分析の結果、50歳と60歳の時点で睡眠時間が6時間より少ない人は、睡眠時間が7時間の人に比べて認知症のリスクが高いことが分かりまた、50〜70代の中高年期における睡眠時間が慢性的に短い人は、心血管代謝疾患やメンタルヘルス上の問題といった既知の認知症リスクとは無関係に、認知症の危険度が30%高いことも判明したという。
研究チームは論文の中で「これらの発見は、中年期における睡眠時間の短さが、遅発性認知症のリスク増加と関連していることを示唆しています」と結論付けている。
ただし、今回の研究は「睡眠時間の短さと認知症リスクの相関関係」を明らかにしただけで、「睡眠時間が短いことが認知症を引き起こす」ということが示されたわけではないようだ。
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