（カテゴリなし） (16): 曲絵詩

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2019年06月01日

時空を駆けない猫

明日も休み
だからちょっと一休み
オレンジ色の陽が射す小道
だからこのまま
そのままでもいいし
あのままでも
　心のママでもいい
大地のママには懲らしめられるかもしれないけれど
ずっと休んでいる
真っ白のホワイトマッシュルームで洗濯物が乾かない
オレンジ色の陽がオレンジを育てている
休日が終わる
マーマレードにパンを乗せる

posted by 柊太郎 at 23:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月26日

It is impossible for a long time
Find a container and blow it
If there is a container, there is also eternity
Only a moment of eternity
If you notice it is a new day today
Disposal of containers one after another
Pick up containers coming one after another
I hope for a while but I can't wait forever
I noticed that and I have been spending my life on earth

ずっと無理なのは
容器を見つけてはそれに吹き込むから
容器があれば永遠もある
ほんの一抹の永遠はざらつく夜
気づけば今日も新しい１日だから
容器を次々と使い捨てては
次々とやってくる容器を拾い集める
時折願うけどずっとは無理なんだって
それに気づいてからもうずっと地球で過ごすようになった

タグ：ナーバスガール

posted by 柊太郎 at 22:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月23日

辞典

私には使いこなせない
黒い辞典をパラパラと
終わりからめくることは。
自然と任せれば良い
ラメ入りの辞典は
道中を歩く私には不要

posted by 柊太郎 at 23:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月18日

眠り

土の上に横たわる草
それは薬草でも
戦場の焼け野はらとなった枯草でもない
ただそこに眠っているだけ
眠ると葉は生えてカミツレの花が咲き誇り
水の上を渡る
それは蓮花でも
白鳥でもない
眠たげなまぶた
奮い起こして
女将に起こされる朝
アーチをくぐる鳥
それは青でも
不死でもない
暁に燃える天空を駆ける
眠りそう
雑草の名をつれづれ挙げても
ただ次に繋がるだけ

posted by 柊太郎 at 19:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月17日

まだある

もうない
安心の後
まだある
不安の後
フアンが来る
生きていることに価値を感じる瞬間
価値を感じている瞬間
瞬間の瞬間
まだある
そんな瞬間

posted by 柊太郎 at 23:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月15日

xキッカー

二種以上の雨
式典の神父が渡すブーケ　管理人のばあやは元モデル
土と葉の入り混ざった匂い　窓辺に庭園のモデル
目を瞑った後は増える
雨降りの庭園の窓辺
雨水がガラスに垂れるバスの窓際　ほのかに灯る街灯
雨の祝福
匂いが増えるだけの庭園

posted by 柊太郎 at 23:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月13日

坊主の金

お腹いっぱいになるまでお経を唱え
それで金貰ってる
墓を供養したり適当に話したりしている
小銭入れが無駄にじゃらじゃらしていて
それで人の頭を叩いてきて
破裂して金が散らばる
虚無僧に叱られる
札束入れで叩いてくる

posted by 柊太郎 at 23:31 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月10日

イ・スンタク

ただなんとなく言いたいだけ

posted by 柊太郎 at 23:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月08日

マーセナリシスターズ

地下１００階まであるデパ地下の菜園
説明する暇もなく店員はいくつかのフロアの本をずらずらとずらす
事細かに小説のように説明していくずらずらと
襖の奥にある部屋の手前の襖の絵柄が気になる絵職人の今日の献立を考えている賄いの人がいる厨房から煙が立ち込めている換気扇
換気扇のフィルター掃除をした後脱獄する囚人
そういう絵を描く人
襖の片面だけ力を入れ裏面はアシスタントがやる

posted by 柊太郎 at 22:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

2019年05月07日

言うことが無い日

お菓子を食い散らかして去った男バンパイア
ハロウィンにしようと思った
抜け殻のパンプキンにお菓子を詰め込んでは取り出す
中身の無い空白や無言

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　♪～

空白を否定した後は特に言うことが無い
十二分に文字数を稼いだ気分になって眠る
赤い血を十二分にすする何も危害を加えないバンパイア

タグ：ハロウィン

posted by 柊太郎 at 22:02 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

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