずのヤマメがヒット。
巻き上げ途中でバレてしまったが、ヤマメの姿を確認できたことでモチベーションが高まる。
しかし、その後も同じようなサイズのヤマメが続いて、針がかりが浅いことからバレが続く。
下流に淵を備えた新たなポイントが見えてきた。普通ならば流れ込みにヤマメが溜まっているはず。重点的にその場所を攻めるが、全く反応はない。その下流は長いザラ瀬が続いており、ポイントはこの場所に限られる。
だが、こんなに魅力的な流れなのに、なぜか魚の気配はしない。
再び入川した場所に戻って、今度はウェットフライに替わってテンカラ用の毛バリを沈めて流す。
ウェットフライに換算すれば、#16ぐらいの”ミッジウェット”とでも言えるかもしれない。同じように流芯に乗せて流すと、先ほど反応のなかった場所でヒット。
上がってきたのは20センチを越えた虹鱒で、さらにそのすぐ下流からも同じような虹鱒が。そして10センチほどのヤマメとウグイもついてきた。
入川から5時間が経過して太陽は真上に。テンカラ毛バリにも反応が無くなったことから、川を上がることにした。
時間はまだ10時前。今年まだ入渓していない余市川支流の白井川に向かう。
林道を経由してゲート手前の橋から入ることにした。この川は、上流に築かれた堰堤までがヤマメと岩魚、堰堤から上流にはアメマスが棲息している。
今回はヤマメ狙いなので、中流域から入渓。大岩小岩、岩盤床、砂利底がつくる流れは山岳渓流そのもの。落ち込みや流れ込み、淵、平瀬、小滝、釜などの多様な渓相が釣心を誘う。
それにも関わらず、早瀬や淵に打ち込んだ#10のフラッタリングカディスに反応は少ない。ようやくヒットしたのは10センチ足らずのヤマメと15センチ弱の岩魚。いずれも針がかりが浅くてバレてしまった。
普通ならば上流に行くほど魚影が濃くなるはずだが、逆にアタリは減る一方。いくら昇っても反応がないので、途中で釣り下ることにした。
その途中の枝川にフライを打ち込むと、12,3センチと小ぶりだが思わぬヤマメの連発。さらに20センチに欠ける岩魚もヒットした。
その上流は枝分かれした本流で、本流がこれほどまでに魚影が薄いのに何故枝川がこんなに魚影が濃いのか。
その答えは自ずと導き出せる。どれだけの釣人がこの川に入っているのか、と言う証しだろう。
今回もまた貧果に見舞われた余市川釣行だった。次回は白老河川や日高の河川を計画している。さてどのような釣果となるだろうか。
写真?@余市川の大江橋下流に広がる流れ。尺ヤマメも期待できるというが・・・?A結局ヒットしたのは20センチ越えの虹鱒と10センチほどのヤマメ数匹?B余市川支流・白井川の渓相。多くの釣人が入っているためか、魚影が極端に薄かった?Cその枝川でようやくヒットしたヤマメ。ここには釣人が入っていないようだ
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2021年06月27日
渇水進む浜益川支流でヤマメ釣り
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虹鱒含めて20センチを筆頭に10数匹
少し古い話だが、6月24日に浜益川へ釣行した。
浜益海岸には5月初旬にサクラマスを目的に釣行、それからほぼ1か月ぶりの釣行となる。ただ、海岸と渓流との違いはあるが。
5月初めにあれだけアングラーの押し寄せた毘砂別海岸も、遡上の遅れたサクラマスを狙っているのか、数えるほどの釣人しかいない。
そのアングラーを横目にして向かったのは、数ある浜益川支流のひとつ。今回は型ものヤマメが目的だ。
浜益川周辺の林道には、いつものことながら「熊が出没中」の看板が立ち並ぶ。それだけに浜益川上流と支流は、道央圏の河川の中でも断トツに危険地帯として上げられる。
目的の支流は川に沿って林道が走っているが、途中にゲートが設けられており、上流のポイントに向かうには車を置いて徒歩で林道を行くか、それとも川通しで釣り上がるかのどちらかしかない。
今回は川通しで遡行することにして、他の支流と合流する上流を目指すことにした。
川の流れはこの時期としては水量が少なく渇水気味。小さく蛇行する流れには倒木で作る淵や落ち込み、流れ出し、平瀬という魚が溜まりやすいポイントが築かれている。
入った場所の問題か、ここぞという淵や落ち込み、流れ出しでは無反応だったのに、最初のアタリは浅いザラ瀬から。
ただ、魚は#12のドライフライなのに針がかりしないほど小さかった。
しばらくそれが続いた後、ようやく針に食いついたのは20センチ前後のヤマメ。これを契機にヒットが続く。小型の虹鱒も釣れるようになり、ヤマメを含めて皆17、8センチを越えるサイズ。
上流へ向かうごとに笹や河畔林が迫まり、川幅が狭くなってくる。こんな場所では突然熊が飛び出てくる恐れもあり、時には爆竹を鳴らして緊張感を高めながら釣り上がる。
入渓から2時間ほど経過。まだ支流との出合に到達していないが、川はいよいよ背丈以上の笹が両岸に迫って、上流の見通しが利かない。
アタリはコンスタントにあるが、サイズは20センチから大きくはならない。
そして先ほどから気になっていた小雨が本降りに。
今年初めての本格的な渓流釣りで、それなりの釣果を獲たことからここで脱渓。近くを走る林道から30分かけて車に戻った。
この渓流での釣果は、15センチから20センチのヤマメと虹鱒が10数匹。
その内18センチ以上のヤマメは6匹と、型や数では今年一番の釣果となった。(釣った魚は全てリリース)
折角だからと、今度は浜益川の本流で竿を出すことにした。向かったのは本流と支流・泥川との出会いとなる上流付近。大渕が続いて、大物の気配がするが、果たしてどうだろうか。
まずは上流の橋を起点に釣り上がることにした。
倒木の作る淵にドライフライを打ち込むと早速反応が。針がかりはしなかったが、魚影が濃いようだ。期待を込めて、次々に姿を見せる淵にフライを流す。
だが、淵の周りには多くの足跡が残されており、そこから上流はほとんど反応がない。
しばらく行った泥川との出合いでようやく大きなアタリが。これはバレてしまったが、25センチ前後の虹鱒かヤマメらしい。そして15センチのヤマメも同じ場所でヒットした。
浜益川本流はここから単調なザラ瀬に変わり、魚の気配が無くなったことからここで脱渓、今回の釣行を終えた。
これからの季節、浜益川の各支流は渇水状態となり、ポイント選びが難しくなる。その前に入ることができて幸いだった。
写真説明?@?A浜益川の支流のひとつに入渓。やや渇水気味ながら釣果に恵まれた?Bこの日最長の20センチ越えのヤマメ。これを竿頭に虹鱒を含めて10数匹の釣果?C浜益川本流と泥川の出会いでもアタリが
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2021年06月20日
まだ水量の多い尻別川本流
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有力ポイントでも苦戦が続く
海のトラウト釣行から、フライの本流・渓流釣行に移行してほぼ1カ月が経過。この一月間の釣行先は、千歳川上流に尻別川本流とその支流、余市川本流の三河川で、釣行先が限られることもあり苦戦が続いている。
ここ数年前からウェットフライを手がけてきた。ウェットフライを行うためには太い流れが最適で、それに合致した本流のみに限定して釣行。
しかし今年の尻別川と余市川は、5月に入ってからの長雨や雪代解消の遅れなどで水量の減少が進まないほか、水温も低いままで推移。だから魚の活性も鈍い。
釣果の上がらない言い訳はともかくとして、この1カ月での釣果は尻別川支流と千歳川上流でのヤマメのみ。もういい加減、水量が落ち着いているだろうと、6月17日に赴いたのは5月中旬以来今年2回目の尻別川本流。
前回は寒別橋付近のポイントが増水で立ち込むことができなく、仕方なく次善の上尻別橋ポイントに移動。しかしそこもアタリひとつこないために、このポイントから近いオロウェン尻別川の支流に入渓した。
この支流は低い山から流れ出るために水量も安定しており、水温も本流よりは高くて魚の活性が進んでいるはず。しかし、ここも一度のアタリもこない散々たる結果。ここでの坊主は初めてのことでは。
6月17日は、前回入ることのできなかった寒別橋上流。水量が減少していて、ようやく立ち込める状況となっていた。
これまでは、流れ込む支流との出合で型ものヤマメや虹鱒が飛び出たが、今回は魚の気配が感じられない。そして、肝心の本流の平瀬から淵に至るポイントでもアタリは皆無。
寒別橋下流でも様子見。試しに、早瀬の脇にウェットフライからドライフライに換えてフライを流したが、針を銜えることのできない小魚が反応しただけ。
2時間ほど粘った末にさらに上流の上尻別川橋に移動、このポイントをウェットフライで釣り下った。
前回よりは水量が減少したとはいうものの、それでもこの時期としては2、3割ほど多い。
何度もウェットフライをダウンクロスで流しては逆引きを繰り返す。が、いつもならば向こうアワセでヒットするのに、アタリすらこない。
釣り下ってから200mほどの地点でようやくヒットしたのは12、3センチのヤマメ。だが、その後が続かない。
結局、このポイントもまだ早かったようだ。
ならば、ここから近い支流のオロウェン尻別川に入ることにした。だが、本流で釣果が上がらないために支流に移動するという、同じことを考えるアングラーがいるようで、ここにはすでに先客の車が2台、川ぷっちの別々の場所に止められていた。
川の流れが細いために、ここではドライフライで釣り上がる。尻別川との出合いから500メートルほど行った上流で脱渓したが、小さな魚がいたずらするだけで針には掛からなかった。
平日ながら尻別川本流では多くの釣人の姿を見かけた。彼らの釣果がどうだったのか気にかかる。
写真説明?@寒川橋下流のポイント?A上尻別川橋下流でウェットフライを流したが・・・?B支流のオロウェン尻別川も散々たる内容
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2021年06月11日
2021年6月余市川釣行記
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水量が多くて苦戦、尻別川支流に移動
海のトラウトフィッシングを5月第2週に終えてから初めてのブログ更新。
私の年間釣行スケジュールは、6月から11月中旬までは本流と渓流のフライ釣行、12月から翌年5月末までがルアーによる海のショアトラウト釣行と、納竿する期間を設けていない。
これがカテゴリーキラーのアングラーには奇異に映るらしいが、要は1年中釣りをしたいということ。
今年も5月初旬に海のトラウト釣行を終えて、5月中旬からフライマンに戻った。
その後約1か月ほどブログの更新を休んだが、実は5月第3週から6月3日まで3回の本流釣行を行った。
具体的には5月20日が千歳川上流、5月27日は尻別川、6月3日が余市川だったが、千歳川を除いてアタリひとつない坊主。
今年の尻別川と余市川は、この時期でもまだ水量が多くて水温の低さが影響した。とくに余市川は、高い山から流れ出るためにシーズンインが遅くて、尻別川以上に厳しい釣行となった。
6月3日に釣行した余市川中流では、ウェットフライを駆使してヤマメを狙った。ここは大江塔首工の下流にあたり、大江橋から月見橋間で尺を越す型ものヤマメが上がることで知られている。
ただ問題は雪代の解消が遅いことで、水温が安定して水量が落ち着くには他の河川よりも時間がかかるということ。
それを承知で大江橋下流に入川したが、水量が多いせいで河原が少なく立ち込むポイントも限られた。そして肝心のアタリはというと、時折遡上したサクラマスの跳ねが見られるだけで、新子ヤマメさえ確認できなかった。
それから1週間後の6月10日、再び余市川中流域を釣行した。今度は月見橋を起点に、その上下流をウェットフライで流す計画。
しかし現地に到着してみると、1週間が経っているのに水量は予想以上に多くて水温も低いまま。
この場所でもサクラマスの跳ねが何度も確認できたが、肝心のヤマメの姿は見えない。
2時間ほど粘った後、上流に移動。いくつかの堰堤や塔首工の下に入ったが、やはり魚の姿は確認できなかった。
本来の目的は、ヤマメを狙った本流でのウェットフライだが、何とかヤマメを手にしたいという想いから、余市川を諦めてここから一番近い尻別川支流に向かう。
この川は尻別川の中でも里川の様相が濃く、穏やかな流れなのにヤマメの型ものが繁殖している。ただ毎年、熊の出没情報が相次いで報じられる場所。だから、山奥の渓流以上に神経を研ぎ澄ませての釣りとなる。
車を川に沿ったあぜ道に置きスタート。低い堰堤が連続して続き、河畔林が川全体を覆う中でドライフライで釣り上がる。
余市川ではまったくアタリがなかったのに、この川では入渓から5分も経たずに最初のアタリ。
低い堰堤からの流れだしに打ち込んだ#12のカディスに、15センチ前後のヤマメが飛び出た。
堰堤下や淵でも同じようなサイズのヤマメがヒットする。中にはスレがかりもあるほど魚影は濃い。深い平瀬の続く場所でウェットフライを流すと、この日最長の20センチ越えのヤマメも。
入渓地点から300メートル地点で深さが2メートルを超す淵が現れ行く手を阻む。いつもは深くても精々1.5メートルほどなのに。やはりこの川も、例年以上に水量が多いようだ。
いくら深い淵でも高巻きすれば克服できるが、それを機に今日も釣行を終えた。
この川での釣果は15センチ前後のヤマメが4匹と20センチ越えのヤマメが1匹。
余市川での釣行を考えれば、実質1時間の釣行でのこの釣果は大満足。余市川だけで終わっていたらと考えるとゾッとする。
写真説明?@余市川中流域の大江頭首工下流を重点的に攻めたが魚は確認できず?A?B余市川を諦めて近場の尻別川支流へ?Cウェットフライにヒットした20センチオーバーのヤマメ
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2021年05月15日
今季初の浜益海岸でもサクラが開花
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次回から本流・渓流のフライ釣行を開始
5月13日の釣行先は今シーズン初めての浜益海岸。
例年浜益には、2月から釣行を始めて5月末には最低でも3、4回は出掛けている。それが今年は、1月から3月にかけてのコロナ禍に伴う他地域への外出自粛と、その後の寿都方面での新規ポイント開拓に時間を取られて、釣行する機会を失ってしまった。
その間も釣りブログの仲間で、ショアトラウト釣行に関して私が師匠して崇めているkojiさん(ブログ名=このへん釣れマスか https://blog.goo.ne.jp/qqxq4xvdsongocnnejp )から、浜益の情報を逐次いただいてきた。
前回の美国のポイントもkojiさんから教えていただいた場所。kojiさんには言葉では表し尽くせないほど、感謝の気持ちで一杯だ。それだけに、今年お会いできなかったことを残念に思う。
ようやく浜益に足を向けることができたのは、長年重ねてきた浜益への釣行を途絶えさせたくないとの思いから。
そして、前回の美国釣行で今シーズン初のサクラマスを手にしたことが大きかった。これで浜益では、プレッシャーを受けることなく釣りを楽しむことができる。
毘砂別海水浴場から浜益市街地に至る浜益海岸は、5月の連休時には国道に釣人の車が数珠つなぎになるほど人気が高い。
だから平日とはいえ、13日もかなり込み合っているのでは、と恐る恐る出向いた。
現地到着は日の出前の午前3時半。海岸には闇を透して、何台もの釣人の車が駐車しているのが確認できた。しかし、予想していたほどの数ではなく拍子抜け。
それでも次第に明るくなってきた海岸には、毘砂別方向に5、6人前後、浜益に近いサーフでも10人余りの釣人が小波と対峙していた。
茫洋とした砂浜でも、年によって馬の瀬や根などの海底の様子が変わってくるようだ。今回のポイントはkojiさんから教えていただいた。
狭い範囲ながら、今シーズンのサクラの実績がある場所だという。それを知っているのか、このポイントに4、5人の釣人が集まり竿を出していた。
日の出時間と重なるように、30メートルほど離れた場所で遠投を繰り返していたアングラーにアタリが。波に乗せて手元に引き寄せたのは、銀毛の輝く50センチ越えのサクラだった。自分の方が先に浜に降りて竿をだしていたというのに。
それから暫らくして、自分にもアタリが。完全にサクラマスと決めつけて強引に岸まで引き上げると、思いもかけない水玉模様。40センチは越えているが、思い込みが強すぎて力が抜けた。そんなに思い通りにいく訳がないのに。
アタリの無い状況が1時間ほど続き、ワンドに近い場所に移動。沖に跳ねでも見えたらモチベーションは高まるのだが、遠くを見渡してもそれらしき動きは見えない。
ルアーを大型ミノーから蛍光色のピンクミノーに変更。すると、たまたまルアーの着水地点付近を回遊していたのだろう、着水と同時に大きなアタリが。
ヒットした魚は先ほどのアメマスよりも激しく暴れる。ルアーのトレブルフックが小さく、手を緩めればバレル危険性が高い。
それを何とかしのいで、波打ち際まで引き上げることができた。上がったのは50センチに少し欠ける綺麗な銀毛のサクラ。
釣りと言うのは実に不思議なものだ。1匹のサクラを手にするために、どれだけの時間と労力を費やしてきたことか。それと比べて、2匹目はあっけなく釣ることができた。
まだサクラの季節は続いているが、これで今年の海のトラウト釣行に思いを残すことはなくなった。
海のトラウト釣行は、ここで一度終了して11月末から再開する予定。
次回からの釣行はダニや熊、あるいは鉄砲水を恐れながらの渓流フライ釣行に移行する計画だ。それと、最近ご無沙汰のリアルホラーの発信にも取り組んでいこうと思っている。
写真?@茫洋とした砂浜が続く浜益海岸?A大型ミノーにきた40センチ強のアメマス?B浜益で初めて上がった49センチのサクラマス?Cサクラマスを見る我が子ウータン。前回の美国と比べて大きさの違いが分かると思う
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2021年05月08日
ようやく今年初のサクラが!
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美国海岸で65センチの型もの
ゴールデンウィーク期間中の釣行は、人手の多さと春先に逆戻りした天気に恐れをなして諦めた。
しかし、連休明けの6日は予定通り道央圏のサクラマスポイントに釣行。行先は4月22日に釣行した美国の磯場で、午前2時に札幌を出発した。
途中の古平川河口横の駐車場には日の出を待つ釣人の車が7、8台。そして砂浜の広がった河口では、うす暗い闇の中でキャップライトの光がチラチラ。この時間からでも竿を出す人がいるのだろう。
目的地の美国の磯場に着いたのは午前3時半。旗がなびくほど風は強いものの、波はほとんどない凪に近い状態。余りに穏やかなので、潮回りの悪さを心配するほど。ただ、さすがは人気ポイントで遠くの小泊海岸には何台もの釣人の車が見える。
今回の場所は、3月25日の釣行でサクラらしき大物をバラしたところ。その後の4月22日の釣行では、同じポイントに入っていた2人組が3本のサクラを上げていたが、自分にはアタリひとつこなかった。
そうした意味で今回の釣行は3月22日のリベンジと位置づけたが、その想いが通じるだろうか。
キャップライトの光を頼りに、まだ明け切らぬ海岸に降りたのは3時40分過ぎ。次第に周りの景色がはっきりしてきた4時過ぎには、小泊海岸で立ち込んで遠投する4、5人のアングラーの見える。
初めに使用したルアーは14センチのミノー。最近の釣行では、50センチ級のアメマスを何匹もヒットさせたアタリルアーだが、果たしてサクラへの効果は。
ミノーなので30〜40メートルしか投げることができないが、岸寄りしていれば問題ないだろう。
そして、ミノーを打ち込んでから30分後にこの日は初めてのアタリ。ファッとした手ごたえのないホッケのような感触だったが、岸から20メートルほど先で急に暴れだした。3月22日の釣行では針が小さくてバレたが、今回は大型トレブルフックを使用、滅多なことでバレることはないはずだが。
ようやく全容を見せたのは5メートルほど手前。銀輪輝くそれは確かにサクラだ。それも有に60センチは越えている。震える手でタモを操り、何とかキャッチしたが、魚が重くてタモがなかなか上がらない。無事に引き上げることができたのはそれから5分後。今年初めてのサクラだ!
サイズは65センチで、後で量った重量は2.9kg。釣った直後に量れば3?sは越えていたのかもしれない。
まだ朝まず目の時間なのに、その後はサクラのアタリはピタリと止まり、ジグミノーにホッケが掛かる程度。潮の動きがない分だけ、回遊のタイミングが短くなったと判断して、7時前には釣りを終えた。
この1匹のために、昨年11月末からショアトラウト釣行を続けてきた。その念願が叶い、ホッとしたと言うのが本音だ。例えこれからの釣行で1匹のサクラマスが釣れなくても、決して後悔はしないだろう。
6月のヤマメ解禁が契機となる本流や渓流へのフライ釣行も、今年は川の雪代が早く終わりそうで、例年よりも釣行が早まっていくと思う。
暫らくは海と川の様子を見ながら、釣行計画を練っていくつもりだ。
写真説明?@日の出の美国海岸?A美国からの帰りに立ち寄った古平川河口海岸?B今年初のサクラマス。65センチ、2.9キロの大物?C釣ったサクラマスを見る我が子ウータン
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2021年04月29日
サクラのピーク迎える道央
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札幌に近いポイントの釣果情報
ピークを迎えた日本海のサクラマスだが、コロナ禍の影響もあり4月29日からのゴールデンウィーク期間中の釣行計画が定まらない。
自分が釣行できなくても、せめて道央圏での釣果情報だけは発信したいとの想いから、釣具店や釣りブログのポイント情報を載せることにした。
このGW期間の釣行に活用して頂けたら幸いだ。
尚、5月1日から河口規制の始まる河川があり、釣行に注意。また、コロナ禍に伴う密の防止から、車両進入禁止となった漁港も増えてきている。 現地の告知看板に従うように。
まず、釣り情報サイト「釣り友」の2021年上半期<サクラマ・アメマス>の釣り情報から。
サクラマス、アメマスの道央ポイント
日本海…主なポイントは岩内港、寿都町・樽岸海岸 (写真)、島牧村・折川河口海岸、島牧村・豊平河口海岸、せたな町南川河口海岸(風車下)、せたな町後志利別川河口海岸など。
気温が上がってくると、石狩・毘砂別、浜益、初山別、遠別、稚内の増幌川河口周辺など道北にかけての海岸も。
太平洋…苫小牧、白老の海岸、苫小牧東港などの港。日高、十勝沿岸ではアメマス主体。
各地の近況
毘砂別海岸
4月3日、早朝からサクラマス狙いで訪れた知人2人によると、1人が55?aのアメマスを筆頭に5匹釣った。もう1人は、40?a前後のアメマスが2匹。
登別〜鵡川沿岸
4月16日、胆振方面で4〜7時までに55?a級サクラマス1匹。5時半にヒットした。釣り人50〜60人ほどいて、3匹ほどしか釣れていなかった。赤金の30?cのジグで。
(フィッシュランド環状通)
4月16日、白老方面で小型のサクラマス2匹。釣り場付近は民家多くゴミ放置、騒音等注意。
(フィッシュランド苫小牧)
日高〜十勝沿岸=川や河口周辺の港や海岸ではアメマス。
余市「プロショップ川口」のトラウト釣果情報
4月26日=顧客が兜千畳敷 (写真)の先端より右側で尾叉長で 59.5cm 重さが 2.9kg のサクラマス。ルアーは、SSPジグ30gのアワビ貝貼りタイプの
ピンクバック。
兜千畳敷は投げ釣りの人達が多かったが、先端よりも左側には数名のサクラマス狙いのルアーマンが入っていた。
4月24日=午前7時頃に余別川河口のすぐ右側で尾叉長で 62.0cm 重さが 3.65kgのサクラマス。ルアーは、サイレントアサシン140SのキョウリンBカタクチカラー。
4月23日=積丹町の神岬漁港の先の沼前海岸で、正午頃に尾叉長で 61.5cm 重さが 3.5kgのサクラマス。ルアーは、フルベイトの真イワシカラー。
4月22日=積丹町の幌武意漁港の東防波堤の基部から外海側で尾叉長で 57.5cm 重さが 2.73kgのサクラマス。
積丹町の幌武意漁港の、東防波堤の基部から外海側で。ルアーはアスリート 17SSVで、カラーはグリーンバックイエロー。
4月17日=古平町の海岸で尾叉長で 62.5cm、 重さが 3.75kgのサクラマス。ルアーは、AKジグMari40gのグリーンバックシルバー
4月17日=島牧村の江ノ島海岸の18番で尾叉長で 58.5cm、 3.05kgのサクラマス。ルアーは、アスリート17SSVのカタクチカラー。
4月16日=積丹町の浜西河と野塚の間の海岸で尾叉長で 61.0cm、 3.55kg のサクラマス。ルアーは、自作ジグ36gで、カラーはブルーバックの鮭稚魚
4月15日=寿都町浜中海岸の風車下で尾叉長で 59.0cm、 3.3kgのサクラマス。ルアーは、カブキメタル35gの鮭稚魚
ピンク
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2021年04月25日
積丹もサクラ本番迎える
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泊村・照岸海岸でサクラを狙ったが・・・
このところ、釣果の無かった釣行日のブログを更新しないことが多くなった。
今回も4月14、15日に釣行しながら、更新は見送った。釣果の伴わない釣行記を読んで頂くのが申し訳ないからだ。
ちなみに14日は美国海岸、15日は苫小牧東港という、釣行先はここ最近のホームグラウンド。いずれもトラウトの数よりも釣人の方が圧倒的に多かった。
ただ、自分以外の釣人が50センチから60センチのサクラをポツポツ揚げており、サクラはすでに本番入りしていると感じた。
直近22日の釣行先は、泊村の照岸海岸 (写真)。ここは、泊漁港と兜千畳敷の中間に位置する長い平盤の続くポイント。先端は潮通しが良くて、回遊魚を狙うには打って付けというが、何しろ初めての場所で勝手が分からない。
ただ、平盤が遠くまで続いているために、釣人が隙間なく立ち並ぶという兜千畳敷や堀株川河口のような風景は見られず、心置きなく遠投出来る。
初めに入ったポイントは、小さな川が流れ出る切れ込みの深い入り江。足元から急深、遠投する必要がなくて十分にミノーを泳がせることができる。
それでも、釣人の習性で入り江から外海に向けて遠投。15センチのミノーに40センチクラスのホッケ (写真)は掛かるが、トラウトの反応はない。
今度は入り江の対岸に向けてゆっくりとミノーを泳がす。入り江の根に付いていたのか、すぐに50センチ越えのアメマス (写真)がヒット。
次はサクラを、とモチベーションは高まるが、その後はアタリひとつこない。
場所を平盤の先端に移動。遠投して回遊するサクラを狙うことにした。ところが、茫洋すぎてポイントが特定できない。沖でハネでも見られればピンポイントで狙えるのに。
仕方なく右や左、正面と打ち分けながら探ることにした。ここではメタルジグを使用して距離を稼いだが、ヒットするのは小ぶりのホッケだけ。
結局、照岸では午前5時から9時まで4時間粘ったが、釣果はアメマス1匹に40センチを頭のホッケ4匹。
ただ、その後からも数人の釣人が竿を出していたので、場所的には問題がなく回遊条件さえよければサクラも期待できるだろう。
このままでは引き下がれないと、積丹半島の先端に向かう。途中の神恵内では、竜神岬に2ケタを越す釣人が竿を出していたほか、古宇川河口にも7、8人が立ち並び、遡上するサクラマスを狙ってルアーやフライを投じていた。
その中の一人にヒットしたのは、スレがかりの60センチ強のサクラマス。岬を含めた河口全体でもかなりのサクラが上がったのでは。
5月1日から古宇川の河口規制が敷かれ、河口海岸での釣りは禁止されるので注意。
更に北上して珊内川河口に。何とか潮通しの良いマッカ岬の岩場に乗ることを考えていたが、ここにも数人の釣人の姿が。珊内漁港も、コロナ禍に伴う車両の乗り入れが禁止され、入ることができない。
西積丹は波風ともに穏やかだったが、積丹岬を越えた東積丹は時化模様。余別漁港を越えて着いた来岸漁港も、コロナ禍に伴う密の解消のために関係者以外は立ち入り禁止。防波堤に上ることさえできない。
最後は美国漁港 (写真)の先端で竿を出した。時間はとうに昼を過ぎており、ルアーに掛かるのは底荒れで剥がれた海藻だけ。残念ながら、この日もサクラに出会うことは無かった。
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