いまや、100歳時代とも言われるこのご時世で、
いろいろと、問題も浮上しているようですが・・・。
年金問題・・・
それと、気にしたい問題が健康問題。
高齢になっても、
自力で歩けて活動できれば
それに越したことはないのですが・・・。
高齢者になると、
特に転倒に注意しないといけないと、よく言われますよね。
なぜなら、高齢で転倒すると
骨折する確率がかなり高いと言うことです。
それまでは、元気に活動していた高齢者でも、
たった1回、つまずいて転んでしまい骨折すると、
それがきっかけとなって
寝たきりになってしまうことが多いからなのです。
老人が転倒するのは、多くの人が、
転倒時に何かにぶつかるからだと
思いがちですが・・・。
じつは、これ、間違いです!
体力や運動能力の衰えから、
ちょっとした段差につまずいて転ばないようにと踏ん張ることで、
足の付け根(股関節の部位)にひねるような力がかかり、
それで足の骨が折れてしまうことが多いのです。
これがお年寄りに多い「大腿骨頚部骨折」です。
では、どのような
お年寄りが転びやすいのか?
知っていますか?
1997年の「ランセット」という
有名な医学誌にこんな発表がされていました。
スウェーデンの高齢者施設で、
歩いているお年寄りに
歩きながら話しかけて、
歩いたままで会話を続けられるか、
それとも、
話しかけられた途端に立ち止まってしまうのかを
調べました。
ちょっと単純な調査すぎて、
これで、何がわかるんだ?って疑問に思ったのですが、
意外なことがわかったのです。
それは、
歩きながら会話できた人は、
半年後、8割近く人が日常生活で転ぶことがなかったのです。
反面、立ち止まってしまった人の
8割以上が半年以内に転倒事故を起こしていたのです。
でも、なぜ、こんな現象が起こるのだろうか?
報告によると、しゃべりながら話すという動作は
2つのことを体が同時にしている。
つまり、こうした能力のある人は
とっさにうまく転ばないような
行動が取りやすい能力が備わっているというのです。
要するに、運動神経が老人になっても生かされている人なのです。
さて、あなたは、歩きながら会話できますか?
それとも、話しかけられると止まってしまう?
健康寿命を延ばす、ポイントのひとつとして、
このことは覚えておいて損はないと思います。
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