起き上がれない. 体が痺れていて非常に怠い.
昨日の就寝前に飲んだ薬が残っている感じだ. こういうことはたまにある.
動けるようになったのは昼近くになってしまった.
昼から作業療法のアトリエ展を観に行った.
メンバーの作品で, 幾つかじっくり見てみたいものがある. それから, 自分の絵が人の中でどんな風なのかも確かめたい.
自分は絵の技法に関しては素人なので, うまい人の絵を見ることは勉強になる.
立体感を出すためにはどのように色を塗ればいいのか, 人体をどう描くと写実的な表現になるのか, そういった基礎的なことである.
勉強になる以上に, 作品から非常なパワーを感じるものがあったり, 極めて繊細な造形が表現されていたりして観て楽しい.
特に心に残ったのは, 作品に添えられたメンバーの言葉である.
心の病が自らにもたらしたものと, その中での作品との関係性について書かれた文章がほとんどだった.
何人かは本心からの怒りを文章にしていた.
自分を認めてくれなかった親への, いじめや虐待の加害者たちへの, 心の病の当事者を他人事にする無責任な健常者たちへの怒りである.
ここに現れた怒りには, 心の底から揺さぶられた. 嫉妬すら感じたのだ.
自分の中には怒りが無い.
怒りを感じて当然な経験は数多くしてきている. ところが怒りの感情が湧いてこないのだ.
脳の何処かが壊れているのではないかと思うことがある.
なぜ自分の中から怒りの感情がほとんど無くなってしまったのか.
自分の絵だが, 体調は絵に出てしまうものだと感じた. 絵が弱々しく縮こまっている印象を受けた.
体調不良の中で, 作品を見ることに集中し過ぎたせいか, 終いには胃が痛くなって吐き気を催してしまったが充実した一日だったと思う.
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