津波の痕跡が過去にあったかなかったについては、問題ではない。
問題は、その高さである。
この記事からすれば、
・標高で5−13m
・昔は海面が高かった(何メートル?)からもっと低い津波高さだった
・江戸時代末期以降には津波に襲われた経験がない
ということで、今対策をしていることで十分という風に数字をみると読めるわけだ。
こういう中途半端な記事は全く持って手抜きだし、おかげで変なコメントがが踊ってしまっている次第。
ワザとという悪意を感じる記事。
yahooより。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131202-00000064-jij-soci
浜岡原発内に津波跡=6000年前地層で—中部電
時事通信 12月2日(月)13時19分配信
中部電力は2日、浜岡原発(静岡県御前崎市)の敷地内の地層を掘ったところ、約6000年前に津波が到来したと思われる痕跡が見つかったと発表した。海岸線に砂丘堤防ができたと思われる江戸時代末期以降の地層からは、津波の痕跡は発見されなかったという。
中部電によると、津波によると思われる砂などの堆積物の含まれた地層が、現在の標高で約5〜13メートルの位置に確認された。当時は現在より海面が高く、実際の津波はこれより低かったとみられるという。
ということで、これじゃさっぱりわからん。と思ったら、静岡新聞のWEB版には以下の記事。
さすが静岡新聞、地元紙の記者の優秀さがわかるというもの。
結論、今の対策をすれば何ら問題がないということだろう。
http://www.at-s.com/news/detail/861928205.html
敷地内に津波堆積物 安政、宝永の規模上回らず
(2013/12/ 2 14:14)
中部電力は2日、浜岡原発(御前崎市佐倉)内やその周辺で実施した津波堆積物調査の結果を公表した。調査対象とした5エリアのうち2カ所で約6千年前、1カ所で約2千年前以降と約3千年前以前の津波堆積物が見つかった。中電は「歴史史料にある安政東海地震や宝永地震による津波より巨大な津波の痕跡は確認されなかった」としている。
調査は原発敷地内(西側、東側)と、周辺の筬川流域、新野川流域、菊川流域の5エリアで実施した。2012年8月〜13年3月、34地点でボーリング調査し、採取した土砂を分析して津波の有無や年代などを調べた。
その結果、敷地西側の標高6〜10メートルと同東側の標高5〜13メートルに約6千年前の津波堆積物を確認した。菊川流域の標高3〜4メートルに約2千年前以降、標高1〜3メートルに約3千年前以前の津波堆積物が見つかった。堆積した時代の海面の高さは、現在とは異なるという。
マスコミも偏向報道だから、自分で考えて変だなと思ったら、きちんと検索して理解をする必要があるという好例。
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