二次的災害という言葉が分かりにくい。
日経ホームビルダーより、
2016年熊本地震
応急危険度判定と罹災証明とは?<追加情報あり>
2016/04/17 日経ホームビルダー
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/041500569/041700020/
記事にある、
応急危険度判定で危険を示す「赤紙」が貼られると、イコール取り壊しという誤解が生じる可能性がある。国土交通省、47都道府県、建築関連団体、都市再生機構などで構成する全国被災建築物応急危険度判定協議会は、「応急危険度判定は罹災証明のための調査や被災建築物の恒久的使用の可否を判定するなどの目的で行うものではない」としている・・・
とあるのだが何だかよく分からない。
そもそも二次的災害ではなく、二次災害。
地震で建物が倒れたりするのが一次災害、そのあとにおこる地震などで被害を受けることを二次災害という。
今では余震という言葉はつかえないので一回目の大地震のあとの地震ぐらいのこと。
もう一度地震が起きても何とか大丈夫そうかどうかということを応急的に、つまり、ざっとみた感じで大丈夫かどうかをチェックしてその感想を赤、黄、緑で貼っていくという程度のものだ。
赤紙だから解体ではなく、中に入らないようにした方がいい、また、周りに瓦などが落ちてくるので近づかないほうがよい、ということを表すものが応急危険度判定。
それに対して、被災者として給付金をもらったりするために必要なのが罹災証明。
この罹災証明と、ざっと見て感想を張り付けたという程度の応急危険度判定は何ら関係がないのだ。
そのことをまず多くの人に理解してもらうことが大切だ。
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