キューバ気象協会がきょう午後（8月30日）、熱帯低気圧9号に関する続報を発表した。
熱帯低気圧9号は、メキシコ湾上をゆっくり進みながら、キューバ西部の半分を含むカリブ地域にとどまっており、強い大雨を降らせている。
今朝8時から夕方5時までに降水量の多かった地域は、イスラ・デ・ラ・フベントゥのNueva Geronaが131 mm、ピナール・デル・リオが100 mm、マタンサスのPlaya Girónが93 mmだった。この強い大雨と、南部地域からの風や、海の状態などが合わさった影響により、Surgidero de Batabanóでは一部地域で浸水が続いている。
午後6時時点で、低気圧の中心は、ハバナの西方およそ515km、キューバ最西端のSan Antonioの北西365km（緯度24.4度、経度87.3度）に位置している。
この熱帯低気圧は、時速55kmの最大風速を維持しながら北西に進んでおり、速度は時速7kmにまで下げ、中心気圧は1004ヘクトパスカルになっている。
今後12時間のうちに、同じ速度のまま、進路を北にうつし、24時間のあいだに熱帯ハリケーンに変わると予測されている。
この低気圧は、混沌としたままではあるが、大きな動きを保っており、キューバ西部と中部に影響を与え続けると見られている。西部では局所的な大雨やにわか雨が予想される。
キューバ西部で南方からの風と大雨が続くとみられることから、Batabanóの状況もまだ続くとみられる。
ハバナの南方およそ50kmにあるSurgidero de Batabanó海岸の浸水は、500mの地域にまで広がり、深さは0.3mから0.8mまでになった。
Persisten lluvias en occidente cubano. Inundaciones en Surgidero de Batabanó
http://www.cubadebate.cu/noticias/2016/08/30/persisten-lluvias-en-occidente-cubano-inundaciones-en-surgidero-de-batabano/#.V8lseluLTIU
