2014年3月5日、56年前に完成したという今の 国立競技場 で行われる最後の日本代表のゲームが行われた。
相手はFIFAランキング89位の ニュージーランド 。
過去2回ワールドカップに出場しているが、今年行われるブラジルワールドカップの出場権は逃している。
日本のスターティングメンバーは、次の選手たち。
GKは川島、DFは長友、森重、吉田、酒井宏樹、MFは、青山、本田、香川、山口。FWは岡崎と大迫。
長谷部、内田は怪我、柿谷、今野は体調不良のためベンチから外れた。
前半4分、香川からのロングパスに 岡崎 がうまく合わせて先制ゴールを決めた。
これぞ岡崎という、彼らしいゴールだった。ドイツで今季絶好調の岡崎が見事に決めて見せた。
続いて、ドリブルで相手ゴール前に切り込んだ香川が倒されて、PKを獲得。
このPKを 香川 自らが決めて、2-0。これで香川は1アシスト、1ゴール。
今季マンチェスターユナイテッドで出場機会が少なく未だノーゴールの香川が、そのうっぷんを晴らすかのように躍動した。
11分には本田のフリーキックにセンターバックの 森重 が頭で合わせて代表初ゴールを決め、あっという間に3-0となった。
17分には、香川、本田、岡崎とつなぎ 岡崎 がこの試合2点目を決めた。これで4-0。
失点0に抑えたかった日本だが、39分にニュージーランドの ウッド に決められ、4-1で前半を終えた。
ザッケローニ監督は、後半の頭からメンバーを変えてきた。
この日非常に出来の良かった山口、青山の2人のボランチ、2得点の岡崎、右サイドバックの酒井宏樹をベンチに下げ、
清武、遠藤、細貝、酒井高徳をピッチに投入した。
W杯本戦に向けていろいろな選手を試したいという監督の意図であろう。
しかし後半はニュージーランドのペースになった。
日本はミスが多く、上手くボールがつながらなかった。
35分には ウッド にこの日2点目となるボレーシュートを決められ、4-2となった。
35分前後に、香川に代えてドリブルが得意な斉藤を投入。大迫に代えて、高さと強さのある豊田を1トップに入れた。
得点を期待された大迫だったが、この日は無得点に終わった。
その後は、斎藤が時折キレのあるドリブルを見せたが、チーム全体としては今一つの内容だった。
ワールドカップ本線まであと99日。ブラジルに行くメンバーは最終的には23人に絞られることになる。
この試合で1ゴール1アシストだったマンチェスターユナイテッド所属の 香川 は、今季クラブチームでは出場機会が少ない。
マンチェスターユナイテッドは今シーズンプレミアリーグで低迷しているが、モイーズ監督は体力重視の選手起用で戦術が良く見えない。
香川のような、巧みな技術と細やかな戦術を持った選手の使い方を知らないようだ。
ファーガソン元監督ならこんなことはしないはずである。
香川にとって、この監督の交代が不運だった。
本田 はミランに移籍して間もないが、今一つ波に乗れていないという印象だ。
イタリアの新聞はゴールに絡む活躍がなければ滅茶苦茶に酷評するし、ゴールに絡む動きがあれば絶賛する。
要するに表現が大げさ、ということであるからあまり気にしないで調整してもらいたい。
オランダでもロシアでも自分で道を切り開いてきた本田なら、イタリアでも自らの力で結果を残してくれると期待している。
長友と岡崎 は今季絶好調、このままW杯まで好調をキープしてもらいたい。
心配なのは 長谷部と内田 。この時期に怪我で試合から離れるというのは気がかりである。W杯本戦に間に合うのかどうか。
3ヶ月後、最終的にブラジルに行けるのは誰なのか、非常に楽しみである。
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