最終的には、心の働きの脳内メカニス?ムについて述べていきます。
EQ(読み)いーきゅー
ASCII.jpデジタル用語辞典の解説から
情動の知能指数
IQ
「知能」の発達速度
を示すのに対して、
EQ
は仕事への取り組み姿勢や人間関係への関心の度合いなどを感情という視点から測定する指数。
社会的に成功する者の多くは、情動を調整する能力に長けているとされるが、
EQ
では 問題処理能力や事務処理能力に加え、
環境に適応する能力や仕事に対するモチベーションをコントロールする力など、
知能を多面的にとらえたより実質的な判断基準
として、
企業の採用や人材育成などの判断材料となっている。
イー‐キュー【EQ】[emotional quotient]情動指数。感情指数。
実社会の人間関係の中で重要な一種の知性として、
米国の心理学者 ダニエル・ゴールドマンDaniel Goldmanが,
著書《Emotional Intelligence》の中で提唱したことがきっかけとなって広まった概念。
同書は1996年日本でも《EQ》(土屋京子訳)というタイトルで翻訳出版された。
EQは日本では 〈こころの知能指数〉
〈感じる知性〉などと訳される。
EQとは,物事を適切かつ正確に処理することができる知的な能力を示すIQ(知能指数)に対抗して考え出されたもの。
〈感情面や情緒面において健康で,かつ人間関係を適切にこなせる人格的能力〉と定義される。
EQは
(1)セルフ・コンセプト(心内知性),
(2)ソーシャル・スキル(対人間関係知性),
(3)自分と他者の状態を同時に認知できるモニタリング能力(状況判断知性)
の3つの知性によって構成される。
これらの3つの知性をそれぞれどのくらい備え,
バランスよく持っているかによって,EQの高さが決まる。
心内知性とは,自分自身で自分の心理的状態を捉えることができる知性のこと。
これによって,自分の感情をコントロールできることを意味する。
EQのもっとも基本となる知性である。
次の対人間関係知性とは,他者に適切かつ効率的に働きかけることができる知性のこと。
他の人に対応する際に発揮される一種の技能である。
最後の状況判断知性とは,
相手の様子を理解し,相手を受け入れ,
そのうえで,相手と自分との関係を客観的に判断する能力のこと。
EQの高さは,
特に企業内や職場において有効とされ,
職場でEQが不足すると,
生産能力の低下や納期の遅れ,事故の発生や人材の流出が起きやすいともいわれる。
このため,EQを測定する検査を人材の選別や教育の現場に導入している企業が急増している。
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2019年06月06日
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