夕方に目が覚めたら, その時に放送大学でやっていた講義で興味深い話をしていた.
『貧困と社会』という講義.
聴き取れた内容の断片を何とか書き出す:
・グローバリズムへの流れが日本でも進んでいる. その結果, それまで地道にこつこつと仕事をして実績を積んできた職人型の人々よりも, コミュニケーション能力 (プレゼンテーション, 顧客との良好な関係構築, ネゴシエーション, 日本的気配りや場の仕切り) に優れた人々が高く評価されるようになる.
・一方で職人型の人に対して, コスト的な理由や, 彼らがコミュニケーション型の仕事に向かないことが多い等の理由から評価が低くなる. その人たちが担っていた仕事をより安価な下請けや外国に発注するようになる.
・このようなシステムへの移行がスピード・効率・生産性向上による経済成長を促進するためのモデルとして推進される.
・都市, 特に東京に情報が集中し, 地方には旬を逃した情報しか流れていかない状況が発生する.
ここから後は自分には難しくて理解できなかった.
しかし, 何となくどんな話になったかは想像できる.
もし, 日本がそういう仕方でのグローバリズムへの移行を進めているとするなら, その仕方では不十分なのではないか.
職人型の人たちの仕事が積み上げてきた技術や知識はどうなるのか.
しかし, 結論部分では, 上記のようなグローバル化への反動として, 下請けという位置ではなく, 日本に持っている職人型の仕事の進め方で世界の中に居場所を確保しようとする試みが, 主に若い企業家から出てきつつあると言っていた.
興味深い.
とりあえず全体の話が知りたい.
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「貧困と社会」, 良かったですか.
僕は現在障害年金で生活をしています. 社会の中でどうやって生活していくかは自分にとって現実的なテーマです.
そのせいか貧困問題や格差, 障害者の仕事といったことに興味を持つようになり, 放送大学や他のラジオでなどでこのようなテーマがあれば聴くようになりました.
放送大学のカリキュラムを見ると, 同じ講義を再放送していることもあるようです.
「貧困と社会」, 調べてみて再放送するようなら今度は全部聴きたいですね.
P.S. 放送大学御卒業, まことにおめでとうございます.
「貧困と社会」は履修してよかったと思える科目です。
底彦さん、機会があれば、15回視聴されたらどうでしょう。