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posted by fanblog
2021年05月08日
「好きを仕事に」の考え方
めっちゃ眠いから、日中考えていたことでも一つ取り上げようかと……
「好きを仕事にするな」と周りの大人は言う。
「〇〇が好きだから会社を受けました」「じゃあいつまでもお客でいてね」となるのが当たり前だと、散々大学で先輩に言われた。
「好きなことだと思って仕事にしたら、思いがけず嫌な面を見てしまって後悔するぞ」と周りの大人たちは言った。
しかし、ビジネス書を読めば読むほど「好きなこと、情熱を持てることを仕事にすべし」と言う人は多い。そういう人は往々にして成功している。
この違い何??
自分なりの結論に至る補助として、森岡毅さんの著書『苦しかったときの話をしようか』が一役買ってくれた。
同書の第3章『自分の強みをどう知るか』にこうある。
「大抵の人が興味のある範囲ならばとことん考えられるし、考えることが好きだと思うかもしれない。(中略)それは、本当に"考えることが好き"なのか、単に"好きな情報に触れるのが好き"なのかの違いだ。」(p124)
なるほど。
言われてみれば、同じ好きでも生産的でない、消費的な好きは結構この、触れることが好きの部類に入りがちかも。
ここに、金持ち父さんシリーズにある『金持ち父さんのキャッシュフロークワドラント』(ロバート・キヨサキ著、2001)の概念を当てはめるとみえてくる。
多くの社会人、即ちサラリーマンのEクワドラントの人々(雇われの労働者)は、仕事以外の時間を、エネルギー充填のために娯楽に使う。
無論、それは自分の好きなことに他ならない。そしてまた、それは考えるという"面倒な作業"を伴わないもの、つまり"好きな情報に触れるのが好き"状態なのだと思う。
すると納得がいく。
知識も社会経験もない人や、好きの種類が"好きな情報に触れるのが好き"だけの人は、確かに「好きを仕事にする」と後悔しそうだ。
もっと仕事も楽しくやるならば、好きのレベルを一段上げて、
『自分でそれをよりよくするよう考える』
『誰かとシェアしてより広める』
『自分がそれに変革を起こしてもっと面白くする』
と、「考えることが好き」という視点から見ないとダメらしい。
かくいう自分は……
今の仕事は一部、そうできそうなところはあるけど、全体を見るとそこまでの気持ちになれない。
就活時期の自分が「真面目にやって、安定して稼げる」「好きを仕事にして後悔したくない」という考えで選んだ、ガチガチ堅実路線の結果だからだろう。
いい機会。
もう一度自分の価値観と、世の中の動きを見返せるチャンスだね。
今後転職なんかをする時でも「仕事だから真面目にできる何かを探さなきゃ」「好きなこととは切り離さなきゃ」とか、余計なこと考えず堂々と前進できそうである。
そういや……
いい加減『読書感想文』書いて、タイトル回収せねば(・_・;