本日は、さもえど太郎さんの「Artiste(アルティスト)」(コミックバンチ)を紹介します。
今、個人的に一番きている漫画です!
Artisteは、綴りからも想像できるとおり、フランス語で「アーティスト」「芸術家」という意味です。
出典:「Artiste(アルティスト)」コミックス1巻より
★あらすじ
舞台はフランス。レストランで皿洗いの雑用係として働くジルベールの元に、同じく雑用係としてマルコという青年がやってきた。
マルコは、皿洗いなのに料理のことに詳しいジルベールに興味を持ち、よく話すようになる。
ジルベールはとある出来事がきっかけで皿洗いに降格されていたが、実は嗅覚と味覚が人一倍優れているという能力があった。
マルコの紹介で、ジルベールは別のレストランで副料理長として働くことになる。
★ネタバレなし感想
この作品はLINEマンガで読み始め、今もまだ途中なのですが、最初はフランス料理のグルメ漫画なのかなと思っていました。
フランス料理って日常でなかなか食べる機会がないから、どんな世界なんだろうと興味を持ち読み始めました。
が、蓋を開けてみると、グルメ漫画じゃなかった……!いい意味で裏切りられました。
もちろん料理についての具体的な描写はあるのですが、これはグルメ漫画ではなく「お仕事」や「人生」、「人間関係」をテーマにしたヒューマンドラマですね。
ジルベールは普段はおどおどしていて自信なさげで、副料理長に抜擢されたときも驚いて辞退しようとします。
でも、そんな彼が人との関わりを通して成長していく様には心を動かされるし、ジルベール本人だけでなく、同僚やアパートの住人たちとの交流から、他人にも影響を及ぼしていくことがあります。
なんていうか、人は1人じゃ生きられないよね、と痛感させられます。
また、人の人生、みんなが主役なんだなぁと思わされます。
一見厄介そうな登場人物も、実はこんな背景がありました、と焦点を当てられることで、そういうことだったんだ!と驚きます。
この人から見たらこんな風に世界が見えてるんだ、的な。
その人の目線に立つことは、人との関わりで欠かせないことかもしれませんね。
というわけで、人間関係を見つめ直したい人におすすめな漫画、アルティストの紹介でした。
次回、ネタバレです!
★お知らせ
現在、このブログは週1回の更新をしてきましたが、多忙になってきたため年内で週1更新を終了します。
2023年からは、不定期更新になります。
月1とか……?頻度はわかりませんが、心に響いた作品に出会ったときに随時書いていければと思っています。
よろしくお願いいたします。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image
- no image
- no image
- no image
- no image