そんな中、アメリカ軍のアメリカ海兵隊は都市部で装甲車両を遠隔攻撃するための新しい兵器として、「口径66mmの使い捨て対戦車ロケットランチャーであるM72を搭載したロケットランチャーを装備したロボット犬」の運用を実践に向けてテストしているという。
無人で動作可能なロボット犬に武器を搭載するというアイデアは数年前から存在しており、ボストン・ダイナミクスなどのロボット企業6社は「自社ロボットを武器化しない」と誓約する公開書簡を発表ていたが、その後もロボット犬の軍事運用は進められており、アメリカ海兵隊は対戦車ロケットランチャーを搭載したロボット犬の開発を進めている。
ロケットランチャーや銃火器で武装したロボット犬は、友軍の前方を偵察することにも利用でき、脅威を発見した際には即座に交戦することもできるという。
さらに、ロボット犬ならば人間が出入りできないような空間への侵入もできるため、密集した都市環境を移動する際などにも役立つ可能性がある。
現在、アメリカ軍では複数の部門で既にロボットの運用が行われており、四脚ロボットQ-UGVや、ボストン・ダイナミクスのSpotが偵察・警備任務に利用されているが、どちらも今回のロボット犬とは異なり非武装となる。
近未来の戦いではドローンやこうしたAIを搭載したロボットが主流になってくるだろう。
【このカテゴリーの最新記事】
- no image