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よく、海上自衛隊の給料やボーナス、年収などは高いのですか?!なんて聞かれることがありました。
私としては、どうだったかな〜という感じがしています。
確かに艦艇乗組の時期は高くなっていましたが、「手当」という形での加算でした。
今日はそんな海上自衛隊の給料関係について、他では出ないような情報を出してみます。
フィリピン周辺をめぐる自衛隊および韓国のこれからについて 』
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(1)艦艇勤務の海上自衛官は確かに給料が高く年収も高くなる。
確かに艦艇乗組になった海上自衛官は、給料が高くなり併せて年収も高くなります。
これは、基本給の上に、乗組手当・航海手当などが付いてきますので高くなります。
・乗組手当:給与号俸の33%を加算(潜水艦は45.5%)
・航海手当:航海する区域により1日590〜1000円
(2015年時点)
確かに、艦艇に勤務していたときは給料が良かったのは事実です。
ただ24時間勤務のような状態ですから、給料や年収につりあっているのかな? (艦艇は一度出港すると逃げ場がないですからね)
まずは自衛官基本給の表をおいておきます。
図1 自衛官棒給表
引用URL:http://tenshoku.waramachi.com/wp/wp-content/uploads/2014/12/%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E3%81%AE%E4%BF%B8%E7%B5%A6%E8%A1%A8.jpg
傍目からみると、『行政職(一)』よりは基本給が高く設定されています。
だから自衛隊の給料は高い!という方へ・・・
『自衛官に残業手当てがありませんから〜〜!!!』
自衛官に残業手当はありません。
(事務官等にはありますが、結構時間がカットされます。)
このほかに、地域手当などいろんな手当がついてはきます。
ただ、陸上勤務ではあまり手当がつくことがないため結構厳しい者ところがあります。
まあ、海上自衛隊では給料は配置によっていろいろ変わります。
一律に海上自衛官全員は給料が高いということはありませんが、海上自衛隊で給料が一番高くなるのといわれている職務が各所にあります。
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(2)ボーナスと年収及び手取りについてのあれこれ
自衛官にも、ボーナスが支給されます。(公務員ですからね)
ボーナスと通常読んでいますが、『期末手当』+『勤勉手当』を併せたものを言います。
現在は、6月と12月の年2回の支給ですね。(昔は3月もあったのですが廃止されました)
期末手当は大体の額が計算できるのですが、勤勉手当は考課査定が入ってくるので少し額が変動します。
普通に、何もなければまあまあのところで、優秀な成績であれば勤勉手当にて反映されていきます。
特に賞詞や表彰などがあれば勤勉手当で反映されることが多いですね。
※ここで、懲戒処分を受けたときにどうなるか豆知識!
私は、在職中1回懲戒処分を受けたことがあります。『注意』の処分です。
(指揮監督の注意義務違反という形でした)
まあ、幹部自衛官だと、一度も懲戒処分を受けないことなんてありません。
たいてい、何らかの責任を問われて受けることがあります。
これを受けると、ボーナスや年収に大きく響きます。
勤勉手当での査定が懲戒処分の内容で特別な計算式になり、大きく下がります。
私の場合は、前年に比べて20万円ほど下がりました。 <
年収については、額面上はそれなりの年収にはなります。
図2 自衛官のモデル給与例
引用URL:http://xn--ub1ax5ki9m.jp.net/wp-content/uploads/2012/10/kyuryo.jpg
平成18年と平成22年に給与改定が行われ、公務員年収に合わせて結構下がっています。
年収は、まあ額面上はたくさんもらっているようには見えます。
ただ、ここからいろんな『控除』が自衛官が多いため、手取りは結構低くなります。
・短期掛金:社会保険料のようなものと思って頂ければ
・長期掛金:退職金の積み立て金のようなものです。
・共済控除:貯蓄など共済組合に支払うもの
・その他生命保険料
これらの額は結構な額になり、私の場合だと10万円くらいが控除されていました・
そのため、自衛官は年収に比べての手取りは少ない傾向にあります。
意外と年収は高そうに見えて、手取りは少ないんですよ?
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感想(1件)
(3)所属が変わったら給料が上がった!!
給料やボーナス、年収などに関して知られていない情報があります。
それは、所属する組織が変わると意外と給料が上昇します。
私の場合、一時期海上自衛隊から海上自衛官のまま防衛省に出向しました。
この時異動した月から、月額1万円ほど突然給料が上がって驚いたことがあります。
これは、『給与官署』(給料の支払い元となる官庁の名称)の変更によるです
海上自衛隊から防衛省に所属変更があると、たまに起きると会計課から言われました。
理由として自衛隊での給与昇給の抑制策により、本来の基本給から乖離していたそうです。
防衛省に異動した時に、防衛省では実施していない抑制分の給料に戻す措置として行われたそうです。
まあ、海上自衛隊に戻った時にまた、給与抑制措置のままになったんですけど・・・
ただ、言えるのは、給料や年収の高さだけで自衛隊の仕事を選べますかということです。
私も、何かあったら、まず生きて帰れない作業に従事した時の手当が
『1000円』
でしたから。
海上自衛隊の場合、船に乗るのが一番給料が高くなります。
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