今日は多摩の方の病院に出かけて脳の MRI を撮ってもらう.
朝一番の予約で, 20 分前に受け付けを済ませてくださいとのことなので 6 時過ぎに家を出る.
都心とは逆の方面だし時間も早いので電車は空いていたが, 途中からぎゅうぎゅう詰めになった. 沿線の学校の始業時間に重なったようだ. 朝のラッシュは久々の経験だが, 早い時間帯は小中高生で, 少し経ってから仕事の人たちで混むというのも何となく思い出した.
予約が 1 番目だったので MRI は一番最初, 結果の説明も一番最初でほとんど待つことなくすべてを終えることができた.
結果は MRI 画像を観る限り問題は無し. 「脳外科的観点からは異常はまったく認められません。健康な脳です」と医師から言われる.
自分でも画像をじっくり観察した.
非常に心配だった脳の萎縮は無かった. 頭蓋骨の中にきれいに詰まっている.
脳の血管もすべてが滑らかな曲線を描いていて抽象画みたいに美しい.
5 年か 6 年前にやはりこの病院で脳の MRI を受けた際には, 太い血管の何本かが一部角張って縮れていて歪でグロテスクだった.
ごく初期の状態だが血管が硬化し始めているのだという. 原因は酒の飲み過ぎだろうと言われた.
今回その歪さが無くなっていて, 何だかヒトの体というのはすごいものだと思ってしまう.
心配していた記憶の消失や日常的な物忘れはすべて鬱病が原因だということになるのだろうか.
今日撮った MRI の画像データを CD に焼いてもらう. 後でまた見てみたい.
不思議な気分で帰途につく.
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