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(2018/7/3 20:11時点)
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FIFAワールドカップ2018、サッカー日本代表VSベルギー。
日本は強烈なシュートで一度ベルギーをリードするも、結果惜しくもベスト8を逃した。
誰もが感動し、声援を送っただろう。
さて、そんな感動をくれた「 サッカー 」というスポーツのドイツでの起源を描いた作品が「 コッホ先生と僕らの革命」である。
コンラート・コッホ、ドイツのブラウンシュヴァイクに生まれ、カタリネウム校の教師に赴任、のちにサッカーのルールブックを最初に出版したとされている人物である。
1874年、カタリネウム校に赴任したコッホは、ドイツの授業の封建的な教育方法を目にして、生徒を体育館へ連れ出す。コッホは生徒たちにサッカーを教えると同時に、サッカーに関連する英語も教えていく。着々とサッカーを遊びにしていく子供たち。反面、コッホの教育方法に納得しない教師側からの非道な邪魔を仕掛けられる。 果たしてここからどういう経緯を経てドイツサッカー誕生へ繋がったのか…。
コッホ先生は温顔が印象的なダニエル・ブリュールが演じている為に、コッホ先生の安心感がより伝わってくる。
細かいルールとかじゃない、とにかく子供たちは楽しそうに和気藹々とボールを運んでいく。その姿が何たるか。敵味方関係なく敬意を表しますと。日本VSポーランド戦でもカギとなったフェアプレーというものがスポーツにおいて如何に重要かを学んだ。
ストーリーはぐんぐんと清々しさを増していく。物語が進むにつれて徐々にその距離を詰めていく生徒たちの大人への反抗は、宛らサッカーの試合そのものを見ている様な感覚に囚われ、ラスト、サッカーが認められた瞬間は スタンディングオベーション もやむを得ないカルタシス。
ベルギー戦試合終了後、日本代表香川に手を差し伸べ労うベルギー選手アザール。
スポーツとは世界を繋げる架け橋ということを改めて実感した。
そんなスポーツをドイツに誕生させてくれたコンラート・コッホ先生に今一度感謝を。
後ろ向きの子供めっちゃ勇気づけるもん…。
そんなんできひんやん、普通。
※今回紹介したコッホ先生と僕らの革命はU−NEXTで無料配信しています。